100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
投稿時にここすっぽ抜けてたの今更気づいたのでちょっと書いておくスタイル
助かった。魂まで赤ちゃんになった事で悪夢を見ていた訳だが…駆けつけた羽々里さんのおかげでどうにかなった。赤ちゃんとしての世話をしてもらった上、悪夢からも救ってもらった。これまでも何度も助けて貰ったのに、まただなんて。
「ママは…ッ!ママは大満足よ…ッ…‼︎」
「羽々里さん…本当にありがとうございました…!オレ…どうやって恩を返したら…!」
「[想定より遥かにシリアスであるな]」
「まぁでも元には戻れたから良かったじゃないですか…ね?」
「戻ってすぐ羽々里にツッコむかと思いきや…結構精神に効いてたのね…」
「清辺津河流の様子が生命の危機に晒された直後に似ている」
「いつもそうだと思うのだ」
「良いのよ河流ちゃん…私だってやりたいことが出来たんですもの…」
羽々里さん…ッ…!貴方という人は…ッ…!
「ならせめて…羽々里さんのしたい事をなんでも、もう一つだけ…」
「じゃあもう一回ママって呼んで⁉︎」
「いや言う訳ないでしょ…」
「お母様?いくら河流さんでも意識が朦朧としてない限り…」
「…………は」
「羽々里…かぁ…さん…」
「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃ」
「ちょっ⁉︎河流さんッ⁉︎」
「羽々里が涎を流しながらすごい挙動してるのだ」
「[バイブレーション機能搭載型であったか]」
「そう呼ぶくらいなら…別に…一度きりだし…」
だって仕方ないだろう。一回しか言う予定は無いし、羽々里さんがいつも言ってることに応えただけだし。って言うか大丈夫か羽々里さん。ずいぶん幸せそうに地面に寝転がっている。
別にその…目が覚めた瞬間、羽々里さんに母性を感じてしまったとかそういうことではない。別に見た目が今世や前世の母さんに似ている訳じゃないし。雰囲気だって全然違う。けど…何というか。
全てを包み込んでくれるような愛情は…あのあったかい感覚だけは一緒だったから…つい…!唐音が言うみたいに、いつもみたいにツッコむつもりだったのに。仕方ないだろう。
…しかし。
「……………さむいし…ねむいな…ここ…」
「もしかして薬の後遺症なのだ…⁉︎」
「気温の変化はここ1時間程無かった」
何だろうか。さっきから寒い。羽々里さんの元を離れてからだろうか。身体が冷えて冷えて仕方がない。何かあったかいもの…あったかいもの…あった。なんとなーく気配で分かった。眠気と寒気のせいか、もう足元もおぼつかない。まぁ良いやこのまま倒れ込んじゃえば。
「河流?アンタ一体何を…」
「羽々里の元に近づいて…何をするつもりなのだ?」
「………ぐぅ」
…あったかい。
「河流が羽々里にくっついて寝始めたのだーッ⁉︎」
「やっぱり正気じゃなかったわね…ッ⁉︎」
「恐らく薬の後遺症で幻覚や幻聴があった筈」
「あら…?あらあらあらあらあらーッッッ‼︎‼︎❤︎❤︎」
「[羽々里殿が更に凄い姿に]」
「お…お母様…」
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目が覚めると、そこには羽々里さんの顔があった。デジャブかな?いやこれ現実で間違いないわ。なんか座った状態の羽々里さんにくっつかれ…いやくっついてんのオレじゃねーか⁉︎ごめんなさい羽々里さ…ってまぁ大丈夫か。むしろ喜ぶタイプだったわこの人。でも流石に無許可は失礼か。というかオレの羞恥心がそろそろやばい。離れよ。
「あら勿体無い…」
「ようやく本当の意味で元に戻ったのだ…?」
「…多分」
…正気失ってたなこれ。一体どんな羞恥だ…くっついた上…羽々里さんの事を母さんだなんて…ッ‼︎そんな学校で先生のことを間違えて母さんって呼んじゃったとかじゃないんだから。いやまぁ寝起き一発目はそうだったけど。
少し会話した後ですら、まだまだ意識が朦朧としていた。多分魂にまで薬の影響が及んでいたせいなのか、冷静な思考が出来なくなっていた。いや恥ずかしい…というか羽香里や恋太郎に申し訳ない…!
