100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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分!割!
思ったより長くなっちゃったぁ!
あとアンケート的に揺れがない方が優勢っぽいので揺れるのは一旦無しで試し投げします



第7話:悪いがオレは…アイツの”アレ”を既に識ってるんだよ

 

 

 花園家の大浴場。そこは巨大な浴槽と洗い場のついた、まさに銭湯のような空間であった。

 

「[さすがは羽香里さんのお家 母なる大海の如き 浴槽]」

 

「これが金持ちの家の風呂ね…!」

 

「確かに風呂もでっけーけど…羽香里のかーちゃんのおっぱいもすげーのだ‼︎」

 

「あらあら…❤︎」

 

 見るものが見れば(主に恋太郎)卒倒してしまいかねない光景ではあるが、恋太郎ファミリーのお風呂の光景として見るのであればいささか不自然である。恋太郎が居ないというのはそれはまぁ当然のことだが、もう1人。この小説における恋太郎ファミリーNo.6(加入順)、清辺津河流はこの場に居なかった。

 

「……でも残念ねぇ。河流ちゃんも一緒に入りたかったのだけど」

 

「本人の名前呼びと皆の名前呼びはokしてもらえましたけど…断固として一緒に入るのは認めてくれませんでしたね」

 

 

「河流はぺったんなの気にしてるのだ?」

 

「……ッ!」

 

「[思わぬ流れ弾が辺りに飛散した]」

 

「それぞれのサイズにそれぞれの価値がある」

 

 空気感に耐えられなくなった唐音は緊急脱出。これはしょうがない。静がここを称して『女神降臨祭会場』とか言っていたけれど、唐音からすれば『悪魔の宴会場』だからね。

 

 

 

 

 

 

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「あんなデカいだけの脂肪袋、肉弾戦じゃただの足枷よ…戦場じゃお荷物、命取り…」

 

 ブツブツと言い訳を呟きながら恋太郎達が居る部屋へ向かう唐音。なんだか例えが物騒だけどまぁ仕方ない。言葉という銃弾によって負わされた傷がそうさせると考えれば納得である。

 

 足早に部屋を目指す唐音の耳に、無視できない「声」が届く。

 

「だめ…だめだって…!それ以上されたら…!そんなに溜まってるものをぶちまけられたら…オレがおかしくなる…ッ!」

 

「これでフィニッシュだな…もう逃げられないぞ河流ッ!」

 

「まって…まてって!くそ!この…なんでこんな力強いんだよお前…ッ!ビクともしねぇ…ッ!」

 

 なんということでしょう。明らかに普通の遊びをしているとは思えない内容に、何か危険なものを感じ取った唐音は急いで駆け出した。

 

 別に聞いてもおかしくないって?まぁ普通の場所であればそうなのだろう。しかしここは花園家。スケベ因子が漂うこの空間では、自然とそういう方向に向かってしまう事も多々ある。事実、この自分がそうであったように。

 

 あの誠実な恋太郎といえど、友人関係を主張する河流といえど、この淫の空気に当てられてしまっては万が一が起こりかねない。なんなら河流はさっき恋太郎にガッツリキスしに行ってたし、正直友人だと主張している割には相当危険な存在である。

 

 加えて今は2人きりだ。男女、密室、30分。何も起こらないはずはなく…。そんなキャッチコピーが脳裏をよぎる。加えて唐音自身も淫の空気に当てられているのだ。出てくる発想も自然といかがわしいものになってしまう。

 

「河流はそもそも力が強くないだろ…いい加減に諦めたらどうだ?」

 

「い…いやだ…!こんな一方的にやられ…ッ!」

 

「いくぞ河流!思いっきり出してやるッ!」

 

 つまりこれらの台詞、状況から唐音の脳内PC(淫ウイルス感染済み)が弾き出した答えは…そう。『間違いない、あの二人はエッチな事をしてるんじゃ…?』であった。無論そんなことはないのだが。

 

 扉の前にたどり着いた唐音。奥ではいかがわしい事が起こっているかもしれない。これ以上河流を抜け駆けさせるわけにはいかないのだ。ドアを一気に開けようとして…追加で聞こえてきた声に思わず手が止まった。

