100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
ちゃんと次回予告通りのタイトルになりました。
感想・ここすき・閲覧ありがとうございます!!!!
前回のまであらすじ。元○玉ならぬツンデレ玉で唐音をツンデレに戻すことに。しかしそのためには、ツンデレ玉の元となるツンデレ因子が大量に必要だ。
なのでこれからオレ達は…
「精一杯恋太郎君にツンデレをするわけですね‼︎」
「改めてここだけ聞くと、唐音を助けるための秘策とは思えない台詞だよね…」
「ま…まぁ…鍛えられている…読者の皆さんなら…着いてきてくれる…はずです…‼︎」
いやぁ…言われてみればそうかもしれないな。なんだこの作戦。元の唐音に戻すためとはいえ、オレ達がツンデレをするなんて。そもそもツンデレ喪失とかツンデレ因子とかツンデレ玉とか言い出したらキリないけども。
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「ちゃんとツンデレの言葉は用意してきたわよ〜‼︎」
「私めも同様でございます」
「[我が無尽蔵の語彙を解き放つ時が来たか]」
「いや静先輩はむしろ語彙が減ってる側だろ…」
「確かに静はツンデレするには不利かもしれないのだ…」
それぞれが意気込みを話している中。そういえば静ってツンデレを沢山するのに不利なんじゃないか説が出てきた。いつもの会話では普通に出来ているとはいえ、こうやって複数のツンデレをしないといけない場合は厳しいか…?
…そう思っていたのだが、そんな事は杞憂だった。
「既存の語彙から選択して会話するやり方はただでさえ難易度が高いでしょうし…」
「[案ずるな皆の衆、我には秘策がある]」
「そう…むしろ昨日から時間があった分、静ちゃんは沢山準備してきたんだよ…‼︎」
静はちゃんと考えてきていた。自分が足を引っ張ることがないようにと…凄いな静は。分かっていても、あの語彙でツンデレをするのは中々難しそうなのに。
「むしろ事前に複数種類の組み合わせを用意・記憶できる好本静の方が私達よりも優位である可能性」
「[我が言の葉を滂沱の如く浴びせて見せよう]」
「尚更オレも…いや、オレ達も負けてられないな‼︎」
全ては唐音を元に戻すため。非常に過酷なツンデレ言いまくり合戦…もといツンデレ祭りが始まったのだった。なお命名者は羽香里だ。いやなんだよ祭りって。
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「べ…別に恋太郎君の子供を産みたいわけじゃないんですからね‼︎」
「ぐふぅッ⁉︎」
トップバッターは羽香里。一見すれば破壊力の高い言葉によってダメージを受けた…かに見える恋太郎。大丈夫だぞ羽香里。「ごめんなさい違うんです…これは演技‼︎本当は10人も20人も産んで子沢山に…‼︎」なんて言わなくたって大丈夫だ。あいつはこれすらも新しい魅力として受け取ってくれる。なんなら「キュン…‼︎♡」してるし。
ってかなんだ今のセリフ。1人頭20人も子供産んだらファミリーが2000人超えちまうぞオイ⁉︎恋太郎ファミリーの名前がマジのマフィアとかヤクザとかの「ファミリー」になっちゃうって。
「これが…ツンデレ放出…っ⁉︎」
ツンデレを終えた直後の羽香里からは、光り輝くツンデレ因子が放出されていく。そんな羽香里は光が抜けた直後にガクンと膝を突き、荒い息を吐き始めた。
いや別に「そういう」意味じゃないからな?マジに体力を持っていかれたって描写だから。イメージとしては思いっきり走った後と同じくらいらしい。一回でこうなる事を見れば、ツンデレを放出し続ける事の過酷さが分かるだろう。だが…オレ達はやり遂げてみせる。ツンデレの…いつもの唐音を取り戻すために…ッ‼︎
「[べっ別に貴方の事を私にとっての王子様だなんて思ってないんですからねっ‼︎]」
「ふぎゃあ‼︎」
「べっ別に貴方様のご命令を聞きたい訳ではないんですからねっ‼︎」
「ふぎゃぎゃ‼︎」
「べっ別にあんたと一緒に食べるご飯が世界で1番美味しいなんて思ってないんだからなっ‼︎」
「ほぎゃああ‼︎」
「べべ…別にあなたに見つけて欲しくなんか…ないんですからねっ‼︎」
「おごごごごご‼︎」
「べっ別に君にケツバットされたって全然キツくなんかないんだからねっ‼︎」
「えげげげげげ‼︎」
「べっ別にこの薬はお前のために作ったんじゃないからなっ‼︎」
「ありがたくいただきます‼︎」
「べっ別にあなたのおしめを換えて身の回りのお世話をしてあげたいだなんて思ってないんだからねっ‼︎」
「んぼぼぼぼ‼︎」
「べっ別に私は美しくなんかあるんですからねっ‼︎」
「はいっ‼︎」
「別に貴方と一緒に過ごす時間なんて無意義」
「デレが不在ッ‼︎」
「ならもう少しツンデレという概念を取り込んで……別に貴方の事なんてなんとも思ってない」
「ぐぼぁあああッッ‼︎‼︎」
「一旦ストップですわ‼︎」
おっと。連続でここまでツンデレしてきていたが、一旦中断か。しかし一体どうしたっていうんだ。恋太郎のダメージはまぁなんとかなる。なんなら凪乃までの恋太郎の悲鳴は喜びの悲鳴なのでセーフだ。ダメージというかむしろご褒美というか。しかし…だ。さっきのはおかしかった。ツンデレを知るための本も用意していたし、あの凪乃がツンデレの概念を理解できない筈もない。一体どうしてだ…?
