100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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このシリーズは『恋太郎ファミリー』ヒストリー。つまり最後は…?




第32話:恋太郎ファミリーヒストリーⅣ

 

 

「今の私めがあるのは羽々里様のおかげ。その羽々里様を救っていただき…私め自身にも『生きているだけでお役に立てている』と仰ってくださった恋太郎様には感謝しかありません…」

 

 

 芽衣さんはだいぶ特殊寄りだよな。既に羽々里さんに救われた上で、改めて恋太郎にも似た形で救われている。というかそもそも芽衣さんの過去が重たすぎる。

 

 闇金漬けのDV両親に捨てられ、路頭に迷っていたとか。着ているものも体もボロボロで、この世の誰からも必要とされない状況。

 

 いや重い‼︎そりゃ原作出禁にされかけるのも納得の過去だ。もちろんだが、出禁なのは過去の方で芽衣さんではないけど。しっかし本当に重い。

 

 

 そんな状況で助けてくれたのが、羽々里さんだった。とある冬の日、公園で倒れていた芽衣さんを見つけた羽々里さんは…自分の身体が冷えてしまう事も構わず、羽織っていたコートを芽衣さんにかけて保護した。

 

 一瞬で手が真っ赤になってしまうほどの寒さの中、自分の命に価値なんて無いと…生を諦めかけていた芽衣さんを諭した羽々里さん。

 

 たとえどんな絶望的な形であれ、価値のない命なんて、意味のない生なんかない。『そんなものは私が認めない』と啖呵を切ったそうだ。

 

 

 

 

 か…カッコいい…!なんてカッコいいんだ羽々里さん。やっぱりこの人は立派なお人だ。たとえどんな動機だったとしても。『可愛いから』なんてものだったとしても…とてもカッコよく見える。あの人が望むなら別に羽々里母さん呼びくらい…いやダメだな。流石にダメだ。

 

 せめて…せめて恋太郎と結婚した後なら義母って事で羽々里義母さんと呼べなくはないけど…いやでもそのタイミングだと羽々里さんも同じ妻では?でも義母だし…うーん。まぁその時に考えれば良いか。

 

 

 

 

 

 

 ってかよく考えたら…前世はともかく今世の親視点を考えてなかったな。息子…娘?が別人を親と呼ぶのはどんな気分だろうか。親の魂とか、この世界の事を考えれば残ってるとかあるんじゃ…それこそ大マジに天国とか地獄とかさ。

 

 だとしたらこれ全部見られてるのか。いや…流石に無いと思いたい。最近聞く親フラとかいうレベルじゃないぞ…⁉︎

 

 実は観てるのよね…全部…!

 

 いやだって考えてみろって。これまで生きてきた…少なくとも親が死んでからの全部を見られてるとしたら…見守っててくれてありがとうの気持ちが半分と流石に恥ずかしすぎるという気持ちが半分で混ざると思う。正直見られてる事に関しては、あるかないかで言ったらありそうだもんな。この前の拝啓とかそれこそ全部聞かれてそうだ。

 

 聴いてたぞ河流…厨二の混じった良い『拝啓』だった…!

 

 だとしたら凄く厨二病じみていて嫌だな。一応見られてるとかで言えばじいちゃん…誕生の神もそうだけど、神様はなんか別次元だし。これからは不用意に内心で考えるのは辞め…ってこれも聞こえてるかもしれないのか。じゃあもう諦めるしかないか。

 

 そうよ…こればっかりは諦めてね…‼︎

 

 オレ達から逃げることは出来ないって事だ…‼︎

 

 

 

 

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「ごめん皆!いつものバットが折れちゃって!代わりを探してたら遅くなって…」

 

 

 

 

 9番目は育だ。いつものバットが折れて代わりを…ってまさかケツバットしてもらうためじゃないだろうな?じゃなきゃ別に今すぐここでバットが必要になる事なんてないし。でも流石にその為だけにバットを持ってくるとか…

 

「楠莉がいくらでも叩いてやるのだ!」

 

『スパァアン!』

 

「キッツ…‼︎❤︎」

 

 

 寧ろ目的それしか無かったか…ッ…!そらそうか。ここに来てまで素振りとかあんまりやらなそうだし。やる時はあるかもだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆が助けてくれなかったら今頃、野球部は廃部になってたから…」

 

 

 育は自分だけで無理をしがちだったところを、仲間を頼るという形で救われたタイプだ。いくらストイックなドMだからって体力にも限界はあるしな。体力の限界値が低すぎるオレが言うんだから間違いない。

