無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 ヴィランに奪われたセキュリティコントロール奪還のため、村上達は最上階を目指して上にすすむ!
 道中の障害やヴィランが待ち構える中、彼らはどう切り抜けるのか!


その5

 「ヨシ!とりあえず八百万!」

 「はい、なんでしょう!」

 「カーボンファイバーとかで刀とナイフ2本頼めるか?オレとトガちゃんの分なんだけど」

 「おまかせください!」

 

 村上はナイフをトガに渡して刀の握り心地を確かめる。

 

 「武器の準備ヨシ!メリッサさん上に行くには非常階段か?」

 「ええ、そうだけど最上階のセキュリティルームは200階だから…」

 「じゃあオレがメリッサさんを背負って移動だな、みんなは上がれるよな?」

 

 村上が尋ねると全員が頷きそして階段を登り始めた。

 

 「今20階か…メリッサさん、大丈夫か?あまり負担にならないようにしてはいるんだが…」

 「大丈夫よ」 

 

 数分後…

 

 「57階…まだ4分の1か…峰田大丈夫か?」

 「ハァ…ハァ…だ、大丈夫だ。なんとかな…」

 

 更に数分後…

 

 「80…あと少しで半分届くか?ッ!?嘘だろ…非常階段が隔壁で封鎖!?そこまでやるのかよ!」

 「困ったわね…80階…確か植物プラントの階だけど…そういえば反対側の非常階段が使えた筈…」

 「じゃあこの扉から…」

 「峰田君待って!」

 「へぇ!?」

 

 峰田が扉をうっかり開いた事で、扉に設置されていたセンサーが反応してその情報が、セキュリティルームのヴィランにバレた。

 

 「アホ!こういうセキュリティがあるなら間違い無く扉にもセンサーがあるぞ!」

 「ご、ごめんよ村上!だから抜き身の刀を近づけないでくれ!」

 「ともかく突っ切るしか無さそうだ!先導する!着いてきてくれ!」

 「了解委員長!」

 

 そして村上達は見つかってる事前提で、ヴィランが直接会敵してくる前に非常階段に向かって走り始めた。

 

 「【霊丸】!コレ意味あるか?片っ端からカメラ狙撃してるけどよ」

 「やらないよりはマシ!」

 

 村上達が走っている中、ヴィラン達の親玉“ウォルフラム”は80階の隔壁を全て下ろさせ、手下に目障りな子供を潰すよう命令する。

 

 「!隔壁が」

 「急いで走…」

 

 村上は全員が隔壁に閉じ込められないよう急ぐ中、降りてくる隔壁を掴むと…

 

 メギャリ!!

 

 いとも簡単に破壊して道を確保した。

 

 「…この隔壁はね、核シェルターの素材にも使われる頑丈な代物なのよ…」

 「村上ちゃんのことを深く考えるのはやめた方がいいですよ。」

 「とにかく道ができた!行こう!」

 

 そして植物プラントを走っていた村上達は何故か迷い込んでいる爆豪と切島に遭遇した。

 

 「おーい!お前らパーティー会場ってどこだ?」

 「切島君!?かっちゃんもなんでここに!?」

 「あ?なんでだと…」

 「迷った!」

 「おいクソ髪!言うんじゃねぇ!」

 

 爆豪達にも状況を説明していると、イヤホンジャックを使って周囲を確認していた耳朗が音を捉えた。

 

 「エレベーターがこっちに来る!」

 「メリッサさん、それって…」

 「ええ、多分テロリスト達よ、さっきのセンサーに気づいて人を寄越したみたい。」

 「んじゃキマリだ…ブッ潰してやる!」

 「オレも爆豪の案に賛成…一太刀あれば十分よ!」

 

 そして緑谷達は植物の影に隠れ、爆豪と村上はエレベーターの前に陣取りテロリストが来るのを待ち構える。その間にも爆豪は足踏みやらで汗腺を活性化させ、村上は精神統一を図る。

 そして扉が開きテロリスト達が出てきた瞬間…

 

 「榴弾砲着弾(ハウザー・インパクト)!!」

 「【月島流剣術・富嶽突き】!!」

 

 「「ギャァァァ!?」」

 

 テロリスト達は大した見せ場も無く一撃でやられた。

 

 「ザコが!」

 「ヨシ!次行くぞ!」

 

 爆豪達も合流して再びセキュリティコントロールルームを目指す一行だが、テロリスト達もただ指を咥えて見ているだけでは無い、本来なら彼らテロリスト達を止める筈だった警備ロボットを起動して緑谷達を捕らえにかかる。

 

 「130階…ここは実験場か?」

 「ええ…でも不味いわね。」

 「ロボットがあんなに…」

 「よーし!俺の電気で…」

 「多分そんなに効かないぞ?タルタロスに次ぐ警備を担うロボットなら電気耐性みたいなモノありそうだし。」

 「ゲッ!?マジか…」

 「という訳でオレが行く!」

 

 村上はロボットの前に降り立つと向かってくるロボット達に向け…

 

 「一気に終わらせてくれる!【石破ァ天驚ォ拳ンン!!】」

 

 ドゴォォン!!

 

 村上が手を突き出すと炎の様に赤く光り輝く半透明の巨大な手が飛び出し、警備ロボットの群れを爆散させ見事に殲滅した。

 

 「…無個性なのよね?」

 「ツッコミは疲れますから無視して行きましょう。」

 「ウチらも村上の無茶苦茶には慣れたよね…」

 

 そして村上達は最上階のセキュリティコントロールルームまであと少しの場所で思わぬ困難に当たった。

 

 「コントロールルームにはエレベーター以外で入れなそうだなぁ…」

 「外から入れるかも…」

 「ヨシ!緑谷、メリッサさんオレが連れてく!トガちゃん!」

 「ハイ!なんでしょう村上ちゃん!」

 

 村上は渡我を抱きしめると真剣な目で短く言葉を伝える。

 

 「皆を頼んだ!」

 「ええ…ご武運を!」

 

 そして互いを振り返る事なく背を向けてナイフと刀を抜いた…

 

 「まるで映画のワンシーンだな…」

 「感動的だ…」

 「感想は後で!ロボット達がきますよ!」

 

 渡我を先頭に警備ロボットと戦いはじたのを背後に、村上は二人を抱える。

 

 「緑谷、メリッサさんを離すなよ!」

 「うん!」

 

 そして村上は【舞空術】で二人を支えながら浮かび上がり、壁を切り落として内部に侵入を果たした。

 

 




 次回!ウォルフラム死す!
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