創神館学園
正確には分からないが長い歴史を持つ学園。
全校生徒の数は1000人を越え、広大な敷地を持ち、その中には様々な植物等を観察するための広大な森の他、遠くからの生徒が住むための寮もある。
とても1日で全部を見て回ることは無理であり、学校案内にも載っていない細かい所がたくさんある。
「う~ん、やっぱり見て回っていない所がたくさんあるな……。」
「まぁ、無理して見て回る必要もないし時間がある時でいいだろ。」
入学式を終えて早数日・・・。
時間は昼。教室ではご飯を食べたり食堂に向かう生徒がいた。将汰は士郎の他にも何人かと一緒に食堂で買ったおにぎりを食べていた。
「そうそう。それに三年間通うわけなんだしそのうち全部回れると思うよ?」
そう士郎の言葉に賛同している少女の名は
「いや、俺は将汰の気持ちは分からなくもないよ。実際に俺だって森とか探検したいと思っているし。」
「だよな!もしかしたらこの学園には地下があってそこには謎の実験が行われていて………。」
「大量のロボットなんかがいて虎視眈々と世界を狙っていたり……。」
「はいはい。分かったから分かったから。」
「いや、冗談だからそんな変な奴を見るような目で見ないでくれ。」
覚めた目で見てくる夏輝に対して将汰は必死な顔で言った。
因みに、将汰に共感していた少年は
「なぁ、冗談も別にいいんだけど、もうすぐ授業が始まるぞ?」
士郎の言葉で時間に気づいたみんなはそれぞれのご飯を急いで食べて教室へ戻って行った。
放課後
生徒たちはほとんどが下校し、用がある生徒が少なからず残っている時間帯。
そんな時間帯に将汰は大量の書類を持って廊下を歩いていた。
「たくっ、どんだけ書類あるんだよ。先生も少し量を減らせばいいのに。」
「無駄口を叩く暇があったらさっさと足を動かせ。」
「ああ。分かってるって。」
将汰は今同じクラスの
理由は担任の
因みに将汰は颯爽と去る自分の担任を見て風のように去って行ったな、と思ったそうな。
「たくっ…もう少しマシな理由は無かったのかよ……ん?あれって、奈央じゃん。何やってんだ?」
そう言いながら将汰は前の方にいた女性に近づいて行った。
「よぉ、奈央。どうしたんだこんな時間に。」
「あ、桜庭君。と……そちらは?」
「あぁ、こいつは瀬戸拓摩。俺と同じクラスなんだ。」
「そうなんだ。初めまして。
「……瀬戸拓摩だ。」
この女性の名は朝比奈奈央。士郎と同じ中学だったが入学するまで同じ高校とは気づかなかったらしい。
「で、どうしたんだ?」
「ええっと、ちょっと勉強してたら遅くなっちゃって……。桜庭君は?」
「あぁ、俺達はこれ。松岡先生から頼まれてな。」
「へぇ……結構あるんだね。松岡先生は?」
「な~んか用事があるとかでどっか行っちまった。おかげで大変だよ。」
「そうなんだ………ところでいいの?瀬戸君、もう行っちゃったけど。」
「え?」
バッ!と横を見るとそこにいると思っていた瀬戸の姿は何処にも無かった。
「あいつ先に行きやがったな!あぁ、またな奈央。」
「うん。じゃあね。」
将汰は奈央に別れを告げ、先に行った瀬戸に追い付くべく走って行った。
「「失礼しました。」」
「はい、お疲れ様。気をつけて帰るんだぞ。」
松岡から預かっていた書類を職員室に届けた後、他の先生に挨拶をして職員室を出た。
「結局、松岡先生居なかったな……。他の先生に聞いても全員知らなかったみたいだし………。」
「他人のことをいちいち詮索するな。それにお前には関係ないことだ。」
「そりゃそうだけどよ……………ってオイ!」
「お前と一緒に届け物は運んだがお前と一緒に帰る必要はない。俺は先に行く。」
「ああ、そうかよ!」
そのまま瀬戸はスタスタと先に行き、将汰も帰ることにした・・・。
今でも思うことがある。
もしもあの時ああしていたら。もしもあの時こうしていたら。
少なくともあの時の俺には力が無かったんだ。
運命を変えるだけの力が・・・。
第2話いかがだったでしょうか。
だいぶ間を空けてしまいすいません。大学受験で書く時間が取れませんでした。
いや~~いざやると大変ですね。正直言って、少しなめてました。
これからはもう少し早く出来るようにしたいです。
感想、誤字、脱字よろしくお願いいたします。