100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

84 / 113

お待たせしました例の回です。
感想・ここすき・評価・閲覧ありがとうございます‼︎


第70話:ヤンデレになる薬

 

 

「い…色々あって河流が『ヤンデレになる薬』を飲んじゃったのだーッ‼︎」

 

「身も蓋もないご都合展開…ッ…‼︎」

 

「せめてもう少し言い訳しなさいよ…ッ‼︎」

 

「薬膳楠莉が『疲れにくくなる薬』と間違えて『ヤンデレになる薬』を清辺津河流に飲ませてしまっただけ」

 

「この前のツンデレ喪失事件の時の薬を整理してたらこんな事になっちゃったのだ…‼︎」

 

「[説明ご苦労であった]」

 

 色々と略したが、そうなのだ。飲んじゃいました『ヤンデレになる薬』。しかしヤンデレか。うーん…どうなるんだこれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かにヤンデレの河流も気になるな…」

 

「一見するとカラッと乾いたような印象の河流さんですけど…どうなるんでしょう?」

 

「しかし内面はしっとりしている部分もある印象ですわね…」

 

「外はカリッと中はしっとり……」

 

『くるくるくるくる…』

 

「はい胡桃、ちょうどカレーパン買ってたんだよね」

 

「おいっっしいい〜〜❤︎❤︎」

 

「さすがオレ達の恋太郎。好き。」

 

 

「…ん?」

 

 

 

 

「…河流?」

 

「恋太郎?なんだよ恋太郎。そんな風に改まってさ。こんな風にヤンデレになってるオレですら真正面から受け止めようとしてくれてる…いや。受け止めてくれるんだろ?好き。大好き。大大大好き。世界で1番大大大大大好き。あぁ…やっぱり好きだ恋太郎…」

 

 

 

 

 

 

「なんか思ったことがそのまま口から出たような…って今も出てるし⁉︎」

 

「おや…」

 

「なるほど…なのだ?」

 

「そういうタイプでしたのね…」

 

「つまり河流さんのヤンデレは…」

 

「『思ったことがそのまま口から出る』…という事でしょうか…?」

 

「河流先輩、普段そんな事考えてたのか…」

 

「ツンデレの唐音さんとは真逆ですね…」

 

「なんかヤンデレにしては軽いような気がするけど…」

 

「まぁ…そういう事もあるんじゃないか?それこそオレにヤンデレとか合わなさそうだし…これぐらいの軽い感じになるとかなんじゃないのか?」

 

「[本当にそうか?]」

 

「実際、清辺津河流のような性格の人間がヤンデレになった場合、非常に重たくなるという統計がある」

 

「どんな統計だよ…ッ…⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら…せっかくだし河流ちゃんのヤンデレを楽しみたかったのだけれど、今日はもう遅いわね…?」

 

「[門限が刻一刻と迫っておる]」

 

「誰かの家に泊まるって方法もあるのだ‼︎」

 

「であれば最もお家が大きいであろう羽香里さん、羽々里さんのお家なら…」

 

「美々美様、残念ですがそれは…」

 

「そうなんです…前のようにお泊まりをしたいのはやまやまですが、ちょうど改修工事中なんですよね…」

 

「じゃあ残念だけど…今日はここで解散かな?」

 

 

 

 

 

 

「じゃあ帰ろうか皆。あぁでも俺はちょっと用事があるから皆とは別…

 

「は?なんでだよ恋太郎。お前あの時の言葉は嘘だったのかよ?」

 

 

「ん?なんか気配が変わったのだ…」

 

