ラスティング・フロンティア〜一般ゲーマー、レアモンスターを倒さんとす〜 作:晩やん
貴方はなんのためにゲームをしますか?
きたきたきたぁあああああああああ!!!!
レアエネミー"
苦節4時間!休みの日にこんな"
てか上を見ろ上を!なんだよあれ!一匹いたら数百匹でてくるあれを!少しは見習え!あー…思い出したらイライラしてきた。蠍系の素材ってくそ強そうだし…何であんなにいるんだよ!やばい考えが…
落ち着こう。蠍系は耳がいいんだから、下手に物音を立たないようにしないと。ふう……。
いやしかし、軍蠍くんはビジュがいいなぁ。群蠍の良さも残しつつ紫色の肢体が映えてて最高。このままの十分の一スケールのミニチュアとかでてこないかな。SF Zooとかがやってくれるか。知らんけど。
『パシャり』
……よし目的の写真は撮れた。これで依頼主に渡す分には十分だな。まあクオリティはお察しだが、俺はそっちが本業じゃないし。
仕事もおしまい!さーてここからは残業のお時間よー、てかこれが俺の目的だし。どーせ死ぬだろうけどね。ガハハ。
【
手元に"小型爆弾"を用意し、地面に足を固定し、体を捻じ曲げて、放り投げる。投擲スキルによって補正がかかった爆弾がものすごい勢いで飛んでいき
「quiiiiiiiiiiiiiii!!!!!!!!!!!」
やりい!こいつなら5秒くらいは怯む!はず!今のうちにできるだけ削る!
「赤、黒……足して緋色。 混合拳気【火緋彩】!そして戦極武頼からの…ワンインチ・インパクト!」
「qulolololololo!!!!!!!!!!!」
…まじ?外殻剥がれたんだけど。水晶群蠍って硬すぎてダメージが通らないクソモンスターの代名詞では?もしかして耐久面で弱体化はいってる?
臨戦体制にようやく入った魔骨軍蠍は大きく体を広げ、敵対者を挟み殺ー
ーパリィって偉大だぁ。怯んだ蠍に何度もスキルを叩き込む。
「オラオラオラオラァ!!もしかして余裕で…っとお。」
危ない危ない、蠍の手こえええ…。油断しないようにしなければ、そうやって何度死んできたか…。
「quuuuuuuuiiiii!!!!!!!!」
軍蠍が吠える。己の存在を誇示するように。目の前の敵を殺すことを誓うように。
「やってやらぁ!
"
構える。己を律して、ただ前に立つ。長い時間を掛けて出会った強敵に己の全てを賭けるつもりで。
2本の鎌と2本の針。伸縮自在な尾が敵を狙い、弾丸のように放たれ、腕が奴の首を狩らんと振るわれる。己の居た場所と異なる地域で生き残る為に、自分の身を削り、研がれ、作られた武具たちが目の前の敵を殺そうとあたりを駆ける。
「うらああああああああああ!!!!!!!!!」
それを回避しつつ、腕でパリィし隙をついて攻撃する。パリィ、パリィ、パリィ。外殻に、鋏に、尾に、殴る、殴る、殴る。鎧が剥がれ、鎌の先が削れ、片方の針にひびが入り、破壊するチャンスが訪れる。
「
ここしか無い!使えるバフスキル全部いけ!
"
…………いまだ!
「うらぁぁあああ!!」
命を刈り取らんと狙いすまされた一撃を地面をはたき落とし尻尾を掴み取る。
ジャストタイミング!しかも折れかけの方だ!
「【人型断頭台《ギロチンマン》】そして"鞭打つ拳《ブロウイング・ウィップ》"!」
武器や装甲破壊に補正が入るスキルで畳み掛ける!あまりダメージが高く無いが…ヒット!きた!いったらぁああああああ!!!!
「やりぃいいいい!!!!!」
尻尾切れた!チャンスとはこのこと!今絶賛怯みモーションだ!外殻に守られてない肉をぶっ叩いたらぁ!
油断はしてないつもりだった。でも慢心はあったのかもしれない。
ぐっ…。
上位職業「
バフは…まだ全部残ってる。「皆伝の手甲」 3つぶっ壊したし、あいつも…もう激しい動きは出来なさそうだ。最後に1発、ぶっ込んでやる…。
「俺の全力だ!赤、青、黄……三色混合【拳気・過重黒衝】!死ぃ…ねぇ!!!」
黒い衝撃は魔骨軍蠍の顔面に当たり、歯を破壊し、内臓と肉を内側から破裂させた。
「勝った……。勝ったぞ!」
反動で動けないが…いまはそれすら心地よい……
………………あ……。
軍蠍は敵に敬意を払っていた。切り札を人間に切ったのは久しぶりだったからだ。
だからこそ、真正面から現れ、動けないでいた強敵に近づき、口を開け、食した。
"
落ちてきた蠍が何かの気まぐれで『奥古来魂の渓谷』に住み着き、瘴気に晒された鉱石を食べ、
自分の中で思いついた事を書いていきます。整合性とれていなかったら連絡お願いします。あと気軽にコメントいただけるとありがたいです。