無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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マッポーめいた喧騒に包まれる街保須シティー。
 その中でモータル達を怯えさせる、ニンジャ(違う)ステイン。
 その凶刃にかかった者たちはネギトロやツキジめいた哀れなケジメを迎える。
 そして兄のカタキを探す飯田もその刃にかからんとしていた…

 おお、ブッダ!寝ておられるのですか!?


ドーモ、ステイン=サン、ヴィランスレイヤーデス!

 「ハァ…残念だったな…お前達はまだ弱すぎる。」

 

 「クソ…緑谷!大丈夫か!」

 「轟君…ごめん、身体が全く動かないんだ!」

 「二人とも…俺が交戦を避けて早くヒーローを背負って逃げていれば、こんな事には…」

 

 ジッサイ、彼らが弱いということは無かった…しかし3人は未だに命を削り合う対人経験の不足に対して、ステイン=サンは3人がかりでも負けない程の経験を積んでいたのだ。

 やがて一人また一人とステイン=サンのジツ(個性:凝血)によってジリー・プアー(ジリ貧の意味)へと至り、ウカツにも皆が大地に伏してしまった。

 

 「ハァだが…お前たちには素質がある…命は取らないでおこう…」

 

 ステイン=サンはその血のように赤黒いニンジャ装束(に見えるだけ)の傷を確認すると、3人を斬りつけたサバイバルスリケン(誤スリケン、正ナイフ)と刃こぼれしたカタナを持ったまま倒れているヒーロー…『ネイティブ』に足を向ける。

 

 「だがコイツは駄目だ…偽物は粛正せねばならない…より良い世界の為に…」

 

 ナムサン!ステイン=サンを止められるものは、この場に居ない!ヤメロー!ヤメロー!と声を上げる事も敵わず、正にネイティブ=サンの命はロウソク・ビフォア・ザ・ウィンド!!

 

 「死ね…偽も…!?」

 

 シュン!パキン!

 

 何処からか割り箸が飛んできて、ナイフを破壊した。そしてステイン=サンは背後から殺気を感じて思わず振り向く、まるでブリザードめいた冷たく身体に突き刺さるソレを放ったのは…スーパーの特売スシをもしゃもしゃと咀嚼している女だった。

 

 「やれやれ…おちおちメシも食えないなぁ。全く…いつもこんな街なのか?保須市は?」

 

 見よ!その整った顔立ちを!高い背を!そして…その豊満なバストを!立ち上がるデス・ノボリをことごとくカラテで粉砕するその勇姿を!

 

 「お前は…」

 「ゴクン…ご馳走様。ん?オレが何者かだって?“ドーモ、ハジメマシテ“ヒーロー殺し”ステイン=サン。ヒーロー名“オンリーワン”もしくは…ヴィランスレイヤー、デス!!ハイクを詠めステイン=サン!!」

 

 それは見事なアイサツをビルの上で村上はかました。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 「アイエエエェ!?」

 「村上君、村上君ナンデ!?」

 「どうした緑谷、飯田!?ナニが起きた!?」

 

 読者諸君は説明せずともわかっているであろうが、念のため説明しよう。村上のアイサツがニンジャめいていたので、思わずNRS(急性ニンジャ・リアリティー・ショック)を軽く発症しているのだ!失禁はしない、この作品は健全なレベル。いいね?

 

 「ハァ…ドーモ、ヴィランスレイヤー=サン。“ヒーロー殺し”ステインデス。…なんだこのアイサツは?まぁ良い。我が救世主。俺はお前を探し求めていた。」

 「そうか…だがお前はぶん殴る。理由はオレの友達を傷つけた。理不尽だ、馬鹿な事だと嘲笑え…オレなんぞまだヒーロー候補、ヒヨッコのサンシタに過ぎないからな。」

 

 自嘲気味に笑って、緑谷達目の前にキヨミズした村上は『東方不敗』の構えを取る。そんな村上を笑う事なくステインは警戒する。

 

 「(流石だ…一見よくわからない構えで隙まみれに見えるが、まるで隙が無い。この年齢でコレほどまでの練度。そして格下かもしれないコチラの動きを侮る事なく警戒…)…ハァ、やはりお前は素晴らしい。」

 「そんなのわかりきった事だ。来いよステイン。その身勝手な思想ごとオレが屠り去ってやる。」

 

 ステインは油断なく路地の壁を蹴り、素早く接近する。ステインの『凝血』の個性は血液型によって固定される時間が変化する代わりに、少しでも血を舐められたらその瞬間、一切の身動きが取れなくなる。

 

 「(たとえかすり傷でも十分…血さえ舐められれば俺の個性で…)オァァ!!」

 「見えた!そこだぁ!」

 

 ステインの振るって来たカタナを村上は『北斗神拳・二指真空把』で受け止めて…『ポン・パンチ』からの『廬山昇龍覇』。そして伝説のカラテワザ、『サマー・ソルトキック』で一気に畳み掛けた。

 

 「イヤー!イヤー!トリャー!」

 「ヌウ!?アバー!?グァー!!ヤラレター!!」

 

 ドゴン!!

 

 ステインはゴミ箱に蹴り込まれてアッサリと気絶し、村上はその上に立ってステインに宣言する。

 

 「外道にふさわしい姿になったなステイン!わかったか!コレが貴様によって道を閉ざされた者たちの分だ!!」

 「スゲェ…」

 「村上さん…正面から堂々と…」

 「すまない村上君、助かった!」

 

 その時路地裏に駆け込んでくる足音が聞こえて、ヒーロー達が駆け込んで来た。

 

 「大丈夫か!?」

 「動けないのか、まさかヒーロー殺しの仕業…」

 「奴は何処に」

 「ああ、そいつなら此処に…」

 

 村上が足元のゴミ箱に犬神家していたステインを引っ張り出してヒーロー達に渡した。

 

 「「「ええ!?ボロ雑巾になってる!?」」」

 「とりあえず緑谷達を運ぶの手伝ってください」

 

 その後、緑谷を攫おうとした脳無が現れたが、村上が『神龍烈破』でカチ上げて、ノックアウトして倒した。

 こうして保須市で巻き起こった“ヒーロー殺し”及び脳無による大規模なヴィラン犯罪は村上の手で収束した。

 しかし、まだ戦いは終わりでは無い。

 

 舞台は世界最高の科学者が集まる人工島に向かう!

 その前にもいろいろあるけど!





【挿絵表示】


アイサツをした村上

作者による下手くそな手書き。
ハラキリケジメカイシャクな案件かも…

ニンスレの語録は多分これっきりです。

感想で語録でもどうぞ。
それではオタッシャデー!
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