ツンツン頭さんを守護りたいスレ【滞空回線は糞】   作:原石うじゃうじゃ

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 感想が増える→やる気が出る。
 なので今日も頑張って投稿。


【封緘】その出会いは後のベランダで

410:誉硝子

突然すみません、是非知恵を貸してほしくて

レベルアッパー?っていうのはなんですの?

 

411:名無しの転生者

お、誉硝子だ

そしてこれまた懐かしいのが出たわね

 

412:名無しの転生者

文字にして表すと"幻想御手(レベルアッパー)"

とある科学の超電磁砲、その中でも屈指の名エピソードだな

 

413:名無しの転生者

そういやこの時期だったよなぁ、とうとう原作が大きく動き……

…………ん?

 

414:名無しの転生者

……

 

415:名無しの転生者

――……

 

416:名無しの転生者

ちょっと待てよ?

 

417:名無しの転生者

あの…今日って何日でしたっけ?

 

418:名無しの転生者

……20日ですよ奥さん

 

419:名無しの転生者

セブンスミストの事件って確か……

 

420:名無しの転生者

……18日。二日前ですね

 

421:誉硝子

虚空爆破(グラビトン)事件はとっくに解決済みですのよ?

 

422:名無しの転生者

……

 

423:名無しの転生者

……マジか

 

424:名無しの転生者

うわああああああ!!見逃したぁああああああ!!!

 

425:名無しの転生者

そういやあなた最近全然こっちに書き込まねぇなとは思ってたよ!

てっきり普段通り忙しいからなのかと!

なのにチクショウ!

 

426:名無しの転生者

俺はオメェを絶対許さねぇーーッ!!

 

427:誉硝子

わたくし視点での映像が残ってますけど、見ますか?

 

428:名無しの転生者

みりゅう~

 

429:名無しの転生者

見ます(即答)

 

430:名無しの転生者

見るに決まってんだろォ!?

 

431:名無しの転生者

うーんこの手のひらクルー

 

432:名無しの転生者

でも実際気になるな

カルロッタ嬢以外にも何人かいたろ?常盤台生徒の転生者

どんな変化が訪れてるか……

 

433:名無しの転生者

介旅初矢は結局どうなったんや?やっぱ原作通り今は昏睡状態?

 

434:誉硝子

>>433

はい、おそらく幻想御手(レベルアッパー)の副作用だとは思うのですが……

>>432

わたくしは原作を詳しく知らないのでよく分かりませんが……ショッピングは楽しかったですよ?

 

435:名無しの転生者

はえーよかったやん

 

436:名無しの転生者

なるほど、誉硝子は原作知らない勢か

 

437:誉硝子

アニメのワンシーンか何かは覚えてますわ

前世では小学生の時だったかしら?確かテレビをつけた時にたまたま…

 

438:名無しの転生者

<小学生

 

439:名無しの転生者

ぐああああ――っ!!!

 

440:名無しの転生者

クロコダインーっ!

 

441:名無しの転生者

もうやめて!おじさまたちのライフはゼロよ!

 

442:名無しの転生者

ジェネレーションギャップに苦しむジジイ共は放っておいて(無慈悲)

僅かながらでもショッピングを楽しめたなら良かった良かった

 

443:名無しの転生者

アレイスターのクソ(無慈悲)のことを考えるのもいいが

やっぱ折角の第二の人生、楽しまなきゃ損だもんな

 

444:名無しの転生者

避難活動とかどうだった?やっぱ緊張した?

 

445:誉硝子

>>444

避難…?いえ……普通にショッピングをして、その後は食事を……

 

446:名無しの転生者

……ん?

 

447:アンチアクエリアス

介旅くんは私が即確保しといたよ、パトロボくんは全知全能!

アクエリアスは見逃さないゾ☆

 

448:名無しの転生者

仕事が早い

 

449:名無しの転生者

どうやって確保したんや、アルミ爆弾は舐めてかかれる相手じゃないやろ?

