100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
という事で次話からは一旦掲示板回です‼︎
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前回までのあらすじ。隕石が頭に直撃した結果オレが記憶喪失になってしまった後、色々あって再度隕石が降ってきたものの、恋太郎が庇ってくれたおかげで無事だったのだ。なんだったらその衝撃波で記憶も戻った。
ただ今度はオレを庇った恋太郎の記憶が無くなってしまった…という訳だ。
「ほ…本当に覚えてないのだ…?」
「そんな…今度は恋太郎君の記憶が…」
「河流はこの人達の事は知ってるのか?」
ん?あぁそうか。オレと同じ…かどうかは分からないが、完全な記憶喪失じゃなくって特定の期間の記憶がない感じか。でなければオレの事も忘れてるだろうしな。となると…そうだな。
「なぁ恋太郎、お前ってどこまで覚えてるんだ?」
「確か高校の入学式の朝までは記憶があるかな」
入学式の朝か。オレとは少しタイミングが違うが、大体合ってる感じだな。となると…丁度彼女達と知り合う直前ってところか。なるほどな。
そりゃあ誰の事も覚えてない筈だ。実質そこまで記憶が巻き戻っているみたいなもんだしな。ただまぁ…微かに覚えているようで、『何か大切なことを忘れてしまっている』気がするらしい。
やっぱり記憶が飛んでもどこかで覚えているのは…さすが恋太郎だな!だが早いとこ思い出して貰ったほうが良いだろう。オレと条件が同じなら、隕石がもう一度降ってこないと戻らないか。じゃあそれまではどうしようもない…か?
「こんなにも可愛くて綺麗な知り合いを忘れるなんて信じられないけど…そもそもこの人達はなんで屋上に?」
「あぁ、それはオレ達がいつもここで集まってるからだな!それと皆は…」
「この人達って…!知り合いなんかじゃないわよ…!私は…あんたの彼女だって言ってるの!」
「彼女⁉︎」
目の端に小さな涙を浮かべながら叫ぶ唐音と、彼女というワードに反応する恋太郎。そういえばそうか。この時の…つまり高校に入りたての時のお前は。
「そっか…俺なんかにもこんな素敵な彼女が…!」
101回も振られ続けた、彼女いない歴=年齢の時だったっけか。最近はむしろ居過ぎるせいでそんなイメージ無かったわ。
だがな恋太郎。お前の彼女は唐音だけじゃないんだ。
「私も…恋太郎君の彼女です!」
「[私も恋太郎君とは恋仲です]」
「私も愛城恋太郎と交際している」
「楠莉も恋太郎と付き合ってるのだ!」
「私も恋太郎ちゃんの恋人よ!」
「私めも愛城様とお付き合いさせていただいております」
「あ…アタシも恋太郎先輩の彼女…だし」
「ボクも恋太郎と付き合ってるよ!」
「私も恋太郎君の彼女ですわ!」
「わ…私も…恋太郎君と…ここ…交際…してます…」
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
⁉︎マークを出しながら固まった恋太郎。驚きすぎてバグっちまったなこれ。
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「…人狼的な何かで?」
再起動した後。あまりの人数に一気に言われた事もあってか、逆に疑い出した恋太郎。いやまぁそりゃあ仕方ないか。いくらなんでも信じきれないってのも当然の人数ではあるか。
「恋太郎、これマジだぞ。全員お前の彼女だ」
「いやいやいやいやいや‼︎って事は俺、とんでもない数の人と付き合ってることに…」
「そうだぞ恋太郎。いやぁ十二股とは恐れ入るなぁ…もはや壮観だぞこれ」
改めて真っ当な目で見ると確かに凄いなこれ。タイトル的にこっからどんどん増えることを考えるともっと恐ろしいんだが。
「…ん?なぁ河流、ここには俺とお前と…あと11人しか居ないよな?もしかして今は揃ってないけど他にも彼女が…」
「あぁ最後の1人はオレな?色々あって女になったんだよオレ」
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「愛城恋太郎が再びフリーズしてしまった」
「そりゃそうよね…1番の親友がまさか女になってて」
「しかも彼女だなんて…驚きますよね」
あーあ。まーた恋太郎がバグっちまった。これちゃんと戻るのか…?戻ってくれないと困るが。そう思っていると、若干バグりながらもぎこちなく恋太郎が動き出す。
「流石にそれはドッキリだろ⁉︎第一見た目も前と同じで…」
「なら見るか?オレのは生えてないからパッと見で分かると思うぞ?」
「河流ちゃんの生えてないとこ私も見たいわ‼︎」
「お鼻血様が…ッ‼︎」
凄まじい勢いで羽々里さんの鼻血が噴き出、それをなんとか芽衣さんが止めている。一体どうしたと言うんだろうか。
「み…見させるわけないでしょうがッ!!!!第一、こんなに小さい河流になんて生えてるわけ…」
「いやないだろ?オレ女なんだから、かつての息子はもう消滅して無くなってるって」
「………」
「おやぁ…?一体何を想像して生えてるって言おうとしたんですか、唐音さん?」
「な…なんでもないわよッッ!!!!」
なんか急に唐音が顔を赤くして黙り込んでしまった。一体何と勘違いしたんだ。分からん。
「え…そっちなの…⁉︎」
「お母様…ッ!!!!」
と思ったら羽々里さんから流れていた鼻血がスッと止まって、羽香里がいつものクシャッとしたような苦々しい顔になった。よく分からんが何かあったんだなぁと。
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「えーっと…整理すると、ここにいる皆は俺の彼女で。色々あって河流は女になってる上で俺の彼女…これで合ってる?」
「その…認識で…合ってます…!」
「完璧な事象の整理…美しいですわ!」
あれ。なんだか嫌な予感がするぞこれ。この独特の間の取り方は…まさか!
