無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 林間合宿にて緑谷達はヒーロー科らしくプシーキャッツとの修行を行う、しかしそこに悪意の手が迫り…一体どうなる!


林間合宿から神野区まで
修行回! 参上ワイルド・ワイルド・プシーキャッツ!


 雄英高校にも普通の学校と同じく林間学校という行事がある。ヒーロー科はその特殊性から“更に向こうへプラスウルトラ!”と一皮剥ける林間合宿となっているのだが…

 

 「しりとりしようよ!」

 「誰かポ◯キーいるか?」

 「ぽっきー?なんですのそれ?」

 「トッポ派なんでパス」

 「音楽流そうぜ!流行りのヤツ!」

 「ケロ、賑やかになって来たわね。」 

 「皆!大声をあまり出さないように!」

 「委員長が1番うるさいぞ!」

 「なに!?」

 

 「…騒がしいな…」

 

 道中のバス車内は林間学校の高校生と変わらぬ年相応の賑やかな空気が流れていた。

 相澤は騒がしい車内をジロリと見て睨み付けよう…としてやめるとアイマスクを取り出して着用して寝る事にした。

 

 (まぁ…この後の事を考えれば、今のうちに楽しんでおくのも合理的か…)

 

 その胸中に企みを隠しながら…

 

 そうしてしばらく進んだ後、バスは道路の脇に作られた駐車場のようなスペースに停車して全員が相澤の指示で降りた。

 

 「目的地って…何にもなくねぇか?」

 「ト、トイレは何処だ…オイラ限界なんだけど…」

 

 そうして困惑気味のA組の目の前に現れたのは…

 

煌めく眼でロックオン!!

キュートにキャットにスティンガー!!

「「ワイルド・ワイルド・プシーキャッツ!!」」

 

 思わずうわキッツ…な言動とそれに似合った猫とメイド服風のヒーローコスチュームが特徴の二人の女性ヒーローと帽子を被った子供。

 そして…

 

 「我…見参!蒼炎(サファイア・フレイム)を操りし…漆黒の主(ダークネス・ロード)!天をも平伏す我が名こそ!【ブルーフレイム・ロード】!!」

 

 エンデヴァーをも超える火力の蒼い炎を、派手な演出の為に花吹雪のようにあたりに舞わせて、背中に炎の羽、更には繊細な制御で生み出した細い鎖のような炎を独特なダンスと共に振って自己紹介をしたのは、絶賛厨二病大爆発な黙っていなくてもすごいイケメンと女性中心に人気の男性ヒーロー【ブルーフレイム・ロード】こと轟燈矢である。

 

 

 「……この人らが今回世話になるヒーローのプシーキャッツのマンダレイさんピクシーボブさん、後エンデヴァーの後釜最有力候補のヒーローだ。挨拶しとけ」

 

 ((((ツッコミが追いつかない…))))

 

 「兄貴…特別な仕事ってこれのことか?」

 「そうだ我が一族の最高傑作にしてこの我の弟焦凍よ!我は今回戦力のプラスで呼ばれたぞ!有象無象には務まらぬからな!」

 「そうか…良かったな」

 

 こんなやりとりをしているが、轟焦凍が兄の燈矢と決して仲が悪い訳でも興味が無い訳でも無い、シンプルに感情が表に出にくい性格であるのと、喜んでいる自分の内面を察してくれる兄だからこその反応である。

 

 「プシーキャッツといえば災害やレスキューに特化した四人のヒーローチーム!それぞれが個性を生かして活躍している大ベテランで確か学生時代から結成して今年で…」

 「心は18!!」

 「イタタタ!?」

 「デク君!?」

 

 村上は緑谷が持ち前のオタク知識でピクシーボブの地雷を踏んだ事を察していたが、それに気づいたクラスメイトはそんなに居なかった。

 

 「…彼女あんなんでしたっけ?」

 「焦ってるのよ、適齢期的な意味でね。」

 

 村上はそんなやりとりを小耳に挟みつつ、先程からコチラを見ている子供に目を向けた。

 ツノの飾りがついた帽子を被った五歳ぐらいの少年に、村上は近づいてしゃがみ込むと尋ねる。

 

 「なぁ、お前オレになんか用があるのか?」

 「…なんでもねぇ」

 

 村上はコレは何かあるなぁ?と思いつつも、後で詳しく聞こうと思いそうかと言って立ち上がり、緑谷への制裁を終えたプシーキャッツとブルーフレイムロードの説明を聞く事にした。

 

 「あそこに見えるのが今回宿泊する施設!」

 「「「メッチャ遠い!?」」」

 「大体今からだと…6時過ぎぐらいかな?」

 「なんか嫌な予感が…」

 「もしかして…」

 

 「それじゃあ…いってらっしゃい!キティ達!!」

 

 ヒーローピクシーボブ、個性【土流】、簡単にいえば触れた土を操る個性、その力を遺憾無く発揮して…A組のほとんどを崖下に叩き落とした。

 

 

 「「「「ギャァァァ!?」」」」

 

 

 「頑張ってね〜!…ヨシ!じゃあ私達は先に向かいますか!」

 「…今全員が落ちたのか?」

 「?その筈よイレイザー。何か問題があったの?」

 

 「…いや考え過ぎた。行きましょう。」

 

 

 その時村上は…しれっとバスの中に戻って相澤の真後ろに座っていた。

 

 (【念能力】の【隠】、【環境利用闘法】そしてダメ押しの…坐禅で誤魔化してバスに乗ったけど…マジか?流石に気づかれると思ったんだけど…オレって存在感薄いのか?)

 

 村上が疑問を抱いていた頃緑谷達は…

 

 「あのデカ女どこ行きやがった!!」

 「村上さーん!どこー!」

 「うわぁぁ!?また魔獣だぁ!?」

 「アイツがいたら直進行軍も可能だろ!?まさか何かあったのか!?」

 

 原作同様、頑張って進んでいた。

 

 「…やはりまだ着いていないか…」

 「流石にイレイザーの教え子でも厳しいと思うよ、私らでも時間かかるし…」

 「そうッスよ。オレらを評価してくれるのはありがたいですけど、まだ成長途中なんで、コレからって感じですよ。」

 「そうだな村上、お前の…ッ!?」

 「「いつの間に!?」」

 「ずっといましたよ?」

 

 

 村上はそう言って笑った。




尚、村上が手伝っていた場合…

その1 轟の氷結で大きな舟形の氷を作成して【覇気の武装色】で強化、そこに乗ったクラスメイトを乗せて【舞空術】で運ぶ。

その2 男塾よろしく直進行軍、尚村上無双ゲーム。

その3 村上の修行キャンプ、森の中で生活する個性使用禁止のガチサバイバルが開始される。

 の3択でした。

 次回も楽しみに!
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