 

 

 

 

 

 

「育先輩には悪いけど…流石に振り返るには直前の出来事過ぎるんだよな」

 

「それはそう」

 

 要約すると皆で協力して育の部活である野球部の廃部を回避した話だ。これはもう10話くらい前から見てくれれば…って10話⁉︎もうそんなに経ってたのか⁉︎

 

 

 

「ファミリーヒストリーやら実質番外編なんかで尺を稼いだせいですね…」

 

「曲の権利問題でJASRACとかを調べるのが面倒過ぎて先延ばしにしてたらこうなったらしいから…‼︎」

 

「アニメの前に書いとけば良かったのに…」

 

「[まさか少しの歌詞部分がしっかり曲になっちまうだなんて]」

 

「作者の怠惰が招いただけの事、自業自得

 

 しかし中々問題でもある。ハーメルンの大いなる存在の規約的に、歌詞を載せるなら作品コードが要るらしい。でもまだ皆のCDが発売されてないから作品コードがない!でも発売日の3/19を超えると作品コードが要る…ッ‼︎無いから書けないのに書かないと規約違反…ッ…‼︎

 

「漫画部分だけだから…!たまたま歌詞が被っちゃっただけだから…‼︎」

 

「そうですよ!アニメで歌ってても原作の一要素を使っただけですし…!」

 

「あまりにも見苦しい言い訳」

 

「[おらおら、諦めて神妙にお縄につけい!]」

 

 そんなバカな。こんなところで規約違反だなんて。さらば101カノ。この世界は大いなる存在に消され…‼︎

 

 

 

 

 

「別に作品コードを後で書き足せば良いじゃないのよ」

 

「……確かに‼︎」

 

 それもそうか。コードが分かり次第書けば…!ちゃんと覚えてると良いな。覚えてないと死かもしれんが。流石に警告で済むでしょ…必要ならカラオケ回だけ除けば良いし。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ごめん皆…ッ!教室の掃除をしたのと薬開発用に頼まれてた素材を採りに行ってたのと羽々里さんの業務の手伝いと期間限定商品を買いに行ってたのとバットを補充してたので遅れちゃった…!」

 

「最近のお前やっぱり進化してるよなって」

 

 いやこれはマジで。そのうち超アイヤ人2とかになれそうだぞ恋太郎。今度特訓でもするか。

 

 

 

 

 

「どう考えても今回のオチ要員の恋太郎をここで使って良かったのだ…⁉︎」

 

「[実はオチ要員ではないとのこと]」

 

「なんか今日やけにメタいわよ…?これ大丈夫?」

 

「全員が全員メタければさほど気にならない」

 

「そういう問題じゃねーだろ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は皆に救われてるよ…皆が一緒に居てくれる事でどれだけ助かってるか」

 

 

 

 まぁそうだな。これまでの…高校に入るまでの恋太郎の人生はある意味悲惨だった。あれだけ自分磨きをして、努力を重ね、恋愛感情が絡まなければ多くの人に好かれる程の男が。こと恋愛という話になった瞬間に100人の女性にフラれ続けたなんて。

 

 ん?カウントミス?100人じゃなくて101?いやオレがフッたのは男の時だし。しかも誤解が原因だし。だから女性に振られたのは100人で合っている。

 

 

 

 

 

 ともかく、恋愛において愛城恋太郎という男は否定され続けて来た訳だ。『ごめんなさい』の一言で、どれだけこいつが傷ついてきたか。『お前じゃない』『お前はいらない』…そんな風に感じてしまうほど、拒絶され、否定され続けた恋太郎の自己肯定感はかなり低めだ。オレだって隣で慰めてたけど、正直効果があったかどうか。多分あんまりなかったと思う。

 

 そういう視点で見れば…皆は恋太郎を救ってあげられたんだろう。なんなら恋太郎に対して告白してくるだなんて、こいつからしてみればどれだけ嬉しかったか。ようやく認めてもらえた、ようやく自分に価値があるんだと実感できた。

 

 恋太郎は皆を救っていたけど、それ以上に皆に救われていたんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …じゃあ、オレは?

