Count the Medals!!!!!!
現在オーズが使えるメダルは!
タカ 1枚 トラ 1枚 バッタ 1枚
クワガタ 1枚 カマキリ 1枚 タコ 1枚
チーター 1枚
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「実験成功だぁ!!!!」
どぉがぁああん!!
じゃらん、じゃらじゃらららら
次元断裂斬の衝撃で爆発したデスサイスから無数の銀色のメダルが飛び散る。
「メダル、で出来ててのか。くっ。。」
セドリックは限界が来たようで片膝をつく。敵を倒したことを確認し、セドリックはベルトに手をかける。
「待て。」
変身を解除しようとしたセドリックを研一郎が制止する。研一郎の視線の先にはオレンジ色のメダルがあった。そしてさらに、そのメダルは周囲の銀色のメダルを巻き込みながら空中に浮きあがり、一つの塊になっていく。
「あ、あれは、なの。」
目の前の光景に尋常でない雰囲気を感じたセドリックは再び立ち上がる。敵だ。研一郎以外の全員がそう確信した。
「おもしろい。」
研一郎のつぶやきに白い目が向けられる。研一郎がセドリックの変身解除を制止した理由は決して、戦闘が続くと思ったからではない。やはりあくまで実験のためである。
研一郎が修復したメダジャリバーには、動作時のデータを収集するためのステータスモニタ機構が追加されている。これは研一郎が突貫工事で追加したもので、メダジャリバーの起動時から終了時までのデータを保存することができる。この機構のパワー供給はメダジャリバー本体と同様にオーズドライバーからきている。変身を解除し、再度変身するとデータが上書きされてしまうことになる。研一郎は新たなコアメダルの登場に追加実験の可能性を感じ、データを取るために変身を解除させなかったのだ。
「ふん、やっと元の姿に戻れたよ。ありがと、オーズ。」
メダルの塊は徐々に人型に近づいてき、ネコ科動物のような怪人に変化した。人を少し馬鹿にしたような口調でオーズを嘲笑しているが、その目線はオーズドライバー中心の【トラコア】に注がれている。
「ねぇ、僕のコアメダル、返してくれる?」
「今度は一体なんだ!!は!!ぐあ!!」
そういうと怪人はオーズに襲い掛かる。怪人の攻撃にオーズは反撃どころか、防御もままならないといった状態である。デスサイスとの戦闘で消耗しているからではない。怪人のパワーが強すぎるのである。
「まずいな。」
研一郎はその状況をすぐさま把握し、脱出のために行動を開始する。
ピッ、ガチャガチャガチャン。
研一郎は自身が乗ってきた鉄の塊【ライドベンダー】のスイッチを押す。すると、ライドベンダーは変形し、車輪が前後に配置された形態から直方体の形態になった。表面には複数のボタンが付いており、さらにその上には銀色の円柱が商品のようにディスプレイされている。
チャリン、ピピピピピ。
研一郎は散らばっている銀色のメダル【セルメダル】を拾いライドベンダーのスロットに入れ、ボタンを押す。すると、ディスプレイされていたものが大量に出てくる。研一郎はそのうちの一つを拾い上げ、上部のタブを開く。
『タコぉ、タコぉ、タコタコぉ』
大量の円柱はタコのような形に変形し、浮かび上がった。群れを成したタコは怪人を取り囲み、墨を吹きかけて注意をひいてオーズの戦闘を支援する。
「復活して早々これって。いやになっちゃうね。」
怪人は虫を振り払うように両腕の爪で振り払うが、少ししか倒すことができていない。怪人にしてみてもそれなりに鬱陶しいようだ。
「これで少しは時間が稼げるな。」
研一郎はオーズと怪人の戦闘を横目に見ながら、再びライドベンダーを操作する。セルメダルを再び投入しボタンを押す。すると、ライドベンダーは車輪が前後についた形態に変形し、ブゥウウウンと起動音を立てる。
「おい、取り巻き共!!乗れ!!」
「取り巻きではなく、ちゃんとパーティメンバーでしてよ!!」
「これは、なんなのですか。」
「・・・。」
明らかに定員オーバーだが、4人でライドベンダーに乗る。バランスはギリギリとれるので、走る分には問題なさそうである。
「オーズ!!行くぞ!!」
「どこに!!」
「ついてこい!!」
研一郎はライドベンダーを発進させ加速を始める。そして、オーズはそれについていくべく、その進行方向に走り出した。怪人はというと、相変わらずタコたちに翻弄されているが作れた隙は小さく、すぐに追いつかれるだろう。脱出のチャンスは一瞬である。そして、ライドベンダーの行く先は、、、。
「ちょ、ちょっと、何するつもりですの!!そっちは!!」
「嘘だろ!!」
ぱぁりぃん!!
「きぃいいいいやああああああ!!!」
研一郎たちは、高層階ダンジョン『摩天楼』の最高階層の窓を突き破り、飛び出した。研一郎が考えた脱出プラン、それは飛び降りであった。
『タコぉ、タコぉ、タコタコぉ』
絶体絶命、地面へ激突必死という状況。その状況を変えたのはタコたちであった。
怪人の足止めをしていたタコたちが一斉に落下中の研一郎のもとへと集まり、ライドベンダーが通るための道を空中に作る。さらに、一部は地面へと向かい、トランポリンを形成する。オーズはボヨンッと勢いを吸収しつつ宙返りして着地する。対して、研一郎たちはらせん状に形成された空中の道をゆっくり降りてくる。
「死、死ぬかと思いましたぁ~。」
「世界が回っているのですぅ。」
「ま、まったくですわ。」
上を見上げると怪人がこちらを見ている。さすがの怪人もこの高さを飛び降りることはできないようだ。とりあえずの危機は去ったようである。
「必ず返してもらうからね。オーズ。」
怪人はダンジョンの中に消えていった。