洞窟にてヴェルドラ、ヨドとの生活をし始めたあの日から三十年たった。
'ヴェルドラ~、スキルを試したいんだがちょうど良い奴っているか?'
'ふむ......ジャイアントバットはどうだ?'
'あぁ、そうしよう。じゃ、行ってくる。'
'今回はどのようなスキルを作ったのだ?'
とまぁ、こんな感じの生活を続けていた。
ちなみに三十年の間にスキルを三つほど作った。
一つ目、魔力増幅。
読んで字の如く、自身の
少ない
二つ目、広域探査。
これもまた字の如く。広範囲に何があるか・いるかを調べることが出来る。また、解析鑑定を併用する事も出来る。本来なら自分の意思で行使するのだが、ヨドがいることにより自動的な発動が
可能になっている。
そして最後三つ目、識別擬態。
出来ない。....ヴェルドラに擬態出来る時点で相当だけども。
今回はこれに加えて、攻撃系の四つ目として作ったスキル、紫氷の試し打ちをしに行った.....
のだが。そこで奇妙な出会いをした。
'......スライム?'
'えっ!?声が聞こえる!?誰!?'
!こいつ.....もしかして転生者か?てか.....
'....目が見えないのか?'
'あっはい!!見えないです!!'
やっぱりか......
'なら見えるようにしてやる。'
'!本当ですか!ありがとうございます!!'
'敬語じゃ無くて良い、それよりあんたも転生者か?'
'!?なっ何で...って
'あぁ、俺も転生者だ。'
'そうなのか!じゃあ同郷の可能性があるのか?'
'こっちは日本生まれだが....そっちは?'
'俺も日本だ!よろしくな!!'
'あぁ、よろしく。'
まさか異世界で同じ日本人に会えるなんてな....驚きだ。
'で、目が見えるようにするんだが...スキルについては分かるか?'
'あぁうん、何かユニークスキル?ってのがあるっぽい。'
'そうか、なら話が早い。魔力感知って言うスキルがある。あ、この世界では魔力じゃ無くて
魔素って言うらしい。それの動きを感じる事で獲得出来る。'
'....何かむずそう...'
'そんなに難しくは無い。意識を自分じゃ無く空気に向けてみろ。'
'むむむ......あっ出来た!!!って蛇!?'
'そういや言ってなかったな。俺は転生したときに
'なるほど....この洞窟って他に誰かいたりするのか?'
'....あぁ~、まぁ....竜がいる。'
'竜!?えっ大丈夫なのここ!?'
'大丈夫だ、ただの寂しがり家だから。'
'...マジで?'
この後ヴェルドラと合流させたが、案の定驚いていた。後どんなスキルを持ってるかを共有したら
'チートじゃん!!!'
と叫ばれた。俺もそう思う。*1....あいつもなかなかだと思うんだけどな.....?
'そう言えば、ヴェルドラさんはここから動けないんですか?'
'うむ、大体300年前に勇者に封印されて以来このままよ。'
....そう。転生初日に聞いたのだが、ヴェルドラは約300年前に勇者によって、
'けどお前話聞いただけだと勇者に見とれて負けたとしか聞こえないぞ?'
'ばっ!!....そんなわけ無いと言ってるだろう!?'
'えぇ....'
ほらコイツもこんな反応だよ。
'.....なぁ、俺と友達にならないか?'
'!....何だと?'
まさか俺と同じ事を言うとは....ある意味価値観が合いそうだ。
'嫌だったか?'
'いや....そんなことを言ったのは二人目だったからな。'
'二人目?'
'一人目は俺だ。何だか価値観が合う気がしたぞ?'
'ははっ!確かに!さて、じゃあこの封印どうしようか....'
'ん?'
'友達を放ってはいけないだろ?'
'あぁ、それに関しては俺も考えていた。'
現在の俺では、無限牢獄をどうにかするスキルを思いつかない。いや、思いついたとしても
'無限牢獄を解くためにはそれ相応の魔素を使う。魔力増幅を使っても、今の俺じゃ届かない。'
'そうか.....'
どうすりゃ良いんだ?こればっかりはヨドでも匙を投げたし...
'俺のスキルによれば、《無限牢獄の外と内から解析できれば解除出来るかも》だってよ。'
'あぁ、俺のスキルもそんなことを....ん?'
待てよ?外と内.....
'ヴェルドラ、お前
'何?'
'流石。俺も同じ考えだ。'
外と内。つまりヴェルドラが内側から情報を、コイツが外側から解析をする。
'これなら解析をしながらでも、俺たちは自由に行動出来る。'
'....ク、クハハハハッ!!面白い、是非そうしてくれ!!'
'そんな簡単に決めて良いのか?'
'あぁ、ここで一人お前達を待つより、ともに無限牢獄を破る方が面白そうだ!!'
'じゃあ今から...'おっとその前に。'
''?''
'お前達に名をやろう。お前達も我らの共通の名を考えよ。同格であると我らの魂に刻むのだ。'
共通の名前、か.....出来ればヴェルドラをイメージして...暴風...嵐....
''テンペスト。''
おっと被った。本当に価値観や話が合いそうだ。
'素晴らしい響きだ!今日から我はヴェルドラ・テンペスト!そしてお前達には....'
そうしてヴェルドラは、俺の方を向く。
'我が親友、高潔なる心を持つお前にはレグルスの名を与える!!
レグルス・テンペストを名乗るが良い!!'
.....レグルス、か。
'ありがとな。'
そしてヴェルドラは、スライムへと向き直る。
'そしてお前には、リムルの名を与える!!リムル・テンペストを名乗ると良い!!'
リムルか、どちらも星の名か。
'では、頼んだぞ。我が親友達よ。'
'あぁ、任せろ。'
'さっさと無限牢獄から脱出してこいよ?ヴェルドラ。'
そう言って、リムルはスキルを発動させる。
'任せておけ!そんなに待たせず相まみえようぞ。レグルス、リムル。'
こうして、この世界における初の友はしばらくの間留守と言うことになった。
その結果、この世界に【天災級モンスター、暴風竜ヴェルドラが消滅した。】
と言う激震が走ったのだが....それはまた別のお話。
'よし、行くか。リムル!'
'あぁ。行こうか、レグルス!'
''まだ見ぬ
と言う訳でリムル登場です。今回作ったオリジナルスキルは元ネタとしてはミリムの魔素増殖炉やリムルの持つ擬態等です。次回は世間話しながらゴブリンの村へ、そして牙狼族にオリキャラを
作ります。あと書き忘れてましたがピット器官の奴には体熱感知と言う名があります。
レグルス・テンペスト
性別:男(今世でも雄ではある。)
年齢:転生したばかり。前世は24歳。
身長(全長):3.7m程(後にシズさんに擬態するため実質160ちょいくらい)
体重:83kg(擬態時は43kg)
趣味:スキル製作・食事
好きなもの:家族(リムル・ヴェルドラ)
嫌いなもの:家族を傷つける奴
概要:弁護士として仕事をしていたが、裁判で戦った相手に逆恨みされて殺された。
一応避けることも出来たが、後ろに怯えている子供がいたため行動には移さなかった。
死に瀕した際にユニークスキルを獲得、その後スキルの一つである
.....24歳で弁護士って相当エリートでは?
追記:この二次創作内ではリムルと言う星があることにしてください...お願いします...完全に別の星と勘違いしてました........