100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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なんとか間に合った…‼︎

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第77話:ここまで来るともはやマジの呪いでは?

 

「ここが王都かぁ…」

 

「では我らはこの辺りで。カワル殿、達者でな…!」

 

「はい‼︎ありがとうございました‼︎」

 

 あの後、色々あって転倒で死にかけまくったものの。なんとか無事でここ、王都まで来られた。いやぁなんとかなって良かった。一時はどうなるかと思ったぞ。

 

 ここでなら逸れた皆とも再会出来るはずだ。向こうには静がいるから、王都に来ればどうにかなる事も分かっているはず。多少…多少かこれ?結構問題点はあるものの頼れる大人の羽々里さんも居るし、恐らく大丈夫。

 

 

 まぁ1番の不安要素としては一旦とはいえ恋太郎と離れ離れになる事だな。こっちの世界に来てからやけに転倒する事が増えたし。呪いってのも案外間違いじゃないのかと思うレベルだ。従者になった恋太郎は分身でもしないと助けに来られないだろうし、果たしてオレが無事で居られるのか…多分無理だな。シャン○スみたいに遠方から、覇○色の覇気並の威圧とかはもしかしたら出来るかもしれないが。ガチギレした時の鬼気迫る表情の恋太郎は割とやれそうな気がしている。

 

 

 

 

 

 それにしてもだ。最近のオレは恋太郎に頼りすぎてないだろうか。いや頼るのが悪いってわけじゃないだろうけど、それにしたってだ。男の時だったらここまで酷くは無かったはず。信頼して助けてもらうのは良いけれど、このままだと自立出来なくなるかもしれない。

 

 

 そんな思いもあったため、思い切って恋太郎と別行動を取ることにしたのだ。あのまま着いていっちゃうと原作ブレイクなんてレベルじゃなくなるからってのもあったけどな。原作の修正力ってのもあるかもだし、意外となんとかなる説ってのもあるが。でももうとっくにこの物語をブレイクしてるって?それはそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 従者となった恋太郎が河流と別れて、おおよそ5分後。

 

「しかし…そなた、あの娘を置いてきて良かったのか?いくら彼女のツテのある者が居るとはいえ…先刻までのあの様子では、1人にするのはあまりに危険だろう」

 

「そうじゃのう。数分目を離しただけで死んでしまうかと思うほどの呪い、よくぞここまで生きてこられたものじゃ

 

「しかし…僕は既に騎士様の従者となった身!個人の事情で彼女を連れてゆくなど…‼︎」

 

「だが、彼女とそなたは恋仲なのであろう?であれば共に歩むのも一つのやり方というものだ」

 

「じゃが確かに、小生達との同行は危険かもしれぬしのう。此度の決断が吉と出る事を祈るしかあるまいよ」

 

「………」

 

 少し俯いて悩むような様子を見せはしたものの、吹っ切れたのか顔を上げた恋太郎。不安になってしまうのも仕方ないが、王都であれば最低限の安全は保証されている。ガラの悪そうな冒険者が歩いているのを見て先ほどの盗賊がフッと頭をよぎるが、恐らく大丈夫だろうと結論付ける。辺りには衛兵も居る上、他にも腕の立つ者も多い。考えなしで動くような馬鹿でなければ、事を起こすことは無いだろう。それに彼女達だって王都に来ているはずなのだ。

 

 

 自分や河流以上に、静ちゃんならこの物語の事をよく知っている。王都であれば比較的人探しもしやすいし、拠点にするにも丁度いい。貨幣に関しては羽々里さんがいれば何かしら対処は可能なはず。

 

 

 それらを総合すれば、これ以上の原作ブレイクを回避しつつ河流の安全も確保するためにはここで別れるのが最適解だ。何より、河流本人が自立しようと内心で思い悩んでいたのだ。確かに、最近はこれまでと比較して過保護になり過ぎているかもしれない。彼女が自立したいという意思を持っている以上、それを支えてあげるのが彼氏の役目だ。パーフェクト彼氏である恋太郎はそう考え、一旦別れるという選択肢を取ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人攫いよー‼︎」

 

「誰かー‼︎衛兵はいねぇかー‼︎」

 

「子供が袋詰めにされて攫われていったぞー‼︎」

 

