100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
ぬれぬれパーティー回ッ‼︎
長らくお待たせしました。次回でイラスト回です。
「…という次第でございまして…銘戸芽衣さんを新しい彼女として迎え入れさせていただいてもよろしいでしょうか…!」
「もはやデジャヴ」
「やっぱりこうなったのね…」
「まぁあの流れならそうなりますもんね…」
まぁ分かっていた事だが、芽衣さんが恋太郎ファミリーに加入した。これからよろしくお願いします。
「わーい!芽衣のねーちゃんよろしくなのだ‼︎」
「[宜しくお頼み申す]」
「どうぞよろしくお願いいたします」
『くるくるくるくる…』
「それじゃあメイド彼女加入回という事で…皆もメイド服を着ましょう!」
「どういう理屈よッ⁉︎」
メイド加入回。メタいのはもう当然として、メイド服だ。皆も着て羽々里さんを喜ばせてあげようぜ?別に減るもんじゃないし。羞恥心以外。
しかし胡桃ちゃんがまたお腹を鳴らしている…!このタイミングはおそらく紅茶‼︎いつも芽衣さんが淹れてくれている事や、メイドから連想したのだろう…安心してくれ。もう準備は出来ている。
「こちらをどうぞ、胡桃お嬢様。」
「ありがと…って…えッ⁉︎河流先輩⁉︎」
以前芽衣さんに教わった作法で胡桃ちゃんに紅茶を差し出す。当然オレが淹れたやつな。なんせ今のオレはそう…恋太郎ファミリー専属メイドなのだから。
「んでなんでアンタはもう着てんのよ⁉︎」
「着てって言われたから…なんならさっきからずっと着てたぞ?」
羽々里さんが皆に着てほしいと伝える前からメッセージで知っていたし。あぁも着て欲しがられたら断れない。あといち早く恋太郎達に見せられる訳だし、こちらとしてもある意味都合がいいからな。
鼻血を出しながらこちらにサムズアップしてみせる羽々里さん。涎出てますよ顔拭いてください。そんなんだと全員分のメイド服姿に耐えられないのでは?いやまぁ結局はなんとか耐えてその目に納めるし良いのか?…良いのか。
「そんな…メイド服なんて着るわけないでしょ…ッ!」
そんな…!じゃあ今着てるオレや芽衣さんは⁉︎芽衣さんはセーフ?本職?まぁそれはそう。でも別にメイド服くらい着たって良いだろ?だが唐音は中々強情そうだ。これは一筋縄ではいかないか…?
「皆のメイド服姿か…かわいいだろうなぁ…❤︎」
「………」
おっとぉ…?
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「ほにゃああああああああ‼︎❤︎」
「ハァハァハァ…ッ!❤︎」
恋太郎と羽々里さんの2人の反応から分かるだろ?着ましたよ全員。いやぁ皆似合ってるな…!全部それぞれに合ったデザインをしているのも凄い。服の詳細は漫画とアニメで頼むぞ?全部解説したらキリがないし。両媒体じゃ確認できないオレの姿だけは解説するけど。
えーっと今のオレのメイド服は、唐音と胡桃ちゃんのものを足して2で割った上でなんかへそ出しになっているやつだ。オイこの服絶対これ以外に使えないやつだろ。だから事前に聞いてきてたのか…⁉︎
というかメイド服なんだから腹とか普通露出するのはなんかダメそうだし、そうじゃなくてもデザイン的に邪道…ッ‼︎︎なんですか羽々里さん?メイド水着みたいなもんだからセーフ?…確かに?
ちなみに唐音は恋太郎の鶴の一声であっさり着た。ちゃんと素直に行動できたのは偉い事だ。褒めてやりたいがそうすると怒られそうだし、さりげなく後で唐音だけに恋太郎のウラ話を教えてあげよう。勿論言って大丈夫なやつだが。
「「「おかえりなさいませご主人様❤︎」」」
「ただいまなさいませメイドちゃん様様ッ‼︎」
羽香里、静、楠莉先輩が横並びになって、一斉にメイドがよくやるあの挨拶を恋太郎にしている。良いよなぁこういうの…!そして恋太郎、オレは今どこからお前にツッコむべきなんだその返しは。
「うおー!萌え萌えキュンビームズババババ‼︎」
「萌え萌えキュンッ‼︎」
『チュドーン‼︎』
なんか楠莉先輩がビーム撃って浴びた恋太郎が爆発した…⁉︎これが…これがメイドの持つ萌え萌えキュンだと…ッ⁉︎まさかその正体が腕を構えた先の相手を爆散させる必殺光線とは…ウ○トラマンのスペ○ウム光線かな?まぁどうせ原理は愛だろうけど。
しかし…だ。ただいまなさいませ…?メイドちゃん様様…?ただいまの方はともかく、メイドちゃんの方は様様にした理由が分かりにくい。だってちゃんもう付いてるだろ…⁉︎ごめん久しぶりに恋太郎の事が分からない。何でちゃん付いてるのに様様にしたんだ…ッ…⁉︎
「お母様?そんなに息を荒くして何をお考えですか…⁉︎」
「………?」
『パシャシャシャ!』
「する事なんて決まってるのに、この子は何を聞いているんだろうみたいな表情はやめましょう…⁉︎」
羽々里さんがすごく興奮しながら写真を撮っている。いつものように涎出てるのはもうスルー案件なのだろうか。あと分かってるとはいえ即座に拭き取る芽衣さんも凄いな…?
