ツンツン頭さんを守護りたいスレ【滞空回線は糞】 作:原石うじゃうじゃ
それは本来、漣家の地下にのみ存在する、
『蔵』は基本、当主の『異能』でしか干渉することができず、その亜空間に入ることも例外ではない。
だからこそ、
唯一、『楽座市』を継続させる為に必要不可欠な『商品』の数々、だがもしも、当主が突如として死亡すれば?
事故。暗殺、と様々な『最悪』が考えられる。だからこそ、
常に誰でも、扉を潜れば『蔵』に入れるように、この扉は作られたのだ。
「君の『幻想殺し』については、阿求と真木博士から詳しく聞いているよ」
ジジジ…と先ほどからノイズが走る右手には触れず。
目の前に座る少年は、語る。
「触れた異能を文字通り打ち消す。…空間移動や全体を対象とした回復も受け付けない不便さはあるが、それを補う程の強力な
その空間は、物理的にありえない構造の世界であった。
上下も果てしなく、続くのは黒色の無限。そこにブロック状の地面がいくつも重なり、ようやく足場が出来上がっている光景。
支柱もなく、おそらくは商品であろういくつもの品を収納している構造が無数存在する。
そんな『棚』が、ぱっと見渡しただけでも百を超えている。しかしよく見れば、米粒程に小さい白色の何かが見える為、きっとこの亜空間は、文字通り無限に続いているであろうことが、容易に想像できた。
そんな広大な空間の、たった一人の主こそが、彼。
「一度『登録』を済ませれば、その人間の現在位置をマーキングとして利用して、周りを巻き込んだ『転送』を施せる…が、やっぱお前は無理だった!」
飲みかけのアイスコーヒーを置き。
少年は当主としての口調を改め、自分本来の口調である、フランクな姿勢に戻る。
学園都市、そして今や日本を代表する伝統の一つである、神聖な行事の一つ――『楽座市』。
自分と同じ年齢であろう少年が、そんな重要なモノを取り仕切る程の人間であるという衝撃が、上条は未だに抜けていなかった。
漣の血を引く者が共通する髪色の、雪のような純白。
かつて流行した大正ロマンを彷彿とさせる、西洋と和が融合したかのような、袴とスーツの特色を掛け合わせた専用の服。
そして、左目を覆いつくすのは…代々
漣家当主、主席競売人。
――彼の名は、漣伯理。
「多分その右手のせい!こっちがどれだけ頑張って『蔵』を展開してもだ、右手に触れた途端ぴきーん!ってなる!」
「ぴ、ぴきーん…?」
「おう!正直めっちゃ悔しい!…でも、意外とそいつは融通が利く」
あらゆる異能を、それこそ神ですら殺せる『幻想殺し』。
だが意外と、その力は究極のジョーカーのように見えて、隙が多いことが分かった。
『上条当麻』自身はもう、二度と思い出すことはない、かつて一人の少女を助け、そして結果として脳に超能力を施されたケースや。
そして何より――
「『異能を消す』は厳密には違う。正確には…『発動している異能を消す』の方が正しいな、例えば硝子の『反転術式』で、怪我を治してもらったことは?そして右腕の怪我は治ったか?」
「………かなり。あと右腕はやっぱ治らねぇ」
「なら聞こうか、右腕以外で、『異能』で治してもらった場所…そこに『幻想殺し』で触れて、
「…――あ」
あの音速を超える超電磁砲や、砂鉄の剣も同じ。
常に『異能』によって引き続き、
だがしかし、既に『異能』によって、
『
だから『幻想殺し』が触れれば、ルーンがある限り復活はするものの、間違いなく一度は消滅してしまう。
しかし。それによって溶かされたコンクリートは?
あくまでも異能による、二次的な物理現象は?――たとえ『幻想殺し』が触れても、それらは元に戻ることはない。
「『楽座市』の核にして、俺たち漣家が代々と継いできた『
『蔵』はこの世界には存在しない。
代々と、かつては妖術と称し、今は『原石』に分類される彼ら漣家が、一から
つまり、ここは
「これは別に、異能を発動し続けることで存在を保っているわけじゃない。あくまでも異能で空間を作り、広げ、弄る…維持するために『燃料』はいるが、基本は
上条の身体をもみくちゃにした、あの三人のマッドサイエンティストは、その弱点と、突破口を伝えていた。
既に作り終えた空間ならば、幻想殺しは作用しないと。
「既にこの空間と
伯理は再び、アイスコーヒーを口に持ってきて。
「さっきお前が…あ、そうだ。当麻って呼んでもいいか?」
「お、おう」
「なら当麻。俺はさっき『蔵』を保つのに能力を発動し続けてる訳じゃないから『幻想殺し』を入れてもセーフって言っただろ?だが逆に言えば…俺は今『蔵』を新しく広げることができない」
「…つまり?」
アイスコーヒーを飲み干して、伯理は続けた。
「俺、今仕事できねぇ」
「はい?」
「新しく商品を『
「…生んで?」
「俺たちの身体がハンバーグみたいになる」
「ぶっ!?」
俺たち下手すれば死んじゃうんだよね。なんて、軽々しく言ってのける姿に、上条は吹きだした。
そんな彼らの会話を、ずっと後ろから静観していた阿求は、久しぶりに口を開き。
「次の『楽座市』も近いんでしょう?商品の整理もできなくて本当に大丈夫?」
それに、彼は聞かれるまでもないと返して。
「問題ない。俺とお前の仲だろ?」
「全く、お上手なことで」
顔を合わせ、笑う。
大人と子供。一回りは違う年齢差でありながら。
二人の空気は、まるで何十年も共に過ごした、旧友のようなものであった。
1230:名無しの転生者
遊戯王か?
