100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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最近ギリッギリ過ぎる…‼︎申し訳ないです…‼︎


第43話:髪触手越しでも分かる優しさ…ッ…!

 

 

 髪に包まれる(物理)ってのは中々すごい体験だな。良い香りだ。とても落ち着く…いや両手足が埋まってるのはアレだけど。髪で四肢を拘束されるのは人生で初だったけど、まさか埋められるとは思わなかった。

 

 

 力を込めれば抜けられる圧力…じゃないか。多分超アイヤ人2ならいけるかもしれないけど。それにしても顔周辺には髪が来ていないな。もしかして呼吸が出来るようになっている…?

 

 

 

 

 さっきの髪触手も意外と乱暴じゃなかったし、羽々里さんの本能のままに動いているように見えて…それだけじゃない?傷つけないようにしているとかだろうか。じゃないとあれだけの大量の髪が押し寄せたのに、オレに怪我ひとつないのはおかしいか。

 

 髪触手があれだけ暴れている間も、口の中に突っ込んできて気道が塞がれるとかも無かったし。若干口周りを撫でてたのはノーカンで。多分やる直前で躊躇ってくれたんだろう。口が塞がれたせいで万が一…ってこともあるからね。

 

 羽々里さん…ッ!きっとあの触手を制御しきれていないだろうに、それでもなお傷つけまいとしてくれているんですか…⁉︎本当に…あなたと言う人は…ッ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

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 さて。一旦ここから脱出しない事にはどうにもならない。恋太郎達が来るのを待っていていても良いけれど、こんな状況だしなぁ。それに、どれだけ確認しても恋太郎の気配が近くにない。髪があれだけ増えた事を考えれば、一旦ここを離れた可能性はある。

 

 よし…出るか‼︎上の方に光も見えるし、そこから外に出られるはず。超アイヤ人2のパワーならいける…ッ‼︎

 

 

 

 

「……ふぅ」

 

 一気に力を加えて跳び上がった事で、髪の圧力を振り切ってすぽーんと出られた。危なかった…‼︎髪に引っ掛かってなかったら飛び越えすぎて怪我してたかもしれない。というか怪我しても仕方がない想定だったんだけどな。ありがとう髪触手。ありがとう羽々里さん。よくお手入れされたふわふわで柔らかい髪のクッションのおかげで無傷です…ッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 しかし作戦は成功だ…上手くいってよかった。少し脱出の仕方を解説をしようか。そもそも、あの髪触手はこちらを傷つけない程度の力で拘束してきている。つまり、オレの力に合わせた拘束になっているわけだ。何なら転びそうになるのを防いでくれているのもあるし。じゃないとオレなんて簡単に怪我するからな。

 

 普段のオレの力を抑え込める力に調整された拘束なら、超アイヤ人2のオレなら振り切れる。とは言ってもすぐに再拘束されるだろうから、完全に脱出とまではいかないけど。しかし外は一体………ッッ⁉︎

 

 

 

 

「なんだ……なんだ…この…⁉︎」

 

 髪だ。全部…全部ピンク色の髪だ。頂上に出られた事でようやく辺りを見回せるようになったが…ここは学校の屋上だったはずなのに、グラウンドも校舎もない。本来見える建物は何もない下に見えるのは全部髪だ。と言うか地平線の向こうまで全部髪だ。

 

 

 この感じだとオレを助けに来るとかそういうレベルじゃないな。むしろこれ皆は逃げきれたのか?これだけ大量の髪が押し寄せたとしたら、屋上の扉なんて耐えられないんじゃ…?

 

 そんな事を考えているうちにまた髪触手がやってきて、すごい勢いで縛られ…るかと思ったが。なんかほっぺたとかを撫でられている。何でだ。あれか?触手プレイしたい本能とは別で、可愛いものを愛でたいとかそういうのか。…羽々里さんならありそうだな。

 

 

 

 

 とりあえず縛られる事は無くなったものの、それ以外何も進展していない。動かねば。いやどうしたら良いんだこれは。辺りをもう少し見渡してみれば、オレが出てきたのとは別の大穴が空いていた。何だアレ…⁉︎

 

 穴の奥は暗くて見えにくいけど、目を凝らしてみると人影が見えた。あそこに居るのは…羽々里さんッ⁉︎いやマジか。いやまぁそりゃそうか。羽々里さんの髪が増殖して繭になり、そこから全てが始まったんだから居るのも当然か。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 なるほどな…と納得していると、ヘリコプターが接近してくる音が聞こえた。ヘリコプター?一体どこのヘリだろう?TV局…じゃなさそうか。でもあのデザイン見覚えあるんだよな…!どこで見たんだっけか。うーん…確かあれは…

