100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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タイトルに悩んだ結果、クソ翻訳感を出したかったためこうなりました




第51話:奥行きのある鼠頭魚(ディープキス)

 

 

 色々あって、なんとか胡桃ちゃんの食欲を取り戻し。やっとあの美味しそうに食べる笑顔が見られるようになるんだと安心していたのだが。

 

 

 

 

 来ない。

 

 胡桃ちゃんが、来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「えっ…またなの?」

 

「あぁ…胡桃は今日も食堂で食べるって」

 

「[こう何日も別々というのは寂しいものがありますね]」

 

「うっ…うぅ…!」

 

 そう。あの事件が解決して、少し経ったあたりから胡桃ちゃんが屋上でご飯を食べなくなった。前までは皆で一緒に食べていたし、なんならこの前だって皆で食べる事の大切さを再確認したばっかりなのに。

 

 

「そうね…死にそう…」

 

「羽々里様…ッ…⁉︎」

 

「大丈夫よ芽衣!悲しくて死にそうなだけで死ぬわけじゃないの‼︎」

 

「銘戸芽衣、そう簡単に人は死なない」

 

「ぐ…うぅ…」

 

 羽々里さんが死ぬと聞いて一瞬ガチ泣きしかけた芽衣さん。羽々里さん、気持ちはものすごく分かりますけど軽率にそれ言うと芽衣さんがヤバいのでもう少し控えめに…‼︎

 

 

 

 

 

 

 

「胡桃…楠莉達とご飯食べるのが好きじゃなくなったのだ…?」

 

「この前の事を考えれば、そんな事は無さそうですけど…」

 

「ぅう…ぐぅ…!」

 

「…で河流、さっきからなんでアンタは呻いてんのよ」

 

「クルミニウム不足…ッ…!」

 

「んな成分ないでしょうがッ‼︎…無いわよね?」

 

 前回の食欲因子の事があったせいか、全く無いと信じきれていない唐音。いやあるけど。ちゃんと存在するんだぞクルミニウム。それは、胡桃ちゃんが美味しそうにご飯を食べる姿から発生する粒子…もしくはエネルギーのような何か。

 

 足りない…仮にこれが足りなくてもあの姿を見れないのが辛い…ッ…‼︎

 

 

 

 

 

「せっかく美味しいクッキーもあったのですが…」

 

「残念だね…胡桃が1番喜びそうなのに…」

 

「この間揃えたプロジェクションマッピングの機材で胡桃ちゃん強制着せ替…ファッションショーしたかったのに…」

 

「あなたのせいじゃありませんの?」

 

 

 なんですかその強制着せ替えもといファッションショーって。しかもポロリもあるってダメでしょうそれは。あっちゃダメですよこれ健全な作品なんですよ…⁉︎

 

 しかしこのプロジェクションマッピング…間違いなく何かやりますよねこれ。いきなりこんなの話題に出すなんて不自然ですし。って事はその時に解説しなきゃいけないのか…頑張ろう。

 

「何か問題事でも起こってんじゃなきゃ良いけどね」

 

「[まさか再び事件が…⁉︎]」

 

「楠莉はあれからは胡桃に何もしてないのだ!」

 

「本人に聞くのが最高率」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あっ良かった胡桃…」

 

「は?何か用かよ」

 

「蘇る初登場時(おもいで)ッ⁉︎」

 

「えっ…皆…っ⁉︎」

 

 下校中の胡桃ちゃんを見つけて話しかけた一行だったが、どうやらかなり気が立っている様子。これは…何か食べたいものを食べられていない時の反応だな…?最近は羽々里さんのお取り寄せとオレの料理、恋太郎の先読みのおかげでそういうのもめっきりなくなってきているが、まだまだ先読みが甘かった頃はそんなこともあったなって。

 

 

「何か今のゾクゾクしなかった?」

 

「ちょっと静かにしてましょうね?」

 

「育はドMが過ぎるのだ」

 

「何を今更」

 

 

 しかし一体何が原因でこうなったんだろうか。今の胡桃ちゃんなら、フォアグラとキャビアとトリュフが同時に食べたくなったって食べられるだろうに。

 

 

 

 

 

 

 

「べ…別にちょっと味が気になるものができたってだけで…」

 

「一体何⁉︎何でも私が手に入れるわッ‼︎」

 

「オレだって作ってみせる!」

 

「楠莉も何だって作るのだ!」

 

「胡桃様、何なりとご命令を」

 

「[教えておくれよ]」

 

「わ…分かった言うッ!言うよッ‼︎」

 

 皆の押しに負けて、話すことにした胡桃ちゃん。そうして口から語られたのは…確かにかなり難しいものだった。食べ物…というと少し違うが、確かに胡桃ちゃん的には気になる味だろう。

 

 そう、それは…!

