銀河天使な僕と君たち   作:HIGU.V

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お久しぶりです


第3話 集結の日

Absoluteの人工惑星であるセントラルグロウブ。その軍港に停泊したルクシオールは、首脳陣というよりも、ココとルーンエンジェル隊に、先の演習の反省よりも先にUPW長官に面会する様にと指示が下りてきていた。

色々思う所はあった物の、ここは軍隊であり学校ではない。報酬を貰って行動しているのだから、従う義務が生じているのだ。それでもまだ彼女たちの多くが少女と言える年齢であるのもまた事実。不満げな、それでいて悔しげな表情を浮かべている者が殆どであった。

 

 

「おぉ、皆。久しぶりだね」

 

「タクトさん!」

 

 

 呼び出された場所はUPW長官の執務室であったはずだが、そこに向かう道中になぜかタクト・マイヤーズその人は佇んでいた。彼は皆が来る前に少しお手洗いに行ってくるよと、執務室を後にしてそのまま此処まで抜けてきたのである。その証拠にタクトが二の句を継ごうとした途端、ルーンエンジェル隊の端末とココの端末に通信が入る。

 

「誰かタクトを見なかったか? アイツまた抜け出しやがった」

 

「ココさん、恐らくそちらに向かっていると思いますので確保次第、説明責任を追及してください、あなたにはその権利がありますから」

 

レスターとラクレットの片や激しい方や静かな怒りの表情に、此処もエンジェル隊も気圧されたが、目の前のタクトが必死に頭の上で手をクロスさせたジェスチャーをとっているので、なんとか了解しました。と誤魔化すことにした。

 

 

「ふぅ、全く油断も隙もありゃしない」

 

レスターが聞けば、それはこちらの科白だ! と怒鳴りつけそうな文句を悪びれる事もなく言うタクト。そのあまりの変わらなさに、少しだけ沈んでいた気分を忘れて乾いた笑みが出てくる面々。タクト・マイヤーズという人物がいるだけで感じる何とも言えない高揚感と虚脱感。きっとそれこそがマイヤーズ流の原動力にして、タクトのカリスマなのであろう。

 

「さて、皆。積もる話もあるけれど、艦に戻るよ。追手が来ているからね」

 

 

 この場に赴いた7人に与えられた命令はUPWの長官に面通しを行う事だ。そして、それはタクトと会った瞬間に達成されたのである。久方ぶりに会ったタクトを彼女たちが視界に入れた瞬間、情報が更新されて、網膜に自動的に映し出されたのだ。階級が変更されている事。そして、その変更先がUPWの長官、事実上の軍部最高責任者であること。

 誰も言葉に出してはいなかったが、薄々勘付いていたことだ。感情は兎も角、口に出すことはしないままに、タクトを見詰める事しかできなかったのである。

 

 

「それじゃあ全員駆け足! あ、オレの速度に合わせてね」

 

 

 全く今までと態度の変わらないタクトがどこか遠くに行ってしまったように見えるのだが、命令に従い今来た道を回れ右していく彼女達は、心の中でレスターとラクレットに謝罪するのであった。

 

 

 

 

 

 

「さて、何から話したものか。まず、オレは艦から降りてUPWの長官になった。住居も職場も奥さんと同じになって、念願の結婚生活を快適にエンジョイ出来る訳さ」

 

「そうですか……」

 

「タクト本当に降りちゃうのだ? それは少し寂しいのだ……」

 

 

 ティーラウンジの円形のテーブルを囲うように8人は座った。そして一先ず口火を切ったのはタクトのその事実確認の言葉であった。隠すことなくナノナノは感情を吐露する。彼女も根っからの子供でない為にもうどうにもならないことであるのは理解しているのだが、それでも言葉になってしまったのだ。

 

「うん、まぁ……ごめんね。オレがここから離れて、皆が悲しみに苛まれ枕を濡らす姿を見るのは辛い」

 

