100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
次回‼︎とうとうあの彼女が…⁉︎
「でも…それでイライラが収まるなら…もう…」
「あびゃびゃびゃッ⁉︎」
「だいぶ重症なのだ」
「胡桃…アンタ正気ッ⁉︎」
「胡桃…」
相手が相手とはいえ酷い言いようだな…いやまぁ納得だけどさぁ。でもokを出すなんて思ってもいなかった。まさかここまで胡桃が追い詰められていたなんて。
欲MAXの羽々里さんですら結構驚いてるのも無理はない。オレだってそうだ。まぁでも羽々里さんはツッコまれる前提でボケて、その上でokされても喜んでキスしそうな人だけど…
「………ッ!」
「………しっこ出そうなのだ?」
恋太郎も顔をくしゃくしゃに歪ませて悩んでいる。だよな。一体どうしたら良いものか…!いや楠莉先輩?別に恋太郎はおしっこを我慢してるわけじゃないですからね?
「でも無駄だよ…トマトとしたってダメだったんだ…!」
「ママへの愛はトマト以下だって言うの…ッ⁉︎」
「黙ってろ生野菜以下‼︎」
「やっぱりツッコミが針みたいに鋭いわね…」
うーん…確かに。明らかにイライラがいつもよりも凄い。ツッコミの切れ味もある…と言うより、抑えきれないイライラが自然と溢れてしまっている感じだ。もっと前はこんな状態がデフォルトだったと思うと…不憫だなぁ胡桃ちゃんは。だからこそ恋太郎に…ファミリーに会えて良かったと思う。
「…いやアンタはそもそもママじゃないでしょうがッ⁉︎」
「いえ…私(ママ)は皆のママよ!」
「知らない間に謎の養子縁組を組まれている可能性」
「[そいつぁおっかねぇぜ]」
「ちゃんと原作でもアニメでもこの小説でも私は人類のママ認定されたのよッ‼︎」
「読者の皆様は本小説49話をご参照くださいませ」
「地の文で書かれてるせいで逃げ場がねーのだ」
しかし羽々里さんがママねぇ…うーん。これまでも色々言われてきてはいるけど…親が許すんならオレもそれで悪くは無いんだよなぁ。羽々里さんはしっかりしてるし、母性もあるし凛々しくてかっこいいし、多少はっちゃけ…多少かこれ?まぁ結構はっちゃけてる部分もあるけど。
なんていうかまぁ…内心それでも良いのかなぁとは思ってはいる。本人に言おうもんなら養子縁組待ったなしだから言わないけども。あと恋太郎と結婚したら自動的に義母になるし。
あと1番の難関はアレだな。今世の母さんがどう思うかだ。果たしてどうなんだろう。いやまぁそもそも天国で見てるかどうかだって予想でしか無いけどさ。あの人がママ権を断固として譲らないなら多分無理だろうしなぁ…そこんとこどうなんだろな。
第二ママの座なら許すわ‼︎第一ママの座は私のものなのよ…!
いや奪い合うようなものじゃないだろう…?
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色々あって立てられた、どうにかして胡桃ちゃんのイライラを解消する作戦。しかしこれは…非常に過酷なものだ。特に胡桃ちゃんには。いやぁ…マジでこれしかないか…?他に方法…いやでもなぁ…‼︎
いやぁ美味しそうに食べてるなぁ胡桃ちゃん。恋太郎とデートをしている姿はとても幸せそうだ。最初に入ったトマト料理のお店はイタリアン『トメィトウ』。普通に面白い店名だし分かりやすくてオレは好きだ。ん?店の裏にいるのにどうやって見ているのかって?もちろん恋太郎とのほぼ視覚共有だが?いつものテレパシーだよ察してくれ。
大体リアルタイムでやれるから便利だ。まぁ送る側と送られる側の協力がないと無理だから、それこそ覗きなんかには使えないが。いやでもオレはそもそも恋太郎の覗きなんてしないしな…散々見てきたし。今更感あるわ。まぁあるとしたら…この先あいつが…恋太郎の恋太郎が成長していく過程を楽しみたい時くらいのものか。
………意外とあるかもしれんなこれ。育成ゲーム見てる感覚でやるかも。昔はあれだけ小さかったのに…こんなに大きく…!とか気になるのはある。なんだろうこの下心とも呼べねぇ感じは。…後方腕組み親友兼彼女面?
