100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み) 作:メガネズミ
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…はっ‼︎ほんの一瞬意識が吹き飛び掛けた。この一瞬でかなりの時間が経過したような気がする…ってこのネタ前回もやった?じゃあナシで。
しかし一体何が起きていたんだ。今は敵国の四天王の1人がカマクル一行と取引を行う場面のはずだ。なのにそこにいたのは羽香里だった。しかも芽衣さんもお付きのメイドとして居たし。いやまぁ芽衣さんは元からメイドだけど。
さらにこの状況に加えて、すっ転んだことで建物の陰に激突しかけたオレを助けてくれたのは、なんと羽々里さん。のエアバッグ。でっけぇ。あの衝撃が何事もなかったかのように吸収されている。というかオレも吸収されかけている。まずい。このままだと羽々里さんに取り込まれて…強制的に養子にされてしまう…ッ‼︎
…とまぁ冗談はさておき。
「あびゃびゃびゃびゃびゃ河流ちゃんがママに飛び込んで来てtその調子よ羽香里‼︎」
「あびゃるのか応援するのかどっちなんだよッ…⁉︎」
「恐らくスイッチをオンオフするように感情が変化している」
「[すげぇ切り替えようだな]」
「………ってなんで皆がここに⁉︎」
「羽香里…」
そう。羽々里さんだけでなく、ファミリーの皆もこの場所に居るのだ。何故ここに?っていうかなんで四天王が羽香里になってるんだ。ダメだあんまりにも急展開過ぎるぞオイ。
「それに関してはこう…かくかくしかじかですわ!」
ふむふむ。なるほど…って納得出来るか⁉︎いやいやそんな事普通あるか?どう考えてもおかしいだろう。まぁ聞いてみればそのおかしさも分かるか。美々美先輩の説明に加えて、オレの王冠恋物語の知識と合わせて説明するぞ?ちゃんと聞き逃さないように…ってまぁ見返せば良いんだけどな。小説だし。
元々、原作の四天王の紅一点として出てきた人物はカマクル一行への資金援助を行ってくれる役割だった。その資金源は、他国から密輸した香辛料。中世における香辛料の価値は非常に高い。運搬やら栽培やらの関係で、今とは比べ物にならない価値を持っていたんだよな。金や銀に匹敵するレベルといえばその凄さが分かる。ちなみに、貨幣…つまりお金の代わりとして使われることもあったらしいな。すげぇな香辛料。
そんな香辛料を密輸し、大儲けする事で援助を可能にしていた四天王…という筋書きをぶち壊してしまったのが、他でもない羽々里さん達だったのだ。原因は少し前からこの国で流行り出した調味料、マヨネーズ。ファミリーが安定した暮らしを手に入れるためにと、羽々里さんと芽衣さんで協力して流行させた、いわゆる中世ファンタジー世界にあるあるの現代知識チートというやつだ。
ファミリーのためと奔走する2人はめちゃくちゃカッコよくて好きなのだが、実はこれがいけなかった。マヨネーズの普及により、香辛料の価値は大暴落。そりゃまぁそうだろうなと。ただでさえ簡素に乾燥させたものが主流の時代に、素材は現地のものとはいえそんな洗練された調味料をぶち込んだらどうなるか…‼︎まぁ流石にここまで影響が出るとは思わなかったが。…なんかさっきダジャレみたいになってた気もするが、まぁ無視でいいか。
そうして香辛料が売れなくなった四天王の紅一点はヤケマヨをする残念な人へと成り下がり。このままでは不味いとなったファミリーの皆で考えた結果、マヨネーズで儲けた金を使い四天王のフリをして援助をする…ということになったのだった。なるほど…?