「そこまで言ってねぇぞ」

 

「でも情勢的にそうも言っていられなくなってね。人手が全然足りないんだ」

 

 

 アニスの冷静なツッコミには一切触れずにタクトは続ける。そしてその理由には心当たりがあった。ある意味で銀河に激震を走らせたニュース。それは新たな平行世界PHOSの発見だ。比較的文化の近かったNEUEと違い、食べ物の色が青や緑で白い食べ物が珍しいという謎な銀河なのだが、UPWとしてもEDENとしても手を回さなければいけない範囲が増えたのである。

加えて一般発表はまだだが、他にも人類文明の残る銀河が連続して発見されてきている。ALTE、RUIN、SKIA。使節団と言うよりも調査部隊を送り込んでいる段階なのだが、ファーストコンタクトに成功している銀河たちである。

 あまりに急激な変化故にでもあるのだが、既にEDENとUPWからしてみれば、NEUEは支援を受けるのではなく与えてほしいレベルなのだ。せめて支援を必要としない様に自立してもらう必要はある。

 

「まぁともかく。オレがAbsoluteでどっしり構えている。そんな状況が求められているんだ」

 

苦笑交じりにタクトはそう言う。安定しかけてきた平行世界情勢。それが傾き始めた時に即応できる人員しかも、孤立無援になってもどうにかしてくれる人物を中心に添える事で、守りをやや手薄にしてもなんとかなるといった形が生まれるのだ。

これでもどこかの世界の物語よりはましなのだ。ホーリーブラッドの量産は目前であり、艦の数も十分やりくりできるほどには存在する。艦乗りや戦闘機乗りに関係なく軍人を志す若者も多く。経済的には十分な程に潤っており、富裕層が慈善活動として寄付する額も凄まじい。数多の資源衛星惑星の開発にも成功し支援に回す余力もあるし、国内の意見はおおむね合意しているのだから。どこぞの僕の考えた最強の帝国かと言わんばかりの発展度合だ、足りないのは英雄と言う切り札と高級士官くらいだ。

 

「まぁ、元ムーンエンジェル隊がいないと意味ないのは言っちゃいけないお約束なんだけれどね」

 

ミルフィーは置いておくとして、元エンジェル隊の面々は現在散り散りとなっていた。ランファは弟の結婚式の為に帰省しており、溜まりに溜まった有給休暇を消費中だ。ブーケを狩りに行くと言った彼女を誰がとめられようか。同じくヴァニラも一度帰省し、恩師の墓参りに赴いている。こちらはそう言った理由がないと休もうという努力を忘れてしまいがちなので、ランファに少し引っ張られたところか。

 

忙しいのはミントであろう。彼女は正式にブラマンシュ商会の代表に就任。父であるダルノーは相談役と言う位置だが一線を引いた形だ。今日も西に東にアンテナを張り巡らせているところであろう。ちとせも教官の真似事をしたことが影響したのか、現在EDENのジュノーでホーリーブラッドの次期パイロット候補たちに教習をつけつつ、自身も艦隊指揮の勉強をしている。ある意味で正統派の出世コースの道中である。

 

一番今を満喫しているのは意外にもフォルテ・シュトーレンだ。彼女はNEUEから立ち退きを命令され(形だけの側面が強いが)軍からも謹慎を命じられ(事実上の特別褒章でもある)『知人の所有するリゾート惑星』でバカンスと洒落込んでいる。タクトがうらやむほどには満喫しているそうだ。

 

 

「まぁそういうわけで、オレは艦を降りる。色々部署替えと言うか人事異動もおこるわけさ」

 

「それじゃあ……やっぱり」

 

「あのいけすかねぇ野郎が艦長かよ……」

 

 

タクトの言葉の意味を察した面々は、この前着任したタピオ・カーと言う人物はどういった意図があっての着任だったのかを思い返しどんよりと沈んだ空気になってしまう。ココなんかは特に顕著で、上手く表情を取り繕うとしたのか、表情が固まってしまっている。