しかし羽々里さんが欲に従うと羽香里がツッコミ側に回るのは助かる…可哀想ではあるけどこのまま頑張ってもらおう。
「楠莉様、あまり走るとお洋服が汚れてしまいますよ?」
「そうなのだ?でも楽しいから走りたいのだ!」
「でも確かに…この服裾が膨らんでるし、白いフリルだらけで汚れやすそうですね…」
「[だのにメイド殿はいつも身綺麗でいらっしゃる]」
「全く汚さないのは効率的。衣服の洗濯の手間が省ける」
「いやそれでも結局洗いはするでしょッ⁉︎」
「主人に仕えるメイドたるもの、身綺麗に保つのは当然の事でございます」
「…!」
何かを閃いたフリをする羽々里さん。何だろう…ってなるわけないだろ⁉︎昨日メッセージ返信した直後に誤字って送信されたやつちゃんと見てましたからね?
「確かに凄いわ…でも例えば、誰かが故意に汚しにきてもその綺麗な状態を保てるかしら?」
「と言いますと…?」
「一体何する気なんだよ…?」
「こういうのはどう?皆で水鉄砲を撃ち合い…メイド服が濡れたら負けの『メイドサバイバルゲーム』‼︎」
…別名が『ぬれぬれメイドパーティー』か。昨日誤爆してたのこれの事か…まだ想像よりマシで良かった。事前説明無しの単体で『皆にメイド服を着てもらってぬれぬれメイドパーティーしたいのッッッ‼︎‼︎❤︎❤︎❤︎』って来て1秒で消えたからな。何が来るか分からなかったからまぁまぁビビってましたよ?しかもちゃんと消してるし…ちゃんと見てましたからねオレは⁉︎
「しかも優勝者には恋太郎ちゃんからの熱〜〜いハグチューよ〜〜‼︎❤︎」
「えッ⁉︎」
いやこれ勝手に決めたな羽々里さん。まぁ結局恋太郎が丸め込まれたからある意味良いっちゃ良いけど。
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「それでは試合を開始します…ッ!」
恋太郎が執事服を着ている。大事なことなのでもう一度言うぞ?恋太郎が執事服を着ている。
…ふぅ。ご馳走様でした。何でも、メイドサバイバルゲームの審判は執事でなければならないらしい。羽々里さんがさっき決めたらしい。流石です羽々里さん…ッ‼︎一生着いていきますッ…‼︎
しかし執事服が似合うな恋太郎…!この前のフラワーパークの時の白いタキシードも良かったが、黒もなかなか…!
…っといけない。何とかしてオレは勝ち抜かねばならないんだ。気を引き締めて試合の開始宣言を待つ。果たして今回、オレはどこまでやれるのか…!なんか上手いこと勝てないかなぁ?
