100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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このシリーズ結構長く続けられそう…原作で関われない状況についての話が出来ますし…




第30話:恋太郎ファミリーヒストリー2nd

 

 

 前回までのあらすじ。なんか皆が遅刻してて、しかも彼女になった順に到着してるのでそれぞれの昔を思い出している状況だ。

 

 …もしかしてこの小説で『前回までのあらすじ』って言ったのって初めてなのか…ッ⁉︎これまでってさらっと入ってたからな…やっぱりこういうあらすじは要るのかもしれない。覚えてたらだけど。明日には忘れてそうだなオレ…

 

 

 

 

 

 

 

 

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「薬開発で遅れてしまったのだーッ‼︎」

 

 5番目は楠莉先輩。両手に抱えた薬は…なんだアレ。どこかで見覚えがあるけど…なんだったか。すっごい危険なやつだった気がするんだが。あまりのインパクトで未だに覚えている見た目の『女になる薬』でないことは分かるが、それ以外はなんとも…!

 

「楠莉先輩、その薬は…?」

 

「これは…あっ!

 

「わぷッ⁉︎」

 

 楠莉先輩が水たまりで滑って持っていた薬を投げ出した。しかも二つ。バシャっと投げ出された液体は綺麗な放物線を描く…事もなく、真っ直ぐ飛んできた。

 

 どうなってんだその動きは。その上なんか両方オレに直撃してるし。バカじゃねぇのかこの軌道⁉︎物理学に謝れ‼︎一体どんな液体ならこんな状態でぶつかって来るんだ…っとこれ粘性があるな。服についたやつを拭うと若干ねちゃついた。

 

 気持ちわる…これ洗ったら落ちるのか?もしくは自然に消える…いやまぁいつもみたいに揮発性のあるタイプには見えないけど。ちゃんと蒸発してくれるんだよな…?今着てる制服だって別に無料ってわけじゃないし。

 

 それこそ楠莉先輩に服の汚れを落とす薬とか作って貰えば…いや絶対別の物も落ちるな。下手すると服全部溶けるだろ。

 

 

 

 

 

「河流さん…⁉︎」

 

「[あの薬には見覚えが]」

 

「それってまさか…」

 

「そう…あれは改良版の『赤ちゃんになる薬』と『打ち消しの薬』なのだ!」

 

 改良版?なんだそれは。って言うか赤ちゃんになる薬って、確か打ち消しの薬で1時間以内に戻ると身体への負荷で死ぬんじゃ…⁉︎

 

 

 

「前回の反省を活かして、なるべく負荷が掛からないように変化をゆっくりにしたのだ!ただ…」

 

「ただ…なんです?」

 

「打ち消しの薬と同時に被った場合を想定してないのだ…!」

 

「結局1番重要な部分が解決して無いじゃないのよッ⁉︎」

 

 そんな…つまり結局身体への負荷で死ぬ…のか⁉︎バカな…こんな物理学に喧嘩売った薬品で人生が終わるなんて…ッ‼︎

 

「見て、清辺津河流の身体が徐々に小さく…」

 

「またやってしまったのだ…楠莉は…楠莉は…ッ…!」

 

「[待たれよ、何か様子が変である]」

 

 嫌だぁ…せめて死ぬなら恋太郎の前が良い…でも傷になりたくないから前では死にたくないぃ…でも寂しいぃ…!

 

 …ん?なんだこれ。別に特に変化がない…のか?いや…でもこの感じ…赤ちゃんほどではないにせよ、若返ってないか…⁉︎

 

「身体がいつもより縮んで…コ○ン君みたいに…‼︎

 

「無事…だったのだ…?」

 

「死ぬかと思った…‼︎」

 

 まさか赤ちゃんになる薬が作用してこうなるとは。もしかしてアレか。前々回コナ○君パロやったからか。良いじゃんそれくらい。原作だっていくらでもパロしてるんだから…‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

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「キスバイオハザードは恐ろしかったのだ…」

 

「危うく完結する所だった」

 

 キスバイオハザード。元々キスをしたいという気持ちが強い女性陣が、『キスをしたくなる薬』を飲んでしまった事で起こった悲劇。薬を飲んだ者はキスの事で頭がいっぱいになってしまい、大体1時間以内に打ち消しの薬を飲ませないと人格が消滅する…キスゾンビ状態になってしまう。

 