 

「あ…あぁ…!くそ…くそ…!この…ッ!こんなに出さなくても良いだろ…ッ!」

 

「あー出た出た、まさかいつもより出るとは思わなかったな!でも河流だってこういう時気持ちよく終わりたいだろ?」

 

「まぁ気持ちは分かるけど…よし!もう一戦やるぞ!」

 

 ギルティ。有罪確定だ。どう考えてもそういう事にしか聞こえない。2戦目をおっ始めようとする二人を止めんとドアを乱暴に開けた唐音の前にあった光景は…!

 

「あ…アンタ達ナニやってるのよッ‼︎」

 

「にしてもジャ○ーダとセレビ○のコンボは反則だろ…!20枚中15枚表とかオーバーキル過ぎるぞ⁉︎」

 

「カス○とフリ○ザーで最速1ターンキル狙いにきたお前がいう事かそれ⁉︎」

 

 …スマホを片手にゲームをする二人の姿であった。今現在(2025/2/6)大人気のスマホゲーム、ポ○ポケである。そう、○ケポケ。原作と時系列が合わない?んなもん独自設定だこの世界ではもうリリースされてるんだよ‼︎(辻褄合わせ)

 

 なお河流は完全に壊れたスマホ以外にもう一つ、データ移行をしっかり済ませたスマホを所持していた。理由?河流ちゃん、お金はあるからね…!

 

「良いじゃんかよ!何もせずに無抵抗でやられる恋太郎見るのって楽しいし…」

 

「こっちも大量のエネが溜まってることに絶望して物理的に妨害し始める河流が可愛くて見たいから使ってるけどな」

 

「あのなぁ…そりゃ妨害したくもなるだろあの状況!あんなバカみたいにエネ溜めて撃ったら即死確定だろ!4枚表で勝ち確なのに15枚も表でだすなんて…!」

 

 

「………アンタ達紛らしいのよッ‼︎」

 

 

「じゃあオレちょっとトイレ行ってきます…」

 

「この私があんな勘違いするなんて…!全部ここの空気のせいよ…!」

 

「大丈夫か、唐音?」

 

「だ…っ大丈夫!大丈夫よ!」

 

「か…っ唐音…?その…お腹がめくれて…!」

 

 

 

 

 

 

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「あースッキリした…にしてもひどいぜ恋太郎…!せっかく○スミフ○ーザー成功したのにセ○ビィで受けてワンパン阻止とか…!最速完成○ャローダもそうだし…!」

 

 にしてもなんで唐音はあんな顔を…?一体何がいけなかったというのか。恋太郎の溜まりに溜まったやつ(エネ)を止めようとしたのを力ずくで剥がされ、(コイントスで表を)たくさん出されて負けただけなのに…

 

 ……分からん!とりあえず戻るか。今日は身体中ボロボロだからな…部屋からトイレまでの往復に時間がかかる。なんとか扉まで到着、扉を開けたそこにはパジャマを着たファミリーの姿が。うぉ…すごい似合ってる…!

 

「「ぉんギャアアアア‼︎‼︎❤︎❤︎❤︎」」

 

 恋太郎と羽々里さんが叫びながら倒れている。楠莉先輩と静が可愛すぎるからだろう。小動物的な可愛さだ。二人に頬をキスされた恋太郎は召された。…ちゃんと戻ってこいよ?キスせがんでる羽々里さんは興奮で鼻血が出ている。なんて古典的な。

 

「私としては早く河流ちゃんにもパジャマを着せた…着させてあげたいわ…!」

 

「お母様ステイ!さっきより鼻血が出てます!」

 

「大丈夫ですか羽々里さん⁉︎」

 

 羽々里さんの元に駆け寄る恋太郎。なんかオレについて話し出してから鼻血が両側から出てないか?

 

「だって…だって元男の子な女の子なんて…一粒で2度美味しいじゃないの!ただでさえ可愛い河流ちゃんなのに!男物の服をずっと着ていた分、恥ずかしながらも女物の服を着るなんて…ッ!」

 

 そう言われてみればそうだ。今着ているのも男物のやつだし、下着も然りだ。そういえばそういうの買ってなかったなオレ…いつか買いに行かないとな…?

