100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
やっぱ長くなったので分割ゥ‼︎ごめんなさいッッ‼︎彼女達の出番を…省きたくなかったんですッッッ…‼︎
「それじゃあルールを再確認するのだ!」
「ルールって言ってもそこまで複雑じゃないですけどね…」
「キスゾンビ側は1時間以内に誰かが恋太郎先輩を見つけてキスできれば勝ち…」
「残った側は恋太郎ちゃんを逃しきれれば勝ち、もちろん恋太郎ちゃんは自分が逃げきれれば勝ち…これで良いわよね?」
「それで間違いはないかと」
「あとは恋太郎達が隠れたらスタート…だよね?」
「ええ、そろそろ隠れ切ったでしょうし…もう始めてしまっても良いかもしれませんわね」
「じゃあ始めるのだ!」
恋太郎のちょっとした特訓?にもなるだろうしって事で、軽い気持ちで再び始めたキスバイオハザード。
だがまさか…こんなことになってしまうなんて。
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新たなキスバイオハザード…通称キスバイオハザード2。使われたのは、『大好きな人とチューしたくてしたくてたまらなくなる薬』。そう、これが不味かった。確かに改良版とあって時間経過で元に戻る代物ではあったのだが、問題はそこでは無い。むしろそこはメリットだ。
問題はその効力。溢れ出る楠莉先輩の気持ちが薬開発にも影響を及ぼしたのか、キスしたくなる部分の効力が非常に高まってしまっていたのだ。
元々『大好きな人とチューしたくてしたくてたまらなくなる薬』は、『キスがしたいという本能』に身を委ねる状態へと意識を変化させるものだ。この状態では理性によるリミッターが外れ『超身体能力』が発揮される。いやでも話聞いた感じ羽香里ですら飛びつくだけで屋上の床にヒビ入れられるレベルらしいし、正直単なるリミッター解除だけとは思えないけど…まぁ良いか。多分意志の力とかも混じってそうだ。
ともかく。薬によって発揮される身体能力そのものは前回とさほど変わらなかったようだが、キスがしたいという部分が強力になってしまった結果、全員の知能ごと本能に取り込まれてしまったのだ。前回の薬であれば多少はキスゾンビ同士で協力しあったり、作戦を立てられていただろう。だが今回の薬ではそうもいかなかった。自分に都合の良いことをするように、自分にプラスになることばかりを選ぶようになってしまっていたのだ。それが前回終盤のあのカオスという訳だ。終わってるね。
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「「「「「「「ちゅ」」」」」」」
さぁ始まりましたキスバイオハザード2。例によって実況はオレです。肉体はもう完全に本能に乗っ取られてるので、何を考えようが身体はいう事を聞かない状態だ。これ実質洗脳か?確かそういう本でこういう感じのシチュエーションを見た気がする。ん?なんでオレだけは意識があるかって?
確かに『大好きな人とチューしたくてしたくてたまらなくなる薬』を飲めば、肉体もろとも意識は本能に塗りつぶされるのが普通だ。でもオレ普通じゃないし。意識を保っているのは、ひとえにいつものアレのおかげだ。
いやぁ便利だな魂って。オレの意識は魂にも付随するものだからこそ、こんな状況でも意識を保てている。ただまぁ…ちょっと侵食はされてるっぽいけど。キスがめちゃくちゃしたくてたまらないし。それに…
…いや。やめとこう。っても言わないとダメな奴だしなこれ。説明も要るだろうし。えーっとだな。そもそもこの薬は、あくまでも女の子が飲むとキスしたい気持ちが限界突破しちゃうからダメって代物だ。その点オレは現女であり元男なので、両方の効果が乗っかってだいぶヤバい事になっている。なっているのだが、それだけじゃなかった。
この薬にはもっとヤバい効果があった。多分作ったのが女の楠莉先輩だったから気づかなかったんだろう。この薬には…いわゆる性欲を強化する効果が含まれていた。女子の欲の向かう先がキスである以上、他の皆には影響がさほど無いから良いんだけど…オレは違う。元男だ。そして男子の欲の向かう先は…『そういう事』だ。うん。つまりまぁ…そういう事です。
い…言いにくいけど…その…!凄い…ムラっとしてるんだ…ッ…!
頭がすっごくヘンな感じなんだよ。この前のリップを塗ってキスする瞬間の感覚が…こう…ずっと引き伸ばされてるような…!羽香里や羽々里さんじゃあるまいし、こんなのどうしたら良いんだ…ッ…!くぅ…恥ずかしい…ッ…!