1231:名無しの転生者
デュエル・マスターズかな?
1232:名無しの転生者
WIXOSSかな?
1233:名無しの転生者
>>1231
ウィクロスのヤツらがカード名悪ふざけTCGって言っとったで
1234:名無しの転生者
>>1232
デュエマのヤツらが鬱アニメTCGって言っとったで
1235:名無しの転生者
デュエマ「は?」
1236:名無しの転生者
ウィクロス「あ?」
1237:名無しの転生者
ポプテピピックやめろ
1238:名無しの転生者
懐かしいコラボカードやなぁ…
1239:名無しの転生者
にしてもなんというか…上条さん転送の原理割とシンプルなんやな
1240:名無しの転生者
俺は未だに分かってないです()
1241:名無しの転生者
オニカマス相手に温泉湯あたり地獄ぶち込んでたの懐かしい
1242:市場男
まぁ決して無反応って訳でもない
ほら見ろ、さっきから『幻想殺し』の周りだけ亜空間がジリジリと消されてる
正確には『幻想殺し』が『蔵』そのものを消してるんじゃなくて、『蔵』を維持するために配給されてる『玄力』を『幻想殺し』が消してるんだけどな
1243:名無しの転生者
へー(よくわかってない)
1244:名無しの転生者
まぁ『蔵』自体はもう完結した異能扱いだから、消すもクソもないのか
…ちなみにそのまま『玄力』が消され続けるとどうなるんです?
1245:市場男
維持のための燃料が尽きたら?
亜空間が文字通り消滅して肉片すら残さず俺らも死ぬけど何か?
1246:名無しの転生者
なんでこいつ一ミリもビビッてねぇんだよ…
1247:名無しの転生者
もっと恐ろしいものを知ってるからでは?(名推理)
1248:名無しの転生者
あっそっかぁ…
1249:名無しの転生者
上条さんでも転移ができるとはいえ、流石にそう便利なものじゃないっぽいけどね
1250:名無しの転生者
そもそも『蔵』に入る条件が
①術者の伯理に直接転送してもらう
②緊急搬出用扉を潜る
しかないからな、①は幻想殺しのせいで不可能だし
今回は扉を阿求家に転送するっていうゴリ押しだったし
1251:名無しの転生者
②も普段は絶対無理だろ
あのデカい扉をいちいち移動させるの大変じゃね?
1252:名無しの転生者
『蔵』の転送って脳に滅茶苦茶負荷掛かるしな
1253:名無しの転生者
原作だと結局無理しすぎたせいで、脳の妖術回路が損傷しちゃったしな伯理くん
マジでもったいねぇ
1254:名無しの転生者
もしかして今回かなり無茶してた?
1255:市場男
めっちゃ頭痛い
今カ〇ナール飲もうか迷ってる
1256:ヤニ医者
反転術式かけてやるから我慢しろ
てかカフェイン摂取した直後に薬飲むのはやめときな
1257:市場男
でもコーヒーおいちいもん…
1258:名無しの転生者
なんやこいつ
1259:名無しの転生者
赤ちゃんかな?
1260:名無しの転生者
赤ちゃんはコーヒーなんて飲まないと思うのですが(名推理)
1261:名無しの転生者
伯理が『蔵』で転生者をサポートして!疲弊した脳を家入が『反転術式』で治すゥ!
永久機関が完成しちまったなアア~!!これでノーベル賞は俺んモンだぜ~!!
1262:名無しの転生者
実際これがマジで強い
1263:名無しの転生者
なんか定期的に互いにシナジー発揮する異能の組み合わせあるよな
1264:名無しの転生者
おっ天国の扉&改変栞の話でもする?
1265:名無しの転生者
>>1263
まだ見ぬ同胞を含めたら更に化ける可能性があるんだよな
1266:ヤニ医者
ハイ治療完了、気分は?
1267:市場男
最高っす
1268:名無しの転生者
これまた懐かしいのを…
1269:名無しの転生者
なんかめっちゃ濃い時間を過ごしたように思えて
時系列としてはまだ一日終わってないんだよな
――え?
1270:名無しの転生者
…マジかよ
1271:名無しの転生者
てっきり三日くらい経ってるのかと思ったわ
え、まだ原作初日??
1272:名無しの転生者
インデックスが怪我してないから、療養のためにしばらく過ごす必要もないしな
上条さんどうするんだろ
1273:市場男
今聞いてみた
曖昧なものだったけど、とにかく「決着の仕方を考える」って言ってた
1274:名無しの転生者
まぁ…そらそうなるか
1275:名無しの転生者
一生魔術師から逃げんのか?って話だしな
というかインデックスは教会の支部?か何かで匿ってもらうって言ってたが…実態は
1276:名無しの転生者
ご存じの通り。その追って来てる魔術師こそ、その保護してもらう予定の勢力なんだなぁ…
1277:名無しの転生者
それとなく上条さんたちに伝えてみるか?
『蔵』の中なら滞空回線も入って来れないし
1278:名無しの転生者
やっぱ便利すぎんだろ蔵空間
1279:名無しの転生者
この人がいなかったら俺らもっと不便なことになってそう…
独自解釈マシマシです。
上条さんの記憶はどうなる?
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答え①ヒーローの上条は突如記憶が甦る
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答え②仲間がきて光の羽から助けてくれる
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答え③忘れたまま。現実は非情である。