100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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ギリセーフ‼︎毎日投稿は中々難しい。


第35話:負けたら追放⁉︎美しさ探し‼︎

 

「それでは…恋太郎ファミリー追放をかけて、美杉先輩対凪乃による『美しさ探し』を行います…宣誓開始(コールオープン)ッ‼︎」

 

「いや待ちなさいよッッッ⁉︎なんなのよその『美しさ探し』って!私と読者を置いていくなッッ‼︎」

 

「そもそも美杉先輩って誰だよ⁉︎」

 

「さぁ…?」

 

 いつもの屋上。なんか凄い張り詰めた空気が流れている。目の前にいるのは、凪乃ともう1人。新しい彼女かと思えば、恋太郎からはそういう紹介もなかった。どゆこと。いやオレは分かってるけど、一応読者に説明をね?

 

 

「こればっかりは楠莉も分からねーのだ」

 

「いや誰だっていきなりは分からないでしょ…?…美し…うつくし…つくし…

 

『くるくるくるくる…』

 

つくしご飯どうぞ。オレは分かるけど説明してあげて…」

 

 随分といきなりだ。いや原作といいアニメといいこの小説といいいつもの事ではあるけどさ。前回なんて唐突にオレ死んでたし(前話参照)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからさっき言ったじゃないですの。『美しさ探し』とは…美しさを探す戦いですの」

 

「競技名以上の情報が欲しいのよッ‼︎」

 

「おいっしいい〜〜‼︎❤︎❤︎」

 

 いや説明が雑‼︎美しさを探してどうなるんだ。それがどう勝負に結びつくんだ。せめてそこら辺くらい教えてあげてくれ…‼︎

 

 

 

 

「[美点を探すというルール以外分からぬ]」

 

「せめてもう少し詳しい情報が欲しいですね…」

 

「では詳しく解説を…とも思いましたが。おそらく台詞で言い切るには長くなりそうですし、地の文で誰か代わりに説明してくださいまし?

 

「もうメタに染まってんじゃねーかッ⁉︎」

 

「いつもの事だ…オレが請け負った!」

 

 はいじゃあ解説始めます。『美しさ探し』とは‼︎選手である凪乃と美杉先輩が、今回の試合のお題であるオレ達10人…あっこれ人数やばくない?9人だったから原作だとゲームが成立したのに。どうするんですかこれ。何々?練習として一回分だけやるのでセーフ?了解です。

 

 

 

 では仕切り直して。お題の9人の『美しい所』を探して宣言しあい、審判の恋太郎がそれをジャッジ。『美しい』と認められれば1ポイント獲得だ。各お題ごとに勝敗を付け、全9回戦のお題を終えた時点で勝ち星の多い選手の勝利となる。

 

 ちなみに『美しさ探し』は『世界美しさ協会公式認定競技』だそうだ。すごいね。また、一つのお題につき制限時間は完全数である6分だそうだ。

 

 いや完全数ってなんだ。いきなりなんか凄い分からんワードが…

 

「完全数とは、『とある数』そのものを除く約数の和がその数自身になる自然数の事ですわ!『とある数』の約数をすべて足すとその数の2倍になる数でもありますの!」

 

「ほぇー…」

 

「勉強になりますね…」

 

「なんで唐突に解説入れたのよ?」

 

「原作でも分からない人が居たと思うから入れたのだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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 さぁ始まった美しさ探し。最初…もとい練習のお題は唐音だ。

 

「なにがお題よ…!誰がそんな馬鹿げた…」

 

「宣誓(コール)!」

 

「カモンコール!」

 

 なんだなんだ。美杉先輩が何か叫んだと思えば恋太郎もそれに合わせて叫んだ。なるほどなぁ。宣誓をした上で審判がそれに合わせるのか。

 

「些細な説明漏れも逃さない姿勢は…進行の規律が整い美しいですわ‼︎」

 

『美シィィィィ‼︎』

 

「イェスビューティー‼︎1ポインツゲッター美杉先輩‼︎」

 

「なんだ今の効果音ッ⁉︎」

 

「ってか恋太郎先輩はなんで平然と審判コール習得して来てんの?」

 

 もうツッコミどころしかねーなおい。『美シィィィィ‼︎』という効果音もそうだし、そのコールもそうだし。まぁ恋太郎が習得して来てるのは違和感無いけどさ。ってかよく考えたら今の説明おかしいだろ。なにが些細な説明漏れだ。ルールの99%くらい説明されてなかったじゃねーか。唐音のツッコミ無かったら飛ばされてただろあの説明。

 

「だから勝手に…!」

 

「宣誓(コール)」

 

 続いて凪乃が宣誓。流石凪乃だ。順応が早い。いや早すぎるだろ。まぁ進行上ありがたいけどさ。

 