楠莉先輩…絶対これ薬開発の時に他所事考えてましたよね⁉︎恋太郎に対する邪な思いも混ざってたって‼︎覗きとかする側だったし納得ではあるけどさぁ…‼︎どうしたら良いんだこれ⁉︎
そんな事を言っている内に皆は走り出してしまった。もちろんオレも。うわすっごい速度。でもこれ絶対すぐバテ…たな、うん。階段を下り切った時点で詰んだ。あのさぁ。
確かに身体能力が上がっているとはいえ、持久力は変わってないんだぞ?なのに何も考えずに全力出したらそうなるって。やっぱこれバカになってないか?キスしたいがあまり、ムラつくあまりに知能が終わっている。これだと皆を追いかけることもままならない。ってかかくれんぼだから、下手に固まるよりもバラけたほうが見つけやすいのか。うーん。実況って点ではルールは前回と同じ鬼ごっこ形式の方が良かったかこれ。
そう思っていると、不意に誰かに抱き抱えられた。これは…育⁉︎そんな…キスゾンビ状態で一刻も早く恋太郎とキスしたいだろうに、わざわざオレを…!
確か人間って運ばれようという気がない場合、通常の体重以上に重く邪魔になると聞いたことがある。今のオレはまさしくそれだ。身体が全然いう事を聞かない状態で、体力もない。お荷物なんてレベルじゃないだろうに、それでもオレを担いでくれるなんて。なんて優し…
「重…キッちゅ…!❤︎」
「ちゅ…ちゅ……⁉︎」
いやそういうことかい。トレーニングかぁ…なら納得だ。なんか若干悲しいけど、運んでもらってるのは事実だし担ぎ方に優しさが…ってこれ負荷が1番かかる持ち方じゃないか。なんか微妙だがまぁ良いか。理性が飛んでてこれなんだし、さすが育ってことにしておこう。
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「キッちゅ…キッちゅ…!❤︎」
そんな感じで皆が一旦バラけた際も育と行動を共にしたオレだったが、初手で出会ったのが静だった。育に抱えられてるオレ…いや、オレを抱えている育を見て修羅がどうとか言ってた。凄い分かる。
「[おうおう!ここを通っても誰もいねぇぜ!]」
「ちゅちゅ……」
いや怪しいなぁそっち。確か行き止まりだったはずだが…そこに隠れているのだろうか。でもロッカーあったよな…人が入れそうなデカさのやつ。プルプルと震えて食い止めようとする静を横目に、ロッカーへ一直線の育。これは1番乗りか?
だが現実は甘くは無かった。そこはもぬけの殻…騙された‼︎静…なんて演技力だ…‼︎申し訳なさそうにぴよぴよとした空気を醸しつつも、きっちりと作戦を成功した静はどこか自慢げだ。かわいい。
さて、恋太郎探しも振り出しに戻ってしまった以上何かしらきっかけを…と思った瞬間だった。
「[は…放して下さい!こんな事をしてただで済むと…!]」
「キッ…ちゅ…ッッ‼︎❤︎❤︎」
「[うわーん!おいらは捕虜じゃねぇですよぉ〜!]」
なんと育が静を抱えて走り出した。当然オレも抱えたままだ。えぇ…?なんでそうなるんだ。オレ達小動物同盟はトレーニングの重りじゃねぇんだぞ。確かに、別に手助けをする相手を連れていっちゃダメとかそういうルールはなかったけどさ。
しかし理にかなってはいるか。さっきみたいに妨害されていては、1時間じゃ到底恋太郎を見つけきれない。合理的ではあるけど…うーん…
「キッッッちゅーーーッッ‼︎‼︎❤︎❤︎❤︎」
いやこれ合理とか考えてるのか⁉︎キツさ優先だろこれ⁉︎まぁ育が幸せそうだし良いか。身体は…回復中。そしてまだ…むしろさっきよりムラついてます。悔しい。自分の欲をこうも制御できないなんて…ッ‼︎まぁ動けないからまだ実害は無いに等しいけど。
「[捕虜としての待遇の改善を求めるでやんす〜‼︎]」
ちなみに。肩に担がれて抱えられていた静は、静が座った椅子ごと持ち上げてもらうという運びかたに変わっていた。確かにそっちの方が遥かにキツいもんな。いやすげぇな育。ってか軽すぎだろ静。
ムラついてる河流ちゃんですが、この小説はKEN ZENッ‼︎なのでそういうことはないので安心してくださいな。キスしかねぇから‼︎
まぁこの先の原作次第ですが
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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掲示板回を一区切りつける方が効率的