無個性(尚、最強の武闘系な)少女のヒーローアカデミア 作:平和推し
「久しぶりだな弔、顔色も大分良いな。」
「ああ…この通り、指サックを着けてからはマジで快適に過ごせてるぜ。全く…“先生”も教えてくれっつーの」
村上が弔と駄弁り始めたのを見て、ヒーローもヴィラン連合も困惑していたが、そこは互いに年季があるので、すぐに戦闘体制になった。
「あ〜オホン…君達がヴィラン連合か!爆豪少年は返して貰う!そして貴様らは刑務所行きだ!」
「…あ、んん!おっと…それは怖いですね…」
そんなふうに締まらないかんじで対峙する一行だったが…
「で?最近どうだ?コントローラーうっかりとか無いんだろ?ランクとか上がってんじゃないか?」
「そうなんだよ!前まで熱中したらすぐサラサラ…ってなってたんだけよ、それがねぇからFPSとかもやり始めてな!まだまだやりてぇけど黒霧がな…」
「良かったじゃん、まぁランクバンバン上げたいなら確かにアレだよな、徹夜になりやすいから止められるのはしゃーないって」
「だよな…でだ、スピナー結構上手いんだよ、やっぱ俺よりやれてるからかわかんねぇけど…」
「継続ってやっぱ大事だよな…」
「「…互いに敵(ですよ)だよね!?」」
普通にツッコミを入れられた
「村上少女!ちょっと来なさい!」
「トムラ!ちょっとお話しがあります!」
((オカンかよ…))
チッめんどくせぇ…みたいな感じで黒霧とオールマイトの元に行く弔と村上。
全く反省しそうな予感は無い。
「いいかい村上少女!そこのヴィランと何があったかは知らないけどね?敵対同士なんだよ!?もうちょっと危機感と言うか…」
「いいですかトムラ?貴方は自分がなんだか良く分かってますか?ヴィランなんですよ?それにあの女は初対面で貴方の指を切断してきたんです。何故仲良しこよしなど…」
ヴィラン連合とヒーローが未だに“どうしよう…この状況”となりつつも、とりあえず睨み合いを続けている状態。
そして何故か始まる説教…カオスである。
「分かったかい?」
「分かりましたか?」
「「はーい、分かりました。」」
「「全く…世話が焼ける…」」
多分分かって無さそうだが、とりあえず説教は終わった。
「さてと…そういえば弔?」
「あ?なんだよ?」
「正直オレから見てもお前達って、この状況詰みだと思うんだが…なんか打開策ある系か?」
「ああ…そういえば、こんな言葉言えば良かったな…“助けて先生!”てな。」
その瞬間、ゾワリと背筋に悪寒が走るような声が聞こえた。
良い判断だよトムラ!
そして死柄木達ヴィラン連合と爆豪の口から泥が溢れてきて、更には脳無が空中に現れた泥からゴポッ!と湧き出てきた。
そしてヴィラン連合と爆豪は泥に塗れて消えていく…
「弔!?」
「オボ、オブブェ…」
「“マジかよ先生”って…打ち合わせでもしておけよ。」
村上は死柄木が何言っているかを、しっかり理解してツッコミを入れているが、周りはもっとパニックだった。
「オウ゛!?」
「爆豪少年!!…No〜!!」
オールマイトの目の前で爆豪が泥と共に消えた。
「総員構え!撃て!」
「脳無だと!?ならば燃やし尽くす!!」
「むう…忍法・千枚通し!!」
「ウルシ鎖牢!」
「俊典!!恐らくこの展開はヤツに読まれてたぞ!」
湧いて出てきた脳無に対して、警察の機動部隊が一斉に発砲し、プロヒーロー達が己の持つ技を脳無に放つ。
そんな中、塚内が別働隊との連絡が途絶している事に気づいた。
「ジーニスト!そっちの脳無工場はどうした!?応答しろ!…まさか」
「おい!メリケ…オールマイト!オンリーワン!コチラは俺たちがなんとかする!今すぐ行け!」
そう言ってエンデヴァーは脳無を押さえつけて『ヘルフレイム』で焼き払う。
「分かった!いくぞオンリーワン!」
「了解!オールマイト!」
ヴィラン連中本部に脳無が現れる数分前。
脳無工場から脳無を回収していたヒーロー達の目の前に工業地帯のようなマスクをつけた男が現れ、工場ごとヒーロー達を吹き飛ばした。
「なるほど…ベストジーニスト。流石はNo.4だ。全員のコスチュームの繊維を操り、全員を範囲から離脱させたか…」
「お前は何者だ!」
「僕かい?僕は
AFOは手をベストジーニストに向けると…途轍もないスピードで指先の爪が漆黒の刃となって伸びて、腹を貫いた。
「ゴブッ!?」
「君の個性はあまり欲しくないからね。」
そしてちょうどそのタイミングで、死柄木達が泥と一緒に出てきた。
「よぉ先生…少し頼みがある」
「なんだいトムラ?行ってごらん?」
「俺たちが逃げる時間を稼いで欲しい…わりと切実に、あと爆豪はもう要らないから適当にほっといてくれ」
「逃げる時間?オールマイトの事なら大丈夫だよトムラ。僕は奴を殺せ…ん?何か来るね?」
「じゃあな先生。黒霧!ワープ!」
「では我々はこれにて…ご武運を…」
そして死柄木達がワープで消えたタイミングでAFOは飛んでくる存在を認識した。
「全て返して貰うぞ!AFO!」
それはオールマイトと…
コンクリートの柱に手を背後で組んでいる状態でサーフィンの様に乗って飛んでくる一人の少女だった。
「どうも桃◯白です」
「…ハァ!?」
次回もお楽しみに!