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………キス」

 

「………ディープ………キス…」

 

 

 『ディープキス』。なるほど納得だ。胡桃ちゃんとしては出来れば恋太郎としたいだろうが、そうなるとなぁ…!ちなみにオレもディープキスの経験はない。恋太郎との人工呼吸がノーカンならだが。あれはノーカンで良いよな?

 

 

 まぁそんなこと言い出したら凪乃や羽香里が恋太郎とディープキスした事になってしまうしノーカンか。ん?人工呼吸をした時の性別?うーん…男の時も女の時もしてもらってるしどっちもだな。まだまだ超アイヤ人にすらなれなかったころなんて今以上に貧弱だからな…‼︎

 

 

 って大丈夫ですか羽々里さん。頭から魂出てますよ。芽衣さんがキャッチして入れ直したから良かったものの、あのまま天に登ってたら中々…!

 

「はぁッ⁉︎何それ食べ物ですら…」

 

「わ分かってるよッ‼︎でも映画で見て…ッ…!どんな味か想像したら頭から離れなくなっちゃって…ッ…‼︎」

 

「確かに…それは作るのは難しいか…」

 

「…うん。羽々里さんに取り寄せてもらえるものじゃ無いし…河流先輩や芽衣さんに作って貰うのも無理だしさ…!そのせいでずっとお腹が空いてイライラしてて…!」

 

「胡桃ちゃん…」

 

「み…皆には当たりたくなかったから…距離置いてたんだよ…ッ…!」

 

 

 

 

 …そうか。そういう事だったのか。だから胡桃ちゃんは。そんな…オレ達が嫌いになったんじゃなくて…‼︎

 

「私たちが大好きだから傷つけまいと離れていた…?」

 

 

「「「「「「「「「「「キュンッッ‼︎」」」」」」」」」」」

 

 おっとまた羽々里さんの魂が出てら。頼みますよ芽衣さん。

 

 

 

 

 

 

「…ディープキスを恋太郎先輩になんて頼めないから…!恋太郎先輩があたしの事を大切に想ってくれていることも分かってる…だからこそ、するべき年齢になるまでは出来ないってのも…!」

 

「胡桃…」

 

 確かにそうだ。恋太郎がこうまで健全でい続けるのも、ひとえに彼女達への愛ゆえ。皆の事を大切にしたいからこそ、時に自分の身を犠牲にしてまで健全を貫こうとする。そんな恋太郎相手にすることもだし…それに。

 

「それに…恋太郎先輩は彼女達に平等にしてくれるだろうから、あたしがするって事は…」

 

「[]」

 

「そんなの教育上絶対良くないッ…‼︎」

 

 …だよなぁ‼︎そう。プライバシーを考えて伏せるが、小動物同盟のうち1名がな。そういう事に興味があるものの、確かに教育上によくない。いやその人は胡桃ちゃんより年上だけど。なんなら今も赤面しながら顔を覆っている。かわいい。

 

 

「だからってあたしだけが特別やってもらうわけにはいかないし…ッ…‼︎そんな風に特別扱いで…抜け駆けなんて絶対したくない…ッ…‼︎」

 

「胡桃さん…!」

 

「胡桃ちゃん…ッッ…‼︎」

 

 

 

「だから…ディープキスがしたいわけじゃないんだ…!このイライラさえどうにかなれば…ッ…‼︎」

 

 

「また皆と一緒に…ご飯が食べたいよ…ッッ…‼︎‼︎」

 

「胡桃…」

 

「胡桃ちゃん…」

 

 

 

 どうにかするしかないよな。いや…してあげてぇ‼︎

 

 

 しかしディープキスか。恋太郎とのキスが無理だとしても、せめて他に胡桃ちゃんの不快感がない相手…ううむ。難しい…ッ‼︎ん?なんですか羽々里さん。そんな真面目モードの顔をして。もしかして何かいい案が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それってママとのディープキスじゃダメ?」

 

「ダメじゃない要素がないのよッッ‼︎‼︎」

 

「ダメですよッッッ‼︎」

 

「アンタみたいなのとのキスがファーストディープキスは嫌に決まってんだろッッ‼︎⁉︎」

 

「いつもよりツッコミが反抗期ちゃんね…」

 

「お母様の暴走の方が大概では?」

 

「どっちもどっちなのだ」

 

 





食欲喪失回の直後にこの回が来るよう調整していたスタイル(なお想定外)

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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