 

 

 …思い出した。あのヘリは花園家で見たやつだ。しかもこの気配。来たんだな…恋太郎!にしてもマジで何があったんだ。流石にあのヘリに全員は乗れないだろうし、選抜メンバーとかそういうのだろうか。分からん。

 

 

 上を見上げて考察していると、ヘリの扉が開いた。あれは…まさか。おおお落ち着けって恋太郎。そんな…羽々里さんを救えそうにないからって、『彼女を救えない彼氏に生きている価値はない』とかで飛び降りて自害しようだなんて…ッ…‼︎

 

 

 まぁんな訳ないけどな。アホかと。割とそうなったらやりかねないけど、この時点で恋太郎が諦める訳がない。でもあの高さから飛び降りようとしてるのは間違いない。一体何でだ…⁉︎降りるんならヘリを着陸させてから…いや。そうするとヘリコプターが髪触手に捕らえられちまうのか。そうか…乗っている皆を守るためか。かっこいいぜ恋太郎。

 

 

 

 

 確かに普通なら無茶かもしれないが、超アイヤ人2なら多少はマシになるはずだ。加えて羽々里さんの髪触手。捕える際もそうだったし、オレが脱出しようとした時が1番分かりやすかった。傷つけないようにしているだけじゃなく、クッションのように優しく受け止めてくれたりしていた。きっと恋太郎にだって同じようにしてくれるはずだ。落下の勢いを抑えて、怪我をしないように包み込んでくれるに決まってる。

 

 

 覚悟を決めたのか、飛び降りる恋太郎。しかしすごい高さだ。いくら髪のクッションや超アイヤ人2でも厳しいかもしれない。更なる覚醒はどう考えても間に合わないし。やっぱり捨て身過ぎるぞ恋太郎。

 

 

 オレも羽々里さんを助けるのを手伝いたいが、下手に真下で受け止めようとするとそれこそオレが怪我…いやそれどころか死にかねない。どうする。羽々里さんの場所を伝えと言う形で手伝おうにも、あそこには大きな穴が空いているしぱっと見で分かるはず。うーん。だとしたらそうだな…あっ。そういえばその方法があったか。これなら助ける手伝いが出来るはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 真剣な顔で空から降ってくる恋太郎。超アイヤ人2だと空飛んでるみたいでカッコいいな…‼︎なんかずっと見てられそうだ。おっといけねぇ。オレはオレで動かねば。

 

 

 ある程度近くなったあたりで、あいつの思念が伝わってくる。ほうほう。そんな事があったのか。やっぱり薬のせいだったか。そして皆は恋太郎をここに運ぶために犠牲に…!なら、尚更オレも頑張らねば。皆の活躍は後で振り返るとして…今は恋太郎だな。

 

 

 …よし、恋太郎も気づいたみたいだ。こっちの思念も伝わったって事で良さそうだな。なら…オレの作戦も理解したな?いくぞ⁉︎迫り来る恋太郎。勢いを殺そうと大量の髪触手が恋太郎に集まるが、やっぱり勢いを殺しきれていない。やっぱり準備していて正解だった。

 

 

 

 

 あえて恋太郎の落下地点に近づく事で、大量の髪触手を足場に体をそのまま押し上げてもらう。こうする事で恋太郎分だけの髪触手だけでなくオレの分の髪触手も追加され、空に登る髪の量を増やせるはずだ。これならクッションとしてさらに機能してくれるだろう。

 

 

 加えてこのタイミングで超アイヤ人2になることで…降ってくる恋太郎を受け止められる‼︎

 

 

「河流…その姿…‼︎」

 

「姿…⁉︎とりあえずあっちに羽々里さんがいる‼︎」

 

「…‼︎分かった‼︎」

 

 ある程度勢いを殺せたし、これなら上手くいきそうだ。後は方向を少し変えてやるか。髪のおかげで勢いは減ったけど、このままだと方向的にギリギリ届かなくなりそうだし。

 

「羽々里さんを頼んだぞッ‼︎そーらよッと‼︎‼︎」

 

「任せろッ‼︎」

 

 恋太郎をグッと担いで、髪の穴の方向に向かって投げ飛ばす。上手く投げられたようで、恋太郎は穴に向かってまっしぐらに飛んでいった。後は…任せたッ‼︎

 

 

 

 

 しっかし髪の触手を地面代わりにしながら投げるのってなんかシュールだったな。サーフィンみたいだった…した事ないけど。

 

 





これで毎日投稿と呼ぶのはずるい気もしてる今日この頃です

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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