ドワルゴンに行ってる間にレグルスとシズさんを合流させるためだけに、
【誰も誘わずにジュラの大森林に来た】と言うことにしています。....ぶっちゃけエレン達との
会話を書くくらいなら一人で来させるか。となったのはここだけの話。
ゴブリンと牙狼族の一件の後、俺達はゴブリンの村を拠点として生活していくことにした。
...あまり目立たないようにしよう。今後仲間が増えるならリムルに全部丸投げしようそうしよう。
「と言っても、この数を何もなしで統率するのはな....」
「そうだなぁ...普通魔物は名前を持たないし...俺達で全員に名前をつけるか?」
「....そうか。お前は知らないんだったな。」
「?」
と言う事で、リムルに名付けの危険性を伝えた。
「...マジ?」
「あぁ、実際ヨドに名前をつけたとき滅茶苦茶体から何か失われた感じしたぞ。」
「そうかぁ....あ!なら休憩をしながら分担すれば良いんじゃ無いか?」
「....なるほど。確かにそれならどうにかなりそうだな。」
分担をすることを頭に入れない...俺もボケたか?*1
「じゃあどう分担する?」
「....う~ん、俺がゴブリンでレグルスが牙狼族に名付けで良いんじゃ無いか?」
「そうするか。」
と、言う訳で。
「これからお前達に名前を与える。ゴブリンはリムルの元へ、牙狼族は俺の元に並べ。」
『!?』
おぉ、わかりやすく驚いてるな。
「よろしいのですか?レグルス様。」
「別に良いさ。名前が無いと呼ぶのや管理に支障が出そうだしな。」
「...分かりました。ぜひお願いします。」
「あぁ。」
さて、コイツは族長の息子だったよな...星の痣...模様?
「....よし、お前はランガ。嵐の牙で
「!ありがとうございます!!」
...星と言えば、
「さて、と。次はお前か。」
「えぇ。...特定の者では無く全員に名付けをして大丈夫なのですか?」
「大丈夫だ。リムルと俺で種族を分担しているし、ヤバくなったら休憩を挟む。」
「なるほど...では、よろしくお願いします。」
さて、族長の名は....種族の中でも特に目につく傷、それに鋭い爪....
「...レッキ。裂くに騎士の騎で
「!...ありがたく拝命させていただきます。我らが主よ。」
「....そこまで仰々しく言わなくて良いぞ?俺は.....」
その続きを言おうとしたその時、俺は
「....っ!」
「!?レグルス様、顔色が...!一度休憩にしましょう。」
「あぁ..そうしよう。」
名付けの影響か...?だとしたら裂騎への名付けで大分使ったな...魔素を増やす方法を探すか?
《
.............
「それは対象を選べるのか?」
《可能です。特定の人物だけから吸収するのも、指定した範囲の魔素を吸収する事も
設定できます。》
「そうか、なら空気中の魔素を常時吸収してくれ。」
《了解しました.....
「分かってるよ、相棒。引き際は弁えてるつもりだ。」
流石に急な目眩は心配させたか....今後は気をつけよう。
「レグルス様、体調の方は大丈夫ですか?」
「あぁ、問題ない。もう少ししたら名付けに戻ろう.....そう言えばリムルの方はどうなってる?」
「休憩を挟みながら殆どのゴブリンへの名付けが完了したそうです。」
「なるほど。と言う事は、裂騎や嵐牙は魔物としての格が高いんだろうな。」
「...そうなのでしょうか?」
「あぁ。格が高くなくても、潜在能力が凄まじいんだろうな。」
これは実際そうだろう。なんせ現時点の俺の魔素を二人で殆ど持って行ったのだ。
「下手したら俺より強くなるかもな。」
「「それだけは無いと思います。」」
「二人とも否定するのかよ.....」
もうちょっと向上心は持った方が良いと思うんだがな?
とまぁそんなこんなで牙狼族への名付けも済んだことにより、一日は終わり翌日....
「「おはようございます、レグルス様!!」」
「いや誰だよ。」
知らない狼がいた。誰だよ。*2
「失礼致しました....裂騎でございます。そしてこちらが....」
「嵐牙でございます。」
「.....存在進化か?」
「はい!先日の名付けにより、ゴブリン含め全ての魔物が存在進化を果たしたのです。」
....全て?と言う事は....
「おはようございます、レグルス様!!」
「.....
「はい、リグルドでございます。」
いや変わりすぎだろ!?...リグルドはゴブリンの村の村長をしていたヨボヨボなゴブリンだった..
