100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
思ってたより忙しすぎて書く時間取れなかった…‼︎
土日で少しくらい挽回したい所存
「…ッ‼︎」
愛城恋太郎は苦悩していた。スーパー彼氏である彼は、前回の彼女達の危機に気づかないなんてことはなかった。
だが、このままでは不味い。まだ分身するすべを持たぬ彼だが、救わなければならない彼女達のグループは2つ。どちらかを優先すれば、どちらかを危険に晒したまま放置することになってしまう。
その上、自身の身体の上に乗っている河流を放置していくわけにもいかない。 ただでさえ水着姿で魅力的になっている彼女を意識のないまま放置してしまえば、何が起こるかわからない。世界一かわいい彼女が無防備でいたら襲われない訳がないのだ。
では抱えていけば…と思うかもしれない。だが、わざわざ彼女を危険な場所に連れていくという選択肢も恋太郎は選べない。
…一体どうしたらいいのだろうか。悩む恋太郎の脳裏に響いたのは…かつて『親友』がかけた言葉だった。
『お前が無茶するのを止められないのは分かってる…だから‼︎オレにも手伝わせてくれ‼︎』
…そうだ。目の前にいるのは、守るべき彼女であり。頼るべき『親友』だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
意を決した恋太郎は、河流を担ぎ…先ほどの冷たくなっているプールに浸けた。
「ごめん河流ッ‼︎」
「さっっっっむぅうううう⁉︎⁉︎」
かつて親友が恋太郎にかけた言葉は、多くある。そのうちの一つに、こんなものがあった。
『もしオレが起きなきゃいけないタイミングで寝てたら…氷水を体にぶちまけてでも起こしてくれ‼︎』
割とおふざけ寄りに聞こえるかもしれないが、本人達はいたって真剣である。何せ清辺津河流だ。とんでもなく寒がりで貧弱な彼女からしてみれば、それは自殺行為。いや死なないだろうが。
ともかく、それくらい覚悟か籠っているというわけだ。そんな親友の言葉を信じた恋太郎の行動により、即座に目を覚ました河流。
一体自身の身に何が起きたのか、何故こんな起こされ方をしたのか。河流が恋太郎の瞳を視界に捉えたことで、疑問は一気に氷解した。
「オレはナンパの方の時間稼いでくる‼︎ヒエヒエは任せた‼︎」
「…分かった‼︎無茶せず持ち堪えてくれ‼︎」
これ以上の言葉は要らない。互いにやる事は決まっている。愛城恋太郎は持ち前の愛でブーストをかけ、超アイヤ人2となってヒエヒエゾーンへ一直線。
対する河流は、身体能力の観点から高速移動には向いていない。本来であれば、ナンパされている彼女達の元へ辿り着くだけの速度を持ち合わせていないのだ。
…だが。ここはプールサイド。走ってはならないとされる理由は、『滑るから』。河流はプールサイドでなくとも滑って転ぶ生き物だが、そのせいか皮肉なことに滑り慣れている。加えて…清辺津河流はバトル漫画で言えば水属性。
これらが組み合わさることで。超アイヤ人の膂力で滑り、水を利用してプールサイドを高速で進む事を可能にした河流。その姿は…なんと。
「待ってろよ…皆…ッ…‼︎」
…床さえ無視すれば舞空○とかで空を飛ぶ、○ラゴンボールの飛行みたいな感じの酷い絵面になったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
河流が到着する、少し前。またもやナンパされた凪乃と、ある意味で巻き込まれた?楠莉と静は…
「く…楠莉だってちゃんと18歳なのだ‼︎」
「嘘も大概にしろよ⁉︎」
「[この者は嘘を言っておらぬ]」
「こっちはなんでスマホで会話してるんだ…⁉︎」
…ナンパして来た男達を混乱させていた。
「合法ロリがこの世に存在するわけねーだろ‼︎」
「いや楠莉の母ちゃんもばぁちゃんも見た目8歳なのだ」
「嘘つけ⁉︎」
「[誠の事象であろう]」
時に、本人的には嘘偽りない事実で。
「スマホで会話する人間なんて初めて見たな…これがテクノロジーの進歩か…」
「いや何感心してんだ⁉︎読み上げ機能で喋る人間とか単に普通じゃないだけだろ⁉︎やけに言葉選び古風だし‼︎」
「[バリバリ最新語も使えるのであった]」
「どっちにせよ普通じゃねぇって‼︎」
時に、登録されている言葉選びで。
「普通である必要なんてあるのだ?」
「……確かにねぇか」
