100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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番外編完‼︎遅れてしまい申し訳ねぇです




番外編8:世界中が君を待っている

 

 ナンパされていた凪乃と楠莉先輩と静を助けるため、超アイヤ人でかつ滑ることでなんとかギリギリで間に合い。デカい人の方に頭突きをかましてカッコ付けたのが前回だ。

 

 …でもなんだろう。すごく時間が経っている気がする。さっきからほんの一瞬しか経っていないはずなのに、物凄く空いた気分だ。

 

 

「なんか久しぶりじゃないか?」

 

「4日も経ってるのだ」

 

「時間が飛んでいるのは間違いない」

 

「何言ってんだお前ら⁉︎さっきまで話してたじゃねーか⁉︎」

 

 4日⁉︎もう4日だと⁉︎まさか…まさかそんなに経っていたなんて。ってそういうのはここまでだ。

 

 今の状況を一旦整理しよう。色々あって記念回という事でスパに来ていたオレ達だったが、運悪く?3グループくらいに分かれていた彼女達のうち、2グループが危機に陥ってしまう。ナンパとヒエヒエゾーン。どちらもそのままでは危険な状態だ。

 

 そこで恋太郎がヒエヒエゾーンに行って彼女達を救出。終わり次第ナンパの方に向かうという事に。オレはそれまでの間ナンパの方で時間を稼ぐ…という流れになっている。

 

 

 

 

 現在、ナンパしてきていた3人のうち1人は凪乃が目潰しで撃退、もう1人はオレの渾身の頭突きで股間を粉砕。あと1人だ。股間を粉砕したデカい黒人風日本人?の人に関しては、見た感じ相当強そうだったし結構大金星なのでは?

 

 残るは1人、このまま会話で時間を稼ぎたい…が。

 

「この…良い加減にしろよガキ共…‼︎」

 

「[あわわわわ]」

 

「…めちゃくちゃブチギレてるのだ」

 

 相手はそうはさせてくれなさそうだ。しかし参ったな。不意に目潰しをしたり、超高速で滑ってきて頭突きするとかならまだしも。真正面から男に対して太刀打ち出来る気がしない。下手すれば力づくで組み伏せられ、人質になる可能性だってある。

 

 

 

 さてどうするか。先ほどと同じように不意をつければ…この場からでも使える必殺の一撃で行動不能に出来るのに…‼︎

 

 どうしたものかと悩んでいると、恋太郎から通信…もとい念波が届いた。そうかそうか恋太郎。ヒエヒエゾーンは解決と。全員担いで助けるとか流石だな恋太郎。なんで沈まねぇのかとかはこの際関係ない。なんかどうにかしたんだろう。恋太郎だし。

 

 

 さて…あとは目の前のやつか。でもどうしたら良いのだろう。このままだと恋太郎が間に合うよりも前に、誰かしらは怪我をしてしまう可能性がある。何か…何か…‼︎

 

 

「ガキがぁあああッ‼︎‼︎」

 

「…清辺津河流‼︎」

 

 まずい。男が拳を振りかぶってきた。狙いは…1番近くに居たオレか。なんとか躱せれば良いが、この速度だと流石に…

 

 

 …あっ。いやあるじゃん。不意も付けてどうにかなる方法。身体を自然に任せ、脱力。力を抜いて…抜いて…いける‼︎

 

 

 

「な…消えただとッ⁉︎」

 

 自身が全力で振り抜いた拳を躱されたどころか、目の前からオレが掻き消えた事で動揺する男。まぁそりゃそうだろうなって。流石にこんなの一瞬では気づけない。ちなみにミスディレクションじゃ無いぞ。愛々じゃあるまいし。凪乃達はオレがどうしたのかすぐ分かっただろうけど。

 

 さて問題だ。オレはどうやって躱したでしょう。答えは…そう。

 

 

 

 

 

 

 

「ふ…ッ…‼︎」

 

「滑ってこけて躱したのだーッ⁉︎」

 

 …『転んで躱す』だ‼︎

 

 

 

「[これが神回避でやんすか]」

 

「神というより紙。おそらくスライディングペーパー」

 

「んな紙ねーのだ」

 

 

 

 

 

 

 

「スライディングペーパーは実在している」

 

「[シールのツルツルの紙がそれらしいですぜアニキ]]

 

「あれスライディングペーパーって名前なのだ⁉︎」

 

 ギリギリでなんとか拳を躱したオレだが、何もこれで終わりではない。むしろここからが本番だ。こちらも姿勢を低くして、拳を腰だめに構える。狙うは一点。まぁさっきと同じ股間だけど。ここを狙うためにあえてこの位置に滑り込んだのだ。そう、『ここが1番拳を叩き込みやすい角度』というやつだ。

 

 滑った加速度を拳に乗せ、さらに以前聞いた極意を込める。かつて楠莉先輩のペン太郎おままごとにて、マザーAIこと凪乃から伝授された極意。『やや内角を狙い抉り込むように打つべし』…これを意識して打ち抜く。あ○たのジョー?知らんな。

 

 加えて…超アイヤ人2愛応拳も発動。出来れば3が良かったけども。ともかく、今出せるだけの全力を拳一発に乗せ…ぶつけるッッ‼︎‼︎

 

「…オラぁッッ‼︎」

 

『ズドンッッ‼︎‼︎』

 

「おごッッッ⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あの角度が最も効果的」

 

「マジにやるとは思わなかったのだ…‼︎」

 

「ナンパ相手ならやってヨシ‼︎」

 

 いやぁ良かった良かった。なんとか3人目も倒せたし。時間稼ぎの予定だったが、なんとかなった。ちょっとやり過ぎに見えるかもしれないが、正直これで良いと思う。ほっといたら何するか分からないし。何はともあれこれで助かっ…

