この世の真相…
制作:ゆっくりA
著作権保有:Fantasy Paradise
僕達幻実村は、元々人口が30人ほどだった
そしてある日、僕達は村長から
隣の街へ引っ越すようにと言われた
皆は、ノリノリだったけど
僕はなぜか胸騒ぎがした
なぜか脳裏で繰り返される、虐殺、裏切り、村の壊滅…
ない記憶が蘇ってきていたんだ
そして、僕達はそんな気持ちをよそに
引越し当日を迎えた…
あんな悲惨な出来事になるとも知らずに…
村を出て数百メートルの地点で
”ある人”に止められた…
村人でも、街の人でもない人にだった
その人は、この山の”管理”をしている人だと言った
でも、僕は出会った時からわかった…
こいつが…巷を騒がせている
─蓬莱殺戮人形
だと…
僕が皆に伝えようとした…
いや、そんな時間はなかった…
その”管理人”が仲間の一人を鎌で斬りつけたのだ…
生ぬるい音と共に、仲間の叫び声が聞こえた…
僕達は逃げ出した…とにかく遠くへ行こうとした
でも、逃げてる最中に、1人、2人と
次々に蓬莱殺戮人形によって消えていった…
僕達は、仲間を5人失った
残りの村人は、25人
逃げた先に、廃洋館があった
僕達はそこで一休みする事にした
僕は、この村の中で最も小さかった
それ故か、鬼ごっこでも簡単には捕まらなかった
でも、僕はとても怖かった
誰かも分からぬ殺人鬼に殺され
仲間の命を奪い
あの不気味な笑顔…
狂気に満ちた瞳に、耳にまで到達しそうなほど裂けた口
そして、全身が血まみれで
片手に血まみれの鎌を持っていた…
僕は、考えただけで背筋が凍った…
僕は寝ようと思った…
でも、その時だった…
背中に熱い感覚が走り
それを追うかの如く、鋭い痛みが僕を襲った…
僕は逃げた…
遠くへ…とにかく遠くへ…
でも、あいつは…
蓬莱殺戮人形は、赤子の手をひねるかの如く
尽く追いつかれる…
でも、僕は諦めなかった…
でも、その努力も虚しく
今まで全身に通っていた全信号がシャットアウトされた…
そして、僕は真下に落ちた…
恐らく、僕は首と胴体を切り離された…
僕は、もう二度と皆と遊べなくなった
残りの村人は24人
僕は、この村の中で最も恐怖心があった
そして、僕はこの”楽園”からいち早く逃げ出そうと思った
でも、そんな僕の思いは虚しく、ついに”やつ”に見つかってしまう
そう
─蓬莱殺戮人形
だ
僕はさっそうと逃げ出した…
僕のほうが足は早かった
だから、僕は無事に逃げ出すことに成功した
あの忌々しき”楽園”から…
残りの村人は23人
僕達は、この村の中で最も強い兄弟
僕達は蓬莱殺戮人形がどんなやつか見たかった
そうして、僕達は一目見ようと森の中に出向いた
そして、”やつ”らしきものに見つかる…
見た目は…黒狐のお面に、黒色のジャンパー、黒色の長ズボン…恐らく、中学生の制服のズボンだろう
そして、青と黄緑の運動靴、黒の手袋、そして、片手には血まみれの鎌があった…
推定年齢は…13歳ほどだろうか…?
そうして、僕達はやつに見つかった…
僕達は一緒に攻撃を仕掛けた…
でも、やつは不思議な技を繰り出してきた…
その技は、まるで残像のようだけど、残像ではない
でも、僕達はその”蓬莱殺戮人形”の首を折った…
でも、5秒後には立ち上がったんだ…
血まみれの服装がより一層強さを引き出していた…
僕達は恐怖で動けなかった…
………
………
………
残りの村人は20人…
僕は、この村の中で最も孤独だった
僕はいつも一人で、ご飯を食べる時でさえ
一人だった
そうして、僕はそんな人生に嫌気がさして、◯のうと思った…
だから、森の中を彷徨っている…
僕に救いの手はのびてこなかった…
だから、僕自らが蓬莱殺戮人形の元に行き
殺されようとした…
でも、現実は違う…
なんと、あの死の象徴と言われた蓬莱殺戮人形が
僕を保護してくれたんだ
負のオーラを放っていた僕を、可哀想に思ったかららしい
蓬莱殺戮人形も、昔同じ経験をしたと言う
そうして、僕はこの世界に反抗すべく
─蓬莱殺戮人形と共に、殺戮を開始する…
残りの村人は19人…
僕は、この村の中で最も陽気だった
僕はいつもどおり楽しく森を歩いていると
なにかの音楽を聞いている”やつ”に出会った
その曲は、悲しく、でもどこか激しい
そんな曲だった
確か…「蓬莱人形 〜 Dolls in Pseudo Paradise」じゃなかったかな?
