無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 ヴィラン連合の主戦力と会敵した村上!

 彼らの明日は来るのか!


進撃の村上

 「な、なんだアイツ!?」

 「どう見てもヴィランじゃないの!」

 

 手に持つ獲物を十字架のようにクロスさせた謎の存在に戸惑いを隠せないヴィラン連合。

 その恐ろしい外見もそうだが、地面に置かれている麻袋に付着している血(血糊)と人が入ってるように見えるその袋のシルエットは相手が“人を息をするかの如く殺せる”という事を突きつけてきているのも、嫌な予感に拍車をかけている。

 

 「どうした?かかってこいよ汝ら…汝らが真にヴィランだというのならば!正義の代弁者を騙る私…レイクキラー相手に挑め!喰らえ!戦え!戦いの果てに勝者の…力による正義が存在するのだ!」

 

 手に持つ獲物をくるくると回して逆手に持ち替えて、コチラを睨みつけて慟哭するその姿に…

 

 「「「「「お前ヒーローとかじゃねぇだろ!」」」」」

 

 ヴィラン連合は総ツッコミだった。

 

 そりゃ当たり前である。

 

 どう考えても殺人鬼か某神罰の地上代行者である。

 

 「来ないのか?ならばコチラから行こう…」

 

 そう言ってゆっくりと両手を広げて武器を下に向けた状態で歩み寄るレイクキラーこと村上。

 

 「火で焼け死ね!」

 

 狂火骨が火焔を放つが…

 

 「【焔裂き(ほむらさき)】知ってるか?火は切れる…!」

 「ウソだ…ろ…」

 

 歩みは止まらず鉄筋の一振りだけで炎は切れて消された。

 

 「す、ステインの教えを穢すヒーロー気取りが!俺のスーパーナイフナイフソードの鯖に成れ!」

 「スピナーちゃん!ダメよ!戻りなさい!」

 「おいおい…腰が引けてるぞ物真似野郎(Imitation bastard)?お前の覚悟はその程度か?」

 

 完全にスピナーを格下の雑魚…己の信念など無い物真似だと断じてせせら笑うその態度に、スピナーは頭にカチンと来た。

 

 「言わせておけば…喰らえ!」

 

 そうして彼の振り下ろしたスーパーナイフナイフソード(笑)は…

 

 ガギャ!バギン!

 

 「脆い…所詮弱者の虚仮威しか…」

 「は?」

 

 ノーガードの村上の頭部に何一つ傷をつける事もできずに、ただでさえハンダや針金、ベルトなどでナイフを寄せ集めて作り上げた手作りのスーパーナイフナイフソード(笑)はバラバラに砕け散った。

 

 「スピナーと呼ばれていたな?ダメじゃぁ無いか…ソード…つまり剣とは槍や弓矢と違って人が人を殺す為にあるのだ…人に振えば砕ける剣など…最初から私に効くはず無いだろう?」

 「あ、ひひぃ…!?」

 「そうだな…棍棒でも今後は持っていた方が良いぞ?かの英雄ヘラクレスの武器だ。こんな風にな…」

 

 尻餅をついて後ずさるスピナーに対して村上は近くの木に貫手を放つとそのまま【覇気】でコーティングし、根本から引っこ抜いた。

 

 「(アタシの磁気でスピナーちゃんを…!)来い!」

 「おっと…横槍は困るな…」

 

 村上はマグネがスピナーを個性で引き寄せようとした時、素早くスピナーの喉を掴んで引き寄せを無力化した。

 

 「さてと…折角作ったんだから一発喰らって…」

 

 村上がスピナーに向けて丸太を振り下ろそうとした時、村上は【覇気・見聞色】が反応したので棍棒とスピナーを離して距離をとったら、村上が持っていた丸太が円形に抉れた。

 それを起こしたのはMr.コンプレス。個性でなんでも圧縮してビー玉のような物に閉じ込めて任意のタイミングで解放できるマジシャンのようなヴィランだ。

 

 「おっと!?なんで避けられるの?おじさん気配を消したし、死角をとってた筈なんだけど?」

 「マジシャンか…そうだなトリックの種明かしをすると…私には数秒先の未来が見える」

 

 それを聞いたヴィラン連合は唖然とする。

 

 「「「ハァ!?」」」

 「チートかよ!?ふざけやがって!」

 「なんつー個性持ちだよ…」

 

 そして村上はMr.コンプレスにその場のノリでゲームを持ちかける。

 完全に舐めプしていた。

 

 「マジシャンよロシアンルーレットをご存知か?」

 「な、なんだいきなり?そりゃ知ってるさ…」

 「ここに拳銃がある。ガスマスクのガキが持っていた物だが…コレで賭けをしようじゃないか」

 

 村上がそう言って自分の足元に、マスタードから強奪したニューナンブM60を置いて足で蹴ってコンプレスに渡す。

 

 「ルールは5発入ったこの銃で5回空を引いた方の勝ち…コレでどうだ?」

 「(おいおい…アイツもやられたのかよ…)へ、へぇ…良いよまずはおじさんから…」

 

 コンプレスは銃を拾うと同時に弾を全て抜いて、弾をシャツの袖口に隠してからこめかみに銃を当てた。

 

 「(ヤツはこんなトリックにも気づいて無いね)1,2,3,4,5!どうだ!!」

 「す、スゲェ!?イカれてやがる!」

 「やるじゃないの!惚れちゃうわ!」

 「な、なんという…」

 「火、ヒヒ…ヤツは終わりだな…」

 

 コンプレスは緊張が解けたフリをして弾を元に戻すと、村上から渡された時と同じように蹴ってよこす。

 

 「さぁアンタの番だよ…まぁおじさんに勝てる筈…」

 

 ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

 

 「1,2,3,4,5!…チョロいね。」

 

 「「「「コイツもイカれてやがる!?」」」」

 「うっそー!?と言うか無効だろ!!」

 「残念ながら…ロシアンルーレットは死んだら負けなので…引き分けです!さあ首を出せ!」

 

 最初から彼らに勝ち目は無かった。




 最後のシーンに見覚えのある人はコメント欄にてツッコミを!
 

 次回も楽しみに!
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