100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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このままキャラが増え続けたら書き切れるのか…⁉︎


第3話:聖戦の前のいざこざ、そして…

「…べつ…いべつ!」

 

「ん…?んぁ…」

 

「…清辺津!」

 

「ん…あぁ…もうあさかぁ…おはよ…れんたろ…」

 

 眠い。ここ最近休日は大体寝て過ごしてた事もあり、朝早く起きるのに慣れていないやつには中々ツラい…。

 

 眠い目を擦りながら服を着替えようとして恋太郎に両腕を掴まれた。なんだよもう…別に着替えるくらい良いだろ?どーせ力じゃ勝てないし大人しく従うけどさぁ…。

 

「…ってダメだ清辺津!今は女の子なんだから…!」

 

「うるへーなぁ…いいだろぉ?べつにぃ…オレとおまえのなかじゃねーか…みためあんまりかわってねーし…」

 

 あー…それにしても眠いなマジで。あれ?ってかなんで恋太郎がここに居るんだ?見た感じここ俺の家だし…用事あったっけ…。

 

 

 …あ。あったわ。用事。ってか色々思い出した。目が冴えてくると同時に色々な思考が出来るようになってくる。そうだ。今日は恋太郎ファミリー全員で出かける日だった…!行き先は蘭舞園フラワーパーク。すげぇ名前だなおい。ファミリー全員での、オレとしては初のデートという訳だ。

 

「やっべ頭ふわっふわだった!今何時だ恋太郎⁉︎」

 

「あぁ大丈夫、一応時間に余裕があるタイミングで起こしてるから…」

 

 壁に掛けられた時計を見ながら恋太郎が答える。ん?おい待てなんか変だぞその時計。なんか…針が同じところでカチカチ動いてるような…

 

「………やべ。悪い恋太郎…あれ壊れてる…!」

 

「ウソだろ⁉︎だってさっき確認した時は壊れてなかったはず…それにさっきアラームが鳴った時にお前のスマホだって見て…」

 

 あぁ…オレのスマホで確認しちゃったか…!なんたる不運。なんかこういうのって畳み掛けるように来るよな…!ちくせう(誤字にあらず)。

 

「あー…その事なんだがな?実はスマホが壊れてて…一応動くんだけどたまに時刻表示とかアラームがバグるからさ?不安になってお前に起こしてもらおうと泊まって貰ってたんだよな…はは…」

 

「って事は今の時間は…ヤバいあと5分で出ないと間に合わない!急がないと…ってうわぁ⁉︎

 

 自分のスマホで時間を確認した恋太郎がこちらを振り向く。と同時にオレを見て叫んだ。なんだよ。別に変な事してないだろ?ただパジャマを脱いでるだけ。脱いだから上半身が裸になってて、更にズボンを脱ぎかけて下着が見えてるだけだ。おー寒っ。早く着替えないと…。

 

「急いでるんだからさっさと服脱いで着替えないとだろ?それに、オレがパジャマん中シャツ着ない派なの知ってるだろ…何度も泊まって遊んでんだから…」

 

 

「だから!今の清辺津は女の子…」

 

 

「何度も言うけど息子以外見た目変化してないだろ?なんなら男の時なんて一緒にプールとか温泉とか入ってたんだから今更…」

 

「それでもだ!」

 

 こちらを見ないように背を向けつつ、顔を真っ赤にして両目を手で覆う恋太郎。へぇ…。また揶揄うネタが増えたなこれ。…よし。

 

「んじゃささっと着替えるぞー」

 

 シュルシュルとわざと音を立てながら脱いでいく。とは言ってもパジャマだし限界あるけどな。

 

「はわわ…布の擦れる音が…!絶対に見ないように目を閉じるのが精一杯で耳を塞げない…!」

 

「全く…今更過ぎるだろこんなの…そもそも見た目がほとんど変化してないんだからオレの裸を想像するくらい余裕だろお前…ちょっと前まで泊まりで一緒に無駄にデカい風呂入ったりしたんだし、ほら、覚えてるんじゃねーの?」