「カモンコール!」

 

「ツンと吊り上がったアーモンド型の瞳が美しい」

 

『美シィィィィ‼︎』

 

「イェスビューティー‼︎1ポインツゲッター凪乃‼︎」

 

 しかしなんなんだこの競技。他人のいいところを見つけるのはまぁ分かるけども。それを競技にしようという発想がもうすごい。一体誰がこんなもん思いつくんだ。

 

「ふざけ…!」

 

「キラキラ光る金髪のおさげが美しいですわ!」

 

「スラっとしたスレンダーなスタイルが美しい」

 

 先ほどまでツッコんでいた唐音だが、次第に態度が軟化していく。褒められるたびに顔が照れていって…

 

「…ふん…ッ…!」

 

「唐音さん?褒められ過ぎて満更でもなくなってるじゃないですか…」

 

「意外と唐音は褒められるのに弱いのだ!」

 

 …堕ちた。あぁもう。1番強いツッコミ役が懐柔されてしまった。胡桃ちゃんも居るけど、多分無理だろうな…この密度のボケに対抗できる人はそうはいない。

 

「ではこれより…本戦を開始しますッ‼︎」

 

 こうして始まった美しさ探し。その対戦模様は…実に拮抗していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「大人な美貌が美しいですわ!」

 

「他者への愛が美しい」

 

「豊満なスタイルが美しいですわ!」

 

「経営者としての手腕が美しい」

 

 羽々里さんはまぁそらそうだなって感じだ。あとそうだな…本気になった時のマジ顔があまりにも美しい。あの顔は惚れてしまうだろう。正直あの顔、あの心があるからこそ色々許してしまっている節はある。だってあの状態の羽々里さん、めちゃくちゃカッコいいし美しいもんッ…‼︎

 

 

 

「エメラルドのような瞳が美しいですわ!」

 

「丁寧な食べ方が美しい」

 

「調和の取れたフードとヘッドホンが美しいですわ!」

 

「食べ物に対する敬意や愛情が美しい」

 

 胡桃ちゃんはすごく分かる。瞳もそうだし、フードとヘッドホンのバランスも良い。もちろん内面もそうだ。食材に対する敬意と言うものがしっかりとしている。良いよな…本当胡桃ちゃんは良い子だ。

 

 

 

 

「細部まで手入れの行き届いた、きめ細やかな黒髪が美しいですわ!」

 

「メイドとしての正しい所作が美しい」

 

「汚れ一つなく着こなすメイド服がとても似合っていて美しいですわ!」

 

「主人のために全てを投げ出す覚悟が美しい」

 

 芽衣さんはそうだな…投げ出す覚悟は若干まずいような気がするものの、概ね同意って感じだ。あと料理の腕とか細かな気遣いとか、菩薩みたいな笑みとか色々あるな…

 

 

 

「アホ毛が描く流線形のフォルムが美しいですわ!」

 

「薬学に対する圧倒的な熱意が美しい」

 

「真紅の髪と翡翠の目とのコントラストが美しいですわ!」

 

「場が荒れそうになると即座に諌めようとする姿勢が美しい」

 

 楠莉先輩は…うん。確かに姿勢は美しいな。なんとかしようとしてくれる部分は確かに美しい。その結果もたらされる被害はまぁ大体甚大だけども。

 

 

 

「笑顔になると覗く真っ白い歯が美しいですわ!」

 

「スポーティーな青春の汗が美しい」

 

「太陽が反射して煌めく亜麻色の髪が美しいですわ!」

 

「努力を積み重ねていくストイックさが美しい」

 

 育に関しても同意だ。でも誰もドM部分に触れなかったな。いやまぁ…確かにアレを美しいと言うのは難しいけども。そうだなぁ。苦難にも自ら立ち向かっていく気概とか、痛みや苦しみをプラスに変えられる思考とか?こう言われると美しいかもしれない。実態はあぁだけど。

 

 

 

「女子高生の時点で美巨乳なのが美しいですわ!」

 

「育ちのよいお嬢様な振る舞いが美しい」

 

「綺麗に切り揃えられた桃色の髪が美しいですわ!」

 

「華麗に謀を組み上げる思考能力が美しい」

 

 羽香里はそうだなぁ。確かに謀を組み上げるまでは良いんだよな。なんなら成功一歩手前まで行くし。大体最後でトチるか、前提条件を間違えてて失敗するけど。しかし凄いドヤ顔だ。皆もそうだけど。誰しも褒められるというのは嬉しいだろうし、そりゃそうか。

 

 

 

 

「清らかな水の流れを表したかのような髪が美しいですわ!」

 

「他者のために自らを顧みない姿が美しい」

 

「ガサツそうでいてきめ細やかな肌が美しいですわ!」

 

