100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
そろそろ河流ちゃんにも強化が要る…じゃないとこの先についていけない…ッ‼︎
「そういう訳で私達は秘密の女子力修行をしてから帰りますので…!」
「あたしは別に良いってのに…!」
「オレもいらないのに…!」
「世界一かわいいのに更なる高みを目指すハングリー精神…ッ‼︎」
あーあ。面倒なことになった。何が秘密の女子力修行だ全く…!恋太郎が居なくなったから言えるけど、単なるダイエットだろ…⁉︎
「もしかして…皆フードファイトの後に太った?」
「し…仕方なかったんです!あれからちょっとずつ食べる量が増えちゃって…」
「まさかここまでとは思ってなかったのよね…」
「それでも羽々里様は変わらずお美しいです…!」
「まさかちょっとのつもりのクッキーなんかがここまで積もるなんてね…!」
「あたしは太りにくい体質だから太ってないけどね」
さすが胡桃ちゃんだ。太りにくい体質と言うのは、女子からすればさぞ羨ましいのだろう。オレ?いやぁ…もう少し筋肉付けたいから多少太れないと困るかなって。
「それを言うならオレや静だってそうだぞ?ずっと特訓してたし」
「[小動物同盟の特訓の成果だぜ]」
「胡桃だけじゃなく河流や静までッ⁉︎」
「好本静…まさか裏切るなんて…!」
「[う、裏切る気なんてこれっぽっちも無いですぜアニキー!]」
いや裏切ったて。確かに食べる量が増えたとしても、その分運動してれば良かっただろうに。まぁ知らず知らずのうちに食べてたって事なんだろうけど。
しかし参ったな…これじゃ恋太郎と会う時間が減ってしまう。かと言って1人抜け出すのもなんだしなぁ…よし。じゃあいつもの特訓でもするか。持久力伸ばすやつじゃない方のやつだ。
正直ここまで持久力を高めようとやってきているが、マジで持久力だけはどうにもならなさそうだし。伸びてはいるが、多分0.1秒程度だと思う。それくらい伸びが悪い。皆がやるダイエットが持久力系以外なら良いけど…
「一応聞くけど…どんなダイエットする予定なんだ?」
「ランニングです!」
「……別の特訓して良い?」
ダメだこれ。ランニングは1番ダメだ。よし別のやつやろう。静は…皆と走るらしい。凄い…それほど太りはしてないはずなのに更に痩せようと…ッ…⁉︎
さて、オレは別の特訓を始めるとしよう。それは…料理だ。いや別に楽しようとかじゃないぞ?ちゃんと料理以外のパターンもやってるし。50mダッシュとか、金属バットの素振りとか、バーベルを持ち上げたりとか。
ん?料理はともかく他は出来るのかって?まぁ中々苦戦してるけどな。ダッシュは途中でずっこける事の方が多いし、素振りも最初の方は持つだけで精一杯だったし。バーベルに至っては保持どころか持ち上げる事すら出来なかった。
今のラインナップと料理の共通点、これらが特訓…もとい修行になるのは何故か。それは…瞬発力だ。
何も普通の意味での瞬発力とかじゃない。オレの場合、より長くやる運動なんかは到底出来ないことが分かっているからな。その上で、じゃあ何なら出来るのかを模索した先がこれだ。
これまで生きてきた中で、オレが他の人より凄いと言われたことがあるのは料理だった。それも、料理のクオリティではなく、完成の速さや作り上げる事そのもの。一見普通に聞こえるかもしれないが、そもそも料理は中々体力を使うものなのだ。
オレのような貧弱なやつがそうそう作れるものじゃない料理だって、何度か作り上げてきている。最近なんて顕著だ。恋太郎抜きでも大人数用の料理も作れるようになっている。当然疲れ切って動けなくなるけど。
ここで重要なのは料理というガワではなく、本質の方だ。持続して何かをこなすのではなく、一つのことをやり切る。全力を一気に使い尽くして何かを成し遂げる…いや、この言い方は少し違うかもしれない。『オレの体力全てを引き換えに、何かを成す』こと。これがオレの編み出したやり方であり、最近の特訓内容に関係しているものだ。
どんな些細な、ちょっとした料理にも全力を込めて一品を作る。50mという短い距離で、バットを5回振ることだけで、バーベルを3秒保持するだけで、力の全てを出し切る。するとどうだろうか。これまでのオレとは到底比較にならないほどの力が出せる。もちろん超人的とまではいかなくとも、常人の平均以上の力が出せる事が分かった。
まぁ問題は実用性が低いことだけど。文字通り全力を使う以上、授業中には使えないし日常生活でも使えない。体力が0になるのがあまりにデメリット過ぎるのだ。しかも普段バテた時よりも回復は非常に遅く、それこそこの前のように普通に料理を作って倒れた時の5倍近くは動けなくなる。下手するとこれ体力が0どころかマイナスになってるんじゃないか?体力の前借り×全ツッパと考えれば納得か。
ゲームで例えればより分かりやすいはず。本来MP10消費の技を、オレの全MPである30に加えて前借り分の70も加算して、100で放つ。当然その後はMPが時間経過で回復するまで何も出来ないが、放った技は超強力になる…という訳だ。
…まぁとにかく。このやり方ならいざという時に役に立てられるかもしれない。やってる事は多分界○拳に近いんじゃなかろうか。ご本家の○王拳くらいまで出力出せるのが理想なんだけどな…
ん?急なパワーアップはズルいって?何言ってんだ…じゃあ恋太郎見てみろよ。あいつなんの振れ幅もなくいきなり異次元の力出すじゃねーか。それに比べたら誤差もいいとこだぞこっちは。まだ理屈付けようとしてる分許してくれ。
それに…偶にはあいつに格好良いところだって見せたいし。最近はかわいいしか言われなくなってるけど、オレは彼女兼親友なんだ。親友としてあいつに格好良いと思われたいのは…普通の事だろう?
