無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 サブタイは登場技のヒント的な意味です。
 それ以上でも以下でも無いです。


(村上)<オレより強いヤツに会いに行く!(神様)<やめてクレメンス

 村上の次なる対戦相手は飯田だった。

 先程“嫌いだ君ィィ!!”とネット民が喜んで素材にしそうな迫真のシャウトを発目に行ったとは思えない冷静な様子で舞台に立つ飯田。

 

 「村上くん!正々堂々良い試合をしよう!」

 「おう…最初に言っておくこの試合…足技でお前に勝つ!」

 

 『おっと両者ここで睨み合い!互いにボルテージを高めあっているぜ!コイツァ実物だ!』

 『まぁ良い試合を期待しよう。』

 

 開始の合図と共に村上は飛び上がり、【六式・嵐脚】にて斬撃を放った。

 それを飯田はギリギリまで引きつけ斜めに走る事で躱し、村上の着地と同時に回し蹴りを放った。

 

 「えげつないな!村上くん!」

 「お前もな飯田!延髄蹴りとは恐れ入った!」

 

 村上は身体の柔軟性と自慢の筋力活かしてその場でバク宙をすると【消力】で体重を羽のようにし、飯田の足に乗っかり踵落としを繰り出すも、体重を羽のようにしたせいで飯田に蹴り飛ばされ、空中から放たれた踵落としは、衝撃波でステージ中央にクレーターを残すだけだった。

 

 『イレイザー、あのパワーまるでオールマイトじゃねぇか!?』

 『それは俺が一番最初にアイツを担当した時からずっと思っていたぞ?まぁアレでも手加減はしてるだろうがな。』

 

 客席の人々も村上のパワーに大盛り上がりで歓声を上げる。

 

 「スゲェ!コレだから現地観戦はやめられねぇ!」

 「2人とも将来楽しみだな!」

 「飯田ファミリーの次男、天哉くんだっけ?あの子も中々の動きだ。」

 「ターボヒーローインゲニウムの弟か!通りで見覚えのある感じがしたよ。」

 

 「ケロ…村上ちゃんすごいわね…コンクリートがお菓子みたいな扱いになってるわ。」

 「しっかし遅くね?村上の事だからワンパンで終わらすと思ったんだけど…まだ戦ってんぞ?」

 「多分村上さんは手加減してるんだよ。本気を出したら壊れるから…相手の人間としての機能が」

 

 そんなやりとりを観客がしていると、村上が宣言した。

 

 「次で終わらす!飯田!足掻いてみせろ!」

 「俺もヒーローの卵だ!望むところだ!」

 

 そして両者は駆け出し…

 

 「うおぉ!【レシプロb…」

 「必殺!【デルタレッドアサルト!】」

 

 村上は飯田の周りをΔを描くように駆け回り、その最中に足払いで体勢を崩すと混乱状態の飯田の正面に回ると、飯田と目があった瞬間に側頭蹴りで意識を刈り取った。

 

 『そこまで!飯田天哉戦闘不能!勝者村上力華!』

 

 ミッドナイトの宣誓によって勝者は決まった。

 

 

 「目が覚めたかい?」

 

 リカバリーガールの声が聞こえて意識がハッキリしてきた飯田はあたりを見回すと…

 「ここは…救護室か…そうか…僕は負けたのか」

 

そう呟いた。

 リカバリーガールはその間も触診したりして、ふむと頷くとペッツの容器を取り出して飯田に差し出した。

 

 「特に異常はないならこのペッツでもお食べ多少糖分取るのはいい事だよ」

 「あ、どうも…」

 

 その時扉の外が騒がしくなるとガラガラと扉を開けて、緑谷を担架に乗せた村上が入ってきた。

 

 「リカバリーガール!急患!緑谷が指の骨ボロにしやがった!」

 「なんだって!?とにかくベットに寝かせな!」

 「緑谷くん!?一体誰と!?」

 「轟と!全く…あの思春期天然イケメンが!」

 

 騒がしくなったが、リカバリーガールと村上の気功術のおかげで緑谷は完全な治療を施されて安静に寝かされた。

 

 「ふぅ…じゃオレはこれで!轟ぶっ飛ばしてくる!」

 「廊下は走るんじゃ無いよ!」

 「そうだ村上くんいくらキミでも節度…」

 

 Pirrrr!!

 

 「失礼!母から電話です!」

 「そうかい、ならさっさと出な。」

 「もしもし!母さん?え!?兄さんが怪我!?」

 

 

 十数分前…須保市路地裏にて

 

 「ハァ…キサマは運が良かった。救世主の存在を俺が知った直後だった…だから殺さずにメッセンジャーとして生かしてやる…この腐り切った社会と偽物共の蔓延る英雄(ヒーロー)への警告となれ…」

 

 血に濡れた刃を仕舞った男は、頭から血を流して倒れ伏した騎士風のヒーロースーツの男に向かってそう吐き捨てると、誰かが呼んだであろうパトカーのサイレンの音から離れるように路地の闇に消えた。

 

 

 

 「飯田が早退?」

 「そうなんよ村上さん、私も驚いてるんだけどね。」

 「にしても麗日、爆豪にやられたのに復帰早いな。」

 

 村上は轟をぶっ飛ばしてやろうと意気込んだは良いが、それはそれとして待たねばならないので、麗日と話をして時間を潰していた。

 

 「まぁね、個性の使いすぎで倒れた感じやし、あんま気にせんでええよ」

 「そうか(顎クイ)顔色は大丈夫そうか?(頬に手を添え)血色も問題無いし…(添えた手の親指で唇をなぞる)むしろ赤くなってないか?」

 「村上さんはえっちや…」

 「は?それは人の評価によるだろ?」

 「自分がえっちなのを他人のせいにしちゃいかんよ?」

 

 そんな馬鹿なやり取りを繰り返していたらそろそろ良い時間になってきたので、村上は立ち上がるとまるでコンビニに行くような気軽な口調で…

 

「ちょっとNo.2の息子ぶっ飛ばしてくるわ」

 

 そう言ってニヤリと笑って選手入場口に向かった。




 次回!村上vsフレイザード!
 乞うご期待!

劇場版ネタはやった方がいいですか?

  • そうだよ(便乗)
  • だが断る(否定)
  • やりますねぇ!(書けよ)
  • 無理すんな(本編だけでヨシ!)
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