 

 

「男同士ならな!彼女だと思うと…ってわざとそういうこと言って裸を想像させるなよ!なんとか意識を逸らそうとしてるのに…!」

 

 良いぞ恋太郎。もっと恥ずかしがれ。ほれほれもっと音を出してやるとするか…ほーれシュルシュル〜っと。肌に布を擦るように着るのって意外と意識ないと難しいのかこれ…勉強になるぜ。

 

「あッ…うわぁあ⁉︎

 

 …あっやべ。調子乗って音出そうとしてたらパジャマが引っかかって着れなくなった。まずい…視界が布で一杯でまともに前が見えん。

 

「だッ…大丈夫か清辺津⁉︎」

 

「ヤバい引っかかって着れねぇ!助けて恋太郎!」

 

「今助け…オワーッ!

 

 何やら恋太郎が叫び、続けてドタドタとした音が下がっていった。後ろに引いたのか?なんで?

 

 …あそうか。今はシャツを着ようとしている途中。つまり前が完全に見えてる状態。だからか!

 

「むむ胸が…見え…!」

 

「頼むよ恋太郎…今オレ自力じゃどうしようもないんだぜ…?」

 

「でも見るのはダメだ!彼女に対してそんなふしだらな…!」

 

 揶揄うのが楽しいのは事実だ。でも時間も迫ってるから割とヤバい。早くしないと…あっそうだ。こうすれば良いのか。恋太郎の声のする方向に向かって歩いていき、おそらく手があるであろう位置に腹を押し付ける。ビンゴだ。

 

「ひゃわぁ⁉︎一体何を…!」

 

「見ないでやるならこれしかないだろ?ほら、オレの体を手で伝っていけばシャツまで届く…完璧な作戦だ!ほら時間もねーから急げって!」

 

「もっとダメだろ!でも…背中ならギリギリセーフか…!煩悩よ消えろ煩悩よ消えろ煩悩よ消えろ…よし!」

 

「早くしろって!早く…んッ…!」

 

「よし良いぞ…この感触は多分背中…徐々に上に…上に…!」

 

 どうやら恋太郎は煩悩を封じ込められたようだ。淀みのない手つき…これならいける!いけ恋太郎!やれぇー!

 

「ん…ふぁッ⁉︎く…くすぐったいなこれ…!」

 

 前言撤回。すっごいくすぐったい。恋太郎のゴツゴツした手が、柔らかい肌を擦れていく感覚。視界が塞がれていることでいつも以上に感覚が鋭敏に…っ!

 

「…ん?背骨じゃないなこれ…何か少し突起のが…虫刺されか…?」

 

「……んぅッ⁉︎…ッあ…!は…早くしろって!くすぐったいんだって!」

 

 おいおい恋太郎…!かなり大胆なとこに来たなお前。でも今言ったら不味いよなぁ…中断されたらそれこそ間に合わない。ここは黙って待つか。

 

「よしやったぞ清辺津!あとは早く着替えろよ⁉︎」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…やっと着替え終わったぞー?」

 

「やっと終わった…!1時間ぐらい待った感覚だった…!」

 

「時計だけじゃなくお前の体感時間もバグってんじゃねーか!あんなの2分ちょいだぞ?」

 

 なんとか服を着て、身支度を整えて出発。いやぁ間に合って良かった良かった。歩いて間に合う時間までに出れたのは恋太郎のおかげだな。

 

「そういえば清辺津、お前背中にあせもあったぞ?薬でも塗って治しとかないと…」

 

「ん?あぁあれ別にあせもじゃないぞ?」

 

「そうなのか?じゃあ背中のあれは一体…」

 

「普通に体の一部。ってか勘違いしてたみたいだけどさ、お前が触ってたの背中じゃなくてオレの前側な?」

 

「!?!?!?!?」

 

「つまりこの場合突起ってのは…」

 

「ごごごごめん清辺津!悪気はなかったんだ!まさか彼女のを直に!婚姻も前に触れてしまうなんて!なんて事だ…腹を切って詫びないと…!」

 

「わー待て待て恋太郎!別に悪気がなかったんだから良いって!別にオレだってお前になら触れられたって構わねぇし…どうせ責任だって取るだろ?だからいーんだって!」

 

 どこからか取り出した匕首を腹に添える恋太郎をどうにか宥め、なんとか言い訳しつつフラワーパークに到着した。危なかった…あと少しでメルヘンな花園までの経路にレッドカーペットが敷かれるとこだった…!