のだが。現在は筋骨隆々な大男になっている。
「....存在進化ってあそこまで変わるのか?」
「はい、変わる者は変わりますしあまり身体的変化をしない者もいます。」
《存在進化に合わせて、嵐牙は
なるほど。つまりこいつらは外見も変化するタイプの魔物だった訳か。
「ま、姿が変わっても中身が変わるわけじゃ無いんだ...これからもよろしくな?」
「「はい!!」」
こうして、存在進化を果たした皆との生活が改めて~...ってその前に。
「リムル、それに皆も少し聞いてくれ。」
「何だ?レグルス。」
『何でしょう?』
「見れば分かるが、俺達は大分大所帯になった。そこで、トラブルを避けるためのルールを
決めたい。」
「なるほど....確かにそうだな。」
『お二人が決めることならば!!』
お前らは言いなりで良いのか....?
「さて、まず一つ目。仲間内で争いを行わないこと。これは絶対のルールだ。」
「それはそうだな。争いで誰か傷つくことがあったらどうする?」
「....飯を一食抜く。」
「キツくね?」
「ここまでがっつり決めた方が良いんだよ。分かったな?」
『はい!!』
「よし、なら二つ目は....進化して強くなったからと言って他種族を見下さない。」
「それは何故でしょう?」
「いくら存在進化したからと言っても多数を相手にすると不味いからだ。」
「なるほど。」
「そして三つ目。極力人間を襲わない、ただし人間側から攻撃を仕掛けてきた場合は反撃及び撃退を認める。」
....流石に、元同種が死ぬのは極力避けたい。
「質問をして良いでしょうか?」
「何だ?リグル。」
リグルとはリグルドの息子であったゴブリンの名だ。村一番と言われた兄の名を継がせたらしい。
「何故極力人間を襲わないようにするのですか?」
「....これに関しては、俺達が人間を好きなこと。また、人間は危害を加えると増えて逆襲を
企てる。それを避けるためだ。」
これで納得してくれると嬉しいんだが...
「なるほど!理解しました!!」
うわぁ素直。驚くほど素直。
「さて、今はこんなところか?」
「そうだな。今後の生活で改善していこう。あと...」
?何か言うのか??
「リグルド、君をゴブリン・ロードに任命する。村を上手く治めてくれ。」
「!!はっ!身命を賭して、その任引き受けさせて頂きます!!!」
....なるほど。確かにリグルドなら統治は上手そうだ。
「これなら俺が表に立つ必要は無いか?」
「そう言えば目立つのは苦手なんだっけか?」
「あぁ。まぁ目立っても良いが...周りからの反応が煩わしいと思ってるからな.....あ。」
良いこと思いついた。
「裂騎、嵐牙。」
「「何でしょう?」」
「お前達二人に【
「「勿論!!この命尽きるまで!!!!」」
こうして、直属の部下も出来た。
数分後。
「....なるほど。知識が無い訳か。」
「建築学を知らないとこうもなる、リグルドの所為じゃないさ。」
「面目ない....」
現在は建物の建て直しを任せたのだが...知識が無かった為上手くいかなかった。
「...技術者との繋がりも欲しいな。」
「だな。」
「あ!それなら、今まで何度か取引をしたことがある者達がいます。器用な者達ですので
家の作り方も存じておるやも!!」
「...なるほど?」
「なんて言う者達だ?」
「ドワーフ族です。」
ドワーフ!!異世界なんだからいるとは考えていたが...やっぱりいたか!
と言う訳で、ドワーフの国に交渉しに行くことに....リムルが。
「ま、統治する存在がいないと不味いよな...」
「あぁ。それに、レグルスは目立つのが苦手だろ?交渉系は俺が担うよ。」
「助かる....あ、嵐牙。リムルを送ってやってくれ。送った後は...確か影移動のスキルを
得ていたな?」
「はい、会得しております。」
「ならリムルの影に潜んでいてくれ。気になる情報があれば伝えてくれ。」
「承知しました!!」
「.....」
....裂騎、頼むから息子を睨むな。
「.....お前には俺の護衛を任せる。周囲の情報も手に入れておいてくれ。」
「....レグルス様なら周囲の情報など一瞬で分かるのでは?」
うわぁ...大分いじけてるな...
「まぁそれはそうだな....だからこそ"護衛"を任せるんだ。」
「?」
「俺が情報を伝えて裂騎が確認をする、それによってより細かい情報が手に入る、と言う事だ。」
「....なるほど。確かにその方が安全性を高められる...承知しました。」
良かった...納得してくれた。
そうして昼時、リムルは何人かのゴブリンをつれてドワーフの国に交渉をしに行った。
俺はその間村の整備に助言をして、今は休憩として森を歩いているのだが....
「レグルス様、ここから少ししたところに人間の気配を感じます。」
「そうか、状況はどんな感じだ?」
「どうやら
「あぁ、そうしよう。」
でかい蟻か....まぁなんとかなるか。*3
side??
「はぁ...はぁ...」
迂闊だった。まさか
「ぐっ...!!」
不味い...そろそろ限界が....!!
