ティエラの地より 〜転生少年、深淵に挑む〜   作:エアロダイナミクス

16 / 77




 視点が結構切り替わります。ご注意を。


16、試験終了

 

 

 

 

 

【SIDE:モブ】

 

 

 

 

「うん……凄いな」

 

「あぁ、本当に凄いな

 

 

 

──ガブリエラは」

 

 

 

「あの小僧、少しはやるかと思ったが、ド素人じゃないか。よくあれで受けようと思ったな。ボッコボコじゃねぇか。いいところが1つも無いぞ」

 

「ガブリエラも呆れてるな……やはり、アイツが足を引っ張ってドニが命を落としたって噂は本当だったか」

 

「ドニも浮かばれんな……しかし、そんな奴を後継者に選ぶとはな。よっぽど切羽詰まってたか、情が湧いたか……」

 

「滅多なことは言うもんじゃねーぜ……だが、あの惨状じゃ仕方ねぇか。見るに耐えん」

 

「ビトの奴、なんで終了宣言出さないんだ? もういいだろ。不合格だ」

 

「何か考えがあんだろ。早くやめさせた方がいいとは思うがな」

 

「案外、諦めさせるためかもしれんぞ? 組合長は割とそういう所はシビアだからな」

 

「あ~あ。あの小僧に賭けて損したぜ。早く終わんねーかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ナギ】

 

 

 

 

 場外から野次が聞こえる。畜生め! 分かってんだよ! 自分が手も足も出ないことなんて! ガブリエラさんは隻腕とは言え一流のダイバーだった人だ。最初勇んで飛び込んだものの、彼女の得意な技である土属性の霊力攻撃によって、オレは全く近づけないでいた。手に持つハンマーを地面に振り下ろすと、そこから土の針が飛び出してくる。その攻撃を何とか躱したと思ったら、空中に彼女が振ったハンマーに土が纏い付き、何倍もの大きさになってオレに襲いかかる。その直撃を貰って吹っ飛ばされるオレ。そうして何回も飛ばされたところで、ガブリエラさんは溜め息をつく。

 

 

「少年……キミには悪いけどがっかりだわ。いえ、同年代よりは少し出来るかもしれないわね。でも、それじゃドミニク様の後継者なんてとても認められない。もうアタシは霊力は使わない。それでもキミ程度なら叩きのめすことができる。少年。今から()()()()()()()。大けがしないうちに諦めてね」

 

 

 彼女が哀れみを含んだ声でオレに告げる。悔しいが全くもって反論できない。──だが、それでも! オレはドニさんに託されたのだ。オレが、オレ自身があの場で誓った事を違えるわけにはいかないんだ!

 

 

 しかし、気持ちだけで何とかなるなら苦労しないわな…。オレはそれからも片手のハンマーでボコボコに打ち据えられた。観客も帰り始める人が出ている。既にオレの全身は打撲や、酷いところだと骨に罅が入っているだろう。

 だが、それでもだ。まだまだ終われない! このまま終わるなんて……悔しいだろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ガブリエラ】

 

 

 

「……ビト組合長。まだやりますか?」

 

「うむ。続行しろ」

 

「これ以上やると死ぬまではいかないにしても不虞になるかもしれませんよ?」

 

「まだ奴は()()()()()()()。それはお前さんもよく分かっているはずだ。そして、それがある限りオレは最後まで止めない。よって、お前さんの仕事は奴の心を折ることだ。そうだろ?」

 

 組合長の眼は揺るがない。何があっても止めないつもりだと言うことが見て取れた。それを見てガブリエラは覚悟を決める。

 

「ふぅーーーっ……分かったわよ……!! アタシももう我慢の限界だからね! これで最後にするわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ナギ】

 

 

 

 

 ビト組合長に話し終えた彼女から、今までは感じられなかった莫大な霊力が膨れあがる。それまでため込んできたであろう怒気を含めて。そうだよな。こんなザマじゃ怒るのも無理は無い。

 

 オレはと言えば、もう禄に身体が動かない。全身が打撲によってズキズキする。罅の入った骨のせいで呼吸が軋む。

 あぁ、そんな状態であの攻撃を食らえば、再起不能に近い状態になるんだろうなぁ。そして、彼女もその気なんだろう。

 

 そんな情けない姿を折角オレに全てを託してくれたドニさんには見せたくない。でも、現実は非情だ。到底勝てない……これまでか……前方に霊力が集中する。再びガブリエラさんのハンマーに土塊が集まり、巨大な岩塊と化している。そう。あとはその一撃をオレにぶち込むだけだ。後方に引き絞った。そしてそれが限界に達して……凄まじい勢いで振り始められる。多少の距離もなんのその。巨大なハンマーはオレを確実に捉えている。すげぇなぁ。こりゃ無理かも知れんわ。残念、ここでオレの冒険は終わりか……。

