100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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思ったよりもはるかにツンデレ喪失編が長くなってしまっている…‼︎
次回以降はもう少し進められると良いですね…

また、前話でここすきしていただいた方、ありがとうございました‼︎
ここすきしていただいた部分は工夫した所だったので、とても嬉しかったです‼︎

今後もこうしてここすきが増えると安心して書けるので、まだやったことのない人も、好きな部分の文を横にフリックする『ここすき』をお願いします…‼︎

モチベ向上のため、高評価・感想も引き続きよろしくお願いします‼︎





第61話:ツンデレと薬

 

 

 前回のあらすじ。ツンデレでツッコミのできる唐音がいないとやっぱりやばい。このままでは恋太郎ファミリーはメタネタとボケネタに…ってそうじゃない。

 

 いやまぁ確かにそれもそうだけど。今回の本題は『唐音がツンデレに戻りたいと言った』事と『楠莉先輩がツンデレになる薬を作った』って事だ。さっきのメタボケの話に関してはまぁ…前話参照って事で。

 

 

 

「じゃあ…飲むね?」

 

 

 さて、そろそろ真面目に行こうか。ちょうど目の前で唐音が『ツンデレになる薬』を飲んでるし。

 

「い…一体…どうなるん…でしょう…?」

 

「果たしてツンデレの院田唐音に戻るのか」

 

「戻らない可能性だってあるもんね…?」

 

「これで上手くいってくれれば良いんだけど…」

 

「そうねぇ…ツンデレの唐音ちゃんに戻れると良いのだけれど…」

 

 薬を飲む唐音を見て、ちゃんと元に戻れるのかと心配する皆。まぁ…確かに楠莉先輩が作った薬である以上、心配になるのは当然だけど。「ごくり…」と固唾を飲んで見守る人もいれば、「ごくり…ですわ」と声に出す人も。美々美先輩、それ使い方間違ってません?

 

 まぁでも、よっぽど大丈夫だろう。唐音をツンデレじゃなくするほどの薬を作れた楠莉先輩だし、ツンデレに戻す薬だって作れるはず。そんなに不安にならなくてもちゃんと…

 

 

 

「ど…どどどうなるのだ…⁉︎⁉︎」

 

 

 いや楠莉先輩ぃいい⁉︎先輩はこの薬を1番疑っちゃいけない人では⁉︎もしかしてアレだろうか。まだ未完成とか、成功率が低いとかだろうか?楠莉先輩に限ってそんな事はない…いやむしろある方の信頼度が高いくらいか。でも、流石にこのタイミングでそんな薬を唐音に渡すとは思えない。一体なんだろうか。

 

 

「いやアンタが薬の効果を疑っちゃダメだろ…!?」

 

「[不確定要素でもあるんですかい?]」

 

「それは…その、楠莉の薬の効果が完璧でもダメなパターンもあるからなのだ…」

 

「ダメなパターン…ですか?」

 

 ツッコむ胡桃ちゃんに、尋ねる静に羽香里。ふむ。ダメなパターン…か。一体どういう事だろうか?そんな事を言っているうちに、唐音の体に変化が起こり始める。

 

 

 

「……あれ?な…なんだか私の身体が…」

 

「金色に光って…⁉︎」

 

「超アイヤ人…とも違うみたいだね?」

 

「美しい光ですわね…」

 

「楠莉様、これは一体…?」

 

「これは…ツンデレ因子を吸収している状態なのだ!」

 

 なるほど…ツンデレじゃなくなる薬で放出した因子を今度は吸収する…それがツンデレに戻る薬って事なんだろう。なるほどな…『ツンデレになる薬』と言ってはいるが、単に飲めばツンデレになれる薬というよりも『ツンデレじゃない唐音がツンデレに戻るための専用の薬』というのが近いかもしれない。

 

 

「唐音ちゃんが纏っていた光が消えたわね…」

 

「因子の吸収が終わったって事なのだ」

 

「どう…?」

 

 ツンデレ因子の吸収が終わった事で、身体から出ていた光が消えた唐音。見た目上では…まだ分からない。果たして唐音は元に戻れたのか。こう言うのは第一声が1番重要だが、果たして一体…

 

 

 

 

 

 

 

「楠莉ちゃん!私、ツンデレに戻れたかな?」

 

「欠片も戻ってない」

 

「語尾の消失」

 

「ツンデレどころかデレデレじゃないですか…!」

 

 薬の効果は発揮されたものの、全く戻っていない唐音あとあまりの衝撃で語尾が消えた楠莉先輩。しかし確かにそうだな羽香里。これじゃツンデレというよりデレデレだ。

 

 

 

「でも一体どうして失敗したのかしら…?」

 

「あの輝き…薬自体は効いていたように思いますわ!」

 

「これがさっき楠莉先輩が言ってた『効果が完璧でもダメ』ってことなのかな…?」

 

「育の言う通りなのだ!今の薬は因子を吸収する効果があるけど、辺りに因子がない場合は効果がないのだ…」

 

「そ…そういう事だったんですね…!」

 

「院田唐音が放出したツンデレ因子は既に散ってしまった可能性が高い」

 

「そういえばあの時、唐音から出た光の玉が散っていってたけど…」

 

「それがツンデレ因子って事なんだろうな…納得したぜ」

 

 なるほどな。楠莉先輩は唐音が放出したであろうツンデレ因子の全てを再吸収することによって、元のツンデレに戻そうとしたのだろう。だが、実際には唐音のツンデレ因子は既に散ってしまっており、唐音が吸収する状態になっても吸収する因子が無かったためツンデレには戻れなかった…という事か。だがそれは…

