無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 前回のあらすじ!

 村上は緑谷に何かしらの武術を覚えさせる為に、彼の意識に触れた!
 その時、不思議な事が起こった!
 村上の意識が継承者達の残留意識を呼び出し、精神世界で繋がってしまったのだ!

 そこで語られる事とは…


(歴代)コイツ精神に直接…!?(村上)邪魔するで〜

 「なるほど継承者…つまりアンタらはもう死んでいるけど、OFAの中に受け継がれて来た意識として、この精神世界に存在しているって訳か?」

 「その通り、僕達はAFOと戦う為に聖火の如く受け継がれて来たこの個性に宿ってる過去の継承者だよ。とんでもない強さの“無個性の少女”村上力華くん」

 

 村上は説明を聞いていまだに何やら考えている緑谷を横目に、初代こと、死柄木与一と会話していた。

 

 「なんでオレの事知ってる…のは当然か、緑谷の意識にアクセスして覗き見たんだろ?それか受け継がれると当代の継承者の視界を使えるとか…」

 

 村上が自分の予想を述べると初代は少し驚いたような顔をした後、それを肯定する。

 

 「確かに君の言う通り…僕達はずっと緑谷君…九代目がOFAを受け取った後、彼を通して君や周囲の事を見ていたよ。にしても…君は一体何者なんだい?個性を使えないのに空を飛び、怪力を発揮して、更には高エネルギーを操って攻撃したり…まさかとは思うけどAFOの関係者なのか?」

 

 彼がそう言った時、椅子に座っていた二代目こと駆藤と五代目の万縄が閉じていた目を開けて、村上を睨む。

 村上はそんな視線を意に介さずに質問に答える。

 

 「確かにオレは多少変わっているが…AFOとかいう頭おかしいヴィランとの()()()()()()は無い!そもそもの話その人物は単なる脳筋とかじゃぁない、所謂策謀に長けたインテリ系のヴィランなんだろ?そいつの張り巡らせている網に全く関わり合い無いなんてこの社会じゃ無理だ。だからオレの答えは()()()()()()()()()()()()()()()()()だな」

 

 その答えにしばらく空気が張り詰めたが、その説明に納得したのか駆藤と万縄は睨むのを辞めた。

 

 「多少では無いとは思うけど…君の事は八代目と九代目も信用しているようだし、九代目は君のお陰でより強くなった…ならAFOの関係者の線は無さそうだ。それにその気になればいつでも九代目を攫うことなど造作も無かっただろうしね。」

 「なら最初から信用してくれよ…というか緑谷!」

 「え!?はい!」

 

 村上は考え事をしている緑谷に話しかける。

 

 「お前、話理解したんならもっと強くならなきゃダメだぞ!全盛期のオールマイトが油断して死にかけたほどのヤベェヴィランは間違い無く生きている!お前はそれと対峙しても時間稼いで生き残るだけの強さを手に入れなきゃダメだ。何故って?時間稼いでくれればオレが、いや、皆んなでお前を助けに行くからだ!」

 「え、それって…」

 

 村上は緑谷の肩に手を置いてニヤッと笑い言う

 

 「お前は1人じゃ無い…友が、仲間達が居る!でもってお前のピンチにはこうやって来るんだ…“オレ達が来た!!”ってな!」

 「ありがとう…村上さん…」

 

 緑谷が村上の言葉に勇気付けられていると…村上は難しい顔で継承者の紅一点である七代目、志村菜奈に近づいて行った。

 

 「…私に何か用なのか?」

 「…似てるな…まさか…アンタって子供とかいるのか?」

 「!?何故…何故分かった…」

 

 村上のその発言に思わず立ち上がる志村。

 他の継承者達も何事かと注目する。

 

 「アンタのオーラ…所謂動物の持つエネルギー波長が酷似しているヤツにあった事があった。コイツは遺伝的な要因をうけやすい。親と子は当たり前に似てるし、子孫にもこの特徴は受け継がれてる。そしてオレはアンタに近いオーラを持つ人間に心当たりがある。」

 

 村上がそう言ったら志村は村上に近づいて肩を掴む。

 

 「教えてくれ!一体誰なんだ!弧太郎の…」

 

 村上は端的に伝えた。

 

 「年齢的にアンタの孫に当たる人物は…“死柄木弔”だ。」

 

 「「「「「な!?」」」」」

 「嘘…本当なのか?」

 「オレが間近で感知したアイツのオーラと、アンタのオーラは殆ど同じだ。これは紛れもない事実だ。」

 

 村上は一呼吸置いて志村の目をしっかりと見据え伝える。

 

 「そして…恐らくだが、アイツが“志村”では無く“死柄木”を名乗っていることと、アイツの背後(バック)に居る存在から察するに…息子さんはAFOによってこの世から居なくなっていると思う。」

 「そんな…うっうう…弧太郎…ごめんね。本当にごめんね…」

 

 村上は落ち込み涙声で亡き息子へと謝る志村に何か声を掛けようかと思ったが、余計に拗れるだけだと思い緑谷に視線を戻した。

 

 「緑谷…なんかごめんな。部外者のオレがなんか引っ掻き回してよ。」

 

 村上はそう言って緑谷に触れて技を授けた。

 

 「これって…色んな個性の使い方?どういう事?」

 「オレが歴代が築いて来たOFAとその歴史を通した戦いをこの精神世界に入った時、感じて作り上げた“歴代個性の使い方ガイド”ってところだ。正直言ってお前に合いそうな武術を覚えさせるより、受け継いだ力を使いこなす事が必要だ。」

 

 

 村上はそう言って段々と薄れて、精神世界から元の現実へ戻って行った。

 

 「…村上!村上!!」

 「ん?なんじゃ切島!」

 「緑谷に合いそうな武術見つかんないのか?もう一分ぐらい掴んでるぞ?」

 

 村上はそう言われて緑谷から手を離した。

 

 「緑谷なら問題無いぞ、寧ろコレからより強くなるじゃろう。」

 「そうか!じゃあ向こうで組み手付き合ってくれ!」

 「ふむ、いいじゃろう!ボコボコにしてやるわい!」

 「勘弁してくれよ…」

 

 村上は未だに座っている緑谷を置いて、切島達との組み手を開始した。

 

 そして…敵も動き始めた。




 次回!肝試し!そして襲撃!乞うご期待!


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