 

 

 

 ──でも、ああいった理不尽な攻撃、()()あったなぁ。あの時はどうしたっけ? そうそう。そうだったそうだった。こんな単純なテレフォン攻撃は避けてくれと言ってるようなもんじゃんね。範囲が広い? 身体が軋むから動けない? そりゃそうなんだけどね。なら他の方法は試したか? こんなの()()()()()()()()だろ。広い範囲の攻撃は、面が広いだけに弱点もある。例えば、一点に集中するんだ。()()()やっただろ? そう。それでいい。思い出せ。〝ヒト型タイプ〟の攻略方を。ヒト型は結構楽しいんだから──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ガブリエラ】

 

 

 

 

 

 ゾワッ

 

 

 

 ガブリエラは、その巨大なハンマーを振り抜く、まさにその瞬間、嫌な予感を覚えた。それまでは本気でやるつもりではいたが、全部振り抜かずに半分程度で止めてやろうとしていた。それこそ不虞に近い状態にするつもりで。霊力が扱えるならば浄化担当でも生きていける。それがこの少年へのせめてもの慈悲であると信じて。彼にドミニク様の後継は荷が重すぎる。ならば、ここで自分がそれを打ち砕く。そのための攻撃だった。

 

 だが、彼女は見た。少年の妙に据わった眼を。そして、今までとは雰囲気ががらっと変わってしまったことを。そして、何よりもその髪と瞳が黒く染まっていく。

 

 …恐らくこれだ。組合長があれだけの惨状でも試合を中止にしなかった理由は。しかし、止めはしない。どんな状態であれ、この一撃で決める。例え恨まれようとも。

 

 

 

 そして、土槌は振り抜かれた──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:モブ】

 

 

 

 

 

「おいおい! ありゃ死ぬんじゃねーか!? いくら何でもやり過ぎだろ!」

 

「何で止めねーんだよ! 組合長はよ!! さすがに見過ごせねーぞ!!! ガブリエラ!! やめろ!!!」

 

「無視してやがる……クソッ! 間に合うか……!?」

 

「いや、見ろ!! ビトも霊力練ってるぞ! ヤバくなる前に止める気だろ」

 

「それにしたって、さすがに大けがじゃすまねぇだろ!!」

 

「間に合わねぇっ! 直撃するっ」

 

「待て! なんかアイツやってるぞ!?」

 

 

 

 

「「「!?」」」

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ガブリエラ】

 

 

 

 

 凄まじく響く衝撃音。しかし、それは皆が想像していた物とは少し違った。叩いた音では無く、()()()()だ。そして……土煙の中からナギが現れる。その剣をハンマーに向けて構えた姿で。信じられないことに、彼は剣先に霊力を一点集中して、土塊の霊力のムラを探り当てて破壊したのだ。一瞬呆けるガブリエラだったが、ハンマーを逆方向に振りあげ、次弾を形成し、往復で振り抜こうとした。しかし、その時にはナギはインパクトの手前にいつの間にか打点の内側に移動して、剣で滑らせるようにして構え、ハンマーを明後日の方向に受け流した。何でも無い様に行われたソレは、先程まで打ち据えられていた少年の動きとは明らかに別物であった。

 

 

 

 

「やっと出たか……!!!」

 

 

 

 

 ビト組合長が呟く。ガブリエラはその時、少年に何かが起きたことを察した。自分の全力に近い攻撃が2度も逸らされ、躱された。そしてこれが、これこそがドミニク様の後継者としての力だと確信した。組合長が「やっと」と発言したということは、ここからが真の実力か。ようやく面白くなってきた。試させて貰おう。引退したとは言え、自分は最上級一歩手前の階級のダイバーだ。そんじょそこらの柔な奴には負けない。【大地の槌(タイタンハンマー)】の力、見せてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:モブダイバー】

 

 

 

 

「何だ……? 何が起きてる!?」

 

「分からん……さっきまで何も出来ずにボコボコだったくせに、急に……」

 

「なんだ、あの精密な動き! 決して速いわけじゃ無いが、針の穴を通すより精密に動いてやがる……! これは、もしかするか!?」

 

「いや、確かに先ほどの動きは凄いが、ガブリエラにも火がついた。アイツの真骨頂は物理だけじゃねぇ」

 

「こうなると面白くなってきやがったぜ。こりゃどっちが勝つかわかんねぇな! 頑張れ! 小僧!!」

 

「さっきまで帰ろうとしてた奴が俄然イキイキしだしたな……大金賭けてやがったか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:ガブリエラ】

 