いやクエリーネキ自体はまだしも、周りの被害とか

 

450:名無しの転生者

てか証拠云々もどうしたんだって話

 

451:アンチアクエリアス

……てへっ

 

452:名無しの転生者

おい

 

453:アンチアクエリアス

ってのは冗談で、ちゃんと証拠はあったんだよ

彼が、どこで幻想御手(レベルアッパー)を買ってしまったのか…のね

 

454:名無しの転生者

買ったって……あ

 

455:名無しの転生者

もしかして:楽座市

 

456:市場男

舐めた真似しやがってクソ共が……

 

457:名無しの転生者

あー……そういや幻想御手(レベルアッパー)は音楽ファイルだったな

 

458:名無しの転生者

中古のイヤホンやらウォークマンやらに幻想御手(レベルアッパー)をダウンロードさせて

それを売りに出せば……

 

459:名無しの転生者

万能の『蔵』も、機械類の配線系の中身ならともかく、データ系の中身までは判別できないもんなぁ

しかもインターネットでサイトに繋がれば、誰でも簡単に……

 

460:市場男

神聖な楽座市を……こんな、こんなくだらない計略の為に使おうなど……

この便器に吐き出されたタンカス共がッ!

 

461:名無しの転生者

かわいそう

 

462:名無しの転生者

競りの市場だけならまだしも

一般販売の方のサイトにまでは意識が向かないのは仕方ない

 

463:名無しの転生者

これを機に、楽座市の方も情報セキュリティを強化した方がいいのでは?

 

464:市場男

当然。もう既に"電脳妖精"をこちらの傘下にしてある

たとえ"木原"が相手だろうが、もう好き勝手にはさせない

 

465:名無しの転生者

つおい(小並感)

 

466:名無しの転生者

今までが貧弱ってわけじゃないんだけどね……

 

467:名無しの転生者

情報系の転生者もっと欲しいよなぁ

 

468:名無しの転生者

これから本格的に原作始まるし

まぁ今までみたいな現地調達の技術じゃ無理ってわけよ

 

469:名無しの転生者

やはり転生者……転生者は全てを解決でき……

 

470:名無しの転生者

できますか?

 

471:名無しの転生者

 

472:名無しの転生者

悲しいなぁ

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 七月二十日。

 夏休み初日の、第七学区にある病院にて。

 煙草によく似た形の菓子である、ココアシガレットを口に咥えた少女、家入硝子の持つ能力によって、上条は身体の治療、もとい実験を受けていた。

 実験と言っても、ただ幻想を消してしまう『幻想殺し(イマジンブレイカー)』が、一体右腕のどこから作用し、打ち消す範囲を決めているか、それを調べる程度だが。

 指先でつーっと、指先で異能による治療を施しながら、彼女はしばらく、右肩のあたりをつついてから。

 

「はい、これでもう全部治ったよ。右手以外はね」

「お、おぉ…相変わらず一瞬だな……」

 

 その言葉と共に、淡い白の光が収束し、身体の違和感が消えていく。

 僅かにできていた痣や、微かな切り傷も含めて、全てが完治した己の身体を、まじまじと見る上条。

 学園都市の『開発』を受けず、生まれつき異能に目覚めた存在である『原石』、その一人である少女。

 今までの歴史でなかった、『原石』の大量発覚という、昔テレビで見たニュースを想起しながら、上条は礼を言う。

 家入は、まるで本当に煙草を吸っているかのように、深く息を吸って、しかし何もない、無色透明な息を吐いて。

 

「ギブアンドテイクってやつでしょ?こっちも治す力鍛える機会が欲しいから。適度に傷を作るアンタは願ったり叶ったりだよ」

「お、おぉ……」

「治す為とはいえ、故意に傷を作って…っていうのも、医者としてアレだしさぁ?ホント感謝してるんだよ?マジで」

「それでは上条さんが都合の良い男ということになるのではないでしょうか…?」

「ふふっ、おもしろ」

 