 

 

 

 

 

 

 

「[う…後ろから来てるでやんす‼︎]」

 

『ゴォッッ‼︎』

 

 …気づかなかった。かろうじて目が捉えられたのは、いつのまにか復活していた大男がこちらに向かって拳を振り抜いている姿。

 

 参ったなこれ。完全に油断してたわ。あの一撃で倒し切ったと思っていた。さすが助っ人外国人風日本人。あの一撃を股間に受けて再起するとは思わなかった。

 

 しっかしやばい。あの拳、直撃したら大怪我で済むかどうか。多分向こう的には軽く気絶させるつもりなんだろうが、オレの耐久力の無さを考えれば下手したら天国直行コースだ。しかもここからじゃ回避もできない。

 

 チラリと横目に見えるのは…手を伸ばす楠莉先輩、駆け出す凪乃、身を乗り出そうとする静。無理だ。皆じゃ流石に間に合わない。

 

 

 

 

 

「オワリダ‼︎」

 

「河流ーッ‼︎」

 

「清辺津河流ッ‼︎」

 

「[河流さん‼︎]」

 

 

…おぉ。最近よく見るなこれ。オレのこれまでの記憶。走馬灯ってやつだ。思えば色々あったな。本当に…本当にいろいろなことがあった。いやありすぎだわ。多分言い始めたらキリがないやつ。ここまで来るのに随分と長い時間、お前と一緒にいたんだな?

 

 

 

 …なぁ、恋太郎?

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと…遅いぜ…‼︎」

 

「遅くなってごめん…皆ッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 拳が触れる直前。とてつもない速度で音の壁すらぶち抜いて…オレを抱えていった、一条の稲妻。オレ達のスーパー彼氏。いや…スーパー彼氏3‼︎

 

 愛城恋太郎、超アイヤ人…3ッ‼︎

 

「れ…」

 

「[れれれ]」

 

「「「恋太郎ーーッッ‼︎」」」

 

 そうだ。オレ達はずっと…ずっとお前を待ってたんだ。全く。あんまりにもギラギラしたお前の気配がしたから、安心して気ぃ抜いちまったじゃねぇか。そのせいでアイツが起き上がってきていたことにも気づけなかった。まぁでも助けてくれたし結果オーライだが。ってか助けてくれてありがとうな恋太郎。好き。

 

 このあと?んなもん…ダイジェストすら要らないだろ?オチなんて見えてる。

 

 

 

 

「俺の…大切な彼女達に手を出して‼︎‼︎タダで済むと思うなよッッッ⁉︎⁉︎‼︎‼︎」

 

 ブチギレた恋太郎に追加でボッコボコにされたナンパ野郎共は、そのまま警備員に連れられていった。妥当だなって。ん?暴行罪?後で全部知った羽々里さんが解決してくれたからセーフ。

 

 ちなみにアイツら、痴漢の常習犯だったみたいだ。今回、凪乃の目潰しとオレの頭突きと拳に加えて怒れる恋太郎にボッコボコにされた事で反省。2度とやりたくないと怯えているそう。

 

 まぁあんな奴らの話はこれで良いだろう。それより…だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 なんとかなった後。改めて…全員で集まって一つのプールに入ることに。人数は多いが、最初からこれで良かったような気もするなって。

 

「ありがとうございました、恋太郎君…」

 

「ふん…ッ‼︎べ…別にアンタに助けてもらって感謝してる訳じゃないんだからねッ‼︎」

 

「[恩に着るぜ、アニキ]」

 

「2度もナンパから助けてくれて感謝している、愛城恋太郎」

 

「本当にありがとうなのだ、恋太郎‼︎」

 

「今日もありがとな…恋太郎‼︎」

 

「キッツいのも好きだったけど…助けてくれてありがとう、恋太郎‼︎」

 

「あ…あの…恋太郎…君…ありがとう…ございます…‼︎」

 

「皆…ッ…‼︎」

 

 

 

 

「今回は助けていただいた訳ではありませんが…いつもありがとうございますわ‼︎」

 

「羽々里様共々、日頃から助かっております、恋太郎様」

 

「…ん?なんでこの流れで美々美先輩も?これってさっき恋太郎先輩に助けてもらった人一同の感謝とかそういうのなんじゃ…」

 

「スパで休んでいた私達も何かしらのセリフをという事ですので…」

 

「最後までメタいな…⁉︎」

 

「まぁ仕方ないわ…久々の更新なのに私達の出番がなかったんですもの」

 

 

 

 

 

 

 

 

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 …ちょっとおまけの話をしておこう。恋太郎の超アイヤ人3、実はオレはあんまり好きじゃないんだ。その姿を見た楠莉先輩、凪乃、静も当然の如く嫌がっていた。

 

 なんでか分かる人は恋太郎検定3級だ。おめでとう。確かに強力なパワーアップではあるものの、致命的なものを失ってしまうのがあの姿だ。それは何か。さらに次の姿であれば、解消されるであろうもの。そのため、オレはさっさと次の姿に進ませたいと思っている。せっかくなったのは嬉しいが、あの姿はあんまり祝福しづらいのだ。それはなぜか。

 

 勿体ぶらずに言ってしまおうか。なんで嫌いなのか。それは…‼︎

 

 

 

 

 …3だと‼︎恋太郎の眉毛が消えちゃうからだッッッ‼︎‼︎‼︎

 

 

 




ギリギリ…‼︎多分ほぼアウト。
すみませぬ…感想で今朝いけそうだと書いてましたがデータ吹っ飛んで書き直してたんです…‼︎

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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