無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 村上はヒーロー科の生徒達と共に個性伸ばしを行う…しかしながら無個性の彼女は個性の伸ばし方も何も無いので、近接戦闘組との訓練で教官として教える事になった…

 ネタバレ…人類卒業コースRTA!始まるよ〜!


個性伸ばし訓練!スパルタ指導の村上軍曹!

 「さて村上」

 「なんでしょう相澤先生?」

 

 村上は周囲が阿鼻叫喚しながら個性を鍛える訓練をしている(例えば爆豪は手の平の汗腺を鍛える為に熱い湯に手を入れては爆破を繰り返していた)光景を見ていると、相澤に声をかけられた。

 

 「お前は無個性だから、個性伸ばし訓練をするのは非合理だ。」

 「まぁそうなりますね。」

 「だからお前には近接戦闘組の強化を虎さんと一緒にやってもらう」

 「なるほど…了解!どれぐらい追い込んでいいですか?」

 「次の日も訓練ができるぐらいだ。」

 

 村上はワイルド・ワイルド・プシーキャッツのメンバー“虎”が殴る蹴るの暴行をしながら訓練をする場所にやってきた。

 

 「虎さん、オレも教官役でコイツら鍛える事になりました。」

 「ふむ、良いだろう!まずはどの様な訓練をさせるのか見せて貰おうか!」

 

 村上は頭にどこから持ってきたか不明のドリルインストラクターハット*1を被り、カーキ色のズボンとタンクトップを着用してホイッスルを吹いて近接組を整列させた。

 

 「(A組からは緑谷、切島、尾白、B組からは拳藤、鉄哲、宍田、庄田の計7名…コレは楽しめ…やりごたえありそうだ)全員傾聴!今から貴様らは赤子だ!」

 「「「「「「「ハァ!?」」」」」」」

 

 村上以外の全員が(何言ってんだコイツ!?)と内心思う。

 

 「自分は戦えるなんて自惚れた事は忘れろ!今から貴様らはなんもできん赤子と変わらん!だが安心しろ!オレが貴様らを鍛えて教えて戦える人間にしてやる!オレは個性で差別などしない!何故か!今の貴様らは揃いも揃った雑魚ばかり…つまり違いなど有りはしない!わかったか!?わかったら返事をしろ!」

 「…は、はい!」

 「おい…緑谷」

 

 村上は緑谷に詰め寄り、緑谷はその迫力に後ずさるが木に当たって下がれなくなった所、村上のタンクトップ越しにもたゆんとゆれる双丘が目の前に現れ思わず赤面して俯くが…村上はそんな緑谷を容赦なく頭を掴んで上げさせて問い詰める。

 

 「緑谷!なんだその返事は!なんとも腑抜けたモズク野郎だな!」

 「も、モズク!?僕は出久で…」

 「返事はマーム!イエスマーム!もしくはハイ!わかったら返事をしろ!」

 「ま、マーム!イエスマーム!」

 

 村上はそれを聞いて頷くと、もう内心では後悔し始めている近接組に声を上げる。

 

 「貴様らもだ!いつもみたいに優しく指導してもらえると思うなよ!」

 「「「「「ハイ!!」」」」」

 「…我、ひょっとしてこれを止めた方がいいのか?」

 

 そして村上軍曹による地獄の訓練が幕を開けた。

 

 その内容は…最初からぶっ飛んでいた。

 

 「貴様ら!今から貴様らの横隔膜を小指で突く!」

 「え?どういう…」

 「【山吹色の波紋疾走(サンライトイエロー・オーバードライブ)】!!」

 「「「「「「ギャァァァ!?」」」」」」

 「貴様ら息を吸え!そうでなければ死ぬ!」

 

 息が上手く吸えない中、なんとかそれぞれ呼吸のリズムを掴み取り(できそうになかった者は村上が波紋を操って無理矢理身体に刻み込んだ)普段よりも酸素を吸収して、心肺能力が急激に上がる感覚に驚いている暇も与えず村上は自身と全員の組み手を開始した。

 

 「全員個性を使ってオレにかかって来い!」

 「「うおぉぉぉ!!」」

 

 先陣を切ったのは切島と鉄哲の2人であったが…

 

 「バカ!迂闊に近づく…」

 「ぬるいわ!」

 「「ガッ!?」」

 

 単なる正拳突きを2回繰り出しただけで2人切島は硬化したがヒビ割れて、鉄哲は直撃した部分がぼんやりと赫く熱を持つほどだった。

 

 「ほら次だ腰抜け共!」

 「それなら遠慮なく行きますぞ!」

 

 個性【獣化】*2を持つ宍田が、個性を発動し、より毛深く大柄になって力強く殴りつけるも、【消力】で受け流されて【霊丸】で吹き飛ばされていった。

 

 「ぬるい…だから次はこちらから仕掛けさせて貰う!」

 「え!?」

 「行くぞ拳藤!」

 

  村上は真っ直ぐ走って拳藤に飛び蹴りをかまそうとするが、拳藤は内心安堵していた。

 

 (動きも目で追えるし見た感じ威力もそんなには無いからガード出来る!手加減しない訳じゃなかったのね!)

 

 拳藤は手を巨大化して村上の飛び蹴りを防いだが…それは巧妙な罠だった。

 

 「かかったなアホが!【稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)】!」

 「くぺっ!?」

 

 そう!村上は敢えて遅い蹴りを放ち拳藤のガードを誘発、その後180°の開脚によってガードを無理矢理こじ開けると、そのまま十字に組んだ手刀を叩き込んで気絶させたのだ!

 因みに腕を組まないものは【稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)】と言い、この【稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)】腕を組む事で防御と攻撃の両方が選択できる。

 無論そんな事を理解する前に拳藤はダウンさせられたので、何が起きた中は知らなかった。

 

 「くっ!やるしか無い!ハァァ!」

 

 拳藤が倒れたのを見て覚悟を決めた尾白は飛び上がって村上に迫る。

 

 「なるほど?尻尾に全身の回転の力を加えて遠心力で威力を上げるか…悪くない手だ。…オレ相手じゃ無ければな!」

 

 村上は回転の加わった尻尾の先端を掴むと、その勢いを加速させて庄田に投げ飛ばした。

 

 「「うわぁ!?」」

 「さて…まだ終わらせないぞ?地獄はまだ始まったばかりだ!」

 

 村上の声に全員が震えた。

*1
フルメタルジャケットのハートマン軍曹の帽子…因みにネットで買える

*2
野獣系の先輩にはならないし、例のあの人は人間定期




 ハートマン軍曹の帽子の名称が分からなかったので2回も調べました。
 
 次回!緑谷対村上!
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