「お前も流されてるじゃねーか⁉︎」
…意外とノリのいい男達とのやり取りを繰り広げていたのだ。おかげで助けが来るまでの時間を稼げていた…のだが。それも時間の問題だ。相手の目的であるナンパは止まることはなく、着実にその手を伸ばして来ている。
「まぁ良いじゃねぇか…あと1人は随分イイ体してるしよ?そんな照れてねぇで俺達と…ぐおッ⁉︎」
「痴漢撃退にはこれが効率的」
「うわ痛そ…」
「流石に直で見るとエグいのだ」
無理やり掴まれそうになったことで、前回同様目潰しを繰り出す凪乃。効果はバツグンだ。目潰しを受けた男は両目を押さえてたじろぎ、そのまま地面へと尻餅をついた。目を抑えたまま蹲っているので、少しの間なら動けないだろう。だが、相手はまだ2人も残っている。
「このガキ…よくも…︎‼︎」
「………ッ‼︎」
前回の嫌な記憶が蘇るのか、少し苦い顔をする凪乃。あの時と状況は似ているものの、周りには楠莉に加えてあの守らなければならない小動物筆頭こと静もいる。
反撃すればこうなるのは分かっていた。だが、反撃しなければ無理やり連れて行かれていた可能性もあった。何より、彼らの怒りが楠莉や静に向き始めていた事もあって、自分にヘイトを集めることが最優先だったため。やむなく目潰しを選択したのだ。
「良いのか?手出ししたのはお前だからな…おい、出てこいボブ‼︎」
「ン…?呼ンダカオマエラ?」
「で…でっけー黒人なのだ…‼︎」
「いやこいつは日焼けしただけの日本生まれ日本育ち100%の日本人だぞ」
「嘘つけ⁉︎」
あまりの無茶さに語尾を失ってツッコむ楠莉。だが彼女の作る薬や、それによって起こる薬害の方が大概である。そもそも楠莉の一家が全員子供の姿になっているのもそのせいだし。
「[パンチパーマが紛らわしさを加速させておられる]」
「100%日本人なのになぜカタコトになる必要が?」
「オレハカタコトノ外国人風ニ成リタカッタカラナ」
「そんなやつがこの世に居るとは思わなかったのだ」
カタコト外国人風日本人ことボブは、冗談を交えつつも楠莉達の方へ近づいて来ている。大きさは2mをゆうに超え、黒光りする筋肉と海パンがボディビルダーを思わせる見た目だ。
ただでさえ男女のアドバンテージがあるのに加え、この肉体。いかに運動神経の優れた凪乃ですら、勝ち目は無い。このままでは、無理やりにでも連れて行かれてしまう。
「御託はいい…覚悟しろよ?やっちまえボブ‼︎」
「……ッ‼︎」
「多少痛イガ我慢シロヨ?後デタップリ遊ンデ…」
だが。連れて行かれてしまう…というのは。
「…なんか滑ってくる音がするのだ」
「[この滑走音。この音色は…]」
「ふん…ッ‼︎‼︎」
『ドゴォッッ‼︎グシャッ‼︎』
「ノォオオオオッッッ⁉︎」
…かの緑髪の少女が、いなければの話だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
超高速で滑りながら、ナンパされているであろう凪乃の元へ向かっていたオレだったが。…実は移動の制御が殆ど効かなくなっていたのだ。あんまりにも加速しすぎたせいで、多分ジャンプしかできない。しかもほんのちょっと跳ねるだけ。
どうしたものかと滑りながら悩んでいると、名案が思い浮かんだ。そうだ。あぁこれドラゴ○ボールだ。天下○武道会の時の悟○とマジュ○アの止めシーンの再現出来るやつだわ。じゃあこれで突進しちゃおう。そのまま頭突きすればいけるいける。
…そんな感じでとりあえず見つけたデカくて黒い男に接近し、ジャンプして届く位置…つまり股間に頭突きをかますことになったのだった。ナンパ男の股間死すべし、慈悲はない。
「オ…ォオオオ…ッ…‼︎」
「すげーのだ河流‼︎」
「[これが秘策とやらでやんすか]」
「流石清辺津河流。突進で勢いを付けての頭突きは効率的」
「よくもボブを…って誰だお前⁉︎」
「オレか…オレは河流でも清辺津でもない‼︎」
「オレは貴様を…倒す者だ‼︎」
「…いやお前さっき名前呼ばれてたよな?」
「いや河流は河流なのだ」
「清辺津河流、名を偽るのは非効率的」
「[お主、改名したのか…⁉︎]」
「久々なんだしちょっとくらいカッコつけさせてくれッ…⁉︎」
結局更新時間遅いのは申し訳ないです
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
-
本編を進めてほしいのだ!
-
掲示板回を一区切りつける方が効率的