 

 

 

 

 

 

 

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 フラワーパーク、到着。少し待っていると続々と恋太郎ファミリーの皆が集まってきたので、代表して恋太郎がチケットの支払いに行ってくれている。こういう時にすぐ動いてくれるのが良いんだよなぁ…好き。

 

 

「……って事が今朝あったんだよな。いやぁ…危なかったなぁ…!」

 

 恋太郎が支払いを済ませている間に今朝起きた事をそのまま皆に伝えたところ、なんか思ってたより凄い反応が返ってきた。

 

「どこから突っ込めば良いのか分からないわよ!!!!」

 

「恋太郎君のパジャマ姿…⁉︎」

 

「ふ…ふしだらなのだ…!」

 

「[我らには高すぎてハードルの頂上が見えぬレベル]」

 

「確かに距離を縮めるなら泊まった方が効率的」

 

 そんなにか?確かに着替えの時のアクシデントはオレでも…とは思うけど、それより前のはまぁ普通じゃないか?数年来…大体9年くらいか?それくらいの友人間ならあり得るだろこれくらい…。

 

「これはかなり危険ですよ唐音さん…!」

 

「そうね…アイツあんな興味なさそうな顔して1番進んでるじゃないの!」

 

「[追加戦士特有の強者感。次元が違うでやんす]」

 

「楠莉の薬のせいでこんな強力なライバルが出現するなんて思わなかったのだ…!」

 

「最効率で今から距離を縮めても簡単には追いつけない圧倒的な差」

 

「まぁ?伊達に9年も友人してないからな!」

 

 なんか少し嬉しいな。他の皆よりもオレの方が恋太郎との距離が近い…か。なんだか頬が緩んでニヤけてしまう。

 

「おーい皆!買ってきたよー!」

 

 そうこうしているうちに恋太郎が戻ってきた。すると花園さんが不自然な動きで恋太郎の側に着いた。ぐっと腕を組んで一緒に歩こうという魂胆か。

 

「は…ッ羽香里⁉︎」

 

「なんですか?恋太郎君…」

 

 腕を組んだままグイグイと豊満な身体を押し付けている。やっぱり肉食だなこの人は…!

 

「べッ…別にアンタと腕を組みたい訳じゃないんだからね!」

 

「自分から腕を組んでおいて⁉︎」

 

「言葉と行動が一致してねーのだ…」

 

「薬膳楠莉、そういう貴方も既に愛城恋太郎と腕を組んでいる。」

 

「[皆がもう腕を腕に通している]」

 

「これってオレが突っ込むべきなのか?」

 

 全員が全員恋太郎と腕を組もうとした結果、恋太郎を中心にした円陣みたいになってる…!その状態で園内回るつもりかオイ…⁉︎

 

「ん?清辺津は組まないのだ?」

 

「いやぁ…オレは別に普段からよく組んでるしなぁ…?」

 

「[これが追加戦士の余裕か]」

 

「まさか…別に直接組まなくても恋太郎君と心の中で深く繋がっているから構わない…と?」

 

「謎解釈やめろ!そういうのじゃねーから!」

 

 このあと色々あったものの、園内を歩き回って花見を楽しんだ。

 

「はぁ…はぁ…ッ!クソ…!足が…限界…!」

 

「静より持久力無いとかマジなのだ…?」

 

「[奴は四天王の中でも最弱…!]」

 

 楽しんだったら楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

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「ブーケトス?」

 

「このパークの名物イベントなんです。1ヶ月に一回限定で…そのブーケを見事にキャッチ出来た人は、フラワーパークの花を綺麗にあしらった特別なウェディングドレスを着ることが出来る上、恋人と一緒に記念撮影ができるんです!」

 

「なんだその血で血を洗う争いが起こりそうなイベントは…」

 

「[装束を掛けた戦…言わば聖戦!]」

 

「そこまで酷くないと思うのだ…」

 

 

 ブーケトスの会場。多くの人が押しかけていたその場所には、何やら目立つ集団が一つ。あっオレ達恋太郎ファミリーはノーカンだぞ?