 

 

 

 

 

 土の杭を地面から生やすが、当然のように歩きながら避けられる。完全に見切られている……! 空中に生成した土槍もほぼギリギリで躱している。全方位囲まれてるにも関わらずだ。でも、この槍は動かせるんだ! ……なっ!? これも躱すか!! 奴がヤバいのだけ剣で砕いてる。……馬鹿な! 一つ一つが相当な霊力を込めてるはずなのに!! その剣の動かし方も、さっきまでの不細工な振り方とは全く次元が違う! 最小の力で最大の効果を発揮している!! 霊力もそうだ。あまり普通のダイバーと量は変わらないのに、その扱い方は完璧だ。

 ……だけどね。土使いってのは便利なんだよ。上に気を取られてると、足首を取られる。そう。これでやりたい放題だ。覚悟し……!? 馬鹿な!! それすら瞬時に粉砕した!? どうやったか全く分からない! くっ、いつの間にか接近されている! 舐めるなよ! アタシは接近戦でこそ強いんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:モブダイバー】

 

 

 

 

 

「いやいやいや、なんだこれ! ガブリエラの攻撃をあんなに簡単に躱せるモンなのか!?」

 

「馬鹿言え! どうやったらあんな足の踏み場もねぇような攻撃躱すんだよ!! お前一度やってみろ! オレは昔模擬戦で死にかけたぞ!!」

 

「後ろに眼でも付いてんのか……なんであんな乱舞する土槍を避けられんだ? あっ……掴まれた!! ……と思ったら砕いた!」

 

「……全く意味が分からない……アレもそんなに簡単には剥がれないんだぞ?」

 

「接近した! でも、こっからがガブリエラの得意な奴だ!!」

 

「当たり前のようにハンマー避けてるが、あの速度を避けられるのも頭おかしい」

「しかし、剣の間合にしては近すぎないか? ……殴った!?」

 

「衝撃音がえぐい。あれじゃガブリエラもやべーだろ」

 

「いや、辛うじて土で防御してやがる。ガブリエラ、現役でいけるんじゃないか?」

 

「それにしても、なんだあの闘いは。あの坊主が上手すぎてガブリエラへの指導に見えちまうぞ。特別な技を使ってない分尚更だ」

 

「今までは何だったんだ……あっ、ガブリエラがタックルして突き放した。そして、まさかアレは……」

 

「おいおいおい!! 模擬戦で使う技じゃねーだろ!!! 殺す気か!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SIDE:とあるパーティー】

 

 

 

 ガタッ!

 

 

 

「マリウス!」

 

「なんだあの動きは…!! 馬鹿な…ッ!」

 

「いやぁ、アレはちょーヤバいね…」

 

「……勝てる? アイヴァン」

 

「勝てない…とは言いたくないが…凄まじいな…」

 

「………やはり、奴はドミニクの秘蔵という訳か。あの年齢であの域に至るとは…。無属性のようだが極めてやがる。久しぶりに血が疼くぜ」

 

「漏れてる! 漏れてるよー! 抑えて! マリウス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タックルで突き放されたナギだが、気付けば彼は周囲に大量の土で取り囲まれていた。

 

 

「ハァ、ハァ……予想以上だよ……少年! これがアタシの最強の技、【土塊圧殺(タイタンプレス)】!! 喰らいな!!」

 

「ガブリエラ! それはやりすぎだ!! そこまでだ!!!」

 

「もう遅い。大丈夫、殺す前に止めてやる」

 

 

 ビトが止めるが、ガブリエラは止めない。そして、今度こそ逃げ場のない土塊が360度からナギに迫る。誰もがナギの敗北を予想した。なすすべなく圧殺されると。ガブリエラは死ぬ前には止めるだろうが、それでも、あの囲まれた状態から逃れる術は無い。唯一この技を破ったドニも、囲まれる前に一部を破壊して強引に突破するというやり方だった。

 

 

 

 つまり、一旦囲まれたら抜け出す術は無い。詰みだ。しかし、土塊に包まれる瞬間、ガブリエラは確かに見た。

 

 

 

 

 

 

 ナギは()()()()()

 

 

 

 

 

 グシャッという音と共に、彼の姿は消えた。しかし、術者のガブリエラは困惑していた。ある程度包んでから開放してやるつもりだった。死なない程度に。しかし、土塊の圧縮がそこで止まってしまった。それ以上ウンともスンとも動かないほどに。そして、ナギが様子を一変させてから初となる彼の肉声が土塊の中から聞こえた。

 

 

 

「……いい技だなぁ。でも、無駄なんだ」

 

 

 先程の初々しい少年の声とはまた違った、穏やかそうな、しかし歴戦の重みを感じさせる様な声が響く。

 

