100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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 2話に分割するほど濃い内容じゃなかったなぁ…と後悔して書いてた今日この頃 でも書いてたらなんか書けた…




第17話:星座のラッキーアイテムとペン太郎の大冒険!後編‼︎

 

 封印されし右腕(物理)というか全身のせいで胡桃ちゃんにおやつすら作ってやれない状況のオレは、せいぜいペン太郎の冒険を見届けることしかできない。

 

 人形遊び楽しんでるって?気のせいだろ…気のせい気のせい。やってる相手がかわいげがあるから楽しくなってるだけだって。

 

 さて、場面は魔人クルミンをハイチュウ一個で従わせたペン太郎に戻る。ペン太郎…もとい楠莉先輩が胡桃ちゃんの上に乗っている姿はなんと言うか…かわいいの集合体だ。少し恥ずかしそうに顔を赤くしつつも、もらったハイチュウを味わっている胡桃ちゃん、無邪気にお馬さんごっこをする楠莉先輩。

 

 年考えなければ手放しでもっともっと可愛がれたんだけどなぁ…まぁ年の事加味してもかわいいから良いけどさ。

 

 いつのまにか静の隣で何かの本を読んでいた凪乃…もといマザーAIに助言を求めるペン太郎。

 

「頸動脈を狙うといい」

 

「ガチで殺しにくるわねッ⁉︎」

 

 マザーAIがAIし過ぎている。もっとこう…ファンシーな感じは無理なのか。こう…強力な武器とか…いややっぱりやめとこう。刃物とか銃とか言われる可能性あるし。しかし頸動脈か。対人にも有効ではあるし、何より…

 

「首は怪獣の弱点だからな…」

 

「生物皆そうよッ‼︎」

 

 マザーAIに教わった頸動脈戦法で果敢に攻めるペン太郎。やや内角を狙い抉り込むように打つべし…か。何かに使えそうな気がする。しかしこの攻撃は中々効果的のようだ。最初は意に介していなかった唐音だが、徐々に防ごうと手を上に…

 

「ちょ…っ!くすぐったっ…!あはは…!」

 

「唐音が笑ったーッ‼︎」

 

「うおー!撮れ高!撮れ高!」

 

 笑った…だと…⁉︎なんだあの笑顔は。か…かわいい…ッ‼︎珍しいということを加味しても、静並にかわいいだと…ッ⁉︎しっかし本当に珍しい。あんな風に笑ったのなんて下手すると初めてじゃないか…?

 

「[この後雪でも降るでやんすか?]」

 

「通常あり得ないことが起きたからといって雪が降るのは迷信…非科学的。」

 

「ええい鬱陶しいッ‼︎ってかそこ!何があり得ないことよッ⁉︎」

 

「ああっペン太郎ー!」

 

 我慢の限界が来たツッコミ怪獣カラゴンの一撃により、吹き飛ばされたペン太郎は恋太郎とエベレスト羽々里を崩落させて空の彼方へ。ぺ…ペン太郎〜〜ッ‼︎

 

「唐音さん、怪獣役が板についてるじゃないですか…」

 

「誰が板よッ⁉︎」

 

 しかしこの戦闘だけドラ○ンボールみたいだったな…相手の攻撃を受けきれず、次々と岩盤をぶち抜いて吹き飛ばされるところとか。

 

「手本を見せ…」

 

「見させねーよ?」

 

 ペン太郎を攻撃したカラゴンの隙を突き、マザーAIさんが直にカラゴン相手に頸動脈を狙う。しかしそれを予期していたカラゴンのツッコミにより、攻撃はキャンセル。やはりカラゴンは強大だ…!

 

 頸動脈では勝てない…他に手段は無いのだろうか。マザーAIの出した答えは、呼吸器を塞ぐこと。さっきから殺意高くない?

 

「それならッ!」

 

「唐突な変身バンク⁉︎」

 

「いや久しぶりだったから…」

 

 助言を受けた魔人クスリンは、打ち消しの薬で元の姿へ変身。実質元の姿へ戻ってるし、巨大化だし、眼鏡もかけてるし…ウル○ラセブンかな?

 

「ボタン吹き飛んでるし…痛って⁉︎」

 

「よし…余波で宇宙人カワルンを倒したのだよ!」

 

 よしじゃないが。ボタン如きに負けて倒れ込み…もとい転倒したオレが言えた事ではないけどさ。これで今日転んだのが102回か…多い‼︎

 

「さぁくらうのだよカラゴンーっ!」

 

「んむむーッ‼︎」

 

 巨大化した魔人クスリンはそのままカラゴンの頭を自身の胸に押し付け、呼吸を封じる。確かに封じられるけど…なんか既視感あるぞこれ。誰かがやってたのを見た気が…

 

「恋太郎がよく羽々里にやられてるから知ってるのだよ!」

 

