無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 前回、村上の修行の成果か、気配察知や身体能力の大幅な上昇を体感した緑谷達。
 彼等対してに村上は次に何を伝授するのか!


 あけましておめでとうございます。本年も作者の拙い作品を宜しくお願いします。


村上と緑谷とその血の運命(継承的な意味で)

 村上式ブートキャンプ2日目。

 緑谷、切島、尾白、、拳藤、鉄哲、宍田、庄田の7人は村上(紫の功夫服に白いズボンと、辮髪*1風の髪型をした)に連れられて、森の中を進んでいた。

 

 「村上さん?どこまで行くの?」

 「緑谷、今からワシの事は師匠と呼べ」

 

 村上は歩みを止める事なく緑谷にそう返した。

 

 「え?あ!今日はそういう感じ?」

 「村上氏昨日は鬼軍曹、今日はなんでしょうな?」

 「アタシが見るに中国の武闘家?だとは思うんだけど…」

 「破茶滅茶な拳法使いそう」

 

 そんな中でも緑谷達は波紋呼吸法による自己鍛錬を欠かさずに着いてきていた。そのおかげというべきか30分も悪路を踏破してもその額には汗を滲ませることもなく、滝を望む風景が美しい場所に到着した。

 

 「「「おお〜、綺麗だなぁ」」」

 

 一行がその光景に感嘆している最中、村上は咳払いを一つして全員の視線を自身に向けた。

 

 「さてと…お前たちに今日やってもらうのは精神の統一だ。」

 「「「精神統一?」」」

 「その通り、まぁソレをやってもらう理由は下準備といったところだな、まずお前たち全員元々の身体能力がワシの鍛錬で更に引き上げられて更には第六感を会得している者もいるだろう?」

 

 村上が確認すると全員がそれぞれその通りと頷く。

 

 「確かに力も上がってるのは自覚してるけど…」

 「それと精神統一って?」

 「俺はもっと鍛錬して硬い漢になりてぇ!」

 「俺もだ!」

 

 村上は鉄哲と切島を手で制して話を続ける。

 

 「確かに力が上がっていくのは素晴らしい、だがそれは同時に危険を孕むものでもある。例えば…鉄哲、お前今の全力で殴った時その力をうまく把握して使えるのか?相手を殺さないと言い切れるのか?その反動は?全力で殴ってもう動けませんなどワシは聞きとう無いぞ?」

 「そ、それは…わかんねぇ。俺が今出せる本気の力がどれだけなのかわからないし、ソレを上手く使えるかも分からない…」

 「金属で殴って無事な奴ってそうそう居ないからな…」

 

 村上はその答えに満足気に頷き話を続ける。

 

 「その通り、今のままではお前たち全員自分も相手も壊れてしまう可能性がある。ワシはソレをなんとかするべく考え…そして答えを出した。」

 

 その真剣な言葉に緑谷達はゴクリと唾を飲み続きを待った。

 

 「それはお前たちの精神に直接ワシの積み上げてきた技を伝授する事!その為には精神に雑念が混じるなどと言う障害を防ぐ、だからこうして精神統一の為の場を設けさせてもらった。」

 「「「精神に!?」」」

 「無論!では早速全員あの座るのに丁度良さそうな岩の上で胡座を組んでこの念仏を唱え続けてもらう!」

 

 村上が指を刺す方向には確かに平らで滑らかな岩が人数分等間隔で置かれていた。

 

 「こんなに都合が良い事はあるのか?」

 「自然ってスゲェ…」

 「ん?アレはワシがさっき打撃で削り取って作った“打岩”を適当にスライスした代物よ。」

 「「「人工物かい!?」」」

 「村上ってスゲェ…」

 

 そうして各自座って精神を統一するべく念仏を唱え始めたが…

 村上は簡単には精神統一をさせる訳にいかないと、妨害をして来た。

 

 例えば…

 

 「南無阿弥陀(ん?なんだ?良い匂いが?)…って!?焼き魚!?」

 「集中せい!」

 「がは!?」

 

 魚を目の前で焼いて、その匂いで集中を見出したらデコピンで5メートルは吹っ飛ばしたり…

 

 「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」

 「ほれサービス!」

 「ぬわぁぁぁ!?」 

 「集中せんかバカちん!」

 「たわば!?」

 

 背後からいきなり抱きついてドキッ!とさせてから拳骨したり…

 

 「(集中しろ…負けるな…)」

 「あ、あんな所にオールマイトのデビュー20周年限定版の大型フィギアが!未開封で!」

 「なんだって!?」

 「単純すぎるわ!小童!」

 「ほぎゃぁぁ!?」

 (((嘘だろ緑谷…)))

 

 それぞれの興味を惹いてしょうがない代物があるという嘘で、集中を乱したりしていた。

 

 そして最終的に下手な妨害で反応せずに念仏を唱える様になった時、村上は自分のオーラに経験を混ぜ込むようにして、1人ずつ頭に触れていった。

 

 まず、B組のメンバーが覚えたのは…

 

 しょうだ にれんげき は ふたえのきわみ をおぼえた!

 

 ししだ じゅうろうた は ろくしき をおぼえた!

 

 てつてつ てつてつ は はおう でんえいだん をおぼえた!

 

 けんどう いつか は まっはずき をおぼえた!

 

 「「「なんか国民的有名RPGのあの音が聞こえた様な…」」」

 「気にするな。それよりオヌシら技は感じたか?」

 「「「本当だ!?わかる!わかるぞ!」」」

 

 そしてA組が覚えたのは…

 

 きりしま えいじろう は せきは てんきょうけん をおぼえた!

 

 おじろ ましらお は かいおうけん をおぼえた!

 

 「村上さん、この技って…」

 「身体能力が底上げされる代わりに反動がある技じゃ、使い所を間違えるなよ?」

 

 そして最後に残った緑谷の頭に触れた村上は、何か異様な物を感じ取った。

 

 (なんだ?人の怨念?いや残留思念というやつか?)

 

 そして村上がそこに踏み込んで行くと…

 

 そこには椅子に座った7人と1人の人型のモヤ、そしてモヤを纏った緑谷がいて、何故か7人が自分を見て驚愕していた。

 

 「アンタら…ナニモンだ?」

  

 村上の問い掛けに全体的に白い男が立ち上がり…

 

 「継承者だよ…OFAのね…」

 

 そう村上に答えた。

*1
中国の伝統的な髪型




 継承者との邂逅が早まりました。
 次回も楽しみに!
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