 

 とにかく目立っていたのは、呉莉羅連合と呼ばれる暴走族。どうやら彼女達もブーケを狙っているらしい。大きな旗を振って応援団?も叫んでいるし、メンバーも筋骨隆々。これは強大な敵になりそうだ…!

 

 花園さんの提案で、ここは一時協力してブーケ獲得を目指すという事に。巻き込まれたら危ないという理由で、オレと好本さんは後ろで応援。薬膳さんは大人モードに戻って参戦するようだ。

 

 そういえば恋太郎ファミリーって名称もここで決まったんだったな…言いやすくて頭ん中でずっと使ってたせいで、こういう事も忘れていた。それにオレの原作知識も忘れつつあるし…ってかどこまで読んでたっけか。まぁ思い出せないならいいや。

 

 いよいよブーケトスだ。投げられた直後、呉莉羅連合が修行と称して妨害を始めてしまう。あれは無しでは?ズルだろ!しかしそこに院田さんが立ち塞がり、真っ向から勝負し始めた。すげぇ…なんてパワーだ…!もう院田さんをあんまり怒らせないようにしとこう。あの膂力の前ではオレなどアリに等しい…!

 

 応援を続けていると、呉莉羅連合の起こした風圧で好本さんが風に乗って空へ飛ばされていった。まずい!なんとか追いかけて助けようと同じようにタオルを広げれば、オレも上空にふっとばされた。

 

 

 

 

 

 

 

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 呉莉羅連合の起こした風によってブーケは流され、あわや連合の手に…というタイミングで、ブーケの側に人影が現れる。

 

「空を見ろ!」

 

「鳥だ!」

 

「飛行機だ!」

 

「いや…静ちゃんだッ‼︎」

 

彼女の名は好本 静。軽い身体を活かしてタオルをグライダーのように操り、なんとブーケのキャッチに成功する。

 

 

しかしタオルから手を離した事で浮力を失い、地面に落下…する直前!落下地点に入った3人の天然エアバッグ、愛城恋太郎という男の背中を犠牲にしてしっかりとキャッチされ、見事ブーケを獲得するに至ったのである。

 

 

 仲間の無事を喜ぶ4人。呉莉羅連合の長との友情を確かめ合う院田唐音。全ては綺麗に事が収まったのである。

 

…そう、空中に未だ居るオレを除いて。

 

「風が強くなってきてずっと浮いたまま…むしろ上がっていってるんだが?あっやばい腕の力が限界に…!」

 

 ※このあとめちゃくちゃ恋太郎の背中が犠牲になった

 

 

 

 

 

 

 

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「助けていただきありがとうございました…」

 

『オレは役立たずの足手纏いです』と書かれた段ボール紙のパネル(作:清辺津河流)を首から下げて謝罪していた。

 

背中の削れた恋太郎に頭を下げているとお手製パネルを無惨に引き裂かれた。あぁ…ちょっと自信作だったのに。

 

「直接役に立ったとかどうかなんて関係ない!あんまりそうやって自分を卑下するなよ!」

 

「[我の活躍も偶然の産物故に]」

 

「でも…」

 

「だって清辺津は静ちゃんを助けようとしたんだろ?だから上に居た!多分静ちゃんが飛んで行ったのを見て、それを真似て追いかけようとした…そうだろ?」

 

「う…」

 

「[助けたいと願う心、それが重要でやんす]」

 

「それに、ちゃんと応援の声は楠莉達にも届いていたのだよ?」

 

「それぞれが役割を果たしたから最良の結果を得られた」

 

