無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 村上力華、彼女は強いそれは絶望的なまでに…しかし教師として大人として負けられない教師陣は…


村上と闘え!ヒーロー達!

 「無理ですね。アイツだけ戦闘試験はパスさせましょう。理不…非合理過ぎます。」

 

 雄英高校職員会議室にて相澤こと“イレイザーヘッドが1人の女子生徒の写真を指さして言う。それ応えたのはネズミに個性が宿った校長の根津だ。

 

 「…正直僕もそう思ってはいるのさ、何せ彼女は…」

 「「「「強過ぎる…」」」」

 

 教師陣が軒並み頭を抱える原因になっているのは、雄英高校始まって以来の秀才にして、次世代のヒーローでも最強になれる少女、村上力華だ。

 ガスマスクにテンガロンハットという顔の見えない教師“スナイプ”は資料に目を通しながら話す。

 

 「少なくとも【無個性】の彼女は超パワー、超速反射反応、超速移動、飛行能力、遠距離切断攻撃、遠距離爆破攻撃、近距離切断攻撃、近距離爆破攻撃、超殲滅範囲攻撃、超範囲集中攻撃…それに加えてプロ顔負けの近接格闘、物体の強化、十数秒先の未来も見る(【見聞色の覇気】)と…絶対戦いたく無いですね。なんなんですかこの子。」

 「スナイプに同意する。私の“コンクリート”で質量押しした所で、無意味だろうしな。」

 「分身モ、役ニ立タン…」

 

 スナイプに同意をしたのは四角いヒーロー“セメントス”と分身を作り出すヒーロー“エクトプラズム”。

 村上相手に渡り合えそうな教師はオールマイトしか居ないが、彼には他に担当をしなくてはならない生徒がいる為、無理はさせられない。

 しかしながら、自分は絶対村上(ラスボス)と戦いたく無いという教師陣に根津校長はため息をつきながら口を開く。

 

 「…一応、案がない訳ではないのさ。」

 「私の『眠り香』に期待されても困るわ。」

 

 歩く不健全、18禁ヒーロー“ミッドナイトが眠らせる作戦を立てていると思ったのか校長に進言するが、校長は首を横に振り否定する。

 

 「そうじゃないのさ、試験官を僕たち雄英教師陣ではなくて外部から招くのさ!更に…彼女には異例中の異例になるとは思うけど、あの錘を強化したものをつけて貰うのさ!」

 

 その宣言に反対する者は…居なかった、外部のヒーロー達には悪いが、教師陣は一方的にボコボコにされると分かりきった不必要な戦いに好んで挑むほど、戦闘が好きな訳では無いのだ。

 

 「あ、スナイプ君、君はサポート要員で強制参加なのさ」

 

 1人の教師は皆に合掌され、膝から崩れ落ちた。

 

 

 

 「オレに錘をつけて対象と戦え?…本気で言ってます?」

 「本気だ。そもそもお前に戦闘試験なんざいらないと思うのだがなぁ…」

 

 村上は授業が終わり帰ろうかと思っていた時、サポート科担当のパワーローダーから呼ばれて、サポート科のラボへと案内され、試験にあたって使用する錘について説明を受けていた。

 

 「まぁ構いませんけど…具体的にどうなる感じです?」

 「校長からの指示だと…可動域の制限、超重量、視界を狭める、そしてガスマスクの様な呼吸量の制限装置なんかだな。」

 「…それって全部つけたら全身鎧みたくなりませんか?」

 

 村上の質問をパワーローダーは肯定する。

 

 「まぁそのつもりで作るつもりだ。具体的な機能は補助ではなく、ギアで関節の可動を制限し、視界を不良にし、そして息を吸いづらくするから拘束装置だな。」

 「デザインはせめてカッコよくお願いしますよ?」

 「まぁ…それは良いが…本当に良いのか?お前が強すぎるから俺たちが、勝てるようにお前を拘束するようなモノを作ると言われて不快になったりとかあるだろう?」

 

 パワーローダーは不満を一切口にしない村上に確認するが、村上はむしろ楽しくて仕方ないと言った感じで答える。

 

 「敢えて力を封じて己の限界を知る…そして更に強くなり、技を極め、高みを目指す!なんてワクワクするんでしょうね!」

 「(ああ〜コイツ…アレだわ、龍玉の超野菜人とかと変わんないタイプだ)そうか…まぁ、その…頑張れよ?」

 

 その後手の平や指先に穴を開けたデザインに!や、ここはもっと分厚くしても良い!など様々な注文をつけられながら、村上専用の手加減させる拘束装置の最終デザインが決まり、発目によって謎の改造がされたり、そのせいでパワーローダーがキレたりと紆余曲折ありつつ、村上専用拘束装置は完成した。

 

 そして筆記試験が終わり、A組は市街地を模した試験会場にヒーロースーツを着用して集合していた。

 

 「なんとか筆記はできた…」

 「そして戦闘試験はロボ無双…」

 「「待ってろ夏休み!!」」

 「なんか監督の先生多くね?」

 

 芦戸と上鳴がヒャッハーと勝利を確信して喜び、切島がやけに先生の数が多い事に疑問を抱いていると、相澤先生の首に巻かれた捕縛布から根津校長が飛び出し…

 

 「残念!今年は内容を変更しちゃうのさ!」

 「「ジーザス!!」」

 

 無慈悲にもそう宣言した。

 

 「アレ?村上は?」

 「本当だ…どうしたんだろ?」

 「オイラたちより強いからパスされたんじゃねぇか?」

 「先生!村上くんは一体何処に?」

 

 そう聞かれた相澤は…

 

 「アイツの事を心配する余裕があんのか?まぁじきに分かるさ。」

 

 そう答えた後、それぞれの試験会場に向かうバスに乗った。

 




次回! 破壊神現る!

 お楽しみに!
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