 

 

 オレはずっと一緒に居ながらも、結局恋太郎を救えていなかった。いやぁ情けない。何が親友だ。まぁでもこういう言い方するとあの日までの恋太郎に飛び火しそうだけど。違いとしてはオレの方は助けすらも拒んでいたようなもんだからセーフ。あいつはずっとSOSを出していたようなもんだし。

 

 …恋太郎に申し訳ないよな。お前はずっと助けてくれてたのに、オレなんて足を引っ張ってしか来なかった。親友として遊ぶことはあれど、一緒に居てやる事しかできなかった。

 

 

 

 

 あいつから聞こえてくる心の悲鳴だって、分かっていたはずなのに。あいつがフラれるたび、心の奥底で叫んでいた言葉すら知っていたのに、オレはどうにも出来なかった。

 

 『人を好きになる気持ちなんて』『人に愛されたいと願う心なんて』『俺には無ければ良かったのに』

 

 どうしたら良かったんだろうか。今でこそあいつは幸せそうだけど、それまでにどれだけ苦しんできたか。それまでずっと傍観し続けて来たオレに、隣に居る資格は本当にあるのか?あいつは優しいやつだから、そんな事考えもしないだろうけど。居てくれるだけで良いだなんて、言ってくれるけど。

 

 それでも…オレなんかが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「河流は特にだな!皆に出会うまでの間、隣にずっと居てくれたからな…」

 

「………え゛っ゛⁉︎」

 

 

「想像だにしてなかったみてーな顔してるのだ」

 

「この言い回し…昨日You○ubeで見たワン○ースの海列車辺りの影響ですね…」

 

 

 いやいや。確かに彼女兼親友になってからのオレは救えてたかもしれないけどさ。ただの親友の時のオレなんて助けてもらってばっかで何も出来てなかったろ?寧ろ人生の足手纏いレベルじゃなかったか。

 

「いやいや…多分バイアス掛かってるだけだって…マジで隣で一緒に居て遊んでただけだし…」

 

 やめろってそういうの。今のご時世、世間は厳しいんだぞ。そうやってオリジナル主人公…今回の場合オレを良く見せるためにやってるみたいになりかねないんだぞ。だってオレは本当に、そばに居ただけなんだぞ。

 

 そうやって持ち上げようとするんじゃない。絶対批判飛んでくるじゃん。いいか恋太郎。お前が救われたのはあくまで彼女達で、オレなんかじゃない。オレはただのおまけなんだから。+αでしかないんだから。いや蛇足とも言うか。

 

 とにかく!オレは何か出来たわけでもないし、単にお前が凄いやつだったってだけの話なんだよ。お前の心が強かったから、ここまで頑張って来れただけ。お前が優しいやつだったから、フッたオレなんかとも仲良くしてくれただけ。言わなくたって分かるだろ。思考読めるんだしさ。

 

 

 

 

「そこまで言うならバイアス程度でも良い……けどな!俺はちゃんと救われてたんだぞ?女だと間違えて告白した後でも、ドン引きして近寄らなくなるとかでもなく、嫌いになるとかでもなく。なんでもなかったかのように接してくれて…友達で、親友で居てくれたお前にさ。」

 

「…………恋太郎」

 

「俺が失恋してフラれた時だって、ただでさえ出席日数が少ないのに休んでまで慰めに来てくれて。そんな事もあるって背中を叩いて、後で倒れるのを覚悟してでも俺の好物を作ってくれて。」

 

「…………」

 

「俺がクラスメイトに失恋したせいで重苦しくなりがちだったクラスの空気だって、わざとバカをやって翌日には元に戻るくらいには和ませて。失恋した相手の子にだって、恋愛的な意味を除けば好意があるくらいの人なんだからって事で仲を取り持って気まずさを解消してくれたり。」

 

「お前は隣に居ただけだって思ってるかもしれないけど、ちゃんとお前は俺を助けてくれてたんだよ。お前がいくら自分を否定したって…その事実は揺るがない!」

 

 

 

「俺は…ちゃんとお前に救われてたんだから‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恋太郎君?その…」

 

恥ずかしくなって河流ちゃんが気絶しちゃったみたいね…」

 

「なんか似たような事この前にもあったわねッ⁉︎」

 

『カラオケ回の直前の怪文書回を番外編で早めにやり過ぎたからちょっと代わりに入れた』らしいのだ」

 

「って事は怪文書回を飛ばす気ですか⁉︎」

 

「逃げるなーッ!俺から皆への愛を綴ることから逃げるな作者ーッ‼︎」

 

 





恋太郎ファミリーヒストリーって事で当然最後は恋太郎でした。
次回!多分カラオケ回‼︎間に合わなかったら番外編仕込みます

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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