「ああいうのが出来るのは利点だよな…壁には到底出来そうにない境地だわ」

 

「むむーッ‼︎」

 

 違う違う別に唐音への当てつけとかじゃないからな?ほら、オレが似たようなことをしようと思ったら服ん中にボールでも仕込まないと出来ないし…やる意味ねーなこれ。いや待てよ…?顔をそのまま押し付けるんじゃなくて耳だったら…?最近ASMRとか流行ってるし、心音とか需要あるんじゃねぇの…?今度やろう。

 

 魔人クスリンによって拘束されたカラゴンは、ぐいぐいと減っていく自尊心と酸素量に耐えきれずとうとう降参。怪獣は倒さず降参って珍しいな…オレきちんと倒されたのに。

 

「ふむふむ…あれは有効そうですね…」

 

「彼に?それとも彼女に?」

 

 っておいまたか羽香里。なに自分もやろうとしてるんだ。分かってんだぞ…?対抗手段を見つけたとばかりに唐音を見た後、獲物を見る目で恋太郎を見てたの。唐音が息切れでツッコめない状況だからってやりたい放題か。

 

「両方です」

 

「せめて隠す努力でもしたらどうなんだ…⁉︎」

 

 

 

 

 

 さて、もう少しだけ続くペン太郎の冒険。なのだが…楠莉先輩が元に戻るまでは中断だ。流石に大人のままだと恥ずかしくて出来ないらしい…じゃあ一緒に遊んでた静は⁉︎なんか顔赤くして恥ずかしがってるし。オレ?いやぁ…実況はしてるけど楽しんでるわけじゃ…いやまぁ…その…若干楽しいけどさ。気のせいで流せないな…確かにオレもちょっと楽しんでるわこれ。

 

 数分経った事でペン太郎の冒険は再開。楠莉先輩の人格とか情緒とかの変化が正直不安になるレベルだが、まぁ大事には至らないはず…多分。

 

「見事カラゴンを倒したペン太郎は、攫われたお姫様を助け出したのだ!」

 

「あらやだ…私がお姫様なんて…」

 

「……そう言えばそんな事言ってたような言ってなかったような」

 

「[勇者の冒険にはお姫様が付き物ってもんだ]」

 

 しかし羽々里さんがお姫様か。流石楠莉先輩。良い配役をしているじゃないか。ふと思ったけど恋太郎ってどうなるんだ…?木とか?

 

「嬉しいけれど…ここにはもっとかわいいお姫様達がいるでしょう?」

 

 羽々里さん…そうやってまた一歩引こうとして。こういう時に引きがちなんだよな…いつもはエグいくらい距離詰めたり、グイグイ来るのに。そんなところも大人の余裕?が出てて好きだけど、たまにはもっと前に来てほしいものだ。

 

「えー?楠莉は羽々里が1番お姫様っぽいと思ってるのだ」

 

「ふぁ」

 

『キュン…ッ‼︎』

 

 おぉ。よく言ってくれた楠莉先輩。でもなんか若干理由が…いややめておこう。単なる邪推でしかないだろうし。まぁそれ抜きにしても、正直オレ的には『お姫様』のイメージで言うなら、恋太郎ファミリーの中で静と羽香里と羽々里さんが3トップだ。

 

 既に静はお山の配役なので、残るは2人だが…羽香里はどっちかというと『お嬢様』感が強い気がする。そうなるとやっぱり1番お姫様に向いてて、かつ配役がないのは羽々里さん…妥当な選択というわけだ。

 

「助けてもらったお姫様は、お礼としてペン太郎に褒美を授けました」

 

「現ナマ⁉︎」

 

 トランク一杯の現金て。急だから宝箱とかは無理でも、もう少しなんか見た目あっただろ…渡すブツが現実的すぎてファンタジー世界観をぶっ飛ばし過ぎている。マザーAIの時点でおかしいって?それはそう。

 

「現ナマ…ナマ…ナマコ…」

 

「相変わらず凄い連想ね…」

 

『くるくるくるくる…』

 

「そんな目で見られてもナマコ料理なんて急には無理だぞ…⁉︎」

 

 物欲しそうな目でナマコ料理を求められても無理だって。そもそも料理出来ないし。ってか流石に海産物は仕入れるの大変だから無理だ。あと料理今できないし。

 

「しかしナマコか…酢が一般的だけど甘辛煮でご飯のお供にもなるし酒蒸しも中々…」

 

「ワザとお腹空くような事言ってない…⁉︎」

 

「……あっ」

 

「[思考が発言にまで侵食するとは]」

 

 違うんです胡桃ちゃんそんな意図は無くてですね?だって仕方ないじゃん…⁉︎無意識に出ちゃったんだし…‼︎

 

 最近胡桃ちゃんの為に作ることも増えたせいでバリエーション色々試すのも調べるのも増えたんだよな…恋太郎と違って好みの範囲が際限なく広いから、勉強にもなって助かってる。

