100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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楠莉先輩の薬回です。多分これからもこんな感じで色々やるんじゃないかなって。




第47話:楠莉の薬のプレゼント

 

「…………」

 

『………』

 

 

 …参ったな。まさかこんな事になるなんて思っていなかった。事の発端はやっぱり楠莉先輩の薬である。またか‼︎いやまぁ前回は不可抗力だったけどさ。

 

 今回起こった事件は、楠莉先輩が皆に向けて作った薬の一つが原因だった。かつて楠莉先輩がファミリーに加入した時、1番最初に自己紹介と同時に薬を配っていた。恋太郎から聞いた情報から、それぞれの彼女達に合った薬を用意していたのだ。今回もそんな感じで、皆に合った薬を用意していたのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 さて、少しだけ事前に情報を開示しておこう。なんでこんな言い方したかって?いやなんていうか…最近オレがTRPGにハマり出してて…その影響でな?TRPGについて?それはググってくれ。まぁそんなに深い意味はない。あくまで事前に知っておいてほしい情報…もとい話があったからだ。TRPG回なんていうだいぶ面倒なことはしない…はず。多分。その時が来たら解説するだろうけど。

 

 

 まずは、楠莉先輩がかつて配った薬についての話だ。

 

 

 

 

 唐音には『胸が大きくなる薬』、『捻くれ者じゃなくなる薬』、『少しは女の子らしくなる薬』。

 

 …唐音はキレた。

 

 

 いやそりゃそうだろって。まだまだ恋太郎と信頼関係を築ききれていなかった唐音は、自分が『胸が小さくて捻くれ者で女の子らしくない』と裏で恋太郎に言われていたかと思ってしまったのだ。いやまぁ恋太郎がそんな事いうなんて100パー…いや101パーないけど。

 

 『胸が大きくなる薬』、『捻くれ者じゃなくなる薬』、『少しは女の子らしくなる薬』。結局これらは結局使われなかったようだ。いやそもそも胸が大きくなるやつなんて胸筋がデカくなるだけなんだから唐音が飲んでもあんまり役に立たないだろって。バストサイズがアップするかのような、つい唐音が飛びつきそうになるかのような罠は恐ろしい。

 

 

 

 羽香里には『よりセクシーになる薬』。これは名前の通りの効果があると見せかけて、実際は大きく効果が違うものだった。

 

 その効果は、衣服を溶かす汗が出るというもの。つまり正しくは『衣服を溶かす汗が出る薬』なのだ。当然飲んだ羽香里はすっぽんぽん…つまり裸に。代わりに恋太郎のジャージを着られたらしいけども。あぁ一応だが、薬の効果は一回きりらしいので恋太郎のジャージは溶けなかった。

 

 楠莉先輩の価値観的に、セクシーといえばすっぽんぽんというものがあったためにそうなってしまったらしい。酷いなオイ。もう少し…もう少し解釈の仕方は無かったのか。多分これ子供楠莉先輩のままで作ったんだろうな…!

 

 

 

 静に渡した薬は、『うさぎみたいになる薬』。静は物語が大好きだから、ファンタジーっぽい薬が良いだろうという事でこの薬だ。いやぁ良かった良かった。ようやく真っ当にプレゼントになりそうな薬が出てきた。いや最初からそういう系統で良かったろ⁉︎むしろ今になってなんでそんな安牌な薬出せるんだ⁉︎

 

 

 しかもこの薬に関しては功績がある。前回の髪騒動でも、囮としてもソナーとしても大活躍を見せたのだ。現状出ている中で静に最も相性が良い薬なのかもしれない。デメリットも全く聞かないし、まぁこれからも今まで通りに飲んでても大丈夫だろう。

 

 

 

 凪乃に渡された薬は、『髪を操れる薬』。そう、この前起こった大事件の原因。髪騒動の元凶的な存在だ。こいつと『髪が生える薬』の飲み合わせが最悪中の最悪だったんだが…まぁこの前起きたことだし説明は要らないか。とにかく酷かったとだけ。

 

 凪乃は髪を効率的に扱える事にかなり好意的だったが。この薬、実は飲むほどハゲるリスクがあるのだ。リスクがないと成立しないのか薬ってのは。ハンター○ンターか。制約と誓約じゃねぇんだから…‼︎

 

 凪乃は別にハゲても良い、ハゲても恋太郎は変わらず愛してくれると言っていたのだが、凪乃の綺麗な髪が好きだという恋太郎の言葉で思いとどまったらしい。いやぁ流石恋太郎。ハゲても愛するところは好きだし、それでも凪乃の髪が好きだと引き留めるところも好きだ。

 

 良いよな…『例え凪乃がハゲようが太ろうが宇宙人に体を乗っ取られようが愛せる自信がある』か。オレはテレパシーとこれまでの経験で、言われなくても分かっているとしても…やっぱり面と向かってそう言ってもらえるのは…グッと来るよなって。良いなぁ…オレも言ってもらお。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 さて、前置きはここまでで良いだろう。今回楠莉先輩に渡された流れを見ていこうか。この時はあんな事件が起こるとは思っていなかった。いや若干嫌な予感はしてたけども。

 

 

 

 

「じゃーん!ファミリーの皆のためにたっくさん作ってきたのだ!」

 

「凄い数ですね…」

 

「4、5、6…18本もありますわ!」

 

