無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア   作:平和推し

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 死柄木と再開した村上、しかしその時間はすぐに終わり…


その2

 「久しぶりだな弔、顔色も大分良いな。」

 「ああ…この通り、指サックを着けてからはマジで快適に過ごせてるぜ。全く…“先生”も教えてくれっつーの」

 

 村上が弔と駄弁り始めたのを見て、ヒーローもヴィラン連合も困惑していたが、そこは互いに年季があるので、すぐに戦闘体制になった。

 

 「あ〜オホン…君達がヴィラン連合か!爆豪少年は返して貰う!そして貴様らは刑務所行きだ!」

 「…あ、んん!おっと…それは怖いですね…」

 

 そんなふうに締まらないかんじで対峙する一行だったが…

 

 「で?最近どうだ?コントローラーうっかりとか無いんだろ?ランクとか上がってんじゃないか?」

 「そうなんだよ!前まで熱中したらすぐサラサラ…ってなってたんだけよ、それがねぇからFPSとかもやり始めてな!まだまだやりてぇけど黒霧がな…」

 「良かったじゃん、まぁランクバンバン上げたいなら確かにアレだよな、徹夜になりやすいから止められるのはしゃーないって」

 「だよな…でだ、スピナー結構上手いんだよ、やっぱ俺よりやれてるからかわかんねぇけど…」

 「継続ってやっぱ大事だよな…」

 

 

 「「…互いに敵(ですよ)だよね!?」」

 

 普通にツッコミを入れられた

 

 「村上少女!ちょっと来なさい!」

 「トムラ!ちょっとお話しがあります!」

 

 ((オカンかよ…))

 

 チッめんどくせぇ…みたいな感じで黒霧とオールマイトの元に行く弔と村上。

 全く反省しそうな予感は無い。

 

 「いいかい村上少女!そこのヴィランと何があったかは知らないけどね?敵対同士なんだよ!?もうちょっと危機感と言うか…」

 「いいですかトムラ?貴方は自分がなんだか良く分かってますか?ヴィランなんですよ?それにあの女は初対面で貴方の指を切断してきたんです。何故仲良しこよしなど…」

 

 ヴィラン連合とヒーローが未だに“どうしよう…この状況”となりつつも、とりあえず睨み合いを続けている状態。

 そして何故か始まる説教…カオスである。

 

 「分かったかい?」

 「分かりましたか?」

 

 「「はーい、分かりました。」」

 

 「「全く…世話が焼ける…」」

 

 

 多分分かって無さそうだが、とりあえず説教は終わった。

 

 「さてと…そういえば弔?」

 「あ?なんだよ?」

 「正直オレから見てもお前達って、この状況詰みだと思うんだが…なんか打開策ある系か?」

 「ああ…そういえば、こんな言葉言えば良かったな…“助けて先生!”てな。」

 

 その瞬間、ゾワリと背筋に悪寒が走るような声が聞こえた。

 

 良い判断だよトムラ!

 

 そして死柄木達ヴィラン連合と爆豪の口から泥が溢れてきて、更には脳無が空中に現れた泥からゴポッ!と湧き出てきた。

 そしてヴィラン連合と爆豪は泥に塗れて消えていく…

 

 

 「弔!?」

 「オボ、オブブェ…」

 「“マジかよ先生”って…打ち合わせでもしておけよ。」

 

 村上は死柄木が何言っているかを、しっかり理解してツッコミを入れているが、周りはもっとパニックだった。

 

 「オウ゛!?」

 「爆豪少年!!…No〜!!」

 

 オールマイトの目の前で爆豪が泥と共に消えた。

 

 「総員構え!撃て!」

 「脳無だと!?ならば燃やし尽くす!!」

 「むう…忍法・千枚通し!!」

 「ウルシ鎖牢!」

 「俊典!!恐らくこの展開はヤツに読まれてたぞ!」

 

 湧いて出てきた脳無に対して、警察の機動部隊が一斉に発砲し、プロヒーロー達が己の持つ技を脳無に放つ。

 そんな中、塚内が別働隊との連絡が途絶している事に気づいた。

 

 「ジーニスト!そっちの脳無工場はどうした!?応答しろ!…まさか」

 「おい!メリケ…オールマイト!オンリーワン!コチラは俺たちがなんとかする!今すぐ行け!」

 

 そう言ってエンデヴァーは脳無を押さえつけて『ヘルフレイム』で焼き払う。

 

 「分かった!いくぞオンリーワン!」

 「了解!オールマイト!」

 

 

 ヴィラン連中本部に脳無が現れる数分前。

 

 

 脳無工場から脳無を回収していたヒーロー達の目の前に工業地帯のようなマスクをつけた男が現れ、工場ごとヒーロー達を吹き飛ばした。

 

 「なるほど…ベストジーニスト。流石はNo.4だ。全員のコスチュームの繊維を操り、全員を範囲から離脱させたか…

 「お前は何者だ!」 

 「僕かい?僕はAFO(オールフォーワン)…魔王だよ

 

 AFOは手をベストジーニストに向けると…途轍もないスピードで指先の爪が漆黒の刃となって伸びて、腹を貫いた。

 

 「ゴブッ!?」

 「君の個性はあまり欲しくないからね。

 

 そしてちょうどそのタイミングで、死柄木達が泥と一緒に出てきた。

 

 「よぉ先生…少し頼みがある」

 「なんだいトムラ?行ってごらん?

 

 「俺たちが逃げる時間を稼いで欲しい…わりと切実に、あと爆豪はもう要らないから適当にほっといてくれ」

 「逃げる時間?オールマイトの事なら大丈夫だよトムラ。僕は奴を殺せ…ん?何か来るね?

 「じゃあな先生。黒霧!ワープ!」

 「では我々はこれにて…ご武運を…」

 

 そして死柄木達がワープで消えたタイミングでAFOは飛んでくる存在を認識した。

 

 

 「全て返して貰うぞ!AFO!」

 

 

 それはオールマイトと…

 

 

 

 

 コンクリートの柱に手を背後で組んでいる状態でサーフィンの様に乗って飛んでくる一人の少女だった。

 

 

 「どうも桃◯白です」

 

 

 「…ハァ!?

 

 




 
 次回もお楽しみに!
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