 あまりにも恐ろしい事件だ。ある意味では恋太郎が最も苦手とする状況だろう。彼女が人質に取られているようなものだし、何より身体能力の向上するキスゾンビに捕まってしまえば、恋太郎と言えど抜け出すのは至難の業。というか多分キスの快楽に抗えずに力づくで外せないとかありそうだ。詳しくは聞かなかったけど、多分そういう事なんだろうな…濁してたし。

 

「あああったわねそんなこと…!」

 

「そそそうですね唐音さん…」

 

「[お二人の愛の接吻は引き剥がすのに苦労したと聞く]」

 

「「〜〜〜ッッッ‼︎」」

 

 なんかものすごい赤面してる2人は…まぁ触れないでおいてあげよう。羽香里と唐音は仲が良いけど…なんか普通の女子同士の友情と言うにはだいぶしっとりしてそうだし。普段はそんな感じもなさげに見えるけど…いやこれ以上は伏せておこう。読んではいけない思考を読んでしまったのは内緒にしておくべきだ…!なんであんなの思い浮かべたんだ恋太郎。しかしキスバイオハザードか。オレがなったらどうなるんだろう。完全女性判定なのか、男の方が優先されてセーフなのか。どうなんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 …ん?なんだか景色に違和感がある。なんかさっきより視点低くね?

 

「…清辺津河流の身体がさらに縮んでいく」

 

「もしかして…『打ち消しの薬』の打ち消し効果が切れた後も『赤ちゃんになる薬』の効果が継続してるのだ…⁉︎」

 

「打ち消しの薬って完全に薬を消せるんじゃないんですか⁉︎」

 

「そうよ!キスゾンビだって前の赤ちゃんの時だって…」

 

 そうだ。同時に発動しておかしくなったにせよ、いずれ赤ちゃんになる薬の方が押し負けるはずなのに…ッ⁉︎あ…れ…?な…んだ…しこう…が…まとまら…な…

 

「強力な薬の効果の場合、今の楠莉みたいに打ち消し切れないのだ…」

 

「ばぁぶ…」

 

「[なってこったい]」

 

「河流さんが…完全に赤ちゃんに…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「楠莉!これってちゃんと元に戻るんでしょうね…⁉︎」

 

「ちゃんと時間が経過すれば効果が切れるから大丈夫なのだ!ただ…

 

「ただ…?」

 

「この流れだと間違いなく…ヤツが来てしまうのだ…ッ‼︎」

 

 

「ごめんなさい…理事の業務が急に入っちゃって…あら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ………どこだここは。さっきまでオレは一体何をしていたんだろう。前後の記憶は全く無いし。前が見えない。何も聞こえない。なのに…なんだこれ。寒い。冷たい。身体が凍えそうだ。動けない…というか、四肢の感覚が弱い。

 

 一体どうしたら良いんだ。身体は上手く動かないし、感じられるのは寒さだけ。怖い。怖いよ恋太郎。助けてくれ恋太郎。助けてくれファミリーの皆。こういうのはダメなんだ。死んだ時を思い出して怖くなっちゃうから。

 

 …あぁ。寒さが強くなってきた。あの時みたいだ。オレは…死ぬのか?嫌だ。こんな所で死にたくない。なんかさっきも同じようなことを言った気がする。でも本当に嫌なんだ。ひとりぼっちのまま…消えて無くなるなんて…ッ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

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 オレは…今どうなってるんだ。凄く…あたたかい?さっきまでとは違う、何かに包まれているような感覚。安心する。恋太郎とは違う安心感だ。なんだろう。この感覚…どこかで。この安心感をオレはこれまでに何度か経験しているはず。

 

 視界が開けてきている。真っ暗だった世界に光が射してくる。何かがぼやけて見えてきた。空だ。でも手前に何かある。人の…顔…だろうか。ぼやけてよく見えない。

 

 でもどこか…どこか懐かしいような。この安心感。この暖かさ。幾度となく経験したはずの気配だ。前世も、今世も。これは…もしかして…

 

 

「母…さん…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ聞いた皆ッ⁉︎河流ちゃんが…河流ちゃんが…とうとう私をママだって…ッッッ‼︎‼︎‼︎❤︎❤︎❤︎」

 

 

「どう考えても正気の状態じゃないでしょうがッ‼︎」

 

「お母様…それは卑怯です…ッ‼︎」

 

「[言質の取り方があまりに狡い]」

 

「意識が朦朧とした状態での発言に正当性はない」

 

「これは流石にノーカンだと思うのだ」

 

 





感想・高評価お待ちしています!




…と言うと感想や評価を貰えると聞きました

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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