100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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次次回あたりでイラスト関連の回が挟まる予定‼︎お楽しみに‼︎実はファンアートなんかも頂いたので、そちらも載せる予定です…‼︎


第19話:糸目キャラが目を開くのは邪道か否か

 

 

 皆が皆、メイドさんの目をなんとか開かせようとしているが、中々上手くいきそうにない。まさかトリプルバーガーでもダメだとは。

 

「一体どうしたら良いんでしょうか…?」

 

「これ以上羽々里さんを幸せにするためには…もうアレをするしか…‼︎

 

「アレってナニよ河流ちゃんッ⁉︎ママにナニしてくれるのッ⁉︎❤︎」

 

「お母様…わざとそういう言い方してません…?」

 

 

 

 

 

 

「…笑わせるってのはどうだろう?」

 

「笑わ…せる…?」

 

「…?笑ってどう目が見えんのよ」

 

 分からん。思わず反応してしまった。笑う事と目が開くことになんの因果関係があるんだ…?

 

 

 

「銘戸さんが…目を開けて笑う人に賭ける!」

 

「悪役だけでしょそれッ⁉︎」

 

「糸目キャラが急に目を開けて笑い出したらその漫画終わりだぞ?」

 

「急な路線変更は打ち切りを示唆してるのだ…」

 

 皆のツッコミが激しい。ただまぁ少なくとも…笑って目を開けさせるというのはありかもしれない。しかしどう笑わせたら良いものか。ん…?なんだ恋太郎。失敗談?そんなんで笑わせられるわけ…まぁやってみれば良いか。

 

 …ふむ。10回クイズか。10回何かしらの単語を相手に言わせ、イメージを植え付けた状態で引っ掛け問題を出すことで、相手が答えを間違いやすくなるよう誘導するクイズだ。しかも楠莉先輩…薬関連とか?

 

 むっ。この感じ…過去回想が始まる波線だな⁉︎

 

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「トトロ、トトロ、トトロ…」

 

「1/7に食べる白くてドロドロの食べ物は…?」

 

「とろろ!」

 

「ブー!『七草がゆ』なのだ!とろろは3日なのだ〜!」

 

「あー!」

 

 

 

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「…っていう感じだったんですよ」

 

 なるほどな…すごいタメになるクイズだった。やっぱり楠莉先輩はああ見えても博識だ。しかしそこからどう笑いに繋げるのか…

 

 

「その後なんですけどね?とろろを連呼した事で胡桃がとろろを食べたがって…それに合わせてこう言ったんです」

 

 

 

 

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「あーでも…俺は見たくなってきちゃったな…」

 

「……とろろろとろろ!」

 

「「は?」」

 

 

 

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「……10回クイズの影響で『となりのトトロ』って言えなかったんですよね…」

 

「…ふふっ!」

 

 おぉ笑った!笑ったけど…まだ目は開いてないな…?うーん…結構良い線行ってたと思ったんだけどな…ん?

 

 

『くるくるくるくる…』

 

「……とろろ」

 

「ごめん流石に恋太郎の話までは事前に読みきれなかった…ッ‼︎」

 

 さっきとろろって聞いた瞬間に『だろうな…』って思ったよ胡桃ちゃん。しかしとろろか…後で作らねば。

 

 

「とろろろとろろ!」

 

「ふふ…!とろろろ…!」

 

 まだ笑ってる。まぁ楽しそうならそれが1番…

 

「まぁでも実はそれ…俺じゃなくて羽々里さんの話なんですけどね!」

 

『スン…ッ…!』

 

 実は羽々里さんの話だったという事を聞いた瞬間、先程まで全く開く様子を見せなかった瞼が開いた。本当に開いちまった…⁉︎いやマジで虹色じゃねーか⁉︎ってかすごいな恋太郎…まさかそんな方法があったとは…!そんなやり方思いついても中々出来ねぇのに…さす恋‼︎

 