「試合開始ですッ‼︎」
さぁ始まった。ぬれぬれメイドパーティーこと、メイドサバイバルゲーム…!えっ逆?主催者の意図汲んでるからセーフ。
とにかく始まったゲームは、最序盤で2人が脱落するという結果に。1人目は唐音。芽衣さんの正確な射撃を持ち前の身体能力によるイナバウアーで躱し、”FLAT CHEST”によって更に回避。その事をおちょくった羽香里にキレている隙を楠莉先輩に狙われて脱落だ。まぁ喜んだ隙を凪乃に突かれて楠莉先輩も脱落したけど。これで2人目だ。
早くも序盤で2人も…って何だそのポーズと画角。
「こっこれは…!ぬれぬれになるとサービスカットになる世界線ッ‼︎」
何だその世界線は。何が『同じ美女ならぬらさにゃそんそん』ですか。お気持ちは分からないでもないですがそんなことしてたら狙われ…なッ⁉︎バカな。背後から迫る胡桃ちゃんに対して冷静に高級アンパンを投擲して意識を逸らし、更に射撃だと…⁉︎
アンパンを死守しようとした胡桃ちゃんはぬれぬれに。これで3人目。食べ物を大切にしようとするその心は本当に優しいものだ…でも今そのコメントはまずいって。アンパン持ったまま『顔がぬれて…』は良くない良くない。ゆるせたかししなきゃいけなくなるから。
その後は芽衣さんと違う漫画みたいな激闘を繰り広げた凪乃だったが、状況が膠着していると見るや効率重視で弱そうな静を狙ったことが仇に。凪乃に狙われた静が身の危険を感じて手当たり次第に乱射し、適当に放たれたその弾道を予測から外していたことで被弾。偶然上空に放たれた水が自然落下で凪乃に命中したのだ。
しかし、乱射によるデメリットも存在した。自分でも水を制御出来ず、凪乃と同じように上から自分で撃った水を浴びて静もぬれぬれに。これで4人目と5人目。
残るはオレ、羽香里、羽々里さん、芽衣さん。凪乃が消えた今、最も危険なのは芽衣さんだ。その芽衣さんが立ち位置的にも性格的にも狙ってくるのはおそらく…オレだ‼︎
「そこです」
「く…ッ…‼︎」
何とか飛び退いて初弾を躱したが、持久力がボロボロのオレにはこのままじゃ到底勝ち目はない。というか多分そんな躱せない。ならば、ギリギリで躱して距離を詰める。さっき見たアレを真似すれば…!
「あれは唐音さんの…!」
「イナバウアーなのだ!」
そう、イナバウアー。これなら何とか距離を詰められ…
「…ぐぇっ⁉︎」
「河流先輩…崩れて失敗してるじゃん」
「院田唐音程の筋力がない以上、模倣は不可能」
痛ってぇ頭ぶつけた。イナバウアーしようとして体勢を思いっきり崩してしまった。まずい。まだ…まだオレはここで負けるわけにはいかないんだ…ッ‼︎
「これにてチェックメイ…ッ⁉︎」
「躱したのだ⁉︎」
「あの体勢でッ⁉︎」
何だ今のは。弾が当たりそうなタイミングで躱せた…?…そうか‼︎ここはさっき静が水を乱射していた場所‼︎つまり水であちらこちらが水浸しになっている‼︎だから芽衣さんでも予測できない速度で…今のオレは『倒れたまま滑って転んでいる』んだ‼︎
いける。どんな正確な射撃でも、当たらなければどうと言うことはないんだ。いずれ相手の弾切れを待てば良い。勝てる!相手が誰であろうと負けるはずはない!オレは今究極の回避を手に入れたのだーッ…‼︎
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「…!河流アウト!」
『ピーッ‼︎』
「なッ⁉︎」
「清辺津河流は撃たれていないはず」
「[あっしのように自分の弾にも当たってないでやんす]」
「一体何でなのだ…⁉︎」
どういう事だ。撃たれた弾だってどれも当たってないはず。静のように自分で撃った弾に当たった訳でもない。おかしい。一体何で…ッ⁉︎
「おかしい…何でオレの身体がぬれぬれに…ッ⁉︎」
「ン゛ッ゛‼︎❤︎」
羽々里さん…?別に変な意味で言ったとかじゃないですからね?割と大真面目に身体がびしょ濡れだってだけで…‼︎
「結局なんでぬれぬれなのだ?」
「河流は芽衣さんの攻撃を躱そうと、水溜りを全身で滑って転び続けてたから…。それでぬれぬれになったんだ」
「自分から水たまりに突っ込んだらそりゃ濡れるでしょうがッ‼︎」
「あー……そゆこと…」
大バカはオレだったか…‼︎静の事言えねぇ自爆も自爆じゃねぇかこれ。嘘だろ…これ実弾想定だったら勝手に地雷原突っ込んで爆死したアホって事…⁉︎嫌だなその不名誉な死。
「んじゃまぁ……どうぞ?」
負けた以上は仕方ない。地面にぺたんと寝そべって、右腕を頭の上に。左腕は軽くお腹を隠すように置いて、据え膳の図だ。ここで左手を少し開いてチラリとおへそを出すのが良いらしい。なんか調べたらそう書いてあった。気持ちはまぁ…分からんでもない。せっかく腹出してるメイド服なんだし、活かすのはアリというやつだ。
「うへへへへ…‼︎」
あっ例え話なんで本当に食べちゃダメですよ羽々里さん。だからダメですってこれは恋太郎用の…ッ⁉︎
羽香里⁉︎そんな…羽香里が至近距離で羽々里さんの頭に水鉄砲を向けて…人質か‼︎
「そこまでですよ芽衣さん」
「ごめんなさい芽衣…迂闊だったわ…!目の前に据え膳があったものだからつい味見しようと…」
「いくらオレ相手でかつ減らないからってメイドが摘み食いしちゃダメですからね?」
「ツッコミどころそこじゃねーのだ」
なんかツッコミがズレた気がするけどまぁ良いや。しかしやるな羽香里…序盤は唐音をおちょくりはしたものの、それ以降は隙は見せずにひたすら羽々里さんの裏に隠れて機を伺っていたとは…!