 タクトはここにきて周囲の勘違いを察した。彼の中では『そう』結論づけられていたために『その』勘違いに漸く以て気が付いたのだ。

 

 

「タピオは艦長ではないよ。はいこれ」

 

 

 タクトはそう言って用意してあった書式を表示する。そこに書いてあったのはココ・ナッツミルクが段階を踏んで昇進し大佐になってそのままルクシオールの艦長に就任する事である。

 そのことに理解して、ルーンエンジェル隊が我がことのように喜び、ココも呆然としているのをタクトは横目で眺めながら、入り口から近づいてくる少女の姿を認めた。

 

 

「全く、アンタは勝手に消えるし、公共の場なのにギャーギャーうるさくてたまったもんじゃないわ」

 

「久しぶりなのに随分な言いようじゃないか────ノア・ヴァルター『夫人』?」

 

 その少女の名はノア・ヴァルター。彼女の肩書を説明するのはひどく複雑怪奇な背景がある為に非常に困難であるが、文字だけ羅列していくのならば

「銀河最年長の人間であり救国の英雄の従兄弟の妻であり黒き月の管理者であり英雄の義姉であり平行世界最高峰の頭脳をもつ兵器と民俗学の学者でありながら15歳の軍の重鎮(既婚)」

である。メアリー・スーでも見ないような設定を持つ彼女だが、覚えるべきことは金髪ロングツンデレ系天才美少女(ロリ枠)であるという事だけでもある。

 

 

「おい、タクトなんだこのちっこいのは?」

 

「随分な言い草じゃないの、この山猿は。自分が誰のおかげで今生きていられるかも知らないで」

 

「あーはいはい。二人ともややこしくしない。質問は後で受け付けるから簡単に説明すると、この人はノア・ヴァルター。天才的な科学者でデュアル・クロノブレイク・キャノンの開発者だ」

 

 タクトはさらりと事実を告げる。この目の前の少女は凄い人物なのだと。実際彼女は当初UPWの長官に就任していたのだが、様々な事情と本人たっての希望で技術開発局を設立しそこの局長になっている。

 

「はぁ!? こんなちっこいのがあんな馬鹿デカいものを作ったってのかよ! つかラクトの妹って事か? 全然似てねーじゃねーか!」

 

「アニスさん、この人は「ノアよ」……ノア局長はヴァルター中尉の妹ではなくて……」

 

「では姪っ子さんでしょうかぁ~?」

 

「あれ? カルーアさんも知らないんですか? ラクレットさんのお兄さんの奥さんですよ」

 

「ラクトのお兄さんは若い女の子が好きなのだ?」

 

 

いい感じに場が混沌としてきたので、タクトは咳払いをして注目を集める。こうでもしないとアニスとノアが一触即発な関係になりかねないと彼の直感が告げたからである。

 

「話を戻すけれど、彼女が開発した幾つもある有用な成果のひとつ、それがさっきの模擬戦で活躍したホーリーブラッドさ」

 

タクトはコンソールから空間にウィンドウを呼び出して説明を始める。ノアはそれを呆れた目で見ているがもう何も言わない。エンジェル隊は麻痺しているが、いくら人払いをしているからとはいえ、このような場所(カフェテリア)で話していい様な内容ではないのだ。

 

「ホーリーブラッド……」

 

「そう。今の時代の技術で作りだした人造紋章機さ」

 

「人造……」

 

「まじかよ……」

 

 

彼女達が言葉を失うのも無理はない。この時代に生きる者にとって、紋章機と言うのは神話に出てくる神々が作った武器という感覚なのだ。超常的な力を発揮する奇跡の乗り物なのだ。間違っても便利で格好良いタクシーではない。

それがEDENの文明力によって作られたのだ。これが紛い物や模造品などの劣化物であればそこまでの衝撃はなかったであろうが、先程の模擬戦でその性能が自分たちの乗る機体と比べてなんら勝らずとも劣らない事を理解しているのだから。