後はアレだな…『愛の力』。現状それに近い力を出せたのが、花園邸とフードファイトのみ。あれ以降は中々出せていない。恋太郎のようにすぐに傷とか回復出来たりすれば良いんだけどな…一応寝たらある程度の傷ならなんとかはなるけどさ。
とりあえずはそこだ。更なるパワーアップのためには『界王○』と『愛の力』が要る。前者はなんとかなりそうだけど、後者はマジで難易度が高い。再現性があんまりない上、本当にどうしようも無くなった時にしか出来ないし。うーん。どうしたものか。恋太郎に聞いてもなぁ。具体的なアドバイスにはならない気がするし…何より、愛なんて人によって考え方とかの根源が違いそうだし。
正直、持久力がもっとあれば真っ当なトレーニングで強くなれるだろうからそっちの方が良いんだけどな…いかんせん量のゴリ押しが出来ない分、それっぽい理屈を並べ立ててどうにか出来ないかと試行錯誤することしか出来ない。
悔しい…2000m走なんてやろうもんなら後半まともに動けなくて授業終わっても走りきれないし。っていうか多分300m辺りで限界来る。これでも頑張った方なんだぜ?もっと前は100mが長距離走の限界だったし。
こんな状態でどうやって格好良いって思わせれば良いんだ…‼︎今のオレは状況次第だと運動能力は静以下の、本当の意味でのお荷物(動けなくなったら運んでもらうため)なんだぞ。
自己犠牲もダメ、持久力もダメ、運動能力は…短期間以外全部ダメ、先読みは恋太郎以下。おまけに勝手に転んでダメージ負ってく貧弱仕様。もう一か八かの界王拳とか愛しかなくないか?
…あっやべ伏字するの忘れてた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌々日。
「…という次第でございまして…須藤育さんを彼女として迎え入れてさせていただいてもよろしいでしょうか……!」
「まだ芽衣来て4話目よッ⁉︎」
「原作アニメ含めテンポがおかしいのは今に始まった事じゃない」
「[高速でぶっちぎるぜ]」
新しい彼女が来た。育さんか…どっかで見た事あるような気がする。一体どこだったろうか。
「1年3組須藤育です!よろしくお願いします!」
「新入部員のようなノリ⁉︎」
「まぁまぁ…あたしの方が歳的には後輩だし…」
部員…部活…なんとなく思い出せそうな気が…!
「どうかけじめとして!先輩彼女…皆さんからケツバットをいただければと思います!」
「いや良いわよそんなのッ‼︎」
「そりゃ唐音さんにそんなことされたらお尻無くなっちゃいますよ…」
ケツバット…バット…後もう少し…!後もう少しキッカケが欲しい…!…ん?なんだ育さん。こっち見て指さして…
「君は…あの時の!」
…あっ。そうか。だから見覚えあったのか。
「…オレも思い出したわ」
「お知り合い…でしたか?」
知り合い…と言えば知り合いか。やけにキャラ濃かったから覚えている。外見と内面が合わな過ぎるけどな。
「君は…」
「あんたは…」
「自力ケツバットの天才‼︎」
「やべーストイックなドM‼︎」
須藤育参戦‼︎更に称号を獲得しました。
清辺津河流:【自力ケツバットの天才】new!
須藤育:【やべーストイックなドM】new!
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
-
本編を進めてほしいのだ!
-
掲示板回を一区切りつける方が効率的