 いやぁ圧巻の数だ。オレ、羽々里さん、胡桃ちゃん、芽衣さん、育、美々美先輩それぞれに3本ずつという事なんだろうが、それでも凄い数だ。

 

 

 

「ちゃんとした薬なんでしょうね…?」

 

「ちゃんと効果はあるのだ!それに、この前のみたいに名前と効果が違う薬もないのだ!」

 

 

「安心できる情報を聞いている筈なのに不安感が一切軽減されないのは何故」

 

「[これが経験則っちゅうやっちゃな]」

 

 

 

 

 

 

 

「まず河流には、身長が高くなる薬…」

 

「デメリットは」

 

画像が縦に引き伸ばされたみたいになるのだ」

 

「はいアウト」

 

「この薬全部デメリットしかないのかよ…⁉︎」

 

 いやそんな事だろうとは思ったけど。胡桃ちゃんの言う通り、マジでデメリット付きの薬しか無いんじゃなかろうか。

 

 

 

 

「ち…ちゃんとデメリットのない薬もあるのだ!」

 

「デメリットのある薬がある前提じゃないのッ‼︎」

 

 一応ある事にはあるのか。デメリットのない薬。一体どんな…

 

 

「ほ…ほら、羽々里には『飲んだら興奮する薬』…」

 

「いやそれ羽々里さんに渡したら絶対ダメなやつじゃないですかッ‼︎」

 

「欲しいわーーッッ‼︎‼︎❤︎❤︎」

 

「ステイお母様ステイステイ…‼︎」

 

 はい来ましたアカンやつ。羽々里さんが飲んでもヤバいし、誰かに飲ませてもヤバい。羽々里さんの事だ、恋太郎に飲ませる可能性が高い。だがまぁ、薬を手にした羽々里さんを羽香里が即座にがっしりと羽交締めしていたし、多分大丈…

 

 

「後生の頼みよ、芽衣。この薬を恋太郎ちゃんに飲ませて頂戴」

 

「かしこまりました。申し訳ありません、恋太郎様。」

 

「…この薬、命に変えても必ずや」

 

「もご…ッ⁉︎」

 

 一瞬だった。羽々里さんが芽衣さんに命令するや、金色の光が見えたと思ったら恋太郎が薬を飲まされていた。これはまさか…‼︎

 

「芽衣が超アイヤ人になってるのだ…‼︎」

 

「いえ…今の芽衣は私の命令を遂行しようと命懸けだったのよ?あの姿は…更に壁を超えた姿なのよッ‼︎

 

「速い…ボクでも見切れなかったッ⁉︎」

 

「豪速球すら見抜ける育の目を更に上回るなんて…ッ…‼︎」

 

 恐ろしい強さだ…命令モードの超アイヤ人2の芽衣さん。ってか今はそれどころじゃない。恋太郎は⁉︎興奮する薬なんて飲まされた恋太郎は普通で居られないんじゃ…‼︎

 

 

 

 

 

 

「す…凄いじゃないですか芽衣さんッ‼︎あんな速度で…しかもいきなり超アイヤ人2なんてッ‼︎あんな風にスパークを放ちながら超高速で移動して、それでいて音も立てずに俺に薬を飲ませるなんてッ‼︎」

 

「……ん?」

 

「どういう事よ…?」

 

 

 

「俺や河流と違ってまだ任意でなれる訳でもないのにッ‼︎羽々里さんの命令でそこまで全力を出し切れるなんて凄いじゃないですかッ‼︎しかも…」

 

「愛城恋太郎の興奮が収まらない

 

「これは…」

 

「[『そういう事』でやんすか?]」

 

 おっと?なるほどそう来たか…確かにそれだったら納得だ。しかし興奮する薬か…普通はいかがわしい意味に感じてしまうが、言われてみればそっちの方が正しい…のか。

 

 

 

 

「も…もしかして楠莉ちゃん…?興奮って…」

 

「そうなのだ!あの薬は凄いと思ったものに対して、興奮が止まらなくなる薬なのだ!

 

 

「あ…ああ…あんまりだわ〜〜〜ッッ‼︎‼︎」

 

 

 あー良かった良かった。一時はどうなることかと思ったが、なんか奇跡的な噛み合い方をして助かった。興奮が収まらない薬…実は羽々里さんが頼んでいたものらしいが、こうなって良かった。これも楠莉先輩の感性が幼かったことが功を奏した訳だが…でもこれ言われた通りに薬を作って持ってきたのも楠莉先輩なんだよなって。なんだこの…なんて言ったら良いんだ。もどかしい。

 

 

 

 

 

 

 …そう。この時までは、いつもみたいな流れで終わると思っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

「楠莉先輩、この薬は?」

 

「あぁそれは…『空腹が収まる薬』なのだ!食べたいものが食べられなくてお腹が空いてる胡桃が辛そうだったから…」

 

「楠莉先輩…デメリットはないですよね?大丈夫なんですかこれ⁉︎効果を間違えてるとか怪しい効果とかも…」

 

「ないのだ!正真正銘、完璧な薬なのだ!」

 

「へー…じゃあちょっと試しに…」

 

 

 

 

 

「………胡桃ちゃん?」

 

「凄い…本当に空腹が収まった……⁉︎」

 

 

 …冒頭の事件が発覚するまで、あと少し。

 

 





事件とは一体何なんでしょうね…?

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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