ジン達と別れてタカマガハラを出たホムラ達3人は、海を目指して群島国家フォートラフスに向けて、旅を続けていたが、その道中で異獣に襲われていた村を助けたりしていた。
そんな中、ホムラ達は山の中で生き倒れていた1人の男に食事をご馳走していた。
「いやぁ、悪いな!助けてもらった上に飯まで食わせてもらってよぉ!」
「いや別に良いんだけど、身体なんとも無いんですか?えっと……。」
「おうよ!名乗りがまだだったな。俺はロジャーだ。フォートラフスで暮らしてるんだが……いやぁ、気付いたら山ん中で寝てたんだわ!がはははは!」
「ギル……この人って。」
「あぁ、俺も分かった。」
「私も分かったんだけど……この人。」
「「「(自由すぎる!!?)」」」
自由すぎる男、ロジャーに内心驚くホムラ達。
「そういえば、お前ら何処目指してるんだ?」
「俺達フォートラフスに行きたいんだ。そこで船に乗って旅をするんだ。」
「そうだったのか!よし、なら俺もフォートラフスに帰ろうと思ってた所だ!4人で行こうぜ!がはははははは!」
「自由すぎる。」
「そ、そうだね、ギルくん。」
豪快に笑うロジャーにギルフォードとレベッカは、苦笑するも4人でフォートラフスに向かうことにした……。
◆◆◆
自由な男ロジャーを連れて、フォートラフスに向かったホムラ達は、群島地帯の1つにある島に向かったのだが、その島は何故か薄暗く活気がなかった。
「何だ、この島?」
「何だか皆さん、元気がないですね。」
「おい、どうした。何かあったのか?」
「ん?あぁ、ロジャーさんか。帰ってたのか。」
「おう。そんで何かあったのか?島に活気がねぇが。」
ロジャーが尋ねると、島民の男性が答えた。
「海の異獣、“シー・サーペント”が暴れてんだ。船が出せなくて漁にも出れねぇで困ってるんだ。」
「シー・サーペントか。そりゃあ面倒だな、あの“跳ねっ返り”が何もしないわけねぇし……よし分かった!なら俺に任せとけ!シー・サーペントを蹴散らして戻ってくる。」
「なっ!?無茶だ!シー・サーペントは、かなり狂暴なんだぞ!?この間も海兵隊の船が潰されて!」
「俺の船なら負けねぇさ。シー・サーペントを締めて、そんで戻ってくる!悪いんだがドレークの奴に一報を頼む。“暴れるから任せてくれ”ってな。」
「「「(ドレーク?)」」」
「なぁ、悪いんだがお前ら手ぇ貸してもらえるか?大まかな事は俺がやるから、お前らは船に乗るだけでいい。」
「船に乗せてくれるのか!?」
「あぁ、俺の船に乗せてやる。助けてもらった恩も有るしな。俺の相棒も紹介するぜ。」
「ロジャーさんの相棒、ですか?」
「あぁ、今は一緒に暮らしててな。少し破天荒な所はあるが、話の分かるやつだ。着いてきてくれ。」
ロジャーに連れられて、ホムラ達は彼の家へと向かうのであった……。
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