「それにしてもまさか転がってくるとは思わなかったのだ」
「や…やっぱり…こっちに…来てから…こ…転ぶのが増えてますよ…」
「あんな風に転がり続ければ良い鍛錬になるかな…?」
「流石にその鍛錬は美しくありませんわ‼︎」
「うーん…なんでやけに転ぶんだろうな?」
「羽香里…」
しかし本当に謎だな。なんでこんなに転ぶのか。まぁ今は転ばずにいられるけどな。さっきからそうだが、羽々里さんのエアバッグに挟まれ続けているおかげで転ばずに済んでいるのが今の状況だ。あれから抜け出せていないとも言う。
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「ふぅ…緊張しました…!」
「お疲れ様でございます、羽香里様」
「羽香里も芽衣もよく頑張ったわね…‼︎本当に…ッ‼︎」
「お母様ッ⁉︎」
「羽々里様ッ⁉︎」
涙ぐみながら、戻ってきた羽香里と芽衣さんの2人を抱きしめる羽々里さん。そりゃあそうだよな。もしかしたらカマクルに斬られるかもしれない…そんな危険な役目を2人に背負わせなきゃいけなかったってのは、相当応えていたんだろう。ギュッと2人を抱きしめる感触が、全身に伝わってくる。精神的とかそう言う事じゃなく、物理でな。
「いやなんで河流先輩を抱きしめたまま行ったんだよッ⁉︎」
「すごいですわね…あの巨大な谷間にすっぽりと河流さんが収まっていますわ…‼︎」
「あんなに…凄い谷…私でも…」
「まさに神の谷…ゴッドバレーなのだ…ッ…‼︎」
「いやサラッと○ンピースネタ入れてんじゃねぇよ…ッ⁉︎」
「それを言うならママの谷ね‼︎」
「正しくはママの谷間」
「ママさんバレーにそんな意味があったのだ…⁉︎」
「どっちにしても…なんとも言えないですわね…‼︎」
目の前で繰り広げられる、まさになんとも言えない空気のいつもの会話に安堵しつつも、どうにかして今の状況を解決しないと思考を回す。いやまぁ確かにこの状況で手放されると転ぶけども。まさかこうして胸のど真ん中に挟まれるとはな。というか完全にハマっている。自力での脱出はもはや不可能だ。
「それにしても…挟み込んで人を持ち上げるなんて、一体どれ程のキツさなんだろう…」
「アレはキツイなどといったそういう次元を超越している」
「ちょうど…身体にハマって…ジャストフィットしてるので…落ちないんじゃ…」
「もはやオレ装備品だろ」
「強キャラ特有の装備枠が多いパターンですね…」
「ピッタリとハマっている装備と聞くと、私めもモン○ンの装飾品が思い浮かびます…」
「空いたスロットに嵌め込むやつだね‼︎ボクは一個も嵌めずに戦う方がキツくて好きだけど‼︎」
「[穴空きチーズを許すな]」
「いや脱線しすぎだしモンハ○の地雷プレイヤーの名称なんて言っても分からないだろ…⁉︎」
「[はちみつください]」
「ママも皆のはちみつなら大歓迎よッッ!!!!」
「[クエストから離脱しました]」
「下ネタである可能性が高い」
こうして現実逃避している今も、羽々里さんの…花園家の淫力はじわじわとオレの思考を奪っていく。あっやばい頭がふわふわしてきてる。柔らかくて…良い匂いで…あっ…
「また河流が気絶したのだーッ‼︎」
「[クエストに失敗しました]」
「清辺津河流の捕獲には成功している」
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「唐音さん、心配しててくれたんですか?」
「べっ…別にアンタのことなんて心配して…心配してなかったわけじゃないわけじゃないわけじゃないんだからねッ!!!!」
「否定の回数的に『心配している』と言う表現で間違いない」
「それに唐音はさっきからず〜っと小声で『羽香里…』って言いながら心配してたのだ‼︎」
「あら〜?そんな風に心配しててくれたんですか?」
「ちっちがうわよッ‼︎小声で呼んでたのは…その…アンタが小声で呼ばれたのを聞き取って、亡霊に呼びかけられたのかと思って怖がるのが見たかっただけよッ‼︎」
「いやどんな回りくどさですか⁉︎」
「心配したことそのものは否定してないのだ」
「えぇ、わかってますよ楠莉先輩」
「……ありがとうございます、唐音さん」
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おっと。また意識が飛んでいたか。しっかし相変わらず景色は変わらないし感触も変わらないな。羽々里さんに包まれて幸せだが身動きが取れない。それにしても…うん。
「なんか最近気絶してる事増えてないかオレ?」
「河流は割と昔から気絶してただろ?」
いやそうか?言われてみればそんな気も…って恋太郎ッ⁉︎なんでここに⁉︎ってなるほどな。分かったぞいつものテレパシーで。羽香里が戻ってきた事で、話の終わったカマクル一行がここを出発しようとしているのか。それで転がってこっちに来てたオレを連れ戻しにきたと。
まぁそれ以外にも理由はあるだろうけどな。オレ以外の理由だ。恋太郎がカマクルの従者になってから、皆と会う機会は全くなかったんだ。会える機会があるってんならそりゃあ…来るのが当然だ。何せこいつは…スーパー彼氏、愛城恋太郎だからな。
「恋太郎君‼︎」
「恋太郎‼︎」
「[恋太郎君]」
「愛城恋太郎」
「恋太郎なのだ‼︎」
「恋太郎ッ!!!!」
「恋太郎ちゃん‼︎」
「恋太郎先輩‼︎」
「恋太郎様‼︎」
「恋太郎‼︎」
「恋太郎君‼︎」
「れ…恋太郎…君‼︎」
「長い間、待たせてごめんッ‼︎ただいま、皆ッ!!!!」
「いや感動の再会面してるけど羽香里と芽衣はもう会って来てたのだ」
「それを言い出したらオレなんてずっと居るし…」
「まぁ『ただいま』って言うのが読者にも掛かってるみたいですから…」
「最後までメタ過ぎるのよアンタ達はッッッ!!!!」
途中で再開はやっぱりさせておきたかった…‼︎
離れ離れは寂しいですからね…
次回以降は一気に話を進める………予定です。
話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!
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本編を進めてほしいのだ!
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掲示板回を一区切りつける方が効率的