…っと今はそうじゃない。羽々里さんに電話入れないとな。恋太郎が考えていた作戦は、例によってテレパシーで完全に理解して受け取った。胡桃ちゃんがお手洗いに行っている間に恋太郎から伝えられなくはなかったが、万全を期するためにオレが電話で伝える事に。
よし、作戦の場所にオレも行かねば。いやぁ…実際どうなるんだろうなこれ。羽々里さんロシアンルーレット…凄く恐ろしい話だ。
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デートを散々楽しんだ胡桃ちゃん達が最後に来たのは、ホテル『ニューケンゼン』。なんて健全そうな名前だ。これなら間違いも起こらないだろう。
恋太郎はそこで胡桃ちゃんとディープキスをすると言った。そう、言っちゃったのだ。まぁどうにかしてくれるのは皆も分かっているだろうから、安心して見ててくれ。
薄暗い部屋の中で、椅子に座って向かい合わせになる胡桃ちゃんと恋太郎。それぞれの唇が一つに交わろう…というところで、一瞬電気が落ちた。
「えっ⁉︎」
「わっ停電か…⁉︎大丈夫か胡桃!」
「う…うん…!」
再び電気がついたところを見るに、ほんの一瞬の停電だったのだろう。再び向き合い、とうとう深く唇を重ねる2人。
静かだったあたりには…両者の舌がゆっくり、ねっとりと交わる事で生まれる水音だけが。ツプ…チュプ…と響きわたっている。大人のキスで赤らんでいく顔は、鬼灯のよう。
そこ!トマト色とか言わないの!今いいところなんだから‼︎
少女の目からはツゥ…と喜びの涙が一筋。そんなものを意に介さないほど、より激しくなってゆく舌の絡み合い。ほんの少し唇を離した隙間から見えるのは、銀色に輝く細い橋…っとあーこれダメだね放送できないやつだって‼︎ダメダメ18っちゃうからこれ以上の描写はなし‼︎
しっかしなんて過激なんだ。見ろよ後ろで見てる恋太郎の顔。なんとかなって安心してる中にちょっと恥ずかしさ混じってんぞ。ん?なんで後ろに恋太郎が居るかって?そりゃあその…
…よし。勿体ぶるのもアレだし、もう明かしてしまおうか。今回の胡桃ちゃんのディープキス解決方法…それは!『プロジェクションマッピングを用いて、恋太郎に変装した羽々里さんが代わりにディープキスをする』だッッ‼︎
やっぱり出番あったよプロジェクションマッピング。んじゃ解説いきます。あらかじめ投影用の全身タイツを着た羽々里さんに向けて、ちょうど胡桃ちゃんの影になる位置から4方向で映せるようにプロジェクターを設置。こうする事で胡桃が影になって遮られるのを防いだ訳だ。
実は直前までデートをしていたのは恋太郎だったのだが、さっき電気が消えた瞬間に入れ替わったのだ。いやまぁ正しくは泥棒のコスプレみたいに頭に唐草模様の頭巾を被った芽衣さんが電気を消したわけだが。
ちなみに、羽々里さんが直前に恋太郎と同じものを食べておく事で口の中をほんのりトマト味にする事でさらに誤魔化して気づきにくくしている名案だ。ともかくこれでなんとかなったと言える…か?