「誰かを信じて己の全てを預けられる覚悟が美しい」

 

 えへへもっと褒めて褒めて。しかし自らを顧み無い部分はあんまりやり過ぎると怒られるし、ある程度自制が必要かもしれない。まぁこのことも明日には忘れてそうだけど。それに意識してたとしても多分止められそうにないよな…こういう性格だし。死に急がなくなっただけでセーフって事で。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 現在は美杉先輩が勝ち星3、凪乃が勝ち星4だ。

 

「なかなかやりますのね…ッ!」

 

「………ッ!」

 

「いやそんな息が上がる競技じゃねーだろ」

 

「ポーズがバトル漫画のそれなのだ」

 

 2人とも息が上がっている。美杉先輩に至っては片腕を押さえて…って別になにも怪我してなくないですか?なんですかそのバトル漫画にありがちな片腕を押さえて負傷してる感出すポーズ。そもそもこの競技、息が上がるほど口を動かし続けている訳じゃないだろう。なんなら叫んだりもしないはず…まぁ良いか。さて次は…おっと。

 

 次のお題は静ちゃんだ。つまりこのままいけば凪乃が勝てる。でもなぁ…これ勝っちゃって良いんだろうか。仮にも美杉先輩は、恋太郎の運命の人のはずだ。それにそもそも、美杉先輩か凪乃のどちらがこのゲームで恋太郎ファミリーを追放となるというのがルール。

 

 よく考えればこのルールを恋太郎が許容したってのも変だ。何か抜け穴があるんじゃないのか。うーん。まだあいつの思考を読み切れていない。なんだ。一体どうやって解決する気なんだ恋太郎。

 

 

 

 

 しかし勝負は無情にも続いてしまった。このままだと美杉先輩が追放になってしまう。入ってから間もないとは言え、追放なんてあまりにも…!

 

「コールオープンッ!」

 

「宣誓(コール)」

 

「カモンコールッ!」

 

「……ッ!」

 

 さすが凪乃だ。静の事であれば、おそらく恋太郎に次ぐくらいには見て来ているはず。ならこの早さも頷ける。さぁ一体どんな美点を…

 

「おとなしくてこじんまりとしたところが…かわいい

 

「の…ノットビューティー!ザッツプリティーノーポインツ!」

 

「…ッ⁉︎」

 

 なんだ。どうした凪乃。今のは静のかわいい部分…まさかッ⁉︎

 

「校則の模範のようなスカート丈が美しいですわ!」

 

「イェスビューティー‼︎1ポインツゲッター美杉先輩‼︎」

 

「く…ッ!」

 

 対する美杉先輩は流石だ。しっかりと点を取っている。だが…まずいぞこれは。多分凪乃は静の美しいところを言えないんだろう。なぜなら…!

 

「感情を仕草で表す所が…かわいい

 

「ノットビューティー!ザッツプリティーノーポインツ!」

 

 …やっぱりだ。どうあっても凪乃の口から出るのは、静のかわいい部分。脳がかわいさにやられてしまっているんだ。まさか凪乃にこんな弱点があるなんて。なんかこう…完璧なロボットAIが人間にほだされて完璧じゃなくなる、創作物によくあるタイプの展開みたいになってしまっている。

 

 

 

 

 

「ぴよぴよと照れている姿が………かわいい。……ッ⁉︎」

 

「ノットビューティー!ザッツプリティーノーポインツ!」

 

「い…いざという時に出す小鳥の囀りのような小さな声が…かわいい。……ッッ⁉︎⁉︎」

 

「ノットビューティー!ザッツプリティーノーポインツ!」

 

 

 やはりダメだ。美しいところ探しなのに全部かわいいに変換されてしまっている。凄いな静のかわいさは。あの凪乃をここまでバグらせるなんて。

 

 

 結局、第8試合は美杉先輩に軍配が上がった。しかしこれで同点…次のお題は恋太郎か。これで勝負が決まってしまう。このままではどちらかが恋太郎ファミリーを追放されてしまうのだ。

 

 どうするんだ恋太郎。次はお前がお題だから、審判は代わりに芽衣さんがやるんだぞ。贔屓も出来ない、純粋な勝負になってしまう。これまでも贔屓はなかったにせよ、なにかしらの方法で対応しなきゃどちらかが…

 

 

 

 

 

 …そうか!そういうことか恋太郎‼︎分かったぞ!なるほどな。そんな方法が。流石お前だ。

 

 しっかしよく思いついたな…この勝負を中止にせず、2人とも追放にしない方法を‼︎

 

 

 ならまぁ…オレも手伝うぜ、恋太郎?

 

 





さてさて、恋太郎の秘策とは⁉︎次回!「かつて恋太郎だった生き物」‼︎例によってタイトルは変更する可能性があります。あらかじめご了承くださいな。

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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