「ツンデレ概念取り込めてねーのだ」
「ツンどころかトゲトゲしてましたね…」
「しかし参考にした本によればこれは“ツンデレ”のはず」
「本…でございますか?」
本か。何々…?『これで完璧‼︎上級者向けのツンデレ本』…なるほど?確かにここに書いてあるな。さっきと似たようなセリフがしっかり載っている。だが…流石にこれはツンデレとは呼べない筈だ。こんなデレのないツンでは…ん?いや待てよ。もしかしてこの『上級者向け』って…
「…まさか」
「ん?どうしたんだ河流先輩…」
まさかな。普通に考えればツンデレの解説本なんだし、そんな事はないはずだ。だが…ワンチャンあるかもしれない。本のページを捲ってみれば、嫌な予感が的中した。オイこれ見たことあるぞこの文言。最悪だ。『我々の業界ではご褒美です』だと?
「ボク知ってるよその本‼︎相当キツいって話で…」
「上級者向けってそういう事かよッッッッ‼︎‼︎」
「すげードM向けのツンデレ本って事なのだー!?!?」
「これは間違えるのもやむなし、でございますね」
「私がこの本を参考にしてしまったせいで…‼︎」
「凪乃は悪くない…悪いのはこのニッチ過ぎる本なんだ…ッ‼︎」
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「ベッベツニアンタノコトナンカスキジャナインダカラネー」
「あぺぺぺ‼︎」
色々あってツンデレを調べ上げ、なんとかツンデレの形に持っていった凪乃。流石だ。事前情報が間違っていたにも関わらず、あれほどまでに修正出来るとは。
…それに比べてオレは、一体何をやっているんだろう。
「ごめん…ッ‼︎ごめん唐音…ッ‼︎恋太郎…ッ‼︎皆…ッ‼︎」
「そんなことないよ…河流ちゃん…‼︎」
「大丈夫よ河流ちゃん、頑張ってるのは分かってるもの…‼︎」
「まさか河流が…」
「思わぬ落とし穴でしたわね…」
「一体どのようにしたら宜しいのでしょう…」
「これは想定外だったのだ…」
「[どうしたらいいでやんすかアニキぃ〜‼︎]」
「可能性があったとはいえ…除外してしまっていた」
「で…でも…これを…事前に予想するのは…無理ですよ…‼︎」
全く。こういう時に限ってオレはダメダメだ。いざって時に役に立つとか、そういう立場の筈だろう。オレは。なのになんてザマだ。
「頑張ってください河流さん‼︎唐音さんのため…ツンデレを‼︎」
「もう一回だ…諦めるな河流ッ‼︎」
「……おう‼︎」
皆は応援してくれている。だが…ダメだ。何度やっても上手くいかない。いく気がしない。やっぱりオレじゃダメだったんじゃないかって思うくらいには失敗している。いや…むしろ逆か。『オレだからこそ』か。オレだからこうなってしまっている。
けど、諦めるわけにはいかない。唐音を戻すためだ。ここで諦めるわけには…いかねぇんだ!!!!
「さぁ来い‼︎‼︎河流のツンデレッッ‼︎‼︎」
「いくぞ恋太郎ッ‼︎これがオレの…渾身のツンデレだッッ‼︎‼︎」
「べっ…別にお前の事をカッコいいなんて思ってないんだか『嘘だカッコいいと思ってるぞ恋太郎真面目なとこもキリッとした眉も今みたいにオレを勇気付けてくれるところも全部あるカッコいいカッコいいカッコいいカッコいいカッコいいカッコいいカッコいい』
「…河流の副音声が大き過ぎてツンデレが聞き取れないッッ!!!!」
「恋太郎ちゃんが聞き逃すなんてよっぽどよ…‼︎」
「耳で聞こえている筈なのに脳が認識出来ていないのだ…‼︎」
「恐らくテレパシーから送られてくる情報だけで人間が受信できる情報の限界を超えている」
「なぁこれ普通にツンデレするだけの話だよな…?なんでそんな難しい話になってるんだよ…ッッ⁉︎」
ここに来てテレパシーがデメリットに‼︎
果たして河流はツンデレ出来るのか…⁉︎
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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掲示板回を一区切りつける方が効率的