無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 前回の続きです。

 ヒーローは不可能を可能にするので全員生きてます。


村上、圧倒的勝利!

 村上が地面に着地すると、周囲を見回して一言…

 

 『やっぱりワンパンか?」

 

 そう思うのも無理は無い、先程まで存在していた市街地を再現した戦闘用区画は、建物が基礎ごと薙ぎ倒され窓ガラスは軒並み砕け散り、完全に破壊されて一瞬で廃墟の街になっていた。

 

 「村上ヤベェな…」

 「ワンチャンオールマイトより強くね?」

 「ありえへん…夢とちゃうか?」

 「夢では無い。この脳筋は文字通り街を潰した。」

 

 画面に映る現実離れした光景に、クラスメイト達も呆然とする。

 しかし村上は相澤に脳筋呼ばわりされても変わらずニコニコしながら画面を見ていた。

 この先の展開を知っているので、こうして楽しんでいるのだ。

 

 「見なよオレ達のヒーローを…」

 「テメェが殺してるじゃねぇかデカ女」

 「大丈夫だ、よく見ろ」

 

 村上の言葉を聞いて再び画面に注目すると…

 

 『プロミネンスバーン!!』

 『おっと危ねぇ』

 

 村上の背後から飛び出してきたエンデヴァーの必殺技である強力な火焔が、村上目掛けて噴射され、村上は軽々と跳躍して避けるが…

 

 『風切太刀(カゼキリノタチ)!!』

 『【北斗ニ指真空把】と…ホークスか!なんでアンタら無傷なんだ?』

 『コレ止めるの…?村上ちゃんスッゴ…』

 

 村上はホークスから離れて地面へと着地して、辺りを【念能力・凝】と【見聞色の覇気】で探り納得する。

 

 『なるほど、ベストジーニストの個性で全員を引っ張り、それをホークスが【剛翼】の個性でサポート、エンデヴァーは地面を溶かして衝撃波を躱したのか…そんでもって』

 『月堕蹴(ルナ・フォール)!!』

 『【消力】!ミルコが奇襲と…』

 

 村上は【消力】で衝撃を地面に流した瞬間、脆くなっていた地面が陥没してそこに消えた。

 

 『やったわ!あの子埋まったわよ!』

 『マウントレディ!それは言ったらダメだァァ!!』

 『どうしたんですかスナ…』

 

 マウントレディがフラグを立て、それを絶叫しながらやめさせようとしたスナイプに対して、エッジショットが何か言おうとした瞬間、村上の落ちて行った穴から…

 

 『【奥義・超級覇王電影弾】!!』

 『ふごぉ!?』

 『マウントレディ!!』

 

 村上が頭だけ普通に出して、赤い電撃の塊として回転しながら飛び出していき、大きくなっているマウントレディを頭突きで吹き飛ばした。

 

 「アレって体育祭の時のヤツか?」

 「ロボットだけを倒す技じゃないのか…」

 「マウントレディが縮んで“無茶しやがって…”みたいな感じで転がってる…」

 

 マウントレディがあっさりやられたのを見て、即座に覚悟を決めたエッジショットとは対象的に、最早絶望感しか感じていないスナイプはブローニングを構えると…

 

 『ちくしょおぉぉ!!フルバーストだぁ!!』

 

 村上に向かって個性を使用した連射を浴びせにかかるが…

 『ダブルトマホーク!』

 

 村上が肩のプレート中に格納されていた発目作の折りたたみ式のトマホークを出すと、それを両手に持ち素早く振るうことで全弾叩き落とすという方法で防いだ。

 

 『え?』

 『からの…“トマホークブーメラン”!』

 

 村上が呆然としたスナイプにトマホークを投げつけると、トマホークの柄が頭に当たってスナイプはダウンした。

 

 「どこがブーメランだよ!投げつけてるだけじゃねぇか!」

 「いいえ、本来ブーメランは狩猟用の道具であり、投げつける事が目的のモノですわ、つまりあの使い方は正しいという事になります!」

 「というかコレで2人目か…」

 

 村上の暴れっぷりにクラスメイト全員がドン引きする中、画面の中にいる村上は止まらない。

 

 『忍法・千枚通し!』

 『当たるかそんな技!お返しで【萬國驚天掌】!』

 『グァァァ!?』

 

 エッジショットを彼の必殺技である“忍法・千枚通し(身体を紙のように薄く細くできることを利用して、放たれる超高速極細の相手を貫く技)を、対処の難しい真正面から受け流して、電撃を放つ武術で倒し…

 

 『この…やはり油断できない相手だ!繊維を操って…』

 『やれるものならやってみろ!グミ撃ちのコレでも喰らえ!』

 『!?まず…ぬわぁぁ!!』

 

 ベストジーニストを気を貯めて作り出すエネルギー弾の乱射でぶっ飛ばし…

 

 『アタシと闘えぇ!!』

 『かかって来い!ミルコォ!』

 

 ミルコと正面切っての蹴り技の応酬を繰り返して最後に…

 

 『しゃあっ【コブラ・ソード】!!』

 『ガッ…!?いい…キック…だ。』

 

 ミルコの鳩尾にフェイントを入れたキックを叩き込んで倒し…

 

 『ウルシ鎖牢!!』

 『おっと!…ロープ代わりに偽物の電線だが…いける!【レッグラリアート】!!』

 『がぁ!?』

 

 シンリンカムイを電線に投げ飛ばし、跳ね返ってきた時に回し蹴りを叩き込んで遠くに蹴り飛ばし…

 

 『ちょっとコレまずいですよ!?エンデヴァーさん!』

 『ちょっとでは無いぞホークス!…かなり不味い事態だ!』

 

 若干涙目になるホークスはエンデヴァーの発言により顔色が悪くなる。

 『余計ヤバいじゃ無いですか!?全く…コレが終わったら…』

 『終わったら?』

 『あ…(察し)』

 『ホークス!』

 

 村上はホークスに対して両手を合わせて三角を作り、技を放とうとして…くるりと向きを変えると。

 

 『ホークスに【気功砲】と見せかけ…エンデヴァーに【108マシンガン】!!』

 『懐かしい技を…ふぐぁぁ!?』

 『エンデヴァーさん!』

 『【昇龍拳】!!』

 『2度とこの依頼受けん…ガハッ…』

 

 ホークスがカチ上げられた所で映像は止まり相澤が…

 

 「まぁその…なんだ?コレを見てお前たちはまだ井の中の蛙という事を自覚して貰おう…参考にはならんだろうがな」

 「「「「当たり前だよ!!」」」」

 

 総ツッコミで鑑賞会は終わった。

 合計戦闘時間12分48秒、ヒーロー側壊滅、ヴィラン側の勝利であった。

 




 次回は死柄木と村上の対決があります。
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