「え⁉︎え⁉︎なんで目が開いたのよッ‼︎」

 

「あ、それは…」

 

 解説が長文になりそうな予感。オレが変わって引き受けようか。さっきようやく受信出来たし。複雑な作戦だと受信し切るのに時間かかる時あるからな…難しい。

 

 さて、先ほどの恋太郎の策を一言で言えば…『メイドさんの特性を逆手に取ったやり方』だった。そもそもメイドさんが常に微笑み続けているのは、羽々里さんへの忠誠心の証。自分が笑っていた話が羽々里さんの失敗談であると知った時点で、羽々里さんを笑ってはいけないという半ば本能のようなものを引き出し、微笑みを中断させる事で開眼させたというわけだ。さす恋。

 

 

「完璧な計画ですね…❤︎」

 

「さす恋ッ‼︎」

 

「さす恋…?あぁさすが恋太郎先輩って事?」

 

「……なんか気づいたら言ってた」

 

 なんか勝手に出ちゃったものはしゃーない。でも即座にこれを思いつけるのってやっぱ天才じゃないか…?やっぱすげぇわ恋太郎。

 

「本当に虹色だったのだー!」

 

「[すごく綺麗でやんした]」

 

 しっかし綺麗な虹色だったな…何重にも円が重なったような模様は、カッコよさすらある…‼︎それにしても恋太郎はよく見てたな…羽々里さんのそんな失敗。言われた羽々里さんも恥ずかしそう…かわいい…

 

 

 …ハッ⁉︎バカな。羽々里さんがかわいい…だと⁉︎いやそりゃそうなんだけどさ。なんていうか…すっごく綺麗とか、美しいとかなら分かる…分かるんだが。かわいいと言ってもその…お姫様的な可愛らしさじゃなくて、こう…本人も意識していない、ふとした瞬間に顔を出す可愛さというか…!まさかこんな境地があったなんて…ッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 そう言えばメイドさん…さっきからなんか顔が赤いような気がするな。表情もどこか恥ずかしそう…ちょっと違うか?この感じ…恋か?相手はまぁ恋太郎だな。人柄とか見た目とかもそうだし、タイミングもそうだ。おそらくさっき目が開いた瞬間に『ビビーン‼︎』したと考えれば辻褄が合う。それまでは恋太郎の前で一度も目を開けていなかったと考えれば納得だ。

 

 

「あらあらあらあら…!もしかして銘戸…恋太郎ちゃんの素敵なお顔を見て一目惚れしちゃったんじゃないの⁉︎」

 

「「「「えっ⁉︎」」」」

 

『すごい分かるそれ‼︎』

 

 何か皆の意思が団結した気がする。『すごい分かるそれ‼︎』…か。言葉に発してないのに伝わってくるとは。

 

「メイドのねーちゃん優しいから恋太郎ファミリーに入ってくれたら嬉しいのだ!」

 

「[オイラも賛成でやんす〜!]」

 

「べっ別に…入って欲しい訳じゃ無いんだからね!」

 

「ファミリーの人数が増えるのは効率的」

 

 確かに。いつも優しくしてくれているメイドさんがファミリーに入るなら、より楽しくなるだろうし…対胡桃ちゃんくるくる戦線も充実する…!そう思っていたのだが。

 

 

「いえ…主人である羽々里様の恋人の方に思いを寄せるなど、言語道断でございます」

 

「私めが愛城様と恋をする事など…たとえ死んでもありえません」

 

『……そんな…銘戸さん……‼︎』

 

 そんな…‼︎確かに冷静に考えたらそりゃそうなるよなとか思ったけど…‼︎メイドという立場を考えれば、よくある禁断ラブストーリー的なやつにありそうではあるものの、このメイドさんがそういう事をするタイプの人間じゃないのは分かってるし…!どうにかメイドさんが恋太郎と付き合うことは出来ないのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダメよ銘戸、自分の気持ちに素直になりなさい」

 

「かしこまりました」

 