「伏せろ。」
「!?」
こんなところに人?冒険者ならあり得るけど....とにかく今は伏せるしか無い...!
「....蹴散らせ。」
sideレグルス
「....蹴散らせ。」
裂騎が感じた人の気配の方へ行くと、一人の女性が案の定苦戦していた。それに....
「別の要因もありそうだな...」
明らかに何か違う理由で苦しんでるように見えたから取りあえず裂騎に
「...大丈夫か?」
「...蛇?でも喋ってる...」
あ、この状態のままで話すのは不味いか。えぇと....
「....これでどうだ?」*4
「!擬態スキル?」
「ま、そんなところだ。俺はレグルス、あんたは?」
「..."シズ"。」
「シズか、よろしく。」
「うん....君は何でこの森に?」
「俺はここに住んでるから。逆にそっちは?」
「...この森である魔物の気配が消えたからその調査に。」
「....すまん原因俺と親友だ。」
「えっ」
そうして俺は事の発端を話した。
「...そんな事が...」
「ところで、シズ。あんたは
「!!どうして...」
「目が良い奴が見れば分かる、明らかに疲労で出る苦しみじゃ無い。」
「...そっか。...私はね、"イフリート"って言う上位精霊を宿してる...
「....誰に?」
「
魔王か...気安くいける奴なら文句くらい言ってやろうと思ったが...無理そうだ。
「そうして生活してきて、最近じゃイフリートの制御が聞かなくなってきてる。だから前線は
退いたんだけど...」
そんな感じで会話を続けた。総評、
「悲惨だな。」
「...身も蓋もない...」
「だとしてもだろ。唐突に呼び出されて落胆されたあげく勝手に変な精霊宿らせられてるんだぞ?
しかもその精霊のせいで大切な友を失う.....何だその苦痛みたいな人生。」
「....まぁ、うん...」
聞いた話によると、現在面倒を見ている子供がいるらしい...が。
「子供達も数年の命....この世界の連中は心腐ってんのか?」
「あはは...あれ?
「.......」
しまった....人間皆異世界人じゃ無いんだから伝わるわけが無い....どうすれば....
「もしかして君....
「!?....そう言うってことは、そっちも?」
「うん。」
「....転生か転移か、どっちだ?」
「私は...転移だね。さっき言った魔王に召喚されて...」
「なるほど、俺よりも来た理由がしっくりくる。」
「君は?」
「刺されて死んで転生した。」
「刺されて...!?」
「あぁ。ちなみに俺の親友も刺されて死んでこっちに来たらしい。」
「....今の日本って物騒なんだね....?」
「いや俺らの経歴がおかしいだけ...なはず。」
言い切れないのが悔しいな....
「....なぁ、シズはこの世界での偉業や元の世界に未練はあるか?」
「?そうだね....元の世界に戻っても、会いたい人には会えないし...ないかな。」
「そうか...なら、子供達を連れてこい。全員まとめて面倒見てやる。」
「!?いっ、良いの?」
「あぁ、元々結構な大所帯だからな。人間が何人か増えようが気にしない。ただしルールは
守ってくれ。」
「....とう」
「?」
「ありがとう....!!」
「...どういたしまして?」
こうして、俺達の村に人間が増えることになった。
「そう言えば、子供達も?」
「..うん、異世界から。」
「そうか...」
本当に腐ってるな.....
「迎えに行くのには結構な時間がかかるんだけど...良いかな?」
「あぁ、それなら...シズ、子供達は何処にいるんだ?」
「?えっと...イングラシア王国の孤児院みたいな場所...かな。」
「了解。....
そう言って俺は、
「....え?」
「ここを通ったら子供達のところに行けるはずだ。」
「わ、わかった...」
「ついでに、思念伝達を渡しておく。」
これはついさっき手に入れたスキルだ。ヨドによると、離れたところにいても会話をする事が
出来る便利なスキルだ。
「....もう疑問は持たない方が良い?」
「その方が気は楽だな。」
「わかった、ありがとう。それじゃあ....迎えに行ってくるね。」
「あぁ。終わったら連絡をくれ、いつでも門を開く。それと...」
「?」
「...その精霊を抑えるスキルを、今度渡す。すぐに作るから待っておいてくれ。」
「!!!....本当に、君はお人好しだね?」
「前世の職業上、困ってるなら助けるが俺の信念なんでな。」
「フフ...ありがとう、
「...たいしたことじゃ無い。」
....これが、リムル以外の同郷の人間との初めての出会いだった。
書きたいこと書いてたらめっちゃ時間かかりました、申し訳ございません!!
そんなこんなで、族長の名前は"裂騎"になりました。
ちなみに裂騎は
聞いていません。
と言う訳で、原作がっつり改変です。なんならタグ通り崩壊させます。
こうでもしないとシズさんに生存フラグをおられるんです許してください....