無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 A組が期末試験を終え、数日後彼らは一つのビデオを見る事になった。
 そこに写っていたのは…

 (『』は画面内の人、「」はそれを見ている人で書いて行きます。)


破壊神降臨(村上とヒーローのバトルです)

 「いきなりで悪いが、お前たちにはこのビデオを見てもらう」

 

 相澤がそう言って教室の電気を消してカーテンを閉め始めたので、みんなの委員長、飯田が質問する。

 

 「先生!一体なんのビデオを?」

 「村上の試験内容だ参考になるかは知らん。だがまぁ…コイツはヤバいシロモンだと思うぞ。」

 「相澤先生の言う通りだ。オレが思わずワクワクしちまった戦いを見ろ!」

 「黙れ…」

 

 全員がやけに楽しそうな村上と、苦虫を口いっぱいに噛み潰した様な顔をした相澤を見て(ロクなモンじゃ無いのは確かだ)と思いつつ、ビデオが再生されると全員が画面に集中した。

 

 

 

 数日前、村上を【ヴィラン役】として行われた一学期の実技試験の会場に現れたのは…

 

 『貴様も来たのか…ホークス。』

 『エンデヴァーさんこそ、こういうのには興味無いかと思ってましたよ?』

 

 “速すぎる男”ウイングヒーロー、【ホークス】、“家族が好き過ぎる漢”フレイムヒーロー【エンデヴァー】。

 

 「え?あんな大物2人も!?」

 「黙れやデク!」

 「ん?まだ居るぞ!?」

 

 『一度アタシは戦ってみたかったんだよなぁ』

 『彼女自身に私の矯正は必要は無い…だが嫌な予感がする…サイズの合わないデニム生地の様な予感が。』

 『先輩もそう思いますか…』

 

 “ラビットヒーロー”【ミルコ】、“ファイバーヒーロー“【ベストジーニスト】、“ニンジャヒーロー”【エッジショット】。

 

 「おいおい…どんだけガチなんだよ…この布陣で勝てるヴィラン居ねえだろ?」

 「上鳴、よく見ろまだ居るぞ」

 「あのタイツスーツにツノ…間違いねぇ!オイラに恐怖を見せやがったアイツだ…」

 「峰田はナニを見たんだよ?」

 「瀬呂…女ってのは本性を隠してるモンなんだぜ…」

 

 『まさか雄英高校で仕事とはね〜』

 『岳山、気を抜くなよ俺の勘だが相手はヤバい』

 

 “期待の新人巨女”【マウントレディ】、“新規新鋭の若手ヒーロー”【シンリンカムイ】。

 

 彼ら彼女らが村上との戦闘相手に選ばれた。

 

 「あ、スナイプ先生も居る。」

 「なんか震えてね?」

 「おいおい、あれ機関銃じゃねぇか!?しかもデケェ!」

 「アレは…ブローニングM2!?ヒト相手に持ち出すものではありませんわ!」

 「戦争でも始めるのか?」

 

 『ふざけるなよ…ナニが“君なら大丈夫なのさ!”だ。この面子用意して勝てる相手にコレで足りるかっての。」

 

 その集団の最も後方で、悪態をブツブツ吐きながらいつでも撃てるように射線を取り、給弾ベルトを確認している教師【スナイプ】が1人いたが、その他の面子の濃さに一時期忘れられていた。

 

 その時市街地にあるビルのひとつが爆発し、中から黒いコンテナらしきものが現れた。

 爆発した瞬間にはヒーロー達は直ちに戦闘体制に移行し、それぞれが構える。

 

 『いきなりか…全員気を抜くな!相手はあの村上だ!」

 

 「校長どんなセリフでヒーロー焚き付けたんだよ…」

 「村上大丈夫かな?ウチだったらあの人たち見ただけで勝てないって思うけど…」

 

 一方画面内では“第7番ハッチ”と書かれたコンテナが上部を開いて、中にいる存在をリフトアップし始めたが、ハッチが開いた瞬間ヒーロー達は総毛立った。

 バチバチと赤黒い放電が中から跳ね、リフトアップされてきた存在が顕になる。

 ガイナ立ちで現れたのは…

 

 顔の露出が目元を含めて一切無い金属製ヘルメットをガスマスクモドキの上から被り、肩や胴体に分厚い金属の塊であることが分かるプロテクターがついており、プロテクター同士を太いワイヤーが繋いで可動域を制限している。そしてガントレットもどきで覆われた手は、分厚い金属片が取り付けらており、動きに制限がもうけられ、前腕部は爆豪のサポートアイテムのように大きなプロテクターがついていた。(ウルト◯マンゼロのテクターギアもどき)

 そして足は脚の付け根まである分厚い鎧が覆い、下半身がガン◯ムのリッ◯ドムの様だった。そして赤いマントを羽織り、首には何故か長いスカーフが巻かれていた。そのスカーフは後ろで2つに分かれて溢れるオーラを受けて逆立って風で揺れ動いていた。

 

 「アレ村上か!?ほとんどロボじゃねぇか!」

 「アレなんなんですか先生?」

 「アレか?アレは村上専用セーフティ装置だ。取り込める酸素を3分の1にして、全身の関節部の動きを制限。更に圧縮金属で作られているから総重量2.5tのとんでもない代物だ。」

 「「「おっも!?動けんの!?」」」

 「見ていれば分かる…アイツの無茶苦茶をな」

 

 相澤は疲れた様な目を画面に向けた。

 

 『よぉ、ヒーローさん達?オレの為に集まってくれて感謝しよう。だが残念なお知らせだ…オレが勝つ!』

 

 ガイナ立ちを解いた村上が不敵なオーラをヒーローに向けて放ち、脚をゆっくりと曲げる。

 

 『全員警戒恐らくコッチに来るぞ!ホークス、スナイプ、俺に合わせて迎撃!シンリンカムイ!拘束準備!ミルコ!マウントレディをビルの上に!村上が迎撃で落ち拘束できたらビルの上から攻撃させる!』

 『『『了解!(おう!)』』』

 

 エンデヴァーが素早く村上の行動から推測した作戦をヒーロー達に伝達し、全員が動き出す。

 …だが村上は彼らの想像の斜め上を行った。

 

 村上は上空に飛び上がり…拳を構えて下に振り下ろす。

 

 『…いつもの威力の45%【拳骨衝突(ギャラクシー・インパクト)!!』

 

 その瞬間流星の輝きが画面に広がり…轟音と閃光が溢れ破壊の奔流がヒーロー達を飲み込んだ。




 次回も楽しみに、感想などよろしくお願いします
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