 歳に見合わぬ、妖艶な笑みで、家入は笑う。

 なお、上条の言葉を口先だけでも否定したりせず、笑って終わらせた辺りに、彼女の真意が見えたような気がして…

 ……うん、やめよう。

 上条は思考を切り替え、すぐに話題を転換する為に、病室のテレビに視線を向けた。

 非常に容姿の整った、好青年という印象を与える、爽やかな笑顔。

 年齢は三十程だろうが、その生き生きとした動きからは、上条とそう変わらない『若さ』があった。

 

『皆さん、大変長らくお待たせいたしました』

 

 テレビの中の記者会見。

 普段はやれ、スキャンダルやら実験がどうとか、あまり良い印象を与えない光景の筈だが、どうやらこの男の場合は違うらしい。

 テレビのテロップ、そして何より、学園都市ではその名を知らぬ者はいない程、有名な彼の姿を見て、同じ病室にいた家入は勿論。

 他のベッドに眠っていた、若い患者たちも「おぉ!」と、喜色の声を上げた。

 

『制作発表から五年以上の開発期間を経て……』

「へー、やっと完成したんだ」

 

 何が何やら、といった感情の上条とは違って。

 どうやら家入の方は、予想を裏切り、テレビに映る人物に詳しい側の人間らしい。

 

「げん、むって確か……ゲーム会社だっけ?」

「え、知らないの?……って思ったけどそうか、アンタってゲーム買って遊べる程の余裕なかったもんね」

「うぐっ……」

 

 ぐうの音も出ない。

 割と痛いところを突かれ、上条は何も言い返せないまま、再びテレビに視線を戻す。

 ゲーム。それはほとんどの学生にとっては当たり前で、少し高価な遊び道具。にしか過ぎないのだろう。

 自分にはあまり馴染みのない世界。それを一代にして、学園都市の一般的な娯楽に押し上げた、偉人とも呼ぶべき男。

 それが、テレビに映る彼なのだという。

 

『ついに……あの伝説のゲーム"マイティアクションX"が!完成しました!』

 

 ゲーム会社、『幻夢コーポレーション』の若きCEO、檀黎斗。

 彼が大きく手を振り上げ、そしてそれを合図に、カーテンを開けて見えるのは、山積みにされたゲームソフト。

 幻夢コーポレーションが生み出した最高傑作のゲームである『マイティアクション』。

 檀黎斗は、ここ学園都市の科学力を取り込んで、従来の何百倍、何千倍もの規模にグレードアップさせたという。

 一般人もいる病室だというのに、あっという間に熱気が籠り、皆の気分が向上している。

 僅かな疎外感。それを感じてすぐに、ポン…と、肩に手を置かれ。

 

「もしよかったら、私が一個買ってあげようか?」

「んな!?いやいやいや!流石にそれは申し訳ないって!」

「いや、私アンタの十倍くらいは金持ってるし、むしろ使う機会なさすぎて困ってんだよね」

「こ、この金持ちめ…!」

 

 自然な流れで、持つ者と持たざる者の格差(財産)を突き立てられ、上条は唸った。

 …正直、テレビで一瞬流れていたプレイ動画を見ただけでも、かなり購買欲がそそられた。

 普段から、宇宙や因果の陰謀すら感じる程に、不幸に苦しめられてきた上条であったが、それでも彼は、れっきとした男子高校生なのだ。

 欲しくないわけがない。のだが…

 だがしかし、善意に甘えたいという思考を、遥かに凌駕する男としてのプライド。

 女に、それも同い年相手に、物を買ってもらうという情けなさ。それへの恐怖があり、上条はうんと頷けなかった。

 

「流石に岸辺露伴のサイン入りソフトは無理だけどさ、一般販売のなら…」

「たのもーっ!」

 

 ズドォン!!と、轟音と共にドアがぶっ飛び、そして少女が入ってくる。

 話している途中だった家入は、ピクピクと頬を引き攣らせながら、扉をぶち壊した元凶の少女に、震える声で。

 

「お前、マジでか……」

「おっ!見ない顔だな!お前!」

 

