読んでくれる人がいるのは、やっぱり嬉しい。
あと短めです。
ディアヘルムを出たホムラ達3人は、次なる目的地を目指して、鬱蒼と木々が生えているディアヘルムの森を突き進んでいたホムラ達は途中に現れる異獣を倒しながら、旅を続けていた。
「ギル、レベッカ。もうすぐ次の国に近付くみたいだけど、この森を抜けた先にはどんな国があるんだ?」
「このままディアヘルムの森を抜けたら、仙境と呼ばれる異国がある。そこに行って道具とかを整えよう。」
「仙境って、ギルくん、もしかして“タカマガハラ”かな?」
「“タカマガハラ”?」
「仙境タカマガハラ、このディアヘルムの森を抜けた先にある霊峰の中にあるとされる秘境だ。そこには独自の文化が広がっているらしい。」
「仙境か……どんな国があるんだろうな。早く行こうぜ!」
楽しそうに進むホムラを見て、レベッカとギルは微笑み、後を追うのであった……。
◆◆
ディアヘルムの森をしばらく進んだ3人は、森を出ると荒野に出て、その荒れた道を進んでいくと先の見えない霧の立ち込める場所に足を踏み入れた。
「すごい霧……前が見えない。」
「レベッカ、手繋ぐぞ。ホムラもな。」
「うん、ありがとうギルくん。」
「分かった。」
3人は逸れないように手を繋いで霧の中を進んでいき、迷わないように歩いて行くと、3人の前に巨大な赤い鳥居が現れる。
「ここが、タカマガハラの入口か?」
「多分そうだろうな。」
「大きいね。不思議な造りの建物……。」
「なんだお前ら?」
「「「!?」」」
ホムラ達は背後から聞こえた声に振り向くと、そこには腰に得物であろう刀剣を差し、黒い着物を着た黒髪の青年が現れた。
「あぁ、悪い。脅かしちまったか?この辺りじゃ見ない格好だな。旅人か。」
「あんたは誰だ?」
「俺はジン、“
「あぁ、俺達はディアヘルムの方から来たんだ。俺はホムラ。」
「ギルフォードだ。」
「レベッカです。」
「そうなのか。まぁ立ち話もなんだ、茶でも馳走するからついて来い。」
黒い着物の青年、ジンがそう言って印を切ると霧が晴れ、ホムラ達はジンに連れられて鳥居を潜ると、その先には古風な町並みが拡がっていた。
屋台が並び、着物を着た人々や親子連れやが桜の咲き誇る並木道を歩いている。
屋台の料理からは嗅いだことのない澄んだ香りが漂ってきており、その香りにホムラの腹の虫が鳴る。
「はははっ!美味そうな匂いだろ?タカマガハラには旨い酒もあるし、飯も美味いんだぜ。美味い飯処を紹介するぞ?」
「マジで!?うはぁ楽しみ!!んじゃ今すぐ」
「ホムラ落ち着け。タカマガハラは通貨が違うんだ、今は資金を返還しに行くのが先だ。」
「あ、それもそうか。」
「お前ら面白いな。よし決めた、俺について来い。美味い飯ご馳走すっからよ!」
「マジで!?やった〜!」
ジンのその言葉にホムラは喜び、ギルとレベッカは苦笑するのであった……。
☆☆◆
「あ、ジンくんお帰りなさい。お客さんかな?」
「おう、ただいま。みんな紹介するな、彼女はユウ。俺のお目付け役で、このタカマガハラの獣神、傾界九尾タマモを祀る浅桐神社の巫女なんだ。」
「初めまして、
「ホムラだ!よろしくな!」
「ギルフォードです。」
「レベッカです。」
「この3人は客人なんだ。ユウ、この魚で美味い昼飯を頼むぜ!」
「ふふっ、分かったよジンくん。皆さんも上がって下さい。お昼ご飯の用意しますね。どうぞ上がって下さい。」
ユウはホムラ達5人を木の香りが漂う神社の中に招き入れ、そこでジンが獲ってきた魚を調理して振る舞ったのであった……。
次回、タカマガハラの巫女が来る。
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