無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

18 / 65
 【無個性】の少女、村上 力華!
 その手刀はギアナ高地の瀑布を割り!
 ビルを蹴り上げ、巨岩を砕く!
 今!東方は赤く燃えている!

 ※ヒロアカ2次創作です※


宣戦布告!もちろん倍返しだ!

 「なるほど…つまりはオールマイトは【個性を奪い与える個性】の謎多きヴィラン、AFOに重傷を負わされ、受け継ぐ個性を緑谷に与えたと。でもヴィラン連合の襲撃でヤツの意思…それに近いナニかをオールマイトは感じて、緑谷を【平和の象徴】の後釜に据える為に、体育祭でアピールとは…」

 

 「「いやいや!?理解力ありすぎない!?なんで分かるの?」」

 

 何故って…状況判断だけど*1

 まぁ、オレは学校にある休憩室で2人っきりの生徒と教師の蜜月を邪魔している訳ではない。

 何せ教師はオールマイト。本当に蜜月なら一大事だ。『平和の象徴。男子生徒に漢の象徴を見せつけた!』なんてアホな記事が出るだろう。

 生徒の方も緑谷だ。根っからのオールマイトオタクで陰の者。カメラやマイクを向けられて、まともに受け答えできるはず無く、誤解は加速するだろう。

 

 「何か失礼な事考えてないかい?村上少女?」

 「いえ全く(でも女の気配ないからもしかして…ソッチ♂系なのか?)」

 「…嘘くさい気もするが、それはさておき村上少女。このことは絶対秘密にしてくれ。…分かるだろう?」

 「分かってます。脅迫や拷問でも割りませんから」

 「oh!?そこまでしなくていいから!ゴフッ!

 「オールマイト!?しっかり!」

 

 にしても、あのアメリカンなマッチョマンがホラー骸骨マンになるとは…。質量保存の法則さんは休暇中か?

 でも納得した。モツが無ければあんな負のエネルギーが、脇腹から出てくるのも、オーバーリアクションの度に骸骨が血を吐くのも説明がつく。

 …いや、引退しろよ?もしくはめっちゃ休め、死ぬぞ?

 まぁ、それをしなかったから【平和の象徴】になったんだろうけど、やっぱりぶっ飛んでる人だし。

 

 「ふぅ…大丈夫だ緑谷少年。まぁ、ヒーローてのは命懸けで綺麗事を実践するお仕事だからね。私は最後までそれを貫くつもりだ。だから君には緑谷少年と切磋琢磨するクラスメイトとして接してくれると助かる。」

 「オールマイト…僕!頑張ります!」

 「決意表明に水を差し入れるようで、悪いが…オレ多分古傷の症状緩和出来るぞ?」

 「「えっ?ええ!?」」

 

 オレの【気功術】と【波紋】を合わせれば、時間はかかるし、数回は繰り返す必要があるが、肉体の損傷程度なら完治できると思う。

 気功を教えてくれた師匠には感謝だな。

 

 「本当かい!?村上少女!」

 「まぁ、それ時間かかるしめちゃくちゃ痛いですけど…」

 「頼む!大丈夫!私は頑丈だから!」

 

 まぁ、やってみよ。肩に手を置いて…

 

 「【山吹色◯波紋疾走】+【気功術・陽】!」

 「う…ぐぁぁぁ!?ぬあぁ!」

 「オールマイト!頑張って!」

 

 10分ぐらい経っただろうか?

 オールマイトは煙が出ていたけど、何事も無く動きを確認していた。やっぱりスゲェなNo.1ヒーロー。

 …身体がマッチョになったり、少し肉つきがマシになった細い姿になるのを繰り返してる。マジでスゲェなこの人、ゴム人間かよ。

 アメリカなゴム人間…宇宙忍者か?

 

 「おお…身体の痛みが全くと言っていいほど無い!」

 「オールマイト!村上さん!本当にありがとう!」

 

 別に大した事じゃ無いんだがなぁ?

 まぁ、また来ると言っておいてオレは教室に戻った。

 

 私は緑谷少年と一緒に彼女が出て行ったことを確認した後、緑谷少年に彼女の治療についてわかった事を緑谷少年に打ち明けた。

 

 「緑谷少年。」

 「なんでしょうオールマイト?」

 「さっき私のOFAの残り時間は少ない…と言ったけど、彼女の治療を受けたらね。…なんか伸びてた。」

 「えっ⁉︎それって…」

 「彼女は消耗していく残火すら少量回復できるという、とんでもないことをしたんだ。彼女には秘密にしてくれ。」

 「わ、分かりましたオールマイト。」

 

 一体、彼女はどれほどの可能性を秘めているのやら。私は彼女の出て行った扉を見つめていた。

 実際は残火に適当に気を流してみたら、回復しただけである。決して深い考えも無い、偶然だ。

 

 その日の放課後…

 A組の前には人が集まり、廊下に山のようにいた。

 

 「何事!?廊下人がパンパンで出られへん!?」

 「オ、オイラたち何かやらかした?」

 

 不安になったのか峰田がそう言うと、帰り支度を整えた爆豪が舌打ちをして廊下にでながら返事をかえした。

 

 「敵情視察ってやつだろ雑魚。ヴィランと対峙した連中見ておきたいんだろう。オラ!帰るのに邪魔だ!モブども、散れ!」

 「かっちゃん!?知らない人にモブっていうのやめてよ。」

 「オイラ雑魚!?…クソ!事実陳列罪だ!」

 「認めんのか」

 

 すると廊下の人混みから、紫色の髪と目の下の隈が特徴の男子が進み出て呆れたような口調と態度で話し始めた。

 

 「おいおい、ヒーロー科ってこんなヤツしかいないのか?こういうの見たら幻滅だなぁ。やっぱりあの(ひと)が特別なのか?」

 「んだテメェ?デカ女の事か?」

 「彼女に失礼だね。俺としては君みたいなチンピラより全然ヒーロー向きだと思うけど?」

 

 互いに睨み合う中、そんな空気を崩したのは村上であった。

 

 「心操君じゃん。どした?オレに緊張したからハグでも求めてきたか?」

 「ち、違う!宣戦布告!

 「そっか!ならオレからは…全員全力でぶっ潰しにいくって宣戦布告させてもらおう!」

 

 彼女の宣言を聞いた普通科生たちは、ヒーロー科にライバル認定されたことを喜んだ。

 「心操。よかったな」

 「普通科(みんな)…ありがとう」

 「ちなみにお前らも骨は残してやるからな。」

 「「「一体何されるんだよ!?」」」

 

 すると切島そっくりな男子が村上に話しかけてきた。

 

 「おうおう!隣のB組のモンだけどよ?ヴィランと戦って調子乗ってるらしいじゃあねぇか!?」

 「ん?いや、オレはむしろもっと強くならねぇとな!と思ったぞ?何せ強くなるのは…漢のロマンだろ?」

 

 村上が浮かべた漢気のある笑みにその男子は笑みを返して…。

 

 「分かってんじゃねぇか!お前いい奴だな!」

 「あれぇ!?鉄哲!?A組に絆されてない!?」

 「お?お前は物間か…ツッコミ頑張れよ!」

 「雑!紹介が雑!」

 

 そんなこんなで雄英高校の体育祭は今年は波乱の予感が、この時から始まっていた。

 

*1
忍殺風




 息抜きに別の作品も投稿しました。
 ほぼ一発屋な感じです。

劇場版ネタはやった方がいいですか?

  • そうだよ(便乗)
  • だが断る(否定)
  • やりますねぇ!(書けよ)
  • 無理すんな(本編だけでヨシ!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。