「それではお楽しみ下さい。題して『浮気男の腹切り物語』、何故か鞄の中にあった『出来る限り苦しんで死ねそうなドス』を添えて〜」
「んぁっ…ッッと危ねぇえええ!!!!」
よしセーフ。なんとか超アイヤ人愛応拳で飛び込んで、恋太郎を押し倒しつつドスを遠くに蹴っ飛ばす事で事なきを得た。いやぁビビったぞオイ。予備動作なしでいきなり腹にブッ刺そうとするんだから困ったもんだ。一歩間違えたら怪我してたぞ。
押し倒した瞬間に恋太郎の手がオレの胸にふにょんと食い込んだ事で握力が弛まなければどうなっていたことか。ビリっと甘い痺れが全身に伝わってきていたが、傷つけさせないという強い意志のお陰でどうにかドスを蹴り飛ばせた。
「確保ですわ!」
「凶器は押収なのだ!」
「[奴さんを縛り付けておきな!]」
「やめてくれ皆!十二股なんて浮気するクズは死ななきゃいけないんだ!!!!」
暴れる恋太郎を皆で拘束する。側から見ると恋太郎の主張が当たり前のはずの会話だが、今回は特例だ。何せ愛城恋太郎だからな。十二股だったとしても、皆を平等に愛する恋太郎だからこそ。こうして皆一緒に居るんだから。
「それは違います!恋太郎君はそんなクズじゃありません!」
「あたしだって最初は脳みそ腐ってんのか!って思ってたけど…すごく大切にしてくれて…!い…今はこうなって良かったって思ってなんか無く無いんだからねッ‼︎」
「[このように上手く話せぬ私でも受け入れ、手伝ってくれたのです]」
「愛城恋太郎は完璧に、皆平等に愛してくれている」
「楠莉の薬で起きちゃう騒動だって好きでいてくれるのだ!」
「元々は恋太郎ちゃんの愛を疑ってたからこそ、本当に皆を愛してる事を分かってここに居るのよ…!」
「恋太郎先輩が居てくれたから…アタシは自分を嫌いにならなくなったから…」
「恋太郎様の強い想いが嘘偽りでない事は良く知っております」
「恋太郎がどれだけキッツい思いをしても、ボク達の為ならなんでもしてくれる人だって分かってる!」
「ええ!私達のために必死になる姿は、とても美しいものでしたわ‼︎」
「こ…こうして…皆で…笑って…居られるのも…全部…恋太郎君の…お陰…ですから…!」
「皆…」
「これで分かったろ?今のお前は十二股してるけど浮気じゃないしクズでもない!それは…ずっとお前の側に居たオレが保証する!なんたって親友で彼女で、嘘が苦手なオレが言うんだぜ?」
「河流…」
「そっか…まだ俺は思い出せてないけど。ちゃんと皆の事を大切に出来てたんだね…!」
「そうです恋太郎君!恋太郎ファミリーの皆は…!」
「れ…恋太郎ファミリー…?」
「あっ」
おい待て待てドスに目を向けるな恋太郎。違うからな⁉︎集団名をファミリーって呼んでるだけで別に実際の家族じゃないからな⁉︎いや将来的には籍も入れるし家族になるけど!わー待て待て恋太郎ッッ!!!!