 

 

「まぁ、アタシからすればまだまだ改善点は多い物なんだけれどね。操作性、整備性や補給の問題。何よりも運用のドクトリンができていないわ、非常に困難だし。制作コストももう少し下げたいところね」

 

「ノアの言う通り、まだまだ全軍を上げての運用には問題があるんだ。ざっくり言ってしまうと操作がものすごく難しい。簡易化すると紋章機の強みが削がれてしまう。だから動かせる人が少ないんだ」

 

ホーリーブラッドの設計コンセプトは人の作った紋章機というよりも『誰でも乗れる紋章機』のほうが近い。しかし操作性という点で難がある為にフィーチャーされているのが前者のテーマになってしまっているのだ。

 

「それを扱えるのは今の所銀河に5人。超速戦闘に耐えうるという意味ではもう少し増えるし、搭乗機体が別に決まっている人物も含めるのならば、ムーンの皆とラクレットも乗れるけどね。ともかく、その5人のうちの1名が今日付けでルクシオールに、エンジェル隊に入隊することになる」

 

「え、えええ!?」

 

「急すぎんだろ!」

 

アニスのいう事は尤もだが、そんな事でタクトやその上が決めた人事が変わるわけでもない。ともかく今後のエルシオールは全くの新体制で運営されていくという事になる。

 艦長ココ・ナッツミルク大佐 副長(操舵主)タピオ・カー中佐。という首脳陣の下にルーンエンジェル隊9人(書類上は8人)という編成である。

 

 

「それじゃあ、格納庫に行こうか、そろそろ付くだろうし……見つかるだろうし」

 

 

 タクトは経験でそろそろここがばれて連れ戻されるという予感がしていた。その為仕事と言う大義名分で、面倒なスケジュールを飛ばして、ホーリーブラッドの正式な着任の立ち合いと言う仕事に直行することにしたのだ。外回りを半分サボりだと思っているうだつの上がらないサラリーマンみたいな行動だが、それによって捕縛されることはなくなるのだがら。

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって格納庫。額に青筋を浮かべたレスターと苦笑しているラクレットに軽く手を挙げて挨拶したタクトの器はやはり大きいのであろう。どうにも締まらない雰囲気の中、格納庫のシャッターが開き、着艦要請をしていた機体が一機入ってくる。驚くべきことに自走してだ。ホーリーブラッドには自走機能が付いているのだ。これによりアンカーにより固定する必要がなくなり、整備性が非常に向上したうえに、スクランブルへの対応がより迅速に行えるようになったのだ。

ともかく、ルーンの皆が驚きと共に見詰めていると、停止した機体から一人の青年が下りてくる。白を基調としたエンジェル隊の男性制服を完ぺきに着こなしているその姿は平均的な男性の体格を持つ人物であった。よく観察すれば平均よりもやや厚みのある胸板や、しっかりとした重心などに目が行くが、彼女達が何よりも注目したのはその容姿だった。貴公子という言葉が服を着て歩いている。そう思えるほど優雅かつ洗練された所作をたった数十メートルを歩いてくるというだけで見せつけたのだから。近づいて来た顔を見ると容姿も非常に端麗だ金髪碧眼で鼻も高くパーフェクトと言ってよい。一日クルー体験できたアイドルだって此処までではないであろうといった具合なのだ。

 

「1400、ロゼル・マティウス少尉着任しました。書類は全て提出済みですが、一応こちらにも」

 

「はいはい、確認したよ。たぶんレスターが。まぁそう堅くならないでよ」

 

「おっと、マイヤーズ長官の部隊でしたね、失敬。では。ロゼル・マティウスと申します。3人目のエンジェル隊男性メンバーとして配属されました。よろしくお願いします」

 

 

気が付けば目の前まで来ていた青年は、見事なまでの敬礼を決めてきたが、タクトのどうにも気が抜けてしまう声を受けても、一切動じずに少しばかり表情を崩して再び名乗って来た。