いやぁすごいな恋太郎は。替え玉で胡桃ちゃんに望まないディープキスはさせず、イライラだけを取り去ろうとするなんて。ただ若干不安な部分がないこともない。
…いやまぁでも羽々里さんがちゃんと自制心を持ってれば別に
「ししし辛抱たまらん胡桃ちゃんアイラビューッッ‼︎‼︎❤︎❤︎」
「え………」
「ん〜〜れろれろれろちゅ〜〜‼︎❤︎」
「ぎゃあああああああああっっ‼︎‼︎⁉︎⁉︎」
やりやがった羽々里さんッッ‼︎‼︎‼︎あぁもうこれだよ1番危惧してたやつ‼︎胡桃ちゃんの可愛さに耐えられなくなった羽々里さんが、投影位置から動いてキスを迫った事で文字通り恋太郎の化けの皮が剥がれてしまった。
自分の身に何が起こったのかを悟り、涙ぐむ胡桃ちゃん。そうだよな…確かに辛い。ディープキスでイライラを解消出来たとはいえ、あれだけ嫌がっていた羽々里さんとのキスだしな。だがまぁこれを知れば少しはマシに思えるはずだぜ?
「大丈夫ですよ胡桃さん」
「オレ達が胡桃ちゃんを独りにはさせないからな‼︎」
「えっ…み…皆ッ⁉︎」
「私達も全員…同じ傷を負いましたから!」
「傷は楠莉達も一緒なのだ!」
「オレはオレでちょっとこの後個別にもやるけども」
そう、やったことは単純明快だ。『ランダムで俺たちの誰かに羽々里さんのディープキスをさせた』のだ。楠莉先輩の睡眠薬を飲み、目隠しした羽々里さんがロシアンルーレットの如くキスをした。これにより、胡桃ちゃんほどではないにせよ…オレ達のうち誰かは紛れもない純潔では無くなったのだ。
「そんな…どうして取り返しのつかない事を…ッ‼︎」
「ボク達はファミリーなんだから…!」
「傷つく時も平等でこそ幸せも共有出来る」
「[胡桃さんだけにそんな傷は負わせません]」
「一緒に居たいと思ってるのはアンタだけじゃないって事よ…!」
「胡桃様と共に居たいのです…」
「この美しい私がわざわざ一緒に汚れて差し上げたんですのよ?」
「皆…ッ…!」
こうして恋太郎ファミリーはまた…深い絆で、ディープキスによって固く結ばれたのだった。
しっかし一体どうだったんだろうな…あのルーレットの結果は。誰がやられたんだろうか。まぁでも誰だったとしても良いか。
不憫ね羽香里ちゃん…
過去にもっとされてるから実質ノーダメらしいけどなぁ…
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「ありがとうございました…今日のMVPは誰がなんと言おうと羽々里さんです…!❤︎」
「きゃっ…⁉︎❤︎そんな恋太郎ちゃん…後ろから抱きつくなんて…!」
ちなみに。
「ヤっちゃっていいのね河流ちゃんッッッ⁉︎⁉︎⁉︎❤︎❤︎❤︎」
「ディープキスだけですからね⁉︎流石にそこまでですからねッッッ⁉︎」
流石に化け物扱いされ過ぎている羽々里さんが不憫だった事、日頃の感謝、今日のMVPって事、ランダムでやったのだと気が済まないってのもあってオレはオレで個別にやったんだが。
なんか後で恋太郎から話聞いたらオレのディープは実質的には初じゃないらしい。えっ…⁉︎いやいや…だって別にオレは他の誰にも許してないが?一体誰がそんな…⁉︎
プールで溺れた時に恋太郎君がね…
まだ男だった時に気道確保のために舌で…!恋太郎君もそんな事した事なかったから、拙いせいで何度もミスして結果的に…‼︎
アレをディープキスと呼ぶかは…まぁ想像にお任せするわ…‼︎
今回は批判覚悟で書きました。果たして恋太郎の彼女とキスなんてさせていいのか。炎上したりしないのか。色々と不安はありましたが…まぁええかでやりました。
だって据え膳があったら羽々里さんならやるだろうし。
『勇○ヒン○ルならそうした』理論です。
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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