「愛城様、私めとお付き合いをしていただけませんでしょうか」

 

『……そんな…銘戸さん……‼︎』

 

 ……なんか上手く行ったからヨシ‼︎ナイス羽々里さん‼︎

 

 

 

 

 

 

 

「妾でも構いませんので」

 

『……そんな…銘戸さん……‼︎』

 

「話末ネタは混乱する人がいるからやめるのだ」

 

「このネタはアニメでやっていたから問題ない」

 

 

 

 

 

 いやぁ…まさかあのメイドさんが…芽衣さんが(ほぼ)ファミリー入りするとは。今日は羽々里さんのはからいで、お試しで恋太郎の1日専属メイドをする事になっている。

 

 専属メイド…これ付き合うお試しかなぁ?なんか違うんじゃないのこれ?まぁ確かに芽衣さんからしてみれば慣れてる訳だし、そっちの方が良いのか…?

 

 

 まぁ入る事は確定しているようなもんだし、入ってからをもう少し具体的に考えよう。もし恋太郎ファミリーに入ったら…まずは胡桃ちゃんの食べ物関連だなぁ。

 

 明確に料理をガッツリやってくれそうなのは今の所芽衣さんくらいだろう。皆も作れることは弁当で知っているけど、事前にある程度用意出来るとしたら芽衣さんだ。

 

 先読み力で言えば恋太郎がオレや芽衣さんをはるかに上回っているけど、あくまで既製品とかの場合が多い気がするし。

 

 しかしそうか…今度から芽衣さんも協力…協力…待てよ?芽衣さんがもしめちゃくちゃ美味しい料理を大量に作れたら…オレってお役御免にならないか…⁉︎というか芽衣さんにそんな気がなくても、胡桃ちゃんの舌が肥えたらオレのなんて…‼︎

 

 …とか思ったけど、そもそも胡桃ちゃんはなんでも美味しく食べられる子だし杞憂だな。よく考えたらあの無尽蔵のお腹を満たせる量はそうそう無理だわ。

 

 だが味のクオリティか。これは上げるに越したことはない。これまでも何度か芽衣さんに聞いたりはしているけど、いよいよ本格的に弟子入りする必要があるのかもしれねぇ。今度聞こう。

 

「うっし完成…‼︎」

 

 ようやく料理が出来た。中々時間かけさせやがって。後はこいつを明日持っていくだけだ…!後は片付け…っと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 あー疲れた。もう動きたくねぇ。というか体が動かねぇ。しばらくは行動不能か。転ばなくて済むから良いけど。

 

 

 暇だし何か考え事でもしてみようか。この前とか、何か気になっていることとかなかっただろうか。うーん…?

 

 

 …あった。芽衣さんがビビーン!した時だ。気になった言葉は…『顔に一目惚れ』‼︎

 

 確かにオレはビビーンはしたけど…それより前から顔を知ってたせいで顔そのものに惚れたって感じじゃなかった‼︎

 

 でもなぁ…神様の言ってた事を考えると、『ビビーン‼︎』は一目惚れの事らしいし…それに顔はいつのまにか好きになってたし…うーん…まぁ結局好きだから良いか。

 

 確かにオレって皆と違って少し変わってるよな…見る観点というか…既に知ってる事に対してさほど興味が湧かないとか…まぁ少しずつ意識は変わってるけど。

 

 ん?羽々里さんからメッセージ来てる。まぁスマホすら手に取れないから困ってるんだが。一応、送られたメッセージの最初分だけなら読めた。内容を勿体ぶらずに書いてくれてればありがたいけど…果たして。

 

河流ちゃんメイド服着て‼︎‼︎❤︎❤︎❤︎…えっとね?今度芽衣が…』

 

 …いやもう少し勿体ぶれ‼︎欲求そのまんま投げてんじゃねーか‼︎

 

 

 






 いよいよ芽衣さん加入へ!次回はメイドパーティー回‼︎

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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