 

 

「な…!」

 

 

 

 ガブリエラは動揺していた。まさかその状態で喋れるとは思わなかった。そしてそれはつまり、中にいるであろうナギの様子は分からないが、ほぼ無傷であろう事は推察されたからだ。

 ガブリエラにはいかなる方法を用いてそのような状態になっているのかが全く分からない。分からないからこそ動揺した。彼女はこの技には自信があった。ドミニクには攻略されても仕方が無いと思えるほどの力量を持っていたが、それ以外の魔物や平均的なダイバーなどに破られるなどは思ってもみないことだったからだ。そのドミニクですら囲まれる前に脱出するという破り方だった。囲まれては無傷では済まないはずだ。

 しかし、次の瞬間、土塊が四方八方に弾け飛んだ。吹き飛ばされた土塊の勢いは凄まじく、一般席へ飛び込む程だったが、そうなる前にガブリエラは土塊を霊力に戻していた。中からは、まさに無傷のナギが姿を現す。予想できていたことではあるが、ショックだった。

 

 

 

「お前……どうやって……!」

 

 

 

 たまらずナギに問いかけるガブリエラだったが、彼はその見た目とは裏腹に傲岸不遜な口調で答える。

 

 

 

「教えてもいいけどさ……秘密だな。自分で考えてみろよ」

 

 

 仮にも年上の、しかもダイバーとしては格の違う相手に対する態度では無いが、今の彼にはその物言いは彼の醸し出す雰囲気と相まって違和感が無かった。そして、それを聞いたガブリエラは再び闘志を燃やす。

 

 

「上等だ……もうお前をルーキーとは思わない。最強の敵として迎え撃つ! 我こそは金剛石(ダイヤモンド)ダイバー!【大地の槌(タイタンハンマー)】のガブリエラだッ!!」

 

「ふん……オレは何者でも無い、ただのナギだ。じゃ、行くぜ?」

 

 

 

 そう語り終えると、ナギは彼女に向かって再び歩き始める。その歩みは穏やかで、まるで散歩でもするかのようだ。よく見れば、彼に与えていた傷やダメージは一切感じられない。この闘いの中で回復したのか。もしそうだとしたら凄まじい回復力! そして、その動きには緊張やよどみが一切感じられない。あまりにも自然な歩みに余計なことを考えてしまうほどに。

 

 

 

 そして気付いたらすぐそばまで接近されていた。

 

 

 

 

「お前の間合いだ。さぁ、やるぞ」

 

 

 

 

 そこは死線。いままでこうも簡単に接近を許したことは無かった。しかし、現実としてもう危険な領域まで踏み込まれた。やられた。なぜ。様々な疑問が浮かび上がるが、彼女も修羅場をくぐってきたプロである。その状態に陥った直後にはガブリエラは一切の無駄な思考を切り離した。そして、目の前の敵を葬るために極限まで思考を回転させ、最適解を求める。霊力は間に合わない。ハンマーの振りもこの間合いだと躱されかねない。ならばどうするか。即ち、崩しからの打撃である。

 

 ハンマーを持つ手をピクリと動かす。肩を僅かに上げる。視線で誘導する。身体の重心を僅かに後方に傾ける。これらは全て、本命に入る前のフェイント。そう、数多のフェイントを瞬間的に同時に行う。どれか1つでも誘導されることを期待しての全力のフェイントだ。傍目から見たら何もやっていないように見えるが、既にガブリエラの攻撃、いや、反撃は始まっていた。

 

 

 そして、その目の前で繰り出されるフェイントうちの1つに彼は僅かに反応した。ガブリエラはそれを見逃さなかった。

 

 

 

 最小の動きで左足のつま先に闘技場の砂を僅かに乗せ、彼の顔面めがけてまき散らす。その砂が彼の顔にかかり、彼が僅かに硬直したことを確認し、そのまま左足を軸足に据えて右手のハンマーを最短最速で振り下ろす。最早相手の生死などを頓着しない、全力の振りきりである。並以上の相手でもこの状態では直撃を免れない。超上級の相手であればガードぐらいは出来るか、と言ったところだろう。殺った。ガブリエラはそう確信した。

 

 

 しかし、彼女の予想は外れた。彼は硬直したように見せかけていた。即ち、彼は僅かながらの動作でハンマーを紙一重で避けきった。間違いなく布石であった砂は顔面や眼に掛かっている状態にもかかわらず、だ。そのため、インパクトする確信を持った一撃はスカされ、ハンマーが地面を叩くと同時に、そのまま彼女の首元にドニの大剣が添えられる。そして、あくまでも穏やかな声が近くから響く。

 

 

 

 

 

「勝負あり、だ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。