「もしやここからが河流さんのヤンデレ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずっと側に居てくれるんじゃなかったのかよアレか皆が居るからか皆に不公平だからって遠ざけるのかだったら全員平等に一緒に側に居続けてくれればいいしくっつき続ければいいしけどそれだと仕事も学校も上手くいかなくなるかもしれないとしても恋太郎や皆と幸せで居られるならそれでいいとも思ったけどそれはあくまでオレだけの意見であって皆には皆の人生があってそれを妨害するような事をするなんてとてもじゃないけど許される事じゃなくてああなんて事考えてんだオレはいくらヤンデレになったからってこんな事考えるような人間は生きてて良いわけないしでも恋太郎や皆に肯定されてるから死ぬわけにもいかないしでもやっぱりそんな風に想ってくれる皆の人生を台無しにするかもしれない選択肢が頭に浮かぶような最低なやつは死んだ方がいいくらいで仮に死ななくたってここに居る資格はないけど資格なんてなくたって恋太郎や皆はここに居て良いって言ってくれるしでもそれじゃオレの気が収まらないけどオレ自身の気持ちのために恋太郎や皆の意思を蔑ろにしようとするなんておかしいしでもどんどん膨れ上がってく気持ちは抑え込めそうにないし今にも頭が理性が吹き飛びそうだしもうどうにもならないしだったらいっそこんなヤンデレになったのを理由に突拍子もないようなやり方を考えてみるのも良いよな恋太郎や皆と一緒になれればそれで良いしそうだその手があった今のオレじゃ簡単じゃないけどいける楠莉先輩の薬で魂だけになって恋太郎や皆と一緒に生きていけばそれで良いかこれならずっと一緒に居られるし何より離れずに済むしどんな姿になっても恋太郎は愛してくれるのは分かってるし優しい皆なら受け入れてくれるだろうしこれ以上他に選択肢は見当たらないよなよしこれでいこうそうと決まれば早いとこ楠莉先輩に薬を作ってもらって魂だけになって皆と一緒にこの先過ごしていけば良いよなこれなら離れずにいられるしなんなら魂を分割できれば全員が1箇所に集まってなくても一緒にいられるし完璧だなこれよしよしいい感じだそうしよう」

 

「………なんて言ったのだ?」

 

「ヤンデレ特有の長文は聞き取れねぇんだよ…ッ…‼︎」

 

「ってかやっぱりアンタ重いじゃないのよッッ‼︎‼︎」

 

 

 

 

 

 

「薬膳楠莉の薬を扱うという旨の話が入っていた」

 

「あの流れで聞き取れたんですか⁉︎」

 

「[あの言葉の濁流から聞き取るとは]」

 

「しかし全ては聞き取れなかった。要点だけをある程度掻い摘むのが精一杯」

 

「そ…それでも十分凄いですよ…‼︎」

 

「くっ…凪乃に負けた…ッ‼︎ごめん河流、もう一回言ってもらえないかな?今度は必ず全部聞き取ってみせる…ッ‼︎」

 

「流石に根性ではどうにもならない部分ではなくて…?」

 

「大丈夫だよ、育。ちゃんと俺が全部聞き届けたから」

 

「凄いわね恋太郎ちゃん…⁉︎」

 

「あの不意打ちの一瞬に発された言葉を全て聞き取るとは…流石でございます」

 

 

 

 

「流石凪乃だよなそういう時にしっかり聞き取れるところとか凄いぜ本当…恋太郎はまぁやっぱり出来て当然って感じもあるしっていうか恋太郎ができないなんて事あるはずないしオレ達の声を聞き逃すとかよっぽど追い詰められてないとありないっていうかほぼ無いっていうかなくて当然っていうか」

 

 

 

 

「うるせーから一回静かにするのだ‼︎」

 

「このまま喋られていると話が先に進まない可能性が高い」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で…つまりどういう話だったのよ?」

 

 

 

「えっとな?つまり『皆と常に一緒に居たいけど、それを叶えようとすると誰かの邪魔になってしまうかもしれない。でも、この気持ちはどうにも抑えきれないから楠莉先輩の薬で魂だけになって常に一緒に居たい』…って言ってたんだ‼︎」

 

 

 

「[要約の使徒]」

 

「だいぶぶっ飛んでるわね…‼︎」

 

「でもヤンデレの割に暴力度合いが足りないのだ」

 