 入って来た少女は、家入のドン引きした声を聞くことなく、ズンズンと歩を進めて、同じく呆気にとられていた、上条の前に立つ。

 腰まで伸びたポニーテールと、リボンはまるで、本物の炎のように揺らめいていることから、彼女が能力者なのは確定。

 だが、上条はすぐに、呆気に取られた表情から。

 一気に、見たくないものを見たかのような、そんな顔になった。

 その原因は――少女が着ている制服。

 常盤台生徒であることを示す、それが理由であった。

 

「お前、ビリビリの…」

「ん?なんだお前、美琴と知り合いか?」

 

 ビッ!と空気が震える音と共に。

 少女は背後の、無惨な姿に成り果てた病室のドアを無視して、挨拶のジェスチャーと共に言葉を紡いだ。

 

「おれは火神(かがみ)ルイカ!好きなタイプは強いヤツ!よろしくな!!」

「……」

 

 硬直する上条。

 ギラギラとした、炎のように輝く笑顔の火神。

 目の前で起こった出来事を、未だに受け止め切れていない、他患者たち。

 そして――

 

「……」

 

 廊下に立っている彼の、痛い視線。

 その視線の正体は、こちらを無表情で見つめるカエル顔の医者、冥土返し(ヘブンキャンセラー)

 壊れたドア、元凶の少女。この後、どうなるのかは明白で――

 

「逃げろ~」

 

 その後を察した家入は既に。

 全速力での逃走を開始していた。

 

 

 

 


 

 

 

 

「じゃあトリタロウ?」

「……」

「じゃ、じゃあ……シルヴァンタスシュナウザー?」

「……………………」

「すっごい速度で首を横に振ってるんだよ!?そんなに嫌なの…?」

「…………」

 

 あるビルの上。

 修道服に身を包む少女と、角の生えた、謎の鳥が一匹。

 少女は言葉など通じない、本来の生息地から遠く離れた場所である筈の、日本にいる鳥を相手に、付けるべき名前を考えていた。

 しばらく、走るのと並行して考えて――

 

「じゃあ…ネロ!(ネロ)はどうなんだよ?」

「…………!」

 

 今度は逆に、首を縦に振り、僅かに嬉しそうな雰囲気を見せる鳥。

 その反応を見て、少女もまた、嬉しそうに笑う。

 物語の始まりは、もう目の前に――




 電脳妖精
学園都市のインターネット、その大海を自由気ままに揺蕩っていた、名もなき電子生命体。
しかしある日、ネットサーフィンをしていた"イカサマたまご"に見つかったのをきっかけに、前世の記憶を取り戻し、転生者たちのファイアウォールそのものとなる。
彼女曰く「ミサイル12ダースと私さえあればアジアを支配できる」らしい。
見た目はソードアート・オンラインのユイ。

 神
神の才能を持った天才ゲームクリエイター。
なおこの世界にライダーシステムは存在しないので、仮面ライダーは出てこない(メタい)。
この世界では至極真っ当に、凄まじい顔芸を披露するだけのゲームクリエイター(神)である。
見た目は仮面ライダーエグゼイドの檀黎斗。

 地獄火柱
この世界ではうじゃうじゃ大量にいる『原石』の一人であり、常盤台生徒の転生者。
二酸化炭素を排出しない、未元物質のようにこの世界に存在しない法則を元に、魔界の炎を生み出す力を持っている。
世界の発電技術に革新をもたらす可能性を秘めている為、実は割と真っ当な理由で、彼女はレベル5に近い存在である。
見た目はポロの留学記の火神ルイカ。

 謎の鳥(ネロ)。
外国のある地域にしか存在しない、非常に珍しい鳥。
彼らはアンチドリと呼ばれ、魔力の少ないものに群がる習性がある、という言い伝えがあり。
それに群がられることはつまり、魔術師からはそれなりに屈辱なのだが、しかしこれはあくまでも言い伝えであって、真偽は定かではない。
見た目は――

上条さんの記憶はどうなる?

  • 答え①ヒーローの上条は突如記憶が甦る
  • 答え②仲間がきて光の羽から助けてくれる
  • 答え③忘れたまま。現実は非情である。
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