「河流ちゃん…」
「…羽々里さん?」
なんだろうか。羽々里さんが凄く真面目な顔をしている。一体何を。もしかして…やっぱり怒っているんだろうか。でもそんな感じはしないし。けど…なんだこの空気感。割とガチになってるモードの羽々里さんは凛々しくて良いよな…かっこいい。
…さて。要件はいった
「いつでも養子に出来る準備は整えておくわね?」
「流石に遠慮しますッ‼︎」
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「まだ恋太郎ちゃんをよく知らなかった頃は皆にひどい事をしてしまったわね…」
「あの頃の羽々里はラスボス感あったのだ…」
「今のお母様は変わり果てた姿になってますけどね!」
「[ラスボスの貫禄は何処へ]」
あの頃。まだ羽々里さんが恋太郎の誠実さを知る前の頃か。あー嫌なこと思い出しちゃったわ。あったなぁ…金持ちの家の猫に負けた事とか。あとは転びまくって勝手にダメージ受けまくってた時の事とか。いやまぁこれは今でもあるんだけども。で…でもあの時は硬かったり尖ってる家具とかあったから。だから仕方ないって事で。
「手荒なマネはしないようにって言ってたのに…河流ちゃんがボロボロだったから驚いたのよ?」
「金持ちの家の猫以外は転んだだけなのよねアレ…」
「あまりに戦闘に向かない生命体である事を認識したのもあの時」
「そもそも河流は戦闘どころか運動がダメダメなのだ!」
「[持久力で言えば我を圧倒的に下回るという事実]」
「弱さってのは罪なもんだよなぁ…特にオレとか」
「私も河流ちゃんもあの日、恋太郎ちゃんに救われたのよね…」
「色々あったけど、ようやく吹っ切れられた日だからなぁ…」
あの日の恋太郎は個人的には過去一カッコよかった。
一目惚れからの突発的な告白に対しても真摯に受け止め。羽香里のために身を引こうとする羽々里さんを幸せにしてみせると引き止めた。
頭では生きてはいけないと考えながらも、どうあっても生きたいと願ってしまう…矛盾したままのオレの手を掴んで、しっかりと握ってくれた。生きてて良いと、生きててくれる事が自分の幸せになると言ってくれた。
今でもたまに脳内再生してはニヤケている。良いだろそれくらい。こちとらアニメにもなってないんだから他媒体じゃ見られないんだし。
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「期間限定商品買ってたら遅れた…っ!」
7人目は胡桃ちゃんだ。期間限定?あっやべ買い忘れてた。多分胡桃ちゃんが欲しがるだろうな…と思って買う予定だったのをすっかり忘れていた。
「大丈夫か胡桃ちゃん?お腹空いてないか…?」
「とりあえずお腹は大丈夫だけど…」
なら良かった。今日は追加の弁当しかない上、これ以上作るのは色々と出来そうにないし。事前にしっかりと食べてきた…というか期間限定商品を食い尽くしたんだろう胡桃ちゃん。また『くるくるくる…』と突発的に食べたくなることはない…とは言い切れないか。しかし…うん。ちょっとごめんな、胡桃ちゃん。今は料理作れないんだ。
「…なんで河流先輩は体育座りしてるんだ?」
「なんでも…なんでもない…」
「色々触れないであげて欲しいのだ…」
「ちょっと色々あったんです…色々…」
そういうわけで精神的にちょっとアレなんで作れないです。いやぁお恥ずかしい。まだ引きずってるのは許してくれ。思ってたよりも羽々里さんにした事の羞恥心が効いている。
「恋太郎先輩のおかげで…こうして皆と一緒にお腹を一杯に出来てるんだよな」
常にお腹が空きやすい胡桃ちゃんは、空腹によるイライラで周りに当たってしまうのをとても後悔していた。お腹が空きやすい体質を肯定してくれた恋太郎のおかげで、今こうして幸せそうにご飯を食べる胡桃ちゃんがいるのだ。
「もちろんその…河流先輩や芽衣さんが作ってくれてるのもありがたいし…」
「胡桃ちゃん…ッ!」
「胡桃様…!」
こちらこそだ。幸せそうに食べる胡桃ちゃんがこっちも大好きなんだ。今のオレが作れれば、今すぐにだってその幸せそうに食べる姿を見れるのになぁ…
……ん?芽衣さんがなんかしれっと居る。いやいつから居たんですかッ⁉︎
「羽々里様がご到着した時点で気配を消して控えておりました。なんというか…登場順に出る雰囲気でしたので」
次回辺りでファミリーヒストリーも一旦終了…そろそろカラオケ回か…!
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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掲示板回を一区切りつける方が効率的