「確かにヤンデレというと包丁なんかで脅したりするイメージありますもんね…」

 

「確かに相手を刺したりして血飛沫なんかを浴びてるイメージがあるけど…」

 

「むしろ河流様は包丁を持ったままの転倒によって自身の血飛沫を浴びかねません…‼︎」

 

「じ…自分で自分を刺しちゃうって事ですね…」

 

「確かにそれはキツそ…」

 

「流石に死んでしまいますわ‼︎」

 

 

 

 

 

 

「まぁ実際、河流先輩なら料理してるし今でも包丁とか持ってそうだけど…」

 

「いいえ。河流ちゃんはそういう事はしないわ‼︎」

 

 

「当然だ‼︎そんな事で河流は誰かを刺さないし、もしも河流に刺さりそうになっても俺が絶対に助けてみせる…ッ…‼︎」

 

 

 

「まぁ実際何度か助けられてるしな…死にたがってた時もそうじゃない時もなんなら昨日も。料理中には包丁持ったまま転ぶ事もあるからかなり助かってる…いつもありがとな恋太郎。好き。」

 

 

「やっぱ普段より口数増えてるのだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも時間も遅いし、そろそろ本当に帰らないと…」

 

 

 

「なぁ恋太郎、さっきのアレ全部聞こえてたんだろ?だったらもう結論なんて出てるだろ?楠莉先輩の薬で魂だけになって…」

 

 

 

「…河流」

 

 

 

「なんだよ恋太郎そんな風に真面目な顔してこっちの肩掴むなんてうわかっこいいなその表情キリッとした眉がいつも以上に良い感じになってるし…ッッ⁉︎」

 

 

 

「唐突にハグしましたわー⁉︎」

 

「は…ハグされた…河流さん…幸せそう…です…」

 

 

 

「うへへへへ…あったかい…好き…」

 

 

 

「いやヤンデレどこいった」

 

「急速に浄化されていってますね…」

 

「恋太郎…浄水器だったのだ?」

 

 

 

「幸せだ…このままずっとこうしていたい…」

 

 

「俺も〜‼︎だけどな河流、もし魂だけになってたら…こんな風にハグだって出来ないんだぞ?それに…」

 

「………キスも出来ない…か。そうか…そりゃそうだよな身体がないんだからそりゃそういう事も出来なくなるよなって事はつまり魂だけになったとしたら今みたいに触れ合う事も出来ないし話す事も出来ないし見てもらう事も出来ないしいくら受け入れて貰えるからってやりすぎだよなごめん流石に自分勝手過ぎたわ皆の気持ちを蔑ろにするどころか聞き入れてすらいないなんてそんな」

 

「そろそろ尺が迫っている」

 

「まずいわね…序盤に長台詞を連発したのが今になって…‼︎」

 

「う…打ち消しの薬は…無いんですか…?」

 

「ねーのだ」

 

「じゃあどうするのよこの状況‼︎あいつこのままだとずっと喋り続けるわよッッ⁉︎」

 

「そんな事言ったってちょうど材料も切らしてて…あっ‼︎

 

「れ…恋太郎?河流に近づいていって…」

 

「き…きき…‼︎」

 

 

 

「河流さんにハグをした上でキスしましたわー⁉︎」

 

「いやまぁあたし達的には何を今更って感じではあるけど…」

 

「それでも無言で唐突にするのは中々ですけどね…」

 

「確かに清辺津河流の長台詞を防ぐにはこれが1番効率的」

 

「でもこの流れだとこの回このまま終わらないか…⁉︎」

 

「恐らくそうでございます」

 

「そういうわけでヤンデレ回はもうちょっとだけ続くのだ‼︎」

 

 





ヤンデレ回‼︎という事で本来の語り部が思ってる事全部口にするため、今回はあえて地の文をほとんど出しませんでした


……読みにくいッッ!!!!
地の文があるとだいぶ読みやすいのがよく分かります
というわけで早いとこ河流をヤンデレから戻さねば‼︎

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。