「なんと…王都にて白昼堂々人攫いじゃと…⁉︎」

 

 人攫い。先ほどの盗賊の事もあり、この世界の治安の悪さを改めて思い知らされる。だが、まさか王都でとは。絶対安全であるとまではいかないものの、そこまでとは思っていなかった。先ほど別れた河流もこうして巻き込まれてしないかと、不安になる。

 

「なんでもボロボロの盗賊1人が麻袋を抱えていったそうな」

 

「盗賊…先ほどの盗賊団から逃げ出した者か!」

 

「人攫いを放ってはおけぬが…小生達は姫の護衛を任されておる。下手に追うわけにもいかん、ここは衛兵に任せるのが…」

 

 

「なんでも攫われた子供は見た事もない格好だったとさ!ありゃあきっと異国のモンだ!」

 

「ここいらじゃ見ない髪色だったらしい!緑とは中々珍しい…」

 

「俺ぁ見たぞ!あの子、何も無いところですっ転びそうになってたんで手ぇ貸してやったがよ、次の瞬間にはもう転んでた!あんな奇妙なおなご、一度見たら忘れらんねぇな!」

 

 

 盗賊に攫われたのは…異国の服で、緑髪で、何も無いところで転ぶ女の子。

 

 

 

 

 

「……騎士様ッ!!!!」

 

「まず間違いないであろうな!!!!」

 

「一体どれ程の呪いがかかっておるというのじゃ⁉︎」

 

「…………‼︎」

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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 はい。結局別行動が無理って事が分かったオレです。いやぁ終わったかと思ったわ。まさかあの時の盗賊の1人が襲ってくるとは思わなかった。いやまぁ確かに力の弱い女1人だったし、狙われやすいってのは分かってはいた。にしたってあんまりだろう。

 

 

 それに言い訳させてくれ。恋太郎達と別れた後、ファミリーの皆を探そうと思ってオレは酒場を目指したんだ。中に入れなくても、周辺で聞き込みすれば良いって考えた訳だ。いやまぁ酒場なんてガラ悪い奴が集まりそうって事を考慮してなかったんだが。完全にRPG脳になってたなって。

 

 

 

 

 

 そんな感じで酒場付近に来たあたりで麻袋を抱えた盗賊に路地裏に引き込まれそうになった。超アイヤ人や愛応拳で回避する事も考えたが、使った後にぶっ倒れたら人探しなんて出来ないよなぁ…と悩んでいるうちに足を滑らせ、あろう事か自分から麻袋の中にすっぽりだ。『これが棚からぼた餅って奴でやんすか!』なんて言われてムカついたが全く言い返せなかった。悲しい。

 

 

 頭領が倒れて何をして良いのか分からなくなり、とりあえずで人を攫ってとりあえずで逃げるという行き当たりばったりである意味オレに似ていた盗賊は、意外と話しやすいヤツだった。麻袋越しに何度か会話をしていると、怪しげな女性集団を見かけたという情報をゲット。多分ファミリーの皆の事だなこれ。怪我の功名ってやつだ。その後も世間話やら何やらを話していると、急に麻袋から投げ出された。地面に叩きつけられるかと思って身構えていると、誰かにお姫様抱っこで抱き抱えられた。そう。そこに居たのはさっき別れたはずの恋太郎だったのだ…‼︎

 

 

 …というのがさっきまでの回想だ。纏めると、盗賊に攫われそうになったが恋太郎とカマクル一行に助けられたって事だな。ちなみにオレを攫おうとした盗賊は色々あって逃がされた。まぁ逃したとも言う。だって原作でこの後役割ある奴だったし。本人の必死の懇願と、被害者であるオレの説得、加えて状況的に致し方なかったという割と無理があるような言い訳だったが、なんとか通った。原作の修正力とかだろうか?そうだと有難いんだが。多少の原作ブレイク程度ならなんとかしてくれそうだし。

 

 

 

 ともかく。結局恋太郎と別れて行動するとロクな事にならないという事実が判明したため、なんとオレは第二の従者としてカマクル一行に加わる事となったのだった。

 

 

 ……いやこれ仮に修正力があったとしてもどうにかなるモンかなぁ!?!?!?

 

 





やけに河流ちゃんが転びやすくなったりしてるのには理由があります
そこまで深い理由では無いですが


話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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