 

 羽々里さんに恋太郎が付き添いでキッチンまで行ったのが数分前。全然帰ってこないと思ったら、隣の部屋で嬌声が響いた。えっマジ?もしかしてそういう事なのか?にしてはあんまりうるさくなかったような…まぁ良いや。羽香里さんの言う抜け駆けはともかくとして、流石に行かないと。恋太郎はそういう事はまだしないだろ…と思って空いたドアの向こうを見ると…

 

 

「み…皆ッ⁉︎」

 

「ああァ〜ん❤︎世界一かわいいわ恋太郎ちゃんッ❤︎」

 

 そこには…女装した恋太郎がいた。

 

「あなたの娘で良かった…!」

 

「お姉様と呼ばせて欲しいのだ…っ!」

 

「一生ついていくわ…ッ!」

 

「歴史に名を残す逸材…‼︎」

 

「[貴方こそがマイロードだ]」

 

「??????????」

 

 

 ……………!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 

 

「みっ…皆にこんな姿…っ…見られ…!」

 

『ボンッ!』

 

「恥ずか死したのだ⁉︎」

 

「どう?河流ちゃんッ!恋太郎ちゃんの女装は!恋人兼親友として一体どんな感想が…!」

 

「…………」

 

 何が起きた…?何も見えない…何も感じない…?

 

 いや…違う!何もかもが見える!全て感じる!『恋太郎の女装』という情報がいつまで経っても完結しない‼︎だからこそ…何も…で……き………ねぇ…………ッ……………⁉︎

 

 

「…あれ?反応がないのだ?」

 

「おかしい。あの清辺津河流なら何かしら反応する筈」

 

「アンタどうしたのよ?彼氏の女装なんだからもっと…ッ⁉︎」

 

 

「………………」

 

 ………………………………………………………………………………………………………………………………

 

「[完全なる処理落ち]」

 

「河流さんが全然動いてないです!身じろぎどころか瞬きも!」

 

「ほぼ全ての脳活動が停止…?エネルギーの観点では最効率」

 

「脳どころか脈も心臓も止まってるのだ⁉︎」

 

「そう…河流ちゃんにはまだ刺激が強すぎたようね…」

 

「バカ言ってないで助けるわよ!恋太郎も…ってこっちは死んでるじゃない!」

 

「……………恋太郎が死んでる!?!?!?」

 

「河流が戻ってきたのだ!」

 

「[自力で蘇生したでやんす]」

 

 はっ。一体何が起きてる。オレは確か恋太郎を見たはず…そしたら女装してて…そうかそういうことか!あいつの女装を見た瞬間、それだけが脳内を占めた!その結果…『恋太郎の女装』以外の一切の思考が出来なくなってたのか‼︎つまり恋太郎の女装は…領○展開『無量空○』って事だな!(違う)

 

 しかし聞き捨てならねぇ。恋太郎が死ぬだと⁉︎そんなバカな事ある筈ないだろう。

 

「嘘だろ…?あいつがオレ達を置いて死ぬなんて世界が滅びてもありえないだろ…⁉︎」

 

「そうだけどそうじゃないのよ!」

 

 言われて見てみれば、恋太郎が女装したまま死んでいる。そんなバカな。だとするなら…この状況。死因は恥ずか死か!よく見れば顔が赤く、頭に残った微かな熱が直前に湯気を発して脳がオーバーヒートした事を示している。間違いない。

 

 だがまぁ…この状況ならまだ蘇生可能な範疇だ。いける。何故って?いやまぁ…恋太郎の魂がまだそこにあるし?こう…内側に引っ込んでる感じ。尊さで召される場合は頭から抜けていくが、こういう場合は内側にいるやつだ。そこに気配を感じるから間違いない。

 

「恋太郎ちゃん…ッ!はっ!凪乃ちゃん、手を貸してちょうだいッ!」

 