僕は楽しくなり、つい口に出してしまった…
そして、こちらに気がついた…
僕は殺される…そう思ったが
感じたのは、鋭い痛みではなく
優しい包容だった…
蓬莱殺戮人形が泣いていたんだ…
実は、蓬莱殺戮人形が殺戮を行っている理由が
自分にも分からなかったらしい
でも、次第に孤独と寂しさから来ているのだと勘付いたらしい
そうして、僕は蓬莱殺戮人形とともに旅をともにした…
残りの村人は18人…
僕は、この村の中で最も自信に満ちあふれていた…
そう、”やつ”に会うまでは…
僕は、”やつ”に出会った…
僕は恐怖で”やつ”に石を投げつけた…
でも、その横に見慣れたやつがいたんだ…
裏切りだ…この事を伝えなければ…!
僕はそう思い、駆け出した…
でも、そんな僕の思いは、そう簡単に受け入れてくれるはずもなく
僕は三人に、二度と帰れぬ人にされた…
残りの村人は17人…
僕は、この村の中で最も辛い人生を歩んできた
そう皆に言ってきた…
でも、本当は嘘だった…
周りにチヤホヤされたくて、言ってきたんだ
でも、その言葉が今現実になり
僕を押しつぶそうとしていたんだ…
そうして、僕は皆とはぐれた
気づけば、皆は美しき宵闇の世界へと吸い込まれていった…
僕は孤独だった…今までにないくらい
プレッシャーと恐怖心を感じ
今にも胸が張り裂けそうだった…
その瞬間、僕の背中に熱い一筋の”ナニカ”が走った
切られたんだ…背中を…
蓬莱人形に…そうして、熱い感覚を追うように
今度は痛みが押しかかってきた…
そうして、僕の体に通っている前信号がシャットアウトさせられた…
僕は叫ぶこともままならないまま、二度とちやほやされなくなった…
残りの村人は16人…
僕は、この村の中で最も辛い人生を歩んできた…
蓬莱殺戮人形への恐怖心、仲間の裏切り、殺戮、闇…
それら全てが混ざり、色々な感情になって押し寄せてきた…
だから、僕は首を吊ろうとした…
誰にも見られないところで…
でも、蓬莱殺戮人形に見つかってしまった…
たまたま、ここを徘徊していたらしい…
でも、僕は殺される覚悟で蓬莱殺戮人形に懇願した…
僕も一緒に行動させて下さいと
その時の僕は、恐怖心とプレッシャーでいっぱいだったが
かすかに、この世に対する念を抱いていた…
蓬莱殺戮人形は、そんな僕を優しく迎え入れてくれた…
残りの村人は15人…
僕達は、残された村人だった
30人いた村人は、今や15人にまで減ってしまった…
でも、僕達はこんな負の連鎖を終わらせようと決心した…
こうして、僕達は再び奴らに対抗しようと
─立ち上がった…
僕達は、蓬莱殺戮人形の前にたった…
皆は怖がっていた…でも、一人の掛け声とともに
皆は突撃していった…
でも、現実は甘くない
次々に、殺され
ついに、15人いたはずの村人は、6人にまでなってしまった…
でも、僕達は諦めなかった…
そうして、ようやく仲間であった「蓬莱人形」の首を討ち取った…
皆の心には、今までにないほどの悲しみが溢れていただろう…
そうして、蓬莱人形含め、殺戮人形達は3人になった…
その瞬間だ…
蓬莱人形が油断した…!
そうして、二人の蓬莱人形を討ち取った…
そして、残るは蓬莱殺戮人形…
この物語を始めた張本人だ…
そうして、僕達6人は
蓬莱殺戮人形に飛びかかる…
一人は首を引きちぎられ
一人は内蔵もろとも引きずり出される…
でも、ようやく
─あの忌まわしき蓬莱殺戮人形に勝った…
──エンディング──
こうして、長きにわたった蓬莱殺戮人形の話は膜を閉じた…
ある者は無惨に殺され、ある者は砕け
そうして、ある者は殺戮人形側に回り込む…
でも、そんなのは遠い幻想だ…
人々は毎日数多くの事を忘れてしまう
こうして僕が最期の言葉を残している時でも…
人々の記憶から僕の存在が…消えていっている…
あぁ…この世は残酷だ…
こうして…僕はこの世の恐ろしさを…
─理解した…
by.蓬莱殺戮人形
どうも皆さんこんにちわ!
Fantasy Paradiseサークル長ゆっくりAです!
ここらで小ネタ
殺戮人形側の4人の数字は、死という意味も合わせ
残りの村人の数6人と、残りの殺戮人形側の3人というのは
6が3つある…つまり、6の三条
そして、それを並べると
6×6×6
×をなくすと
666
悪魔の数字になります
つまり
化け物は人間そのものだ…そして、その人間が起こす争いこそ、666…悪魔の闘いなのだ…
という意味になります
いやあ、僕自身もびっくりですね