「別に…アンタだって何もしなかった訳じゃないんだから…」

 

「恋太郎ファミリーの皆で掴んだブーケですから!」

 

 ………ダメだ。反論が思いつかない。応援は確かにしてたけど。でも直接は助けられなくて…でも何もしてない訳じゃないのは事実で…ぐぬぬ。

 

「くッ…負けた…!」

 

「別にこれ勝負じゃねーのだ」

 

 

 しかしこのままでは終われない。何か…何か役に立たねば!気持ち的に!自分の中で満足できない…!…けど思いつかない。まぁどこかで借りを返すとしよう。

 

 

「それじゃあ恋太郎君と写真撮影する人を決め…」

 

「ちょっと良いか?今回オレは辞退したいんだけど…良いか?」

 

 そう言うと一堂がこっちをバッと見る。

 

「せ…清辺津は…俺と写真を撮りたくないのか…⁉︎」

 

 なんかめちゃくちゃ落ち込み始めた恋太郎。違う違う。そういう事じゃねえんだわ。

 

「何よ!さっきの事で負い目があるからしないっていうの?そういうのが良くないって…」

 

「そうじゃなくてその…オレは今回恋太郎の友人枠で眺めたいというか…!」

 

 …そう。そうなのだ。確かに彼女枠という形でドレスを着るのも悪くはないかもだが、友人枠も捨て難いのである。

 

「難儀な性格してるのだ…」

 

「清辺津がそうしたいなら俺は止めないけど…本当に良いのか?遠慮してるんじゃ…」

 

「別に?だってお前、いつか絶対オレに着させてくれるだろ?ウェディングドレス。だったら後でも良いかなーって…」

 

「「「「「「キュン…!」」」」」」

 

「なッ…!」

 

「まぁ…!」

 

「あんなセリフを素面で言えるのがすげーのだ」

 

「[将来を微塵も疑わぬその姿勢、天晴れである]」

 

「照れの一つもなく言えるのは効率的…」

 

「せ…ッせせ清辺津⁉︎そりゃ俺は責任は命に代えても必ず取るけどさ…恥ずかしいじゃん…!」

 

 

「恋太郎…!」

 

「キュン…!」

 

 うっ。思わぬ反撃を貰ってしまった。分かっていても直に言われるとクるものがあるな。まぁこっちもクリティカル入れたし…おあいこって事にしとくか。

 

 結局オレ抜きでくじを引き、勝ったのは花園さんだった。途中で色々あった後、ウエディングドレスは花園さんが着た上で、全員で撮る事になった。なんだそれ。まぁなんというか…恋太郎ファミリーらしい結末と言うわけだ。

 

 もちろん新郎姿の恋太郎はちゃんと脳内フォルダに収めたぞ。眼福眼福。友人としても誇らしい…ちょっと泣きそうになった。てか泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

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 ………花園さんが更衣室から戻って来ない。どうやらもう帰ってしまったらしいが…おかしい。あの人は何も告げずに帰る人じゃない。それに恋太郎の様子も変だった。まるで何か…心当たりがあるかのように。

 

 帰り際、恋太郎は用事があると言って家とは別の方に歩いていった。やはりか。こっそりと尾行(途中10回くらい休憩を挟んだ)してみれば、着いたのは豪邸。まさか…これが花園さんのお宅…⁉︎

 

 少し離れた位置からバレないように家に接近。遠目に見える恋太郎は…電話してる?向いている方向には…花園さんか!なんで電話越しなんだ?何か事情が…

 

 恋太郎が警備員に取り押さえられた!一体何が…?何か言われて…肩を落として去って行った…

 

 

 …ダメだ。なんとなくは分かったけど、それだけ。このままではダメだ。何かしら話を聞かないと。そう考えて恋太郎の方へ向かおうとしていたオレは、背後から迫る凶爪に気が付かなかったのだった…!

 

「ミニャーッ!」

 

「な…うわぁああああああ!!!!」

 




金持ちの家の猫VS清辺津河流!ファイッ!
皆も感想欄で勝敗を予想してみよう!

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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