 起こす方法は、内側から引っ込んだ魂を引っ張り出す事。何かしら強いショックを与えれば蘇生可能だ。出来れば電気や衝撃ではなく『愛』が望ましい。だって愛城恋太郎だぜ?愛があればなんでもやる男だ、こいつは。

 

 羽々里さんの提案で凪乃が王子様として男装、眠れる姫である恋太郎をキスで起こす流れとなった。しっかし男装の凪乃はめちゃくちゃカッコいいなぁ…モデルさんかな?思わず「うぉっ…!」と声が漏れる。なんだろうか。これが物語に出てくるような白馬の王子様というやつなのだろう。

 

 男装したまま顔を近づけ、恋太郎と唇を重ねる凪乃。すっげぇ…まるで有名な絵画や名作映画のワンシーンだ…!幻覚だろうか。二人の背景に綺麗な花が咲き誇っている…⁉︎

 

 いやぁにしても姫役も似合ってるな恋太郎…!っと知らぬ間に涎が垂れていた。マジかよ。皆が涎垂らしてるから注意しようと思ったのに。

 

 そうして蘇生した恋太郎は拗ねて風呂に入りに行ってしまった。かわいいなおい。さて…オレも準備しますかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「[やめたまえ!良いのか?てめぇらの主人様を失望させる事になってもこっちは構わねぇんだぜ?あぁ〜ん?]」

 

 まぁ誰かやるとは思っていたけれど。必死で止めようとする静とオレを除いた彼女全員が恋太郎の風呂を覗きに行こうとしている。普段はストッパー側の唐音が動いてるのも詰みに拍車をかけている。

 

「河流は見てみたくないのだ?恋太郎のお○んちん!」

 

「そうよ河流ちゃん!貴方は見たくないの⁉︎」

 

 

「いや…だってオレもう見た事あるしなぁ…」

 

 …瞬間。皆に戦慄が走る。

 

「「「「「「「……ッッ⁉︎‼︎」」」」」」

 

「そうよ!河流は元男だから…ッ!」

 

「どうでした⁉︎恋太郎君のはおっきかったんですか⁉︎」

 

「そうよ!一体どんな見た目をしていたのかしら⁉︎」

 

「伝聞とは言え情報は多く持っていた方が良い」

 

「うーん…まぁプライバシーもあるし言えねぇなぁ…?そういうのが恥ずかしいってのも分かるし…まぁ言えるとするならアレだな」

 

「オレはあいつの通常状態も、縮小も臨戦態勢も。全てだ。全て識っている…ただ、それだけだぜ」

 

「「「「「な…ッ‼︎」」」」」

 

「そう…なら尚更止まる前には行かないわねッ!」

 

「えぇ…恋太郎君の裸を見るのはもはや私達の義務です!」

 

「彼女間に情報の格差があるのは非合理的、一刻も早く調査が必要」

 

 

 おーおー。凄いことになってんな。頑張れ恋太郎。

 

「秘密なんだとしたら…なんで楠莉達を止めないのだ?」

 

「[そうでやんす!助太刀してくださいよアニキぃ〜!]」

 

「いや…オレの身体能力じゃ止められないしなぁ…それにあちこち怪我しまくってるから、この後風呂で体洗うのだってだいぶ苦労しそうなんだぜ?そういう訳でオレはパスなー?」

 

「[あ…アニキの薄情者ー!]」

 

 そう言って部屋を後にする。やれやれ。覗きだなんておかしな事を。そもそも覗かれても良いように恋太郎は下とか巻くだろ多分。彼女達にはああ言ったが…オレも一応恋太郎のサポートはしてやるからな。まぁ相手が相手だしどうなるか分からんが。

 

 

 さて、オレは風呂場に向かいますか。簡易的に血や泥を落として治療、傷を塞いだとはいえ…やっぱり風呂に入らないと打撲によるダメージが消えないからな。少しでも良くするには浴槽に浸からないと。後はサポートするってなると、直接現場に居た方が早いしな。待ってろよ恋太郎!

 

 





次回!恋太郎の風呂場に乱入!
風呂場だし河流ちゃんの湿度ブチあげておきますね…

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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