 

 しかしどうするべきか。このままだと両手足がビキビキの状態でナマコ料理を作らないといけなくなってしまう…ッ‼︎…こうなったら仕方ない。出来れば作ってあげたいが、こればっかりはどうしようもないのだ。

 

「作れない代わりに、ナマコ料理の美味しいお店に行くってことで…な?」

 

「うん…」

 

 セーフ‼︎とりあえずビキビキナマコ案件は回避できた。そもそも干しナマコを戻すとかだと仕込みに時間かかるし…まぁそこは生のやつを羽々里さんに頼めばすぐにでも来そうだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 さて。ナマコナマコで話が逸れてしまったが、いよいよペン太郎の大冒険も終わりだ。お姫様を助けて財宝(現ナマ)を手にしたペン太郎は、幸せに…ッ⁉︎

 

「どわあああお札が‼︎」

 

「「「「「「「「ペン太郎ッ‼︎」」」」」」」」

 

「そっち⁉︎」

 

 突然の強風で、吹き飛ばされるお札とペン太郎とオレ。ってか恋太郎は何言ってんだ。お金なんていくらでも手に入るけど、ペン太郎は違…でもお札一枚あればいけるか?まぁ良いや。

 

「ペンたろーッ‼︎」

 

「「楠莉先輩ッ⁉︎」」

 

「…ってかさっきサラッと河流も吹っ飛んでなかった?」

 

 なんにせよ、この大冒険を共にしたペン太郎はあの一羽だけ。なんとか助けようと飛び出した楠莉先輩。ギリギリの所で柵に引っかかるも、落ちそうになっている。早く来い恋太郎!オレはともかく楠莉先輩が危ない‼︎オレ?柵に叩きつけられてもう瀕死だが?まぁ102回の転倒に比べれば誤差よ誤差。

 

 あわや楠莉先輩が落下してしまう…というタイミングで、ギリッギリで間に合った恋太郎。もしかして…海パン一丁だったのってそういう…⁉︎風の影響を受けない服だからって事だったのか…ッ⁉︎

 

「楠莉先輩…気をつけなきゃダメですよ?」

 

「はい…ちびったしもうしません…」

 

 ちなみになんでオレは恋太郎に言われてないかって?いやぁ…こういうの気をつけてても無理だし。見ろよ今日のファンタジスタ転倒。この身体能力でどうしろと?

 

 恋太郎に抱えられた楠莉先輩は、冷めやらぬドキドキのままキス。そのままギュッと抱きついている。ズルい…まぁでも良いか。あんな事があったあとだし仕方ない。

 

「こうしてペン太郎は王子様と幸せに暮らしましたなのだ❤︎」

 

 …だがそれはダメじゃねぇか⁉︎ってかペン太郎メスって事になるぞ⁉︎助けたお姫様を差し置いて、いくらなんでも最終的に王子様とくっつくとは…!

 

「それペン太郎じゃなくてアンタじゃないのッ‼︎」

 

 あっそっかそっちか。痛みで思考が周りきってなかった。危うくこの作品に恋太郎王子×ペン太郎とかいう謎CPが生まれるとこだった…あってたまるかそんなモン。

 

「しかし王子様には妖精ハカリンという愛人が…ッ‼︎」

 

「絵本というファンタジーぶち壊しじゃないの⁉︎」

 

「[意外と絵物語には愛人関係も…]」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかしなんだったんだ…ラッキーアイテムって…‼︎」

 

 もうなんか包帯すらボロボロになったんで、皆に手当されながら今日の行動の反省中だ。

 

「結局転ぶ回数増えただけじゃないの?」

 

「静は無事だったのに真っ先に飛ばされてたのも謎なのだ…」

 

 うーん…でもなんか納得がいかない。順位が最下位とはいえ、それをある程度覆せるのがラッキーアイテムじゃなかったのか。なんか災いしか呼んでない気がするんだが?だが腐ってもラッキーアイテム。何かしら福を呼んでいるはずだ。

 

「そういえば河流、さっき柵にぶつかった時に落ちなかったよな?」

 

「清辺津河流のサイズを考えれば丁度柵をすり抜ける可能性もあった…不自然」

 

「…そうか!散々ボロボロになって包帯を巻いてたおかげで落ちずに済んだのか‼︎」

 

 なるほどな…確かにこれはラッキーアイテムだ。おかげでこうして無事でいられ…

 

 

 

 

「いやアンタがローラースケート履いてなかったら滑って風に飛ばされなかったんじゃないの?」

 

 …………やっぱラッキーアイテムとかは多少信じるくらいがベストだな‼︎‼︎

 

 





 意外とAIイラストの存在に気がつけない人が居たらしいんで、本編にイラスト用の話でも組み込もうかと思ってます

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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