羽々里さんを人質に、芽衣に自滅を要求する羽香里。なんか洋画で見たことあるなこういうの。しかしどうする芽衣さん。
芽衣さんの決断は…持っていた銃を自身の頭に向けること。やっぱり自滅しか…なッ⁉︎
「やめなさい芽衣。メイドの足を引っ張る主人など…主人である資格はないわ」
「な…ッ⁉︎」
「いけません羽々里様ッ‼︎」
「羽々里…さん…ッ⁉︎」
何をする気だ羽々里さん。自分の頭に銃口を向けて…まさかッ⁉︎ダメだ羽々里さん‼︎そんな…自分で自分を撃つなんて…ッ‼︎
『ドォン…ッ…‼︎』
「いやそれだと死んじゃうからこっちなのだ」
『ビュッ…‼︎』
自身の頭に水鉄砲を撃ち、その場でバタリと倒れた羽々里さん。そんな…羽々里さんが…ッ‼︎
「羽々里様ッ‼︎」
「…ッ‼︎」
羽々里さんが倒れたことを認識した芽衣さんが、羽香里よりもいち早く動いた。一気に距離を詰め、反撃した羽香里の弾を躱して一撃。これで残ったのは…芽衣さんだけだ。いやこの流れこの空気でサービスカットするのか羽香里。まぁ…気持ちは分かるけども。あざといポーズしたのは全員だし。
しかし芽衣さんの勝ちか…まぁまぁ妥当…ん?
「ちょっと待つのだ!芽衣も…ぬれぬれなのだ!」
「[ぬれぬれの羽々里さんを抱きしめたために……‼︎]」
「じゃあ生き残りは0…全員敗退…」
「いや…それはつまり…全員優勝だッ‼︎‼︎皆があんなに頑張ったんだ‼︎誰が何と言おうと猫がワンと言おうと優勝優勝優勝ッッ‼︎‼︎」
『『『『『『『『『キュンッ…‼︎』』』』』』』』』
こうしてぬれぬれメイド全員が優勝賞品の恋太郎とハグチューを勝ち取り…ってこの言い方だと恋太郎が商品みたいだ。やり直し。
こうして全員がハグチューを勝ち取り…ぬれぬれメイドとハグチューした恋太郎もぬれぬれになった。
「「ぬれぬれらーーッ❤︎‼︎」」
若干2名はもっと酷いけど端折ります。ごめんね恋愛の神様。ここそういうのはあんまり載せられねーんだわ。
「このオチはワシのせいじゃ無いじゃろうがッ⁉︎」
「いや元凶だろ?」
あぁそうそう、流れをぶった斬らないように省いてたけど、実はさっきから身体がぴくりとも動かないんだよな。あんなに全力で意図して転びながら回避してたらそうなるって。最後の力を振り絞ってあのあざとポーズを取った後、動けなくなったって事だ。
んなわけでハグチューの際はこう…わざわざ地面に迎えにきてもらったわけだが。その体勢がどうもこう…オレが恋太郎に押し倒されたかのような感じになってたらしく。
「ずっずるいです恋太郎君‼︎そんな河流さんだけ押し倒されたみたいな体勢…ッ‼︎」
「狡いわ恋太郎ちゃんに河流ちゃんッ‼︎全身ぬれぬれでそんな姿…ッ‼︎」
若干2名が更に暴走しかけたのでなんか皆平等に『押し倒し』シチュエーションをやる事に。結果はまぁ…更にぬれぬれになったという酷いオチだ。
「やーっぱりひっでーオチじゃな!?!?!?」
せっかく恋愛の神が出たオチなんだ…少しでも出番をあげたかったのでおじいちゃんには引っ込んでもらいました。何してるかって?邪魔が入らない今のうちに金運バンク行ってるんだよあの神様。
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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