VenusBlood‐Slayer   作:ボルボロックス

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久方ぶりの投稿です。


第8話 黒鬼強襲!

「ただいま〜!ジン兄様、ユウ姉様!」

 

 

「ジン様、ユウ様、ただいま戻りました。」

 

 

 ホムラ達がジンの家で夕飯をご馳走になっていた時、ジンの家に2人の少女が上がってきた。

 

 

 1人は白い衣服に頭に狐のバッチを着けた少女、もう1人は甲冑に着物を合わせた服を着た鬼人族の少女だった。

 

 

「おぉ、トモエ、シグレお帰り。今客が来てるんだ。みんな、紹介するな。妹分のトモエと護衛のシグレだ。」

 

 

「こんばんは!清明院(せいめいいん) トモエです!」

 

 

「麻鳥(あさどり) シグレです。ようこそ、タカマガハラへ。」

 

 

「よろしく頼む。ホムラだ。」

 

 

「ギルフォードだ。」

 

 

「レベッカです。」

 

 

「3人とも今日は泊まっていけ。ウチは布団とかも置いてあるし、温泉も湧いてるぞ。」

 

 

「温泉か、楽しみだな!ギル!」

 

 

「そうだな。身体を休めるのにも悪くはなさそうだ。」

 

 

「私もしっかり休みたいから嬉しいかな。」

 

 

 温泉を楽しみにするホムラ、ギルフォード、レベッカはその夜、ジンの家に泊めてもらい、体を休めるのであった。

 

 

 そんな中、タカマガハラに続く道に5体の巨大な身体をした黒い鬼、黒鬼(ブラックオーガ)が現れ、黒鬼の1体がタカマガハラに入るための結界を破ろうと鳥居を壊そうとしていた。

 

 

「ぐおおおおおぉぉおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

「お、おお、鬼だ!!?鬼だぁぁぁぁ!!!」カンカンカンカンッ!!

 

 

 黒鬼達は鳥居を無理矢理破壊すると、タカマガハラに侵入し、それを見た見張りが警戒を促す為に鐘を鳴らす。

 

 

「何だ?鬼?」

 

 

「巨大な異獣らしいな、レベッカ、お前はここにいろ。ホムラ、行くぞ。」 

 

 

「うん、分かった!」

 

 

「おっしゃ!!やるか!」

 

 

 ホムラ達が黒鬼の討伐に向かう中、鐘の音を聞いたタカマガハラの民達は、恐怖して神殿に避難しようとしていた。

 

 

 シグレが民達を避難させていたが、黒鬼達はズン、ズンと迫ってくる。

 

 

「あぐっ!?お母さん!?」

 

 

「まずい!!」

 

 

 避難しようとしていた少女が転び、黒鬼の手が伸びる。

 

 

 そんな時、黒鬼を炎と氷が包み、半身を炭化、半身を凍結させて倒す。少女が目を開けると、そこにはホムラとギルフォードがいた。

 

 

「早く逃げな。」

 

 

「さぁて、鬼退治といきますか!!」

 

 

「ぐおおおおおっ!!」

 

 

「炎龍拳!!」ドオオオオオオッ!!

 

 

「アイススピナー!!」ビュオオオオオオオッ!!

 

 

 ホムラの炎を纏った拳とギルフォードの氷の剣による斬撃が黒鬼を押していき、巨大な黒鬼は焼け焦げ、ガチガチに凍結していく。

 

 

 しかし、残った黒鬼の1体は倒れた同族の亡骸を捕食していくと、ボギュ!ボギュッ!と嫌な音を立てながら変化していき、山並みに巨大な身体へと変貌していった。

 

 

「デカ過ぎだろ、これは。」

 

 

「こんなの普通じゃありえない。」

 

 

「お二方、ここは拙者が!」

 

 

 シグレが自身の愛刀を抜こうとした時、黒鬼が小山並の拳を振り上げてシグレを潰そうとしたが、ホムラが咄嗟に彼女を庇い、大事には至らなかった。

 

 

「負けるかよ!炎龍脚!!」

 

 

 ホムラの飛び蹴りが黒鬼を後ろに吹き飛ばすが、黒鬼はホムラを潰そうと両腕を振るう。

 

 

 咄嗟に躱す事が出来たが、体勢を崩してしまったホムラを黒鬼が踏み潰しに掛かったその時。

 

 

「攻式 壱之型 鬼雁(おにがり)。」ビュンッ!

 

 

ズバッ!!

 

 

「「「!!?」」」

 

 

 黒鬼が一撃で両断され、斬撃が飛んできた方向を見ると、そこには黒い刀剣を腰に差しているジンがおり、彼が黒鬼を一撃で倒したらしい。

 

 

「遅くなっちまったな。悪かった。」

 

 

 巨大な黒鬼を倒しながらも、民を心配するジンにホムラは驚いて見ていたのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 翌朝、ホムラ達はジン達に見送られてタカマガハラを発つ事になった。

 

 

「世話になった。ありがとうな!」

 

 

「いや、こっちこそタカマガハラを助けてくれて助かったよ。これからどうするんだ?」

 

 

「次は海に行くつもりだ。そこで調達とかをするつもりでいる。」

 

 

「そうか。またいつか会えたら飯でも食おう。」

 

 

「おう!」

 

 

 ホムラとジンが拳を合わせると、ホムラ達はタカマガハラを旅立ったのであった……。




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