 

 

 

「待って楠莉ちゃん、それはつまり…」

 

「つ…ツンデレ因子が無いと人はツンデレにはなれないのだ…‼︎つまりもう唐音は…」

 

「そんな…」

 

 そうなのだ。唐音から放出されたツンデレ因子がこの場から消えてしまった以上、ツンデレを取り戻す方法はもう…

 

 

 

 

「…まだだ‼︎俺は諦めない‼︎唐音がツンデレに戻る方法はある‼︎きっと…きっとあるはずだ‼︎どれだけかかっても…俺が見つけて見せる‼︎」

 

「恋太郎君…!」

 

 

「安心してよ唐音先輩。あたしの時みたいに…元に戻れるかもしれないし…」

 

「うん…!」

 

 

 

「そういえば楠莉様、先ほどもう一つ作っていた薬ですが…」

 

「ヤンデレになる薬なのだ?」

 

「いえそちらではないほうです」

 

『ツンデレを呼び起こす薬』の事である可能性が高い」

 

「あ…そっちがあったのだ!」

 

「いや忘れてたのかよ…⁉︎」

 

「そ…そんなに都合のいい薬が⁉︎」

 

 …あっ。あったわそんな薬。いやまぁ…その?別にオレは忘れてたわけじゃないし?雰囲気に流されて『もうダメだ…もう二度とツンデレの唐音に会うことは出来ないのか…』と悲観しかけてたとかそういうわけじゃない…なんて、言い訳出来そうにないなこれは。普通に忘れてました。

 

 なんにせよ、これで唐音を戻せる可能性が出てきた。しかし、確かに恋太郎視点だとあまりに都合が良すぎる気がしないでもないな。これはアレだろうか。噂に聞く…『こんな事もあろうかと作っておいた』ってやつだろうか?これから何が起きても良いように、さまざまな薬を用意する楠莉先輩はカッコいいかもしれない。いやまぁ今回の件に関しては元凶が楠莉先輩だからあんまりカッコ良くはないけど。しかも対策の薬のことも忘れてたし。

 

 

「元々はこっちの薬で唐音さんを元に戻そうとしてましたから…」

 

「『ツンデレになる薬』さえ上手くいけばそれで終わりだったから考えから外してたのだ…」

 

「確かに…飲んで終わりなら…そっちの方が良いですし…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ…もう一回飲むね!」

 

「[緊張の瞬間]」

 

「ごくり…ですわ」

 

 

 再び楠莉先輩の薬…今度は『ツンデレを呼び起こす薬』を飲んだ唐音。こっちの薬は見た目に変化などはないようだ。銀色に輝き出したりするかと思ってたが、そういうのはないらしい。光るのが普通じゃないとは分かっていても、さっきのを見た後だとなんか物足りなく感じる。というか見た目に変化がないと効果が発動しているかどうかが分からない。

 

 一見無駄に光っているようにも見えていたが、もしかしたらそういった効果の有無を分かりやすくするためにつけられた機能かもしれない。なるほどな…そういう発想もあるのか。一応だが、薬の効果はちゃんと発揮されているらしい。見た目に変化はないものの、楠莉先輩が見れば分かるそうだ。

 

 

「さて…ここからなのだ!あの薬は唐音の中にあるツンデレ因子を生み出す奔流を刺激する事で、因子を増やして元のツンデレに戻す効果があるのだ!」

 

「それが呼び起こす薬って事なんだね…」

 

「つまり…唐音はどうしたら良いんだ…?」

 

「唐音には…今からツンデレしまくってもらうのだ!」

 

「[ツンデレ]」

 

「しまくる…ですの?」

 

「発案者は愛々なのだ!」

 

「はい…その…!演技だったとしても…ツンデレを沢山すれば…活性化を促せるんじゃないかと…!」

 

 ふむ?ツンデレしまくる…か。なるほど。ツンデレを行う事で奔流の活性化を目指すという事だろうか。普段は意図せずともツンデレになる唐音だが、今は意図しなければ出来ないだろうし…大変かもしれない。

 

 

 

 

「でもどうやって唐音にツンデレさせるんですか?」

 

「唐音先輩を褒めたり…とか?」

 

「それが1番良いのだ!他人から褒められたりすると、恥ずかしくなって唐音はツンデレしがちなのだ!」

 

「素直にデレちゃう時もありますけどね…」

 

「そんな唐音ちゃんも可愛いのよね…!」

 

「あ…ありが…」

 

「待つのだ唐音!今から…その気持ちをツンデレしてみるのだ!」

 

 褒められた事に気持ちを返そうとする唐音を静止して、ツンデレで返すようにと指示する楠莉先輩。なるほどな…確かにいつもの唐音なら今のタイミングでツンデレしているだろうし、納得だ。

 

 

 

 

「べ…別に…!わ…わ…私…は…!」

 

 

 すぐにお礼を言いたい気持ちを抑え、ツンデレしようとしている唐音。そうだ。良いぞ。後もう少しだ。あとは残りの部分を、可能な限り嬉しい気持ちを隠すように言えば…‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ…ありがとうなんて思ってないんだからねーっ!」

 

「こりゃダメなのだ」

 

「おおよそツンデレとは思えない満面の笑み」

 

「[絶望の郷]」

 

「先が思いやられるわね…‼︎」

 

「ただのデレじゃないですかッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 





色々悩んだ結果、次回以降もファミリーの出番を増やす方針に切り替える事にしました…‼︎

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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