このあとめちゃくちゃドスを吹き飛ばした。
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再び暴れる恋太郎をなんとか全員で取り押さえ、事情を説明し切ることに成功したオレ達だったが、とある事を忘れてしまっていた。そう。恋太郎の記憶が戻るには隕石が必要な事だ。そしてそれは…思っていたよりも早く訪れる事となる。
「お隕石が降って参りました‼︎」
「もう皆疲労困憊で止められそうにないですわ…!」
「いや元から人間には止められるようなもんじゃないだろ…⁉︎」
しかしマジでヤバいかもしれない。隕石の規模はどうにもさっきまでの比じゃないレベルで、下手すると屋上が。なんだったら学校が吹き飛びかねない。
「そんな…続きを書けなくなった作者がとうとう爆発オチで全てを吹き飛ばす気なのだ…⁉︎」
「101カノの最終回が102回目なのは論理的。101を超えた以上はいつ終わりが来てもおかしくはない」
「いや原作はとっくに100超えてるわよッ⁉︎」
「次が300とかですものね…」
半ば現実逃避に近い形で話しているが、本当にどうしたらいいんだこれは。一か八かの手段だって取れない。恋太郎だっていつもの恋太郎じゃないし。そう思っていたのに。迷わずあいつは隕石の方に駆け出して行った。
「おおおおお!!!!彼女を守るのは…彼氏の役目だろッッッ!!!!」
「恋太郎…ッ!」
「恋太郎君ッ‼︎」
「恋太郎ッ‼︎」
「愛城恋太郎‼︎」
「[恋太郎君‼︎]」
「恋太郎‼︎」
「恋太郎ちゃんッ‼︎」
「恋太郎先輩ッ‼︎」
「恋太郎様ッ‼︎」
「恋太郎ッ‼︎」
「恋太郎君ッ‼︎」
「恋太郎君ッ‼︎」
そうだよな。皆の記憶がなくたって、やっぱりお前はそうなんだなって。カッコいいなぁ…正直あんなのどうにもならないと思ってるはずなのにさ。
なぜか俺は少し安心してしまった。あいつが駆け出して行った事に?記憶を失ったとしてもあいつは変わっていなかった事に?
…違う。あの大きさの隕石なんて桁違いのもの、正直俺たちじゃどうにもならないはずだ。でも。皆の祈りと願いを背負って、記憶もないのにここまでやって、心の奥底にある愛で戦うお前を見てそう思ったんだ。あいつの力が強くなっていくのを感じる。あの姿は…超アイヤ人3か。
そうしてオレは、やっぱりこいつしかいないんだなと悟った。最初はお前に並びたとうとする事が正解だと思った。親友だからな。突っ走り続ける背中を、離さないようにするだけが正解だと思ってた。無茶してでも、自分を犠牲にしてでも。
でも違った。偶にはそうじゃ無くても良かったんだ。お前が羽ばたいて進むのも応援しなくちゃいけなかったんだな。何かストンと腑に落ちた。いいのか。友人だからって、親友だからって何がなんでもずっと隣にいなきゃいけない訳じゃない。
たまにはお前の後ろを着いていってもいいし、俺が先に行ってもいい。並び立つだけが正解じゃないんだな。親友なんだ。元気よく送り出してやるのも…彼女(しんゆう)の役目だよな!
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超アイヤ人3の恋太郎に向かって、オレやファミリーの皆から少しずつ光が届く。それらを吸収した恋太郎の髪は少し縮まっていく。色は金から黒に…そして赤に。
赤と銀の混じったオーラを纏い、愛によって物理的に膨れ上がった腕の剛力で隕石を押し返し、遥か彼方へ吹き飛ばす恋太郎。そうか。成ったんだな。やっぱりすげぇな…お前は。それでこそオレ達の恋太郎だ。
纏っていたオーラがパシュンっと解けると、そこには元の姿に戻った…いつもの恋太郎がいた。
「ただいま、皆!」
あぁ、おかえり…恋太郎。
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「赤い髪で赤と銀のオーラで腕が太い超アイヤ人4…つまり普通の4じゃなくダイマの4なのだ?」
「これが本当のダイマですか…」
「ダイマ。ダイレクトマーケティングとは企業が消費者と直接対話し、購入や資料請求などの具体的な反応を促す手法の事」
「どう考えてもそっちのダイマじゃないだろ…⁉︎」
「というか今更ドスで死ぬとは思えなかったんだよなぁ…傷ついて欲しくなかったし、万が一もあったから止めたけど」
「いや流石に恋太郎君だって人間ですし…」
「じゃあ腹にドスが刺さってたら俺たちのピンチに間に合わないような男か?」
「…間に合いそうですわね」
「凄い…ですよね…」
「[その力は愛ゆえに…!]」
「恋太郎の愛のエネルギーってどうなってるんだろうね…?」
小説とはちょいと隕石の設定が違いますがそこはご愛嬌…‼︎
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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