無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 原作最強と本作最強のタイマン!
 どうやって村上は勝つのか!


ルミリオンvsオンリーワン!!

 ルミリオンこと、透形ミリオはかなり難しい個性『透過』を操る雄英高校のトップ3に入る実力者である。

 その個性は発動すれば自身を除いたあらゆる物をすり抜けるという()()()()()()()()()代物だ。

 しかし、発動後は文字通り自分以外のあらゆる物を…酸素、光、音、振動などなど、全てが感知できなくなり自身は星の中心目掛けて落下する。

 そんな個性を操る為に死ぬほど特訓を重ねている。

 

 「…まぁ、そんな事を知ってもオレはやるしかねぇよな。全力でよ。」

 「アッハッハ、心配しすぎ!まぁ俺は後輩相手にも、全力で行かせてもらうつもりだよ!頑張ってね!」

 

 ナイトアイが見守る(バブルガールとセンチピーダーは事務作業)中、コスチュームに着替えた状態で準備体操をするルミリオンと村上は笑みを浮かべて向かい合い、距離を空けて立つ。

 

 「準備はできたようだな。では両者構えて…始め!」

 「(村上さんだっけ?キミはどうやってコレに対応するかな!)よっと!」

 「消えた!?いや、沈んだのか!」

 

 村上が辺りを見回すも、ルミリオンの姿は無く、気配を探っても一切感知出来なかった。

 

 「ファントムメナス!」

 「なに!?」

 

 村上の後頭部に壁から素早く飛んできたルミリオンのパンチが命中、したが…

 「【六式・鉄塊】!!」

 

 ゴキッ!

 

 「痛ったぁぁ!?何!?」

 「一応、肉体の防御力を上げました。…そして見えましたよその個性の弱点!」

 

 まるで鉄を殴った様な痛みに悶えるルミリオンを指差し、村上は宣言する。

 

 「確かに先輩は防御力ではオレ以上でしょうが…、攻撃力は人並み、動きは直線的、そして…息継ぎや攻撃を当てる瞬間、先輩には0.1秒の隙が生まれる!」

 「驚きなんだよね!その通りさ!だけどどうやってそれで勝つんだい?」

 

 構えるルミリオンの質問に髪を掻き上げた村上は、【縮地】を使用して接近しながら答える。

 

 「それは…ただひたすらに正面からの連撃あるのみィィ!」

 「マジ!?それはだいぶ不利じゃないか!?」

 

 村上は()()()()()()回転蹴りや、掌打、などを連続して放つが、ルミリオンはそれら全てを個性で避ける。

 そして反撃としてパンチやキックを放つも、村上に全てガードされ、戦いは拮抗し始めた。 

 それを見てナイトアイは悩んでいた。

 

 「何故だ村上…何故君はミリオと正面切って殴り合う?しかも完全にミリオに見切られている…一体何が狙いだ。そもそもミリオもミリオで殴り合いに応じるのか…」

 

 一方でルミリオンと村上は殴り合いながらも、互いに会話ができるぐらいには余裕があった。

 

 「どうした後輩!俺相手にスタミナ切れ狙い?それとも俺のミスに賭けて来たか!どっちにせよこのまま勝てると思ってる?」

 「…感謝しますよ先輩。オレとタイマンを張ってくれる選択をしてくれた事に!そして…こちらの攻撃に対する予測動作が出来る技量に!」

 「なに!?」

 

 村上は()()()()()()()()()()体勢を整え、それにルミリオンが反応出来ずに、先程の連撃の時と同じタイミングで個性を解除したタイミングで…

 

 「【八極拳・鉄山靠】+【震脚】!!」

 「ふごぁあ!?」

 

 ルミリオンは身体の重心を落とした村上が放った強力な体当たりを、モロに喰らって壁まで吹き飛ばされた。

 

 「更に【かめはめ…」

 「そこまで!勝者村上!」

 

 容赦なく追撃をかまそうとした村上を明確に勝負がついたと判断したナイトアイの宣言で勝負は村上の勝ちとなった。

 

 「いやー、完敗なんだよね!というかどうやって透過のタイミングとかを測ったんだい?タイミングがズレたらキミの攻撃は入らなかったし…」

 「それはコレのおかげですね。」

 

 村上が自分の拳をルミリオンに見せると、黒く長い絹糸の様な髪が、一本だけ指と指の間に挟まっていた。

 村上は髪を掻き上げた時にコレを挟み込んで、打撃を繰り出しその時に普通の人間には簡単に感知出来ない髪の毛が、ルミリオンを透過したかどうかを、判断する事で透過が解除されるタイミングを測ったのだ。

 

 「すごいね!驚きしかないんだよね!」

 「まさかずっと伏線を張っていたのか…」

 「いやいや、先輩相手に勝つなら、ありったけの準備整えて挑む他ないでしょう?

 

 村上は肩をすくめてなんでもないかの様に言うが、この若さで自分の実力を過信せず、己の持ち得る手段全てを使い勝利を掴み取るその姿勢に、ナイトアイとルミリオンは内心舌を巻く。

 

 無論村上は戦いに関して舐めてかかる事は相手への侮辱であり、己の死を招く事だと思っているので、全力で潰しにかかるスタイルを取る結果、USJの敵達のようにオーバーキル気味で倒したりする事もある。

 

 そして事務所に戻って来ると、書類を纏めていたバブルガールが村上に話しかけてきた。

 

 「ルミリオン君凄かったでしょ?ほとんど何もできないでやられた?」

 「ああ、オレ勝ちましたよ。先輩に」

 「え!?ホントですかサー!?」

 

 驚愕するバブルガールに対しナイトアイは事実を肯定する。

 

 「本当だ。それとバブルガール。事務仕事を村上に少し説明した後、パトロールに同行させてやってくれ。」

 「わ、分かりました!よろしくね、えっと…“オンリーワン”!」

 「了解、バブルガール。…この欄の此処、誤字ってますよ?」

 「…あ、ホントだ…」

 

 少し雲行きが怪しい職場体験が始まった。




 次回!村上力華大活躍!更に向こうへ!Puls Ultra!
 
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