この時点で初対面のメンバーへの掴みは完璧であったと言える。お堅い軍人でありながらも柔軟に部隊の空気に馴染むことができる。その片鱗をわずかなやり取りで見せている。恐ろしい手腕だ。なにせ、彼は師匠から全くコミュニケーション術を参考にしなかったのだ。

 

「よ、よろしくお願いします! 隊長のカズヤ・シラナミです」

 

「よろしく。君がカズヤかい? ああ、すまない。名前で呼んでいいかな? 円滑なコミュニケーションの為にも是非そうしたいんだ。勿論僕個人としてもね」

 

「あ、うん。こちらこそ、ロゼル!」

 

二人は握手を交わしてお互いの瞳を見つめ合う。カズヤはロゼルの瞳が自分を映しているようで、どこか遠くを見ているような、そんな違和感を覚えながらも、目じりが下がり笑みを浮かべた途端にそれを見失ったので気のせいと自分に言い聞かせた。

ロゼルはカズヤと離れるとノアの方に向き直る。

 

「代表……ではなく、室長でもなく、ノア局長。お久しぶりです」

 

「そうかしら? まぁいいわ。さっきの演習いい感じだったわ。ようやく形が見えてきたしもう私の手から研究は離れるでしょうね」

 

「僕も所属が変わりましたからね」

 

 

親し気に話すその姿をみて、エンジェル隊の面々は彼が以前より軍の中枢部に面識のある人物であることを感じ取った。自分たちもそうなので忘れそうになるが、政治的要因や所属の背景的事情もある者たちが殆どなので、ある種の実力で立っていると考えると非常にエリートである。

 

「ほら、ロゼルはテストパイロットだったからね」

 

「あぁ、なるほど」

 

タクトが書類の確認をレスターに投げてそう捕捉してくる。カズヤは納得してぼーっとロゼルを見ていた。視線の先のロゼルは一番右端に立っていた人物────ラクレット・ヴァルター中尉────に向き直るとはにかんだ様に微笑んだ。

 

「ご無沙汰しております! 教官!」

 

「あ、あー……そうだね。うん。よし。久しぶりだな、ロゼル。今後は同じ部隊の先輩後輩だからそう堅くならないでくれ、うん」

 

「はい、ですが、教官とお呼びしても?」

 

「それは構わないよ。腕はなまっていないようで安心した。超高速時の制御はもう負けてしまうかもな」

 

距離感を探るような会話で入ったが、非常に親し気な二人だった。このことにカズヤは少しばかり目を丸くした。それは他のエンジェル隊のメンバーも同じだったようで、解説!とばかりにタクトの方を見る。その様子をココは小さな笑みをノアは呆れた表情で見ている。非常に平和な光景だった。

 

「ロゼルはラクレットが見出して2年半みっちり教えた生徒……愛弟子ってところかな」

 

「で、弟子!? 」

 

「なんかすごいしっくりくる響きだな」

 

「暑苦しそうなのだ」

 

「5人いるけど、エンジェル隊を除けば銀河で1番の部隊よ。こいつの弟子たちはね」

 

ノアのフォローを聞きながらカズヤは先ほどの演習を振り返る。明確な自信は実力に裏打ちされたものというのは解っていたが、まさかそんな関係性だったとは。

 

「まぁお互い切磋琢磨していこう、ロゼル」

 

「はい! 教官!」

 

 

カズヤはそのやり取りになにか心の中のなにかしらが重たくなったのを感じた。

 

 

 

こうして、新体制のルクシオールのメンバーは揃い、一同はしばしの休息の後、NEUEへと出立するのであった。

僅かな火種を抱えつつ、これが銀河史上最大の事変の序章であることをまだ知ることもなく。

 

 

 




のんびり